1.部屋の臭いの強さは法律によって6段階に分けられる
臭気強度が3を超えると周囲から苦情が出るレベル
「臭いが気になる」と感じる部屋の消臭にかかる費用は、臭いの強さや種類によって大きく変わります。そのため、ハウスクリーニング業者に依頼する前に、部屋の臭いがどれくらい強いのかを大まかに把握しておくことが大切です。
日本には「悪臭防止法」という法律があり、臭いの強さは「臭気強度」という基準で0〜5までの6段階に分けられています。臭気強度の目安は次のとおりです。
・臭気強度0:臭いを感じない無臭の状態です。
・臭気強度1:臭いを感知することはできますが、意識してようやく気付く程度のレベルです。
・臭気強度2:弱い臭いですが、何の臭いかが分かる程度のレベルです。
・臭気強度3:臭いを容易に感じることができるレベルです。
・臭気強度4:臭いを強く感じるレベルです。
・臭気強度5:臭いを非常に強く感じるレベルです。
一般的に、臭気強度が3を超えると周囲から苦情が出る可能性があるといわれています。部屋の臭いが「容易に感じるレベル」まで強くなっている場合は、ハウスクリーニング業者への依頼を検討した方がよいでしょう。
無用なトラブルを防ぐためにも、臭いが強くなる前に対処することが大切です。
2.部屋の面積と臭いの強さで消臭の費用は変わる
部屋が大きくて臭いが強ければ、12万円以上する場合も
ハウスクリーニング業者に部屋の消臭を依頼する場合、費用は部屋の面積によって大きく変わります。一般的に、部屋が広くなるほど作業範囲が増えるため、費用も高くなる傾向があります。
また、部屋の広さだけでなく臭いの強さも費用に影響します。臭いが弱い場合は比較的安く済みますが、臭いが強い場合は消臭作業の工程が増えるため、費用が高くなることがあります。ハウスクリーニングの消臭費用は「部屋の広さ」と「臭いの強さ」によって大きく変わるのが一般的です。
部屋の広さと臭いの強さによって決まる、ハウスクリーニングの消臭費用の相場は次のとおりです。
■部屋の面積が15㎡~30㎡の場合
臭いが軽度の場合(臭気強度0~1):3,000〜10,000円程度
臭いが中程度の場合(臭気強度2~3):10,000〜24,000円程度
臭いが強い場合(臭気強度4~5):24,000〜60,000円程度
■部屋の面積が30㎡~60㎡の場合
臭いが軽度の場合(臭気強度0~1):6,000〜20,000円程度
臭いが中程度の場合(臭気強度2~3):20,000〜48,000円程度
臭いが強い場合(臭気強度4~5):48,000〜90,000円程度
■部屋の面積が60㎡~120㎡の場合
臭いが軽度の場合(臭気強度0~1):12,000〜30,000円程度
臭いが中程度の場合(臭気強度2~3):30,000〜72,000円程度
臭いが強い場合(臭気強度4~5):72,000〜150,000円程度
■部屋の面積が100㎡以上の場合
臭いが軽度の場合(臭気強度0~1):50,000円程度〜
臭いが中程度の場合(臭気強度2~3):100,000円程度〜
臭いが強い場合(臭気強度4~5):120,000円程度〜
3.ハウスクリーニング業者に消臭を依頼できる臭いの種類
臭いの原因が分からない場合は臭気調査で特定する
部屋の臭いの原因にはさまざまなものがあります。臭いの原因によっては、ハウスクリーニングの専門業者では対応できない場合もあるため、事前に原因を把握しておくことが重要です。
もし部屋の臭いの原因が分からない場合は、臭気調査を行い、臭いの原因を特定する必要があります。臭いの原因によって、ハウスクリーニングで対応できるかどうかが決まることがあります。
次のような臭いであれば、ハウスクリーニングの専門業者に消臭作業を依頼できるケースが一般的です。
1.賃貸住宅で退去前後に残っている生活臭
2.部屋に染み付き、取りにくくなっているタバコの臭い
3.カビの臭いや排水臭、生ゴミなどの残留臭
4.介護による臭いや嘔吐による臭い
5.犬や猫などのペットによる臭い
6.小火のあとに残る焦げ臭さ
7.定期的な部屋の除菌・脱臭
一方で、臭いの原因が孤独死などのご遺体である場合は、いわゆる特殊清掃が必要になります。この場合は一般的なハウスクリーニング業者ではなく、特殊清掃を行う専門業者に依頼することになります。
