悪質な蜂駆除業者の被害に遭わないためには?業者を見分けるポイントを紹介
公開日:2024.8.2
蜂の駆除は安全な生活環境を保つためにも欠かせない作業ですが、悪質な駆除業者に依頼してしまうと、さまざまなトラブルに発展しかねません。
この記事では、悪質な蜂駆除業者の見分け方や被害を防ぐためのポイントを紹介します。
蜂の駆除は安全な生活環境を保つためにも欠かせない作業ですが、悪質な駆除業者に依頼してしまうと、さまざまなトラブルに発展しかねません。
この記事では、悪質な蜂駆除業者の見分け方や被害を防ぐためのポイントを紹介します。
悪質な蜂駆除業者によるトラブルとして、不当に追加料金を請求されるケースが挙げられます。
悪質業者によく使用される手法は、防護服使用料を請求するものです。
そもそも蜂の駆除に防護服を着用するのは基本であり、多くの優良業者は防護服使用料を基本料金に含んでいます。
しかし、悪質な業者の場合は防護服使用料を基本料金に含まず、数千円から数万円を追加で請求する場合があります。
また、蜂の駆除が難しく特別な薬剤を使用するなどの名目で、高額な料金を請求するケースもあるので注意が必要です。
薬剤の違いは素人にはわかりにくいので、同じ薬剤を使用しているにも関わらず特別な薬剤使用料を請求してきます。
見積もりの段階でどのような薬剤を使用するのか、特別な薬剤を使用する場合はあるのかを確認しておくと良いでしょう。
さらに悪質な業者は、見積もりの段階で示さなかった費用を追加で請求するケースがあります。
例えば思っていたよりも巣が大きい、蜂の数が多すぎるなど、勝手に作業を追加されてしまう場合です。
悪質な業者ほど、蜂の駆除費用の料金体系を複雑にする傾向があります。
現地調査で正確な見積もりを取る業者や、見積もり後の追加料金がない業者を選ぶようにしましょう。
悪質な蜂駆除業者の特徴として、過剰に危険性を煽ってくるといった点があげられます。
特に、無料で点検を行うなどと謳い、突然訪問してくる業者には注意しましょう。
屋根の近くや軒下など、住人が見えない箇所に蜂の巣があるなどの言いがかりをつけ、駆除費用を請求してくる可能性があります。
そういった業者は過剰な危険性を煽り、住人にプレッシャーをかけて断りづらい雰囲気を作ります。
よくある詐欺の手口なので、突然訪問してくる業者は家に上げないことを心がけてください。
また、こちらから依頼した業者であっても、すぐに信頼してしまうのは危険です。
多くの優良業者は事前に現地調査を行い、正確な見積もりを出してくれます。なかには写真を見せて蜂の巣の数や、位置まで教えてくれる業者もいます。
反対に、悪質な業者は現地調査を行わずにすぐ作業し、追加で費用を請求するのがよくある手口です。
事前調査を行わない業者や、作業内容の説明がない業者は避けたほうがよいでしょう。
悪質業者の多くは、ホームページや電話番号を持たない、名刺を渡さないなどの特徴もあります。
蜂の駆除を業者に依頼しようと思ったら、まずインターネットで名前を検索し、ホームページや会社概要、口コミをチェックすることをおすすめします。
悪質な蜂駆除業者を避けるためには、事前に市場の相場を把握しておくことが大切です。
蜂駆除の費用は、住んでいる地域や業者によって大きく異なります。平均的には2万円前後が相場ですが、蜂や巣の数によっても違いが出てきます。
相場よりも高く、5万円以上の料金を請求してくる業者には注意が必要です。
料金が高いのは、そもそもの基本料金が高い場合と、作業内容が不当な場合があります。
本当にその料金が必要なのか見積書を見せてもらい、不要な作業が含まれていないか確認しましょう。
例えば、防護服使用料や特殊薬剤使用料などの記載がある場合は注意してください。
なぜ防護服使用料が基本料金に含まれていないのか、特殊な薬剤を使用する必要はあるのかなど、見積もりの段階で業者に確認しましょう。
また、相場よりも安すぎる価格で駆除を行う業者にも注意してください。
見積もりを行わずに低価格を提示し、あとから追加料金を請求される場合があります。
不当な請求をされないためには、見積もり後の追加料金があるのかを確認しておくことが大切です。
優良な業者であれば、見積もりの内容を説明してくれ、なおかつ分からないところは丁寧に質問に答えてくれます。
見積もり内容を聞いてもはぐらかしてくるような業者は避けたほうが賢明でしょう。
悪質な蜂駆除業者から被害に遭った場合は、まず消費者センターへ相談しましょう。
各都道府県には消費者センターが設置されており、商品やサービスなどの生活全般に関する苦情や相談を受け付けています。
蜂駆除業者に関するトラブルも相談できるため、被害に遭ったら早めに問い合わせすると良いでしょう。
消費者センターでは、トラブル解決のアドバイスを行っています。場合によっては、業者へ直接介入して解決をサポートしてくれることもあります。
もし消費者センターでも解決ができない場合は、法的な手続きを検討するのも1つの手段です。
弁護士に相談することで、民事訴訟など法的な対応を取ることができます。しかし弁護士に相談するには費用がかかるので、躊躇してしまう人も多いでしょう。
費用を出すのが難しい場合は、無料で相談できる弁護士を探したり、法テラスの無料相談を受けたりするのがおすすめです。
また、トラブルを解決する際に重要になるのが記録や証拠です。
契約書や見積書などはすべて保管しておくと、トラブルの際にスムーズに対応できます。
電話での会話が証拠となる場合もあるので、可能であれば通話を録音しておきましょう。
業者の態度が不安な場合は、駆除対応時の会話も録音しておくことをおすすめします。
優良な蜂駆除業者を選ぶためには、複数の駆除業者に見積もりを依頼することが重要です。
相見積もりを取ると、業者それぞれの作業内容や費用がわかります。他の業者には含まれていない作業が入っていた場合は、本当に必要なのかを業者に確認するのも可能です。
おおよその費用相場もわかるため、高すぎる・安すぎるなどの業者を取捨選択できます。
蜂の駆除費用は、蜂の巣の数や現場の被害状況によって異なります。蜂の巣が高所に付いている場合は、足場代などがかかることもあるでしょう。
相見積もりを出してもらうことで、被害状況や相応の費用もおおよそ確認できます。
複数の蜂駆除業者から見積もりをとる際は、少なくとも3社以上に依頼するのがおすすめです。費用や作業内容などを考慮し、見積もりを検討したうえで納得のいく業者に依頼ができます。
また、複数の業者に見積もりを依頼するメリットとして、業者の対応の違いをチェックできることも挙げられます。
問い合わせ窓口の電話やメール、現場での業者の対応もしっかり確認しておきましょう。さらに、訪問してくる担当者の身だしなみや言葉使いなども見ておくのがおすすめです。
最後まで気持ちよく依頼するためにも、対応が丁寧でしっかりとした業者を選びましょう。