羽アリが発生しやすい時期とは?種類ごとの出現する時期や取るべき対策を解説
公開日:2021.11.4 更新日:2024.4.15
部屋の中に紛れ込んでくることのある羽アリ。
そんな羽アリですが、時期によっては大量に発生してしまうことがあるのです。
今回は羽アリが特に発生しやすい時期や具体的な対策についてご紹介します。
見つけたらすぐに対処するようにしましょう。
部屋の中に紛れ込んでくることのある羽アリ。
そんな羽アリですが、時期によっては大量に発生してしまうことがあるのです。
今回は羽アリが特に発生しやすい時期や具体的な対策についてご紹介します。
見つけたらすぐに対処するようにしましょう。
羽アリには出現する時期が存在します。この時期を知っておくことで羽アリ退治および予防がしやすくなります。
一般的に羽アリが現れる時期は4~9月にかけて。この期間はシロアリが好む高温多湿な環境が出来上がっているので、羽アリが盛んに動き出してしまうのです。
また、同じ羽アリでも、シロアリの種類によっても発生する時期は異なります。
代表的なシロアリであるヤマトシロアリは4月の後半になると活動を始めます。
ヤマトシロアリは数自体が多いことから、実際にこの時期は業者にシロアリ駆除に関する相談が数多く寄せられています。
イエシロアリは梅雨の時期である6月から7月にかけて活動を始めます。
もしこの時期にシロアリの羽アリの姿を目撃した場合は、このシロアリである場合が多いです。
アメリカカンザイシロアリは6月から9月頃にかけて活動を始めます。
なおこのシロアリは暖かい場所であれば季節に関係なく羽アリが姿を見せることもあります。
この他、季節だけではなく、時間帯によっても異なるシロアリの羽アリが姿を見せます。
午前中はヤマトシロアリ、日中から夕方まではアメリカカンザイシロアリ、夕方から夜はイエシロアリが多く見受けられます。
これらのシロアリの羽アリを見つけたらすぐに駆除しましょう。
時期だけではなく、シロアリの羽アリには出現しやすい場所が存在します。
羽アリの姿がよく目撃されている場所の条件は次の通りです。
・湿気が多い場所
シロアリは高温多湿な環境を好む性質があるため、湿気がある場所に寄ってきてしまいます。
そのため、浴室や台所を始めとした水回りは格好のすみかとなります。これらの場所は盲点になりやすいので、気づかない間に巣を作られているかもしれません。
また、住居の床下も湿度が高い環境になっていますので、シロアリの羽アリが育っていく上では格好の場所です。
・隙間のある場所
羽アリは小さい体をしているため、小さな隙間からご自宅に侵入してきます。玄関や網戸の隙間は自宅への侵入経路となりやすいです。
・光が差し込む場所
シロアリに限らず、昆虫は光が差し込んでいるところに寄ってくる性質を持っています。そのため、少しでも日が差していると羽アリを入れてしまう可能性があります。
例えば熱い時期になりますと、窓を開けたままにしているかもしれません。ただし、そうしておくと、知らないうちにご自宅に羽アリを入れてしまうことになります。
特に高温多湿な環境であればなおさらです。
換気のために窓を開ける際は、くれぐれも羽アリを近づけないようにしましょう。
先ほどまではシロアリの羽アリの出現時期や出やすい場所についてご紹介しました。
ここではそんな出てきてしまった羽アリの対処法について解説していきます。
・ティッシュで取る
瀕死の状態であったり、なかなか動かなかったりするようであれば、ティッシュを使って取るようにしましょう。
羽アリによっては攻撃してくる場合もあるので、素手では触れないように気をつけてください。
・掃除機で吸う
地面にいて取れそうであれば、掃除機を使って吸い取ることもできます。一度に数多くのシロアリを駆除できる上に、床掃除にもなるので一石二鳥です。
さら羽アリは群飛孔という巣の穴を開けています。こちらに掃除機であてて吸うことにより、大量の羽アリを簡単に駆除することが可能です。
・粘着シートでくっつける
ホームセンターなどでは羽アリ用の粘着シートが売られています。シートでペタペタ貼っていくだけなので使い方はとても簡単です。
ただし、掃除機のように一度に大量の羽アリを退治したい場合には向いていません。
・殺虫スプレーを使う
こちらもホームセンターで気軽に購入することができます。スプレーすることで簡単に羽アリを仕留めることができます。
ただし、動いている羽アリにかけると逃げられる可能性があります。
シロアリの羽アリの活動時期や駆除方法を押さえていても、いちいち退治していったのではキリがありません。
そこで今後羽アリを自宅へ寄せ付けないように予防策を講じる必要があります。具体的な予防策は次の通りです。
・すみかをなくしていく
シロアリの羽アリを寄せ付けないようにするには、シロアリが好まない環境を作っていくことが肝心。
湿度が高い場所であれば換気を行うようにしましょう。またシロアリが好んで食べそうな木材や木くずといったいらないものは片付けておきます。
庭の切り株についてもシロアリが巣を作りやすいので、見つけたら切り取っておくようにします。
・網戸を取り付ける
換気のために窓を開けておくことは大切ですが、羽アリを自宅に入れるきっかけになります。ですので、窓には必ず網戸を取り付けるようにしましょう。
羽アリの大きさは全長7〜9mm程度ですので、これ以下の隙間の網戸が望ましいです。
・薬剤を撒いておく
シロアリの羽アリ予防の上で効果的なのは薬剤を撒いておくことです。市販されている薬剤をシロアリが好みそうな場所で使用しましょう。
こうすることで、発生されるリスクを減らすことができます。
・点検する
ご自宅を定期的に点検しましょう。通気口や点検口を調べてどの場所が侵入されやすいか調べておきます。
シロアリの羽アリは個人でも駆除作業を行うことは可能ですが、業者に比べると効果に乏しいのが実情。
上手く駆除できたとしても、薬剤の散布が不十分であったり、予防策がしっかりしていなかったりすると被害が再発してしまいます。
そこで個人で行うよりも専門業者に依頼されることをおすすめします。
業者の利用をおすすめしたい理由は次の通り。
・事前準備が不要
DIYで羽アリを駆除しようとなると、ホームセンターで道具を買ってきたり、お部屋の環境を整えたりと、やらなければならない作業がたくさんあります。
普段のお仕事や家事で忙しい中、羽アリ駆除の準備を行うのは大変でしょう。その点、専門業者に依頼すればお電話1本でご自宅まで駆けつけてくれるのでとても楽です。
・専用の道具を使ってくれる
シロアリの羽アリ駆除作業では個人では入手しづらい専門の薬剤や機材を使用します。
そのため、素人で駆除作業するよりもはるかに効率的に駆除することができます。
・現地調査をしてくれる
シロアリの羽アリは土の中や木材の奥を始めとした見た目ではなかなか気づきにくい場所にまで巣を形成します。そのため、素人ですと巣の特定に難航することも。
業者なら経験豊富なスタッフが揃っていますので、特定が難しい巣でもあっという間に見つけてくれます。