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家に棲みついたゴキブリの対策方法とは?被害事例や予防策などもご紹介

公開日:2022.2.1 更新日:2024.4.5
家に棲みついたゴキブリの対策方法とは?被害事例や予防策などもご紹介

ゴキブリが家に発生すると、衛生面の被害・健康上の被害・経済的な被害が発生します。また、あの黒々としたフォルムを見るとゾッとしてしまう方も多いはず…。

この記事ではそんな厄介なゴキブリが家に出た場合の対策方法と、根本的に家に侵入させないための対策方法を解説しています。
あわせてゴキブリの被害がどんなものかも紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。

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1. ゴキブリによる被害とは?①

ゴキブリによる被害についてご紹介します。①

キッチンの排水口の写真

被害として、あげられるのは、ゴキブリが持ち込む雑菌や細菌による衛生面の被害です。

ゴキブリが屋内に侵入する経路として、よく窓や勝手口などが挙げられますが、もっとも多い経路としては。じつは排水口や流し台のシンクなのです。排水口や流し台のシンクは、常にしめっているため、雑菌や細菌の温床です。

これらの場所を通過してきたゴキブリが屋内に侵入すれば、自ずと雑菌や細菌も持ち込まれてしまい、私たちが食べる食料にうつっていくのです。その持ち運ばれた菌は食中毒を引き起こすサルモネラ菌のほか、赤痢菌やチフス菌があり、さまざまな病気の要因となります。

また、ゴキブリのフンや死骸が呼吸の際に体内に取り込まれて、喘息やアレルギーの原因となることが確認されています。流し台などを清潔に保って、ハーブなどを利用していても、ゴキブリが侵入してしまうことがあります。家の中で1匹でもゴキブリを見かけたら、実際には巣が作られて、何十匹のゴキブリが潜んでいるといいます。この場合、ゴキブリの巣から駆除が必要です。最近では、市販の薬剤で巣から駆除できるものがあるので活用するといいでしょう。

2. ゴキブリによる被害とは?②

ゴキブリによる被害についてご紹介します。②

ゴキブリが動いている絵

意外に思われるのが、経済的な被害です。ゴキブリは雑食のため、紙なども食い散らかします。そのため、貴重な古書や絵画のような美術品に被害が出ることが考えられます。

また、温かい場所を好むので、冷蔵庫などの電化製品の裏側に潜んでいることもしばしばあります。電化製品の裏側で、ゴキブリが大量発生すれば、コンセントやケーブルといった配線に影響が出て、電化製品の故障にもつながります。

さらに飲食店の場合は、ゴキブリが発生したとのうわさが流れると、店の評判を落としかねません。悪い評判によって店の経営が立ち行かなくなることも考えられるのです。

製薬会社の行ったあるアンケート調査では、9割の人がゴキブリを見た飲食店には二度と行かないと回答しているそうです。

大量のチャバネゴキブリがコンセントの中に入り込んだ結果、20平方メートル四方の飲食店が燃焼した火事の事例も報告されています。東京消防庁の調査によると、そうした生物が原因となった火災は、ねずみやペットによるものなども含めて、東京だけで年間20件程度あります。ゴキブリが原因であるものはその中の数件というところでしょうが、件数がわずかであってもゴキブリが原因で起こる火災があることは間違いありません。

3. ゴキブリへの対策方法①

家の中で発生してしまっているゴキブリへの対策法

ゴキブリがゴキブリ取りに入っていく絵

ゴキブリは本来は野外に生息するものですが、エサや寒さから逃れるためなどの目的で人家に侵入してきます。
その結果、家の中に住み着いてしまうこともありますが、ゴキブリがもともと外から来るものであることを踏まえると、ゴキブリ対策では、現状家の中にいるゴキブリを駆除することと、新たにゴキブリが入ってこないようにすることの2点が重要になります。

ドラッグストアやホームセンターなどを訪れると、さまざまなゴキブリ対策製品が並んでいますが、オススメはベイト剤です。ベイト剤は、駆除された死骸を通じて仲間のゴキブリを二次的に駆除することもできるなど、大変、効率の良い駆除が可能です。そのため、プロの業者が使用する薬剤もベイト剤が主流になっています。

ゴキブリを直接的に駆除するにあたって、スプレー式殺虫剤は1匹1匹、見つけるたびに駆除をしていく、ということですから非常に効率が悪いのでオススメはしません。今、目の前にいる一個体を退ける対処療法としては良いのですが、ゴキブリが家に住み着いている状態では、スプレー式殺虫剤だけで完全な駆除を目指すのはムリがあります。

4. ゴキブリへの対策方法②

ゴキブリの被害を防ぐ最大の方法は、ゴキブリが家に入ってくるのを防ぐこと

扉を閉めている写真

意外かもしれませんが、ゴキブリは開いている窓や玄関のドアから、ごく普通に入ってきていることが多いのです。そのため、窓やドアを開けっぱなしにするのをやめ、開閉時に少し注意するだけでもリスクを抑えられます。

しかし、ゴキブリは非常に小さな隙間からでも侵入が可能である、というのが問題です。幼虫であれば1.5mmでも隙間があれば侵入できます。排水口付近や、換気扇、エアコンの室外機へ続くホース周辺など、住まいのあちこちにある隙間が侵入口になりえます。

排水口・換気扇といった水・空気の出入りが必要な場所には、網目が1.5mm以下のネットを張ります。キッチン・水まわり用の丈夫なネットを使いましょう。水まわりやエアコンなどのパイプ導入部などは、プラスチック・金属製の板、すき間補修用のパテを使って埋めていくといいでしょう。

ゴキブリの巣は、蜘蛛の巣や蜂の巣のように形があるものではなく、隙間などにゴキブリが密集して生息する場所ができるというイメージです。5~10mm程度の隙間を好むので、エサや水の近くであるキッチンのシンクの裏側などがよく選ばれます。ゴキブリ対策は、侵入を防ぐことももちろん大事ですし、侵入したゴキブリが住み着きやすい環境にしないことも重要です。

5. ゴキブリの被害と対策まとめ

ここまでご紹介したゴキブリによる被害と対策方法についての情報のまとめです。

ゴミ捨て場の段ボールの写真

ゴキブリは繁殖力だけではなく生命力も非常に高い生き物です。ゴキブリが発生するだけで、衛生面の被害、健康上の被害、経済的な被害をもたらします。

ゴキブリは必ず外から入ってくるので、まずは侵入経路を完全にふさいでゴキブリの侵入を防ぎます。しかし、すでに住み着いている可能性も考えられるため、次は屋内のゴキブリを駆除。そして、ゴキブリが嫌う環境を整えましょう。

ゴキブリは狭い場所に潜むのが好きで、特に約5ミリ幅の場所を最も好むといわれています。段ボールの隙間の幅はちょうどそのサイズで、保温性もあるのでゴキブリには最適な環境です。不要になった段ボールは早急に捨てるようにしましょう。

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