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単板引き戸の雨戸とは?

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.5
単板引き戸の雨戸とは?

賃貸物件や昔ながらの日本家屋によく見られる、引き戸形式のタイプです。単板引き戸はシンプルな板状の雨戸を2、3枚並べて使う物です。戸袋の設置場所を取る、雨戸自体が重く開閉に手間がかかる、閉めた際に暗くなってしまう、といった理由から、最近の住宅では採用される機会が減っていますが、価格が安いというメリットがあるため、設置価格を抑えたい方には適しています。アルミやスチールなどの金属製の他、古い日本家屋では木製の物も使用されています。

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1. 単板引き戸の特徴

デザインもシンプルなので大きな特徴はこれといってありません。

単板引き戸の雨戸の写真

雨戸と聞いて真っ先にイメージされるのはこのタイプではないでしょうか。シンプルな板状の雨戸を左右にスライドして開閉します。光も風も通さないため、すべて閉じると室内が真っ暗になってしまいますが、構造がシンプルですので、雨戸の交換の費用を抑えたいときにおすすめの雨戸になります。

厳しい自然環境にさらされる雨戸は、老朽化や不具合などで取り替えるケースも多い建具のひとつです。メーカーの商品には、既存の枠をそのままいかして、パネルだけを新しく取り替えることができるもの、1枚だけの取替えも可能なタイプもありますし、既存の窓サッシに外壁の上から取り付けられるタイプなども揃っています。

さまざまな雨戸枠にも対応できる商品もあるので、設計担当者と相談の上、設置する場所の条件に合った商品を選ぶようにしましょう。

最近のメーカー商品をみてみると、横引きの雨戸だけでなく、洋風の外観デザインにも馴染むような両サイドに引くタイプや折れ戸タイプの雨戸などもみられます。折れ戸タイプは戸袋のスペースを確保する必要がないのがメリットで、両サイドに引くタイプは、外観のアクセントとなるものもみられます。

2. 単板引き戸のメリット

メリットはシンプルな分、他の雨戸と比べると比較的安価な所です。

アルミ製の単板引き戸の雨戸の写真

単板引き戸は他のタイプよりも価格が低いため、設置費用が抑えられるという大きなメリットがあります。雨戸を設置する最大の目的がこの防風効果ではないでしょうか。

アルミサッシが誕生してからというもの、サッシ自体に雨が家の中に吹き込まないようにする効果があります。ですので、雨が降ったからといってわざわざ雨戸を引き出すことは少なくなりました。けれども、台風のような暴風が吹くときには、折れた木の枝やどこかの家の瓦が外から飛んできて、窓ガラスが割れてしまう可能性があります。家の中に割れたガラスが入り込むことも危険ですが、割れたガラスが暴風で外に吹き飛ばされてしまうと、近隣の人の迷惑になるだけではなく、ケガの原因ともなりますので非常に危険です。そのため、沖縄など台風の多い地域ではこのタイプの雨戸がついている家が多いです。

また、共働き家庭が増える中、空き巣の被害が増え続けています。空き巣の手口は様々ですが、窓ガラスを割って侵入する場合が多いため、雨戸を閉めておくことが犯罪を未然に防ぐことにつながりやすいといえます。雨戸は単に窓を覆っているのではなく、内側から鍵が掛けられるようになっています。そのうえ、雨戸は簡単にはこじあけにくく、高い防犯効果があるといるでしょう。

3. 単板引き戸のデメリット

雨戸自体が重く、開閉に手間がかかるのが1番のデメリットでしょう。

単板引き戸の雨戸の写真

単板引き戸の雨戸を収納する戸袋は、当然ながら雨戸の大きさが必要になりますので、場所をとってしまうことや、開閉に手間がかかること、閉めると部屋が暗くなること、そして雨戸の開け閉めの際にはいったん窓を開けなければならないなど、デメリットが多いため最近では採用される機会が減少しています。

せっかく設置していても、開け閉めが大変であることから、結局利用していないという家もあるようです。また、引き戸タイプのシャッターは戸袋が大きく、建物の印象を変えてしまう可能性があります。建物のデザインにも影響がでる点も大きなデメリットといえるでしょう。

雨戸は設置したいけれども、家のデザインに影響があるのは困るという場合は、工務店とよく話し合って選ぶようにしましょう。

雨戸を設置するには、当然ですがお金がかかってしまいます。雨戸を取り付ける窓の数が多ければ、さらに高額になります。また、雨戸は、引き戸タイプやシャッタータイプなど、種類によって価格が違います。大きさや取り付け工事費なども異なってきます。防犯や防風効果を考えると、予算の許す限りすべての窓に設置したいところですが、まずは掃き出し窓などの大きな窓から設置を考えてみましょう。

4. 単板引き戸の相場はいくら?

単板引き戸の相場は安価な方ですが、大きさによっても価格は変わります。

費用相場のイメージ写真

雨戸は、窓用シャッターと比べると本体価格が低めですが、後付けする際にはレールや戸袋などを設置する工事が必要になり、合計費用は約2万円~15万円です。

シンプルな単板引き戸タイプよりも、ルーバータイプや折れ戸タイプのほうが高価な傾向があり、また雨戸のサイズが大きくなるほど費用がかかります。ちなみに一戸建てやアパートなどで、2階以上の窓に雨戸やシャッターを新設する場合は、足場の設置が必要となる可能性があります。足場の設置費用は業者によって大きく異なることがありますので、なるべく複数の業者に見積もりを依頼し、トータル費用を比較してみると良いでしょう。

費用を徹底的に抑えたい、という場合でしたら従来から使われている単板引き戸タイプの雨戸がベストです。

単板タイプは、価格は手頃ですが、閉め切ると通気性などが損なわれてしまいます。ルーバー型は、風通しなどを確保しつつ雨戸のメリットが得られますが、価格は単板タイプより高くなります。また、電動シャッター雨戸は便利な反面価格が非常に高く、故障などのトラブルも手動シャッタータイプに比べて多くなる傾向があります。ご自宅の現況やご予算に合ったタイプの雨戸を選んで、失敗のないよう取り付けましょう。

5. 単板引き戸の情報まとめ

ここまでご紹介した単板引き戸に関する情報をまとめてご紹介します。

木製の単板引き戸の雨戸の写真

ここまで、様々な情報をご紹介しました。単板引き戸だけに限りませんが、物にはそれぞれメリットとデメリットが必ず存在します。そのため、その点を踏まえていかに自分の希望、望みに合った物を選ぶかが重要なポイントだという事が言えます。そのためにはまず、しっかりと情報を集めておく事が重要になるため、下調べをしっかりと行っておくようにしましょう。また、金額の面でも余裕を持って準備しておくと安心できるため余裕を持って準備をする事をおすすめします。

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