特殊清掃は作業内容が特殊であるうえ、使用する消臭剤や除菌剤も多くなるため、通常のハウスクリーニングより費用が高くなる傾向があります。作業内容や業者によって価格は異なりますが、特殊清掃の費用相場はおよそ5万円〜70万円程度とされています。
4.消臭の費用をおさえる方法①自分で消臭する
消臭スプレーや定期的な掃除で消臭できる場合も
部屋の消臭をハウスクリーニング業者に依頼する場合、気になるのが費用です。できるだけ費用を抑えたいと考える人も多いでしょう。
費用を抑えるためには、業者に依頼する前に自分で臭いを軽減しておくことが大切です。臭いの強さが弱くなれば、必要な作業が少なくなり、費用が抑えられる場合があります。消臭作業の費用を抑えるには、依頼前に部屋の臭いをできるだけ軽減しておくことが重要です。
部屋の臭いを軽減するための方法には、次のようなものがあります。
1.こまめに換気をする
部屋をこまめに換気することで、臭いが室内にこもりにくくなります。換気をするときは、1ヶ所だけでなく2ヶ所以上の窓を開けて空気の通り道を作るようにしましょう。空気が流れることで、室内の臭いを外に逃がしやすくなります。
2.生ゴミを部屋に置いておかない
生ゴミは臭いの原因になりやすいため、室内に長く置いておかないことが大切です。できるだけ早くゴミ出しを行うことで、臭いの発生を防ぎやすくなります。また、生ゴミを早めに処分することで、虫の発生を防ぐことにもつながります。
3.消臭スプレーを使用する
消臭スプレーを使うことで、部屋の臭いを軽減できる場合があります。室内にはソファやカーテンなどの布製品があり、そこに臭いが染み付いていることも少なくありません。布製品に定期的に消臭スプレーを使うことで、臭いの発生を抑える効果が期待できます。また、洗濯できる布製品は定期的に洗濯して清潔な状態を保つことも効果的です。
5.消臭の費用をおさえる方法②複数の業者に見積もりを依頼
ハウスクリーニング業者によって費用は異なる
部屋の消臭費用をできるだけ抑えるために重要なのは、複数のハウスクリーニング業者に見積もりを依頼することです。業者によって料金や作業内容が異なるため、比較することで適切な業者を選びやすくなります。
複数の業者に見積もりを依頼した場合は、次の3点に注意して依頼先を決めるようにしましょう。費用だけでなく、作業内容や業者の信頼性も確認して総合的に判断することが重要です。
1.料金を比較する
見積もりを依頼すると、業者は作業内容に応じた金額を提示してくれます。多くの場合、見積もり自体は無料で行われます。ただし、あまり多くの業者に依頼すると比較に時間がかかるため、3〜4社程度を目安に見積もりを取るとよいでしょう。
2.作業内容を確認する
料金の安さだけで業者を決めるのはおすすめできません。ハウスクリーニング業者がどこまで消臭作業を行うのか、作業範囲をしっかり確認することが大切です。料金が安くても作業範囲が極端に狭い場合、結果として十分な効果が得られないこともあります。
3.評判や実績を把握しておく
ハウスクリーニング業者の評判や実績も確認しておきたいポイントです。実際に部屋に入って作業を行うため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。口コミやこれまでの実績を参考にしながら、安心して依頼できる業者を選びましょう。
6.ハウスクリーニングの消臭費用まとめ
臭いの強さや部屋の広さによって費用は変わる
ハウスクリーニング業者に部屋の消臭を依頼する場合、費用は部屋の広さや臭いの強さによって大きく変わります。一般的には、部屋が広いほど作業範囲が広がり、臭いが強いほど消臭作業の工程が増えるため、費用も高くなる傾向があります。
消臭費用は「部屋の面積」と「臭いの強さ」が主な判断基準となるため、事前に部屋の状況を把握しておくことが重要です。
また、生活臭やタバコ臭、ペット臭などはハウスクリーニングで対応できるケースが多いですが、孤独死などが原因の臭いの場合は特殊清掃が必要となり、費用も大きく変わります。
消臭費用をできるだけ抑えるためには、事前に換気をしたり、生ゴミを放置しないようにしたり、消臭スプレーを使うなどして臭いを軽減しておくことも効果的です。
さらに、ハウスクリーニング業者を選ぶ際は、複数の業者に見積もりを依頼し、料金・作業内容・実績を比較して信頼できる業者を選ぶことが大切です。複数の業者を比較することで、適正な価格で消臭作業を依頼しやすくなります。