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庭の水道をリフォームしたい!知っておくべきことまとめ

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.3
庭の水道をリフォームしたい!知っておくべきことまとめ

庭の水道を、もっと便利で快適に使えるようにリフォームしたい!蛇口の数を増やしたり、水栓の位置を変えたりということは簡単にできるのでしょうか。業者に頼むといくらくらいかかるのでしょうか。外栓リフォームをする前に、知っておきたい基礎知識をご紹介します。

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1. 庭の水道をリフォームするということ

庭の水道のリフォームは、その用途や利便性などから大きく3つに分けることができます。

庭の植物にシャワーで水やりしている写真

1. 水道栓の場所を変える
実際の作業スペースから水栓が離れている場合や、排水溝まで遠いせいで作業後に辺りが水浸しになるなど、水道栓の位置そのものに問題があるとき。

2. 水道口を増やす
一度に何人かで使用することが多い場合、また庭が広く、複数個の蛇口を付けることで利便性をアップさせたいとき。

3. 古くなった部品を取り換える、デザインを変える
サビつきなどの老朽化した部品を交換したり、ガーデニングをトータルデザインとして一新したりしたいとき。

これらを、現在の用途と照らし合わせてみます。実際に庭の水道を使うのは、どんな場面が多いでしょうか。

・「洗う」ためが多い…車やレジャー道具、スポーツ用品から愛犬まで、外でじゃぶじゃぶ洗いたいものってたくさんありますよね。季節によっては、収穫野菜など食べものを洗うこともあるでしょう。この場合は、水道栓の場所選びが重要です。

・「遊ぶ」ためが多い…ビニールプールで水遊びなどができるのも、庭があればこそ。花火やバーベキューなど、同時にいくつかのことをする機会が多い家庭では、水道口が複数個あると便利です。

・「水をまく」ためが多い…芝生や花壇、菜園、またコンクリートの打ち水など、水をまく機会が多い家庭では、水道栓の場所に加えて機能性やデザインも気になりますね。

リフォームに取り掛かる前に、庭の使い方と水道を使うタイミングについて、家族で相談しておくとよさそうです。

2. 庭の水道リフォームにかかる費用

庭の広さやリフォームの内容にもよって変わってきます。

配管の工事を行っている写真

庭の広さやリフォームの内容にもよりますが、水道の専門業者に依頼した場合、地面を掘り返して単純に配管の向きを変える程度ならおよそ3万円からといわれます。その際、配管を延長する必要があれば、1m単位で価格が決まっているのが一般的です。

水栓を増設するときは、ジョイントや蛇口などのパーツ代と工事費で約5万円、水栓口を散水栓から立水栓に換える場合は3万円程度が相場のようです。ただし、設置場所がコンクリートであればプラス1万円ほど、また廃材処分費や運搬費が別料金の場合もあるので、事前に見積もりを取っておくことが大切です。

プロに任せると素早くきれいに完成しますが、休日などを利用して自分でリフォームできるなら、費用は相当安く抑えられます。立水栓の蛇口を交換したり、水受け部分にデザインを施したりするためのアイテムは、大型のホームセンターに行くと数千円から手に入りますし、少しずつ仕上がっていく楽しみも持てますね。

自分で手掛けるなら、場合によっては1万円程度から。業者に依頼するのであれば、部分的なリフォームであれば数万円から、複数箇所に渡る工事なら十数万円から、が一つの目安になりそうです。

3. 外用水栓の種類と特徴

庭の水道には蛇口が見えている立水栓と、全体が地中に隠れてフラットになっている散水栓があります。

庭に設置された散水栓の写真

1.立水栓……公園の水飲み場のような、水道栓が立ち蛇口が見えているタイプ

<メリット>
・水が必要なときにすぐに使える
・ホースをつなぎやすい
・デザインの変更がしやすい
・小さい子どもでも利用できる
・簡単な洗い物や水をためるのが楽

<デメリット>
・水受けや排水パンも付けるとしたら、ある程度のスペースが必要
・いたずらされる心配がある

2.散水栓……地中に埋設されていて、鉄の扉が付いているタイプ

<メリット>
・庭が狭くても邪魔にならない
・雨風にさらされないため経年劣化が少ない
・見た目がすっきりしている
・新しく配管するなら立水栓より安価

<デメリット>
・ホースをつなぐなどの作業が面倒
・上に駐車していると使えない
・小さい子どもには難しい

立水栓は、デザインを施すことで、庭のアクセントとしてオシャレな演出ができます。一方散水栓は、普段はしまっておけるため土地が有効に使えます。

また、立水栓の一つですが、家の壁に組み込まれているケースもあります。外壁に蛇口だけが見えているもので、水道管が家の中で完結しているタイプです。これなら場所もとりませんし取り扱いも楽ですが、リフォームできるのが水受け部分程度に限られます。

散水栓か立水栓か迷ったら、一般的に人気があるのは立水栓といわれます。庭での水道の使い方をイメージしながら、趣味やライフスタイルに合わせたものを選ぶのがよさそうですね。

4. DIYでできる水道のリフォームとは

公道に埋設している水道本管を庭の敷地内につなぐ工事と、それを家の各所で使えるように配管する工事は、専門業者にしかできません。

分岐する工事が施された水道管の写真

すでに引き込まれている給水管を延長したり分岐したりするものは個人でも施工可能です。ただし、専用の工具を使い、接続部の水漏れ等がないようにする技術は最低限必要です。

家庭の水道管は13㎜が標準ですが、念のため施工前に口径を確認しておきましょう。配管には取り扱いが楽で、ホームセンターでも簡単に手に入る塩ビ管がよく使われます。

給水、排水に一般的に使われているのがVP管といわれるもので、これに耐衝撃性を加えたものがHIVP管です。車が通る下に配管する場合などに用います。VP管よりも少し薄くてサイズが大きめのVU管、お湯を通す可能性がある場合は耐熱性のあるHT管など、用途に応じて使い分ける必要があります。

立水栓の水道口の位置を変えたい場合はあらかじめ穴が開いている立水柱もあります。排水部分に石やレンガを配置して自分好みにリフォームするのもいいですね。子どもと一緒に作業しながら仕上げれば、味があって長く楽しめる庭が完成します。DIYの醍醐味(だいごみ)ともいえそうです。

5. 庭の水道をリフォームする際の注意点まとめ

庭の水道をリフォームする際の注意点ご紹介します。

シャワーで庭に水を撒いている写真

1.用途を考え、利便性を確保する
庭の水道を今はどのように使っているか、将来的にどうしたいかを考えて不便な点を洗い出してみましょう。より機能的に変えるとしたらどんなプランがあるか、家族と具体的に打ち合わせておくことが大切です。

2.トータルデザインをイメージする
せっかくリフォームするのですから、仕上がりの見栄えは重要ですね。周囲との調和も考えて、水道の場所・数・高さなど、理想の庭に近づくイメージをしてみましょう。

3.予算に合うリフォーム内容を決定する
予算に余裕があれば、業者に任せてビフォーアフターを楽しむのもよいですし、手づくりでできるだけ出費を抑える工夫もまた楽しいものです。大掛かりな工事は業者に任せて、細かなデザインは自分たちで少しずつ、という併用型もアリですね。

家族が喜ぶ庭のリフォーム、プランニングができたでしょうか。水道が使える庭は、子どもから大人まで用途がいっぱいです。世界に一つだけの庭を楽しみながら作ってみましょう。なお、庭のリフォームで新しく水道を引き込む場合は、自治体への申請が別途必要になります。その工事も個人ではできず、専門業者に依頼しなければならないので注意が必要です。

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