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雷が鳴っている時は家の中でもスマホを使うと危ないって本当?

公開日:2025.9.11
雷が鳴っている時は家の中でもスマホを使うと危ないって本当?

雷が鳴っているときは、家の中でもスマホが危険にさらされる可能性があります。特に充電中のスマホは落雷の影響を受けやすいため注意が必要です。

身近な家電と同じように、スマホも雷によって故障やデータ消失が起きる恐れがあります。こうしたリスクを知らずに使い続けてしまうと、大切なスマホを突然失ってしまうことにもつながりかねません。

この記事では、雷が家の中のスマホに与える影響や、安全に使うための具体的な方法について解説します。

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1.雷の電圧と家電への影響

雷サージによって故障する可能性がある

雷サージのイラスト

落雷で発生する電圧は数百万から10億ボルトともいわれています。一般家庭で使われる電圧は100ボルト程度ですので、雷の電圧は家庭用のおよそ100万倍に相当します。そのため、雷は家電製品にとって故障につながるほど莫大なエネルギーを持っているのです。

雷で特に警戒すべきなのが「雷サージ」と呼ばれる現象です。雷サージとは、落雷によって一時的に非常に高い電圧や電流が屋外の電線や通信ケーブルを通じて建物に流れ込み、パソコンやテレビ、冷蔵庫、エアコンなどの家電製品に大きな負担を与えることを指します。雷サージが発生すると、パソコンやスマホの基盤がショートして電源が入らなくなったり、起動中にフリーズしたまま動かなくなったりする危険があります。

また、雷サージはケーブルを介して家電にダメージを与えるため、電源を切っていてもコンセントにつながっていれば故障する可能性があります。つまり、スマホを充電中のままにしておくと雷サージで故障するリスクがあるため、雷が近づいたら必ずコンセントから抜くことが大切です。

2.雷が鳴っている時に家の中でスマホを触っても大丈夫?

充電プラグを抜いておけば大丈夫

雨の中不安なシニア女性の写真

近くに雷が落ちると、建物や構造物の金属に引き寄せられて地面へと放電する誘導雷が発生します。

誘導雷が起きると、充電コードやコンセントに電気が流れ込むため、充電中のスマホに触れると感電する恐れがあります。そのため、雷が収まるまではコンセントにつながっている電子機器には触らないようにするのが望ましいです。

もし雷が止むまでスマホの電池がもたない可能性がある場合は、電源を切り、少しでも使用頻度を抑えましょう。スマホは雷サージ以外の影響は受けにくいため、充電していない状態であれば屋内で操作しても問題はありません。

ただし、屋外でスマホを使用する際は注意が必要です。木や家の軒下に落ちた雷が進路を変えて人に飛んでくる可能性もあります。雷雲が近づいているときはスマホの使用を控え、頑丈な建物に避難して安全を確保することが大切です。

3.雷の日に家の中でスマホを安全に使用する方法

コンセントは抜いておく

スマホを手に持つ写真

スマホの充電中に雷の音が聞こえたら、速やかに充電ケーブルをコンセントから外しておきましょう。電源ケーブルを抜いておけば、雷サージによるスマホ本体の故障リスクを抑えられます

しかし、雷が鳴るたびに電源ケーブルを抜くのは手間がかかるのが難点です。日中なら対応できても、睡眠時に都度ケーブルを抜くのは難しく、あらかじめ外してしまうと起きたときに充電ができていないこともあります。そこで便利なのが、雷サージプロテクター付きの電源タップです。

雷サージプロテクターは、高電流が発生すると電気の流れを遮断し、充電中の電子機器を保護する役割があります。注意点としては、一度雷サージの影響を受けると保護機能が失われるため、その都度交換が必要なことです。

また、落雷時に電源ケーブルからの感電を防ぐため、雷が鳴っている間は充電しながらスマホを使用しないことが重要です。さらに、誘導雷サージや停電で大切なデータが破損・消失するリスクに備え、事前にバックアップをとっておくことも忘れないようにしましょう。

4.雷の日に家の中でスマホを充電する方法

モバイルバッテリーなら雷の影響を受けない

モバイルバッテリーで充電するスマホの写真

今後の天気や避難状況を確認するためには、少しでもスマホを使える状態にしておくことが大切です。そのような場合に備えて、モバイルバッテリーを常備しておくと安心でしょう。

モバイルバッテリーはコンセントを使わずにスマホを充電でき、持ち運びしやすいのが特徴です。災害時の通信手段としても活用できるため、いつでも使えるように1台用意しておくと役立ちます。

乾電池を利用するタイプのモバイルバッテリーは、乾電池さえストックしておけば電力がなくても充電可能です。ただし、長期間使用していないと自然放電や液漏れが起きる可能性がある点には注意が必要です。

充電式タイプのモバイルバッテリーは、コンセントやパソコンから繰り返し充電できる点がメリットです。しかし、停電が長引くと本体の電力が尽きてスマホを充電できなくなるというデメリットもあります。

さらに、モバイルバッテリーより大容量のポータブル電源を活用する方法もあります。ポータブル電源はスマホだけでなく、冷蔵庫や電子レンジなど消費電力の大きい家電にも対応できるのが特徴です。

5.雷の影響でスマホが壊れたら業者へ連絡を

修理の実績や修理後の保証も確認しておく

スマホと雷のイラスト

雷が原因でスマホが壊れてしまったら、まずはメーカーや契約キャリアの修理保証プランに加入しているか確認しましょう。保証に入っていれば修理費用が割引されます。加入していなくても修理は可能ですが、費用は全額負担となり、場合によっては本体価格に近い金額が必要になることもあります。

少しでも修理費用を抑えたい場合は、民間のスマホ修理業者へ依頼する方法もあります。メーカーやキャリアと比べて修理費用が安く、修理期間も短いケースが多いのが特徴です。ただし、民間業者は技術やサービス内容に差があるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

信頼できる修理業者を選ぶ際には、次の3つのポイントを意識しましょう。

1つ目は修理実績が豊富かどうかです。スマホは精密機器のため知識も必要ですが、どのような事例に対応してきたかも重要です。複数店舗を展開しているチェーン店は修理数が多いため、判断材料になります。

2つ目は保証サービスの有無です。修理直後は問題がなくても、数か月後に再度故障することがあります。修理後〇ヶ月は無償保証といったアフターサービスを提供している業者を選びましょう。

3つ目は料金が明確かどうかです。「どこよりも安い!」といった広告で集客し、実際は追加費用がかかるケースも珍しくありません。「○○の修理費用は△△円」と明確に提示している業者であれば、少なくとも価格面では信頼できます。依頼前に必ず見積もりを取り、具体的な金額やサービス内容を確認してから判断すると良いでしょう。

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