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洗面所の水トラブル。解決するための手順・注意点

公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.2
洗面所の水トラブル。解決するための手順・注意点

洗面所での水トラブルを解決するにはまず原因の特定!注意すべきは水漏れです。この水トラブルが起きてしまった時に解決する手順としてはまず原因を特定しなくてはいけません。その上で原因に合った対処をしていきましょう。一番注意すべきは水漏れですので、トラブルが起きたら真っ先に止水栓(元栓)を締めましょう。ここからは洗面所で水のトラブルが起こる原因から自分で修理する方法、業者に依頼した時の費用相場などをまとめて紹介しますのでお困りの際の参考にして頂ければ幸いです。

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1. 洗面所の水トラブル。故障かな?と思ったらチェックするポイント

洗面所で水のトラブルが起こった時に故障かどうかのチェックポイントをご紹介

洗面台の水があふれている写真

ここで蛇口をひねっても水が出ない時にチェックするポイントは他の蛇口です。

浴室やキッチンの蛇口から普通に水が出ていたら洗面所の蛇口が故障という事になります。逆に他のどこの蛇口からも水が出ない場合は断水、給水管の破損の可能性が大きくなります。

マンションなどの集合住宅にお住まいの方で水圧が弱くなっている場合も同様にチェックして下さい。他の蛇口も水圧が極端に低下している場合は、増圧ポンプの故障が疑われます。洗面所の排水口から水が流れなくなった時も他の水回りをチェックしましょう。

他の場所では詰まってない、に問題がない場合は洗面所の排水口だけがつまっていることが分かりますし、他の場所も流れなくなっている場合は地中に埋まっている排水管の奥に何らかのトラブルが発生したことが分かります。

あとは臭いもチェックして下さい。家全体に卵の腐ったような臭いが充満していると水回り全体のトラブルの可能性が高くなります。

洗面所の下から水が漏れている場合は止水栓を締めて排水パイプを雑巾などで拭いたあと目視でヒビや割れがないかチェックしましょう。絵具などで少し水に色を付けて流すことで排水パイプのどの部分から漏れ出しているか容易に特定できます。

2. 洗面所で起きる水のトラブル。主な原因は?

洗面所での水トラブルの主な原因は髪の毛やヘアピンなどの異物です

洗面台の排水口が髪の毛でつまっている写真

洗面所で最も多いトラブルが排水口のつまりです。

朝や出かける時などに洗面台で髪の毛をセットする方は多いですね。その際に抜け落ちた髪の毛が排水口の中に落ちてつまりを引き起こします。

正確に言うと髪の毛自体は非常に細いのですぐにつまるという事はないのですが、その髪の毛に歯磨き粉などの残りカスが付着して雑菌やカビが繁殖しバイオフィルムを形成することでつまりの原因となります。これはヘアピンや剃った後の髭も同じで、それ自体が温床になるという事です。

洗面所の下から水漏れが起こった場合は、排水パイプやゴムパッキンの劣化が原因と考えられます。管理状態により若干の差はありますが、ゴムパッキンの耐用年数は5~7年ほど、排水パイプの耐用年数は7~10年ほどです。それを超えて使用しているとヒビや割れが起こり、水漏れすることがままあります。

蛇口から水が出ない場合は、蛇口の中の汚れによるつまりが原因と考えられます。水に含まれるミネラルの一部が石灰化して徐々に水の通り道を塞いでいきます。また給水管内のサビが水と共に流れてきて蛇口でつまることもあります。逆に水が止まらいトラブルでは蛇口の中の部品であるコマやケレップ、それを押さえているスピンドルの破損が原因である可能性が高いです。

3. 洗面所で水のトラブルが起きた!自分で出来る修理方法

トラブル別の修理の手順とそれに必要なアイテムを分かりやすくご紹介

ブラシで洗面台の排水口を掃除している写真

ここでのつまりを修理する方法とその為に必要なアイテムを紹介します。

用意するものはゴム手袋(ビニールでも可)、マスク、歯ブラシ、ワイヤーブラシ、重曹、クエン酸(お酢)です。ちなみに手袋とマスクは衛生上の観点からどの作業でも必要です。

ではさっそく手順を紹介します。まず洗面台の水位が全く下がらない場合は排水口にワイヤーブラシを出来るだけ奥まで入れて、上下に細かく動かしながらゆっくりと引き抜いてみましょう。2~3回繰り返して水位が徐々に下がれば水が完全に抜けるまで待ちます。

