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シャッターから異音がしたときは?

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.11
シャッターから異音がしたときは?

シャッターから異音がした時はトラブルの前兆の可能性があります。通常であればカタカタという音しかしないはずのシャッターが、開閉するたびにキーキーやギシギシといいだしたら故障のサインだと考えて問題ありません。特に金属が擦れる音の場合はシャフトやモーターのトラブルが疑われます。その他にも音の種類や大きさによって故障箇所や原因がある程度は特定することが可能です。そこで今回は、シャッターでの異音トラブルに関する情報を紹介していきますので、対処する際の参考にして下さい。

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1. シャッターから異音がした事例

シャッターからの異音を放置しているとガイドレールが歪むこともあります

途中まで開いたシャッターの絵

手動・電動問わず、シャッターから音がした場合、開閉できなくなることがあります。これは、機械全般に言えることです。キーキーという異音の原因を経年劣化だと思っていらっしゃる方が多いのですが、年に一度の定期点検と日々のメンテナンスさえしておけば、10年以上が経過したシャッターでも静かに開閉します。逆に何もしなかったら2,3年で異音が聞こえ始めます。

ボックスのグリスアップは自身で行うことが難しいので、専門業者に依頼して下さい。放っておくと、最初はキーキーと鳴り始め、ギーィギィーになり、最終的に動かなくなることも。

同じような音でもガイドレールの周辺から聞こえてくることもあります。その時にはすぐにガイドレールを目視しましょう。おそらくレール部分に擦り傷のように縦線が入っているはずです。

メンテナンス不足以外でも異音がすることもあります。例えば、台風などでスラットに歪みが生じたら、開閉する時にガタガタという音がすることがありますし、地震でガレージが傾いた時にもシャッターを開閉する時に異音がします。

繰り返すようですが、シャッターからの異音は必ず原因がありますので、大きなトラブルに発展する前に対処して下さい。

2. シャッターから異音がする原因

シャッターから異音がする原因は、ゆがみ・サビ・潤滑油の不足など

異音がするシャッターの写真

このトラブルの原因として最初に紹介するのはグリスの劣化です。シャッターの巻取りシャフトやスプロケットなどには、摩擦による摩耗を防止するためグリスが塗布されています。シャッターを繰り返し操作することで、それが劣化してしまい、固形化します。そうなると部品同士の摩擦係数が高くなり、キーキーと言う音がし始めます。

ガイドレールの部分から異音がする場合はいくつかの原因が考えられます。その一つとして最も多いのが潤滑油不足です。こちらはグリスとは違い、風雨や連続使用、揮発することで無くなります。潤滑油が不足すると、摩擦係数が増えたりサビが発生してしまい異音トラブルへと繋がります。

レールからの異音の原因として次に紹介するのはスラットのゆがみです。スラットがゆがんでいると、垂直に引き上げたり降ろしたりすることができなくなり、ガイドレールやシャッターケースから異音が発生します。

その他の原因として考えられるのは、ガイドレール自体のゆがみです。特にガレージで多いのですが、地震や台風などで建物自体が傾き、それに連動してガイドレールもゆがむことがあります。キーキーと言う音よりも少し重いギーギーという音がするのが特徴です。

また、スラット自体のサビも巻き取る際の異音の原因になります。少しでも普段と違う音がしたら、試用を中止して、原因別に対処することをおすすめします。

3. シャッターから異音がした時の対処方法

シャッターから異音がした時の対処方法を分かりやすく紹介します

シャッターに立てかけられたモップの写真

このトラブルへの対処方法を紹介する前に、注意してほしいことを一点だけ。シャッターケースの中から異音がした場合は、専門業者や販売店に修理依頼することをお勧めします。また、保証期間が設けられている場合、シャッターケースを開けることで保証の対象外になることがありますので、十分確認してから作業して下さい。

まず最初に紹介する対処方法は、汚れの除去です。スラットやガイドレールが汚れていると異音がすることがあります。しっかりと水で洗い流し、サビがあればワイヤーブラシで取り除きましょう。

次に紹介する方法は水準器(レベル)を使ってみることです。人の目には見えなくても水準器を使えば、少しのゆがみも分かります。水準器自体は決して高い物ではありませんので、ご自宅でシャッターを使用されている方は購入しておけば大変便利です。

ガイドレールのゆがみは板金で直せる状態とそうでないものがあります。

この音がシャッターケースから聞こえてくる場合は、まず下部にある点検口からスプレーグリス(潤滑油ではありません!)を吹き付けてみましょう。その後上下に操作して異音がしなくなれば対処完了です。

それで解決しない時は分解が必要となります。ただし冒頭でも触れたとおり、自己責任でお願いします。また、ケースの中には強力なスプリングがあり、迂闊に触ると腕だけでなく体も巻きこまれ、大怪我では済まないこともあります。

4. シャッターの異音トラブルの修理相場

シャッターの異音トラブルの修理相場は原因によって0円から20万円

費用相場のイメージ写真

このトラブルの原因がどこにあるかによって修理相場も大きく違います。ガイドレールの潤滑油不足が原因であれば、スプレー1本で解決しますので、相場としては300円程度になります。シャッター専用の潤滑スプレーでも1,500円程度で購入することができます。

スラットの汚れやちょっとしたサビが原因でしたら、掃除するだけですので0円です。その一方で、モーターが原因で異音がする場合の修理相場は18万円、スプリングシャフトが原因でしたら14万円です。巻き上げワイヤーの劣化により異音がする場合は4.5万円が修理相場となっています。

これらの金額はあくまでも工賃と部品代金のみです。実際に依頼するとなると、出張費や運賃、処分費用などが加算されるケースが多いのが実情です。相場も大切ですが、一番重要なのは信頼できる業者に依頼することです。

例えば、サビの除去だけで修理できる場合でも、シャッター全体の交換を提案してくる業者も存在します。素人には判断が難しいので、つい依頼してしまいそうになりますね。

そういったトラブルを未然に防ぐためにも、異音を修理する時は必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。その上で料金、サービス、アフターフォロー、評判などを総合的に比較して、最も優良だと思う業者と契約することをおすすめします。

5. まとめ

シャッターの異音トラブルに関する情報のまとめとポイントのおさらい

定期的に点検されたシャッターの写真

最初に紹介した通り、異音は不具合が起こる前兆です。シャッタートラブルになる前に素早く対処して下さい。

あくまでも目安ですが、年一回の定期点検は2万円前後ですので、受けておくことをお勧めします。それと、汚れの拭き取りや潤滑スプレーの塗布など、日々のメンテナンスは欠かさず行って下さい。それだけでシャッターからの異音を防止する効果があります。

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