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ゲリラ豪雨で雨漏りしたら火災保険は使える?申請時の流れや修理事業者選びのコツも解説

公開日:2024.5.16
ゲリラ豪雨で雨漏りしたら火災保険は使える?申請時の流れや修理事業者選びのコツも解説

近年、都市部を中心に増加傾向にある「ゲリラ豪雨(局地的豪雨)」。
強烈なゲリラ豪雨に襲われれば、家が雨漏りしてしまう可能性もあります。もしもゲリラ豪雨で雨漏りした場合、火災保険は使えるのでしょうか?

この記事では、ゲリラ豪雨での雨漏りが火災保険の補償対象になるかどうかや、雨漏りした時の対処法、申請時の流れ、雨漏り修理を事業者に依頼するときのコツなどを紹介します。

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1.ゲリラ豪雨による雨漏りは火災保険の補償対象になる?

雨漏りの原因が「自然災害」であれば、火災保険の補償対象となる場合がある

住宅が受ける災害のイメージ画像

局地的に短時間で激しい量の雨が降る「ゲリラ豪雨」。
最近では都市部を中心に発生が増えており、ウェザーニューズによると2023年のゲリラ雷雨の発生回数は約93,590回で、昨年と比較して約20%増加しています。
出典: 2023年のゲリラ雷雨は全国で9.3万回以上発生、昨年比約20%増 | Weathernews Inc.

ゲリラ豪雨が発生すると、想定外の激しい雨によって家屋に被害が出るケースも多くあり、そのような場合に起こった雨漏りなどの被害は火災保険の補償対象となるのか知りたい方は多いでしょう。

ゲリラ豪雨によって自宅が雨漏りした場合、火災保険が適用されるかどうかは、保険の契約内容によります。
一般的に、火災保険には風災、雹災、雪災といった自然災害による損害もカバーする特約が含まれている場合があります。
火災保険の補償内容として以下の特約が含まれているか確認してください。

・風災特約
火災保険に風災特約が含まれている場合、強風や豪雨による被害が補償される可能性があります。ゲリラ豪雨による雨漏りもこの特約でカバーされることがあります。
ただし、保険会社によっては、雨漏りが直接的な原因でない場合、例えば屋根の破損などが原因でなければ、補償対象外となることもあります。

・水災特約
一部の火災保険には水災特約が付帯されており、洪水や土砂崩れ、浸水などによる損害がカバーされます。ゲリラ豪雨による洪水などで雨漏りが発生した場合は、この特約で補償される可能性があります。

一部の契約では、風や雪、雹などの自然災害による被害が契約内容に含まれていないケースもあるため、必ず確認しましょう。

また、火災保険の適用を受けるためには、今回の雨漏りがゲリラ豪雨によるものであることを明確にする必要があります。
具体的には、雨漏りの被害箇所や状況を記録した写真、専門の修理事業者による見積もり・報告書など、ゲリラ豪雨が原因の雨漏りであることが証明できる証拠を保険会社に提出することが求められます。

具体的な保険適用の可否については、加入している保険の約款を確認するか、保険会社に直接問い合わせることをおすすめします。

2.ゲリラ豪雨で雨漏りが発生したらどうする?

屋根と外壁をチェックしよう

ゲリラ豪雨の状況を遠くから撮った写真

ゲリラ豪雨により雨漏りした場合、火災保険の対象となるには経年劣化ではなく自然災害によるものだと示す証明が必要です。
そのため、まず原因となる被害がどこにあるのかを探す作業をしなければなりません。

雨漏りしたときは、屋根と壁をチェックしてください。雨が室内に侵入してくる経路は、主に屋根と壁の2つだからです。

特に屋根の被害は雨漏りの原因になるため、重点的に確認する必要があります。

屋根の確認するべきポイントには、瓦のズレや劣化、屋根材の下に敷かれている防水シートの破損、またスレート屋根などで使われている棟板金の破損が挙げられます。
屋根の確認を個人で行うのは危険なため、屋根の専門事業者などに依頼しましょう。

外壁に原因がある雨漏りは、モルタルやサイディングなどのひび割れから雨が入ってくるケースが多くみられます。
ただし、壁のひび割れも屋根と同様に、経年劣化によるものでは補償対象とはなりません。
台風などの強風による飛来物が外壁に接触したことで、損傷が発生し雨漏りしたケースであれば補償対象となる可能性が高くなります。

