本文へ移動

火災保険で外壁塗装はできる?適用される条件・申請手順・注意点を解説

公開日:2026.3.17
火災保険で外壁塗装はできる?適用される条件・申請手順・注意点を解説

外壁にひび割れや欠けを見つけたとき、「塗装をやり直すしかないのだろうか」と悩む人は少なくありません。突然の出費になることも多く、修理や塗装の費用をどのように準備すればよいのか分からず、対応を先送りしてしまうケースもあります。

しかし、外壁の損傷は必ずしも自己負担で直さなければならないとは限りません。台風や強風、飛来物などの自然災害が原因で外壁が壊れた場合、加入している火災保険の補償対象になることがあり、条件を満たせば保険金を使って修理や塗装を進められる可能性があります。

この記事では、外壁塗装に保険を活用できるケースや適用される主な条件、申請から保険金を受け取るまでの流れを整理し、実際に検討する際に確認しておきたい判断ポイントを分かりやすくまとめます。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

総合リフォームのROY株式会社

1.外壁塗装に火災保険が使える条件とは?

自然災害による損傷に適用される

火災保険と書かれたブロックと人形と家の写真

外壁塗装に保険を使える条件として挙げられるのが、自然災害による損傷です。外壁が壊れた原因が台風や落雷などの災害である場合、加入している保険の内容によっては補償の対象になる可能性があります。

住宅向けの保険は、大きく「住宅火災保険」と「住宅総合保険」に分けられており、どちらも基本的には火災やガス爆発などの事故を補償する仕組みになっています。

住宅火災保険では、次のような自然災害によって外壁が壊れた場合も補償の対象になることがあります。

・落雷
雷が建物に落ちたことによって外壁が損傷した場合

・爆発
ガス爆発などにより外壁が破損した場合

・風災
台風や強風で飛来物が外壁に当たり、傷や破損が生じた場合

・雪災
大雪の重みや落雪などによって外壁が損傷した場合

住宅火災保険は、名前から火事だけを補償する保険と思われがちですが、落雷や風災などの自然災害による被害も補償の対象になる点が特徴です。例えば、台風で飛んできた物が外壁にぶつかってできた傷や、落雷による外壁の破損などが該当します。

外壁の損傷が「台風・強風・落雷などの自然災害によって発生した場合は、保険の補償対象になる可能性があります。

ただし、住宅火災保険では水害(水災)や水濡れ事故が補償の対象外になる場合があります。そのため、洪水や豪雨による土砂崩れなどが原因の損傷は、補償されないケースもあるため注意が必要です。川や海の近くに住んでいる場合や、雨が多い地域に住んでいる場合は、契約内容を事前に確認しておきましょう。

一方で住宅総合保険は、上記の自然災害に加えて住宅に関するさまざまな事故も補償の対象になります。例えば、自動車が建物に衝突した場合や泥棒の侵入によって外壁が壊された場合、また、人の過失による水濡れ事故なども補償対象になることがあります。

外壁の塗装に保険が適用されるかどうかは、加入している契約内容によって異なります。まずは保険証券を確認し、どのような事故や災害が補償対象になっているのかを確認することが大切です。

ただし、どのような保険でも経年劣化や老朽化による外壁の傷みは補償の対象外です。災害とは関係のない摩耗や色あせ、カビの発生などは対象外となるため、修理や塗装を行う場合は自己負担になる可能性があります。

2.外壁塗装に火災保険を適用するための手順

まずは外壁塗装業者へ連絡

STEPと書かれたブロックが置かれたデスクの画像

外壁の修理や塗装に保険を利用する場合、最初に行うのは外壁塗装業者への相談です。外壁の被害状況を確認してもらい、補修内容を整理しておくことで、その後の申請手続きをスムーズに進められます。

また、保険申請にはいくつかの準備や手続きが必要になるため、あらかじめ流れを理解しておくことが大切です。以下の手順に沿って進めることで、必要な書類や対応を漏れなく進めやすくなります。

1.外壁塗装業者に相談する
まずは被害状況を確認してもらうため、外壁塗装業者へ連絡します。外壁の破損状況を調査してもらい、補修工事に必要な見積書や被害報告書を作成してもらうことが重要です。そのため、口コミや評判を確認しながら信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

外壁の損傷が台風や強風などの自然災害による場合は、保険申請の対象になる可能性があります。

2.被害状況の写真を撮影しておく
被害を発見した時点で、外壁の破損箇所を写真で記録しておくことが大切です。保険申請では被害状況を証明する資料が必要になるため、複数の角度から撮影しておくとよいでしょう。なお、補修などの手を加えてしまうと被害状況が確認できなくなり、保険金の減額や申請が認められない場合もあるため注意が必要です。

3.保険会社へ連絡し、書類を提出する
外壁の被害を確認したら、加入している保険会社へ連絡します。その後、見積書や被害報告書、写真などの資料を添えて申請書類を提出します。書類の記入方法が分からない場合は、自己判断で進めず保険会社に相談しながら作成すると安心です。

4.保険会社による現地調査を受ける
書類が受理されると、保険会社の鑑定人が現地調査を行います。現地調査の際は契約者本人の立ち会いが求められるため、立ち会える日時を調整しておきましょう。外壁の損傷について気付いた点や状況を説明することで、被害内容を正確に伝えやすくなります。

5.保険金の支払い決定後に工事を行う
現地調査の結果をもとに、保険会社が補償の可否や支払金額を判断します。保険金の支払いが決定した後、外壁の補修工事や塗装工事を進める流れになります。保険適用の条件や支払金額は契約内容によって異なるため、事前に保険証券を確認しておくと安心です。