その後排水口の周りに山を作るようにして重曹を盛りクエン酸をふりかけます。その上からぬるま湯をかけていくと泡が出始めます。5分程度待ってから歯ブラシやワイヤーブラシを使い届く範囲で良いので排水口の中を掃除します。水が流れるようになれば 洗面台詰まりは 修理完了です。

それでも流れない場合や水漏れの場合は排水パイプの交換修理となります。用意するものはいらなくなったバスタオル、スパナ(モンキーレンチでも可)、交換用のパイプです。まず洗面台に残っている水を出来るだけ抜き、パイプの周りにタオルを敷き詰めます。レンチを使いナット部分を回しパイプを外したあと新しいものと交換すれば完了です。交換用のパイプやホースを購入する際は外した現物を持参していくと確実です。

4. 洗面所で水のトラブルが発生!業者に依頼した場合の費用相場

費用の相場を個別にご紹介!部品の交換は4,000円、一般的なつまりは7,000円

水漏れの絵を描いている写真

洗面所の修理を業者に依頼した際の費用相場は作業内容により大きく変わってきます。

まず蛇口の部品交換でしたら費用の相場は4,000円です。蛇口自体を交換する場合は3,000円+商品代金となります。蛇口の値段はメーカーや機能により様々ですが安いものだと2,000円、シャワータイプの高いものだと15,000円前後です。

排水口のつまりを業者に依頼した時の費用相場は5,000円から15,000円です。簡単なつまりの場合は安い金額で済みますが、高圧洗浄機やドレンクリーナーを使った作業の場合は35,000円以上になる事もあります。

排水パイプやホースの交換や修理を業者に依頼する費用の相場は5,000円です。

トラブルの原因が分からない場合マイクロスコープでの調査を行う事があります。その費用の相場は20,000円です。

水道業者に依頼した時の費用はほとんどの場合時間制となっています。最初の1時間で解決しなかった場合30分を経過するごとに3,000円が加算されることが多いです。そのため相場費用はあくまでも目安とお考え下さい。また依頼する業者によって出張費や見積もり費、夜間早朝割増などの金額が多めに加算されることがあります。

5. 洗面所の水トラブルを防止するための対策方法

定期的なメンテナンスが一番大事!使い捨ての排水口ネットも効果的です

水漏れしている洗面台を修理している写真

対策方法として意外に効果的なのが使い捨てタイプの排水口ネットです。ドラッグストアやスーパーなどで30枚入り700円程度で購入することが出来ます。

このネットは裏面がシールになっており排水口の上から貼り付けて使うのですが、かなりの髪の毛が排水口に流れるのを防いでくれます。ヘアピンや歯間ブラシなどをうっかり落としても排水口に流れることはありません。

しかも汚れなどが目立ってきたら剥がしてゴミ箱に捨てるだけ。交換目安は洗面所を使う人数にもよりますが3人家族で約2週間です。費用も一ヵ月当たり約46円とかなりお得です。

この排水口ネットも含めてなのですが、洗面所のトラブル対策で重要なことは異物が流れるのを防ぐことです。そのために先ほど紹介したネットなどの使用をおすすめしたのですが、それでも排水口の中は少しづつ汚れていきます。そこで大切なのが洗面台詰まり防止に効果が有るのは定期的なメンテナンスです。

ここで言うメンテナンスとは主に掃除です。2週間に一回はパイプ洗浄剤を使用して排水口の中に出来つつあるバイオフィルムを取り除きましょう。小さなお子様がいらっしゃるご家庭などでパイプ洗浄剤に抵抗のある方は、重曹とクエン酸でも代用できます。布を巻き付けた菜箸などで手の届かない奥の部分をこすり洗いする方法も効果的です。

6. まとめ

洗面所は毎日使う場所なので清潔を保ってトラブルなく使用しましょう

洗面所で歯磨きをしようとしている写真

今回は洗面所で起こるトラブルの原因や対策、修理方法、業者に依頼した時の費用の相場など様々な情報をお伝えしてきました。

その中で最も大切なことは、予防することで大半のトラブルは防ぐことが出来るという事です。

また、不意の水漏れを防止する観点からゴムパッキンや排水ホースは最低でも7年に一回は交換しておきましょう。

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