車のガラスを交換する時の費用や業者について疑問を解決！

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1. 車のフロントガラスが割たら修理？それとも交換？

車の窓ガラスの修理・交換の目安を事例つきで紹介。一番のポイントは傷の大きさ！

車のフロントガラスは、強化ガラスが使用されているドアやリアガラスと違い、投石などの外部からの衝撃で傷やヒビが入ってしまうことがあります。

その際、業者に対応を依頼することを検討すると思いますが、修理で済むのかガラス自体を交換しなければならないのか気になりますよね。判断する際の目安ですが、傷の大きさが500円玉サイズ以上の場合は、ガラス交換になると考えた方がよいでしょう。

ただし、傷が深かったり、10〜20cm程度の場所などガラスのエッジ部分の傷だと、いずれひび割れが拡大してしまう可能性があり、傷のサイズは小さくてもガラス交換が必要な事例もあります。もし、業者や販売店などのプロからガラス交換を進められた場合は、たとえ費用がかさんでしまっても今後の運転の安全性のために、フロントガラスの交換を行なった方がよいでしょう。

なお、最近では車のフロントガラスにクリアプレックスなどの飛び石対策フィルムの取り付けを行なう事例も増えて来ています。高速道路をよく使用する、飛び石などでフロントガラスに傷がついてしまう状況に遭遇しやすい方の場合は、傷がつくたびにフロントガラスの修理・交換を行なうと費用もかさんできます。フィルムの取り付けはガラス交換よりも費用が安く済むため、一度検討してひとつの手です。

2. 車のガラス交換はどうやって行うの？

割れてしまった車のフロントガラス。交換方法と必要な工具の紹介

傷ついた車のフロントガラスを交換したい場合の作業方法について紹介します。

まず始めに、ワイパーやフロントカウルなど、ガラスの取り外しに邪魔になるパーツをラチェットレンチやマイナスドライバー、ワイパーリムバーなどを使って外して行きます。次に、フロントガラスのモールを取り外して行きます。ボディーに接着されてしまっているタイプの場合は、カッターで切り取りながら外していきましょう。

次に、接着剤専用のL型カッターを使って、フロントガラスの上部や左右の接着面を切断していきます。ガラスの下側については接着面は深い位置にあるため、ピアノ線などを使うとよいでしょう。接着剤を除去した後は交換用ガラスの周りにモールを埋め込んでいき、ガラス用接着促進剤をガラスのボディーとの接着面に塗布していきます。そして、この後に使用する接着剤の粘着性促進、及びサビを防止するため、ボディー用プライマーを塗ります。

車ガラス用の接着剤は水漏れ防止のためガラスの下側部分から塗布して行きます。その際、充填用ガンに接着剤を装着すると作業がしやすいでしょう。なお、交換用のフロントガラスは接着剤塗布後、10分以内にボディに取り付けるようにしてください。また、ここまで紹介して来た車のガラス交換方法の中で使用する工具についてはホームセンターで入手可能です。交換用のガラスについては、専門店に問い合わせてみるとよいでしょう。

3. 車の種類によってガラス交換にかかる時間は変わる？

車や使用されているガラスの種類によって、ガラス交換にかかる時間は変わる！

特に頻繁に運転する人の場合、車のガラスの交換が必要となった時に作業時間がどれくらいかかるものなのか気になるものです。

専門業者やカーディーラーなどに依頼した場合、ガラスの交換作業自体は数時間から半日程度で終了することが多く、長くても1日以内には完了するケースがほとんどです。ただし旧車の場合は、純正品のガラスの生産が終了していたり、外国産の車やガラスを普段は取り扱っていない自動車ガラス専門店もあります。

そうしたケースでは、あなたの車に合ったガラスの取り寄せなどで別途時間がかかってしまう場合もあります。なので、専門店以外にもカーディーラーや正規代理店など複数の窓口で相談し、より早く対応してくれる場所を探すことも大切となってきます。

なお、車のリアガラスの交換については熱線が貼られているため、フロントガラスと比べても作業の難易度が高く、その分時間もかかってきます。フロントガラスよりおおよそ2時間程度は多く作業時間を見積もった方がよいでしょう。サイドミラーの場合は30分〜1時間程度で交換作業が完了することがほとんどです。ただし、いずれの場合も専門店にパーツの在庫があってすぐに対応が可能なケースのみなので、注意が必要です。

4. 車の一般的なガラス交換費用について

車のガラス交換費用。業者に依頼した場合の相場は車種やガラスの種類によって変わる！

フロントガラスを始め、投石やヒビなどで車のガラス交換が必要となった場合、やはり気になるのは費用のこと。業者に交換を依頼する場合、費用の相場は車種とガラスの種類によって変動してきます。

まず、ガラス交換の際に最も一般的な、カーメーカーの純正ガラスの場合は軽・小型自動車で90,000円から、中型乗用車では100,000円から、大型乗用車では130,000円からが相場となります。次に、クールベール・エンジェルガードなどの高機能断熱ガラスの場合は軽自動車で80,000円から、小型自動車で90,000円から、中型乗用車では100,000円から、大型乗用車では130,000円からが相場です。

なお、国内のトップブランドが自社で開発しているガラスや、東南アジアからの輸入品ガラス、中古品ガラスの場合は、純正ガラスの相場より15,000〜40,000円ほど費用が安くなることがあります。

なお、もしガラスの交換対象となる車に車両保険がかけられている場合は、カーメーカーの純正ガラスや、クールベール・エンジェルガードのような高機能断熱ガラスに交換することをオススメします。また、特に中古品ガラスについては、費用が抑えられる反面、あなたの車に合ったガラスが見つからなかったり、取り寄せに時間がかかってしまうケースもあるため、注意が必要です。

5. 車のガラス交換なら販売元？それとも町の業者？

車のガラス交換の依頼先。町の業者を選んだ場合のメリット・デメリット

車のガラスを交換する必要がある場合、カーディーラーや自動車修理工場、町のガラス専門業者など、どこに依頼するか悩む人も多いと思います。

この3つの選択肢の中では、費用・時間を考慮すると一番早く安価で済むのは町のガラス専門業者です。なぜなら、カーディーラーや自動車修理工場に依頼した場合でも最終的に提携しているガラス専門業者に卸すことも多いためです。

なので間に別の業者が入る分、車を預けてから修理が完了して手元に車が戻ってくるまで時間や中間マージンといった費用が、直接ガラス専門業者に依頼する場合よりも多くかかってしまうのです。

また、ガラス専門業者に依頼する場合は、国内トップブランドの自社開発ガラスや東南アジアからの輸入品、中古品など、純正品以外のガラスを使用して交換費用を安く抑える方法についても相談しやすいというメリットもあります。

ただし、特に純正ガラスへの交換を希望しているケースでは、生産終了している年式や外車など、取り扱いのない車種については町のガラス専門業者では交換対応ができないこともあります。なので、交換を依頼する際は、町のガラス専門業者でガラス交換が可能な車種や年式、メーカーかどうかを確認しましょう。不可能であれば、ディーラーなどに連絡するし、ガラス交換を行う方法を取るのもひとつの手です。

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