3.外壁塗装に火災保険を使う前に注意するポイント

支給される保険金額は鑑定人次第

注意点、ポイント|びっくりマークの積み木の写真

外壁塗装に保険を利用する前に理解しておきたいのが、支払われる保険金の金額は鑑定人の調査結果によって決まる点です。外壁の損傷は自然災害だけでなく、時間の経過による傷みでも発生するため、どちらが原因なのかを判断する必要があります。

外壁の損傷が自然災害ではなく経年劣化と判断された場合は、保険の補償対象にならないため注意が必要です。

そのため、保険金が支払われるかどうか、また支払われる金額がいくらになるのかは、鑑定人による調査結果によって決まります。調査を担当するのは損害保険会社が任意で選んだ鑑定会社から派遣される鑑定人であり、保険会社や外壁塗装業者が直接調査を行うわけではありません。

鑑定人は、申請内容と実際の現場の状況を確認しながら調査を進めます。外壁の破損箇所や被害の範囲を確認し、自然災害による被害があるのかを判断したうえで調査報告書を作成します。その報告書が損害保険会社へ提出され、最終的に保険金の支払い可否や金額が決定される仕組みです。

また、鑑定人は損傷箇所の写真や補修工事の見積額をもとに、適正な保険金額を算出します。そのため、被害状況が分かる写真を正確に残しておくことと、現実的な補修費用の見積書を用意することが重要になります。

見積額を個人で算出するのは難しく、時間もかかるため、実績のある外壁塗装業者へ依頼する方法が一般的です。経験がある業者であれば、補修費用の見積作成や被害報告書の準備などもスムーズに進められます。

ただし、火災保険を利用した工事ではトラブルになるケースもあります。保険を使えば無料で修理できるなどと強引に契約を迫る業者も存在するため、業者を選ぶ際には施工実績や口コミなどを確認し、信頼できる業者かどうかを慎重に判断することが大切です。

4.火災保険を利用した悪質な外壁塗装業者の見分け方

「無料」と断言する業者には要注意

悪徳業者のイメージイラスト

「無料」と断言する外壁塗装業者には注意が必要です。保険を利用した工事では、外壁の損傷状況や契約内容によって補償される金額が変わるため、最初から無料になると断言できるものではありません。

外壁塗装が保険で無料になると断言する業者は、悪質業者の可能性があるため慎重に判断する必要があります。

保険の補償は、外壁の被害の程度や契約している補償内容によって変わります。そのため、事前の調査や契約内容の確認をせずに「無料で修理できる」と言い切る業者には注意しましょう。

無料を強調する業者の中には、工事を進める途中で「追加の作業が必要になった」などと説明し、結果的に高額な工事費を請求してくるケースもあります。保険金が想定より少ない場合もあるため、見積もりの段階でどの作業にいくらの費用がかかるのかを確認しておくことが重要です。

また、見積もり後に追加費用が発生しないかどうかも確認しておくと安心です。追加費用の条件が明確な業者であれば、工事中に想定外の費用が発生するリスクを抑えられます。

そのためには、現地で建物の状態を確認し、被害状況を踏まえたうえで見積もりを出してくれる外壁塗装業者を選ぶことが大切です。現地調査をせずに契約を急がせる業者には注意してください。

もし追加作業が発生する可能性がある場合でも、事前に費用の目安を確認しておけば、想定外の出費に慌てる心配は少なくなります。

また、悪質な業者を見分けるためには、工事の申込書や契約書の内容を必ず確認しておくことも重要です。不明瞭な記述や不審な内容があれば、その場で確認してから契約するようにしましょう。

特に契約書には、解約条件や追加費用に関する内容が記載されている場合があります。内容をよく確認し、不利な条件が含まれていないかを事前に確認しておくことが大切です。

5.火災保険で外壁塗装するなら複数業者へ相見積もりを

契約前にサービスの内容や費用を比較しよう

費用相場のイメージ写真

外壁の修理や塗装を保険で進める場合は、1社だけで判断せず、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。契約前にサービス内容や費用を比較できるため、工事内容と価格のバランスを確認しながら業者を選べます。

特に保険を利用した工事では、見積もりの内容や作業範囲が業者によって大きく異なることがあります。そのため、最初に相談した1社だけで契約すると、費用が相場より高かったり、必要な作業が含まれていなかったりするリスクが生じます。

外壁塗装を保険で進める場合は、少なくとも3社程度から見積もりを取り、工事内容と費用を比較して判断することが重要です。

複数の業者に見積もりを依頼すると、外壁塗装にかかる費用の目安が分かりやすくなります。相場を把握しておくことで、極端に高い価格で契約してしまうリスクを減らせます。

ただし、提示された金額が極端に安い場合も注意が必要です。必要な工程が見積もりに含まれていなかったり、施工品質が十分でなかったりするケースもあるため、価格だけで業者を選ばないようにしましょう。

見積書では、塗装範囲や使用する塗料、下地処理の内容などを確認することが大切です。耐久性や仕上がりの見た目など、外壁塗装の目的に合った工事内容になっているかを確認したうえで、費用とのバランスを判断してください。

また、複数の見積もりは業者との価格交渉の材料として活用できる場合もあります。他社の見積もりを参考にすることで、費用を調整してもらえるケースもあるため、条件を比較しながら納得できる業者を選ぶことが大切です。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

総合リフォームのROY株式会社

外壁塗装の新着記事

おすすめ記事