ゲリラ豪雨による被害箇所の写真を撮っておけば、それが申請時の証拠となるため、必ず画像として残しておきましょう。

3.ゲリラ豪雨によって生じた雨漏りで火災保険を使う際のポイント

火災保険の経験値がある業者を選ぼう

屋根の上にのぼって点検をする修理事業者の写真

火災保険を使うためにもっとも重要なのが、雨漏りの原因がゲリラ豪雨であると証明することです。
そのためにも修理事業者による見積書が必要で、正確な診断がないと損害がゲリラ豪雨によるものであると認められず保険金が支払われない場合があります。

そのため、信頼できる事業者に調査を依頼して、雨漏りの原因箇所を特定し、雨漏りの原因がゲリラ豪雨であることを証明する写真を撮影してもらいましょう。
写真を撮る際はさまざまな角度や方向から複数枚撮影してもらってください。

また、修理事業者を選ぶ際は、火災保険の対応経験がある事業者を選びましょう。
火災保険の利用経験が豊富な事業者は、保険会社への提出書類や必要な証拠の準備に精通しています。これにより、スムーズな保険金請求手続きが可能になります。

そのほか、被害が発生したらできるだけ早く保険会社に連絡しましょう。保険金請求の手続きが遅れると、支払いが遅れる可能性があります。
また、火災保険には申請の期限がある点にも注意が必要です。期限を過ぎてしまうと、たとえ雨漏りの原因がゲリラ豪雨だったとしても、保険金を受け取ることができなくなってしまいます。

4.ゲリラ豪雨によって生じた雨漏りで火災保険を使う際の流れ

保険金を受け取ってから業者に修理を依頼するのが基本

罹災証明書の写真

ゲリラ豪雨によって生じた雨漏りに火災保険を使うためには、以下のような流れで手続きを進める必要があります。

①保険会社に連絡
火災保険を使うには、まず加入している保険会社へ連絡し、ゲリラ豪雨により家屋が被害を受け雨漏りが発生したことを伝えてください。
そのとき、氏名や保険証券番号、また被害の内容やそれを発見した日時などの情報も必要なため、事前に準備しておく必要があります。

その後、その保険会社から契約内容の確認やそれ以降の手続きについての説明があり、申請に必要な資料が送られてきます。

②雨漏り修理事業者に修理代金の見積もりを出してもらう
雨漏りの原因を特定し、修理見積もりを取得するために、信頼できる雨漏り修理事業者に依頼します。この際、火災保険の請求経験が豊富な業者を選ぶと、手続きがスムーズに進みやすいのでおすすめです。

見積もりは無料で出してくれる事業者が多いですが、念のため見積もりが無料かどうか事前に確認するようにしましょう。

③保険会社から送られてきた書類に記入
保険会社から送られてきた書類に必要な項目を記入し、他の必要書類も含めて送付します。
保険会社は書類や資料をもとに審査を行いますが、状況により現地調査が行われるケースもあります。

④支給される保険金の額が決定
保険会社の調査が完了し、保険金が認められると、指定された口座に保険金が支払われます。

⑤雨漏り修理事業者に依頼する
雨漏り修理業者への正式な修理依頼は、保険金の支払いが決定した後に行います。修理事業者は必ずしも保険会社から紹介されるわけではないため、自分で探して依頼する必要があります。

5.ゲリラ豪雨による雨漏りの修理を業者に依頼するときの注意点

修理事業者選びは慎重に

屋根を見上げる修理事業者の写真

万が一雨漏りが発生した場合、すぐに修理したいと思うかもしれません。しかし、焦って修理事業者を選ぶと、予想外の大きな出費を招いたり、修理が不十分で問題がさらに悪化する可能性があります。
まずは保険会社に連絡し、保険金が受け取れるか確認した上で修理の契約をすることがトラブルを防ぐために重要です。

事業者を選ぶ際は、雨漏り修理に特化した事業者を選ぶと安心です。専門的な知識と経験が豊富な事業者は、原因を正確に特定し、効果的な修理を行うことができます。
過去の実績を確認して、同様の事例を多く扱っている事業者であればなおのこと安心できます。口コミや評判も参考になりるので、ホームページなどを確認して具体的な事例やお客様の声を確認しましょう。

なかには火災保険の手続きをサポートしてくれる事業者もあります。書類の作成や現地調査などに細かく対応してくれ、依頼者の負担軽減にもつながるためおすすめです。

そのほか、修理後の保証期間がある業者を選ぶようにしましょう。保証期間が長いほど、業者が自信を持っていることの証といえます。
問題が再発した場合に迅速に対応してくれるかどうかも事業者選びの上で重要なポイントです。定しましょう。

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