部屋の換気扇が必要な理由とは?役割や取り付け費用について
公開日:2022.6.16 更新日:2024.4.17
近年、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、お部屋の換気の重要性が高まりました。
そのため、リビングなど人が多く集まるお部屋の換気扇の後付けを考える方が多くなっています。
今回はお部屋の換気扇を設置する理由や取り付け工事にかかる費用について解説していきます。
近年、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、お部屋の換気の重要性が高まりました。
そのため、リビングなど人が多く集まるお部屋の換気扇の後付けを考える方が多くなっています。
今回はお部屋の換気扇を設置する理由や取り付け工事にかかる費用について解説していきます。
新型コロナウイルス感染症の流行以降、お部屋の換気が重要視されています。最近の住宅ではお部屋に換気扇が取り入れられているところもあります。
室内において換気扇が設置されている理由は次の通り。
・生活臭を消すため
お部屋に入ると嫌なにおいを感じる方も多いと思います。
換気されていない空間で過ごしていると、体臭や食べ物のにおいなどがこもるようになり、それらが生活臭となります。
生活臭がこもるようになると、ソファーやカーペット、布団などに染み付いてしまい、場合によっては臭いが取りにくくなります。
日頃から換気扇をつけて空気を循環させていれば、こうした生活臭をなくしていくことができます。
・病気のリスクを減らすため
冬などの時期はインフルエンザをはじめとしたウイルスが流行しやすくなり、きちんと換気できていない住宅ですと病気になるリスクが高まります。
お部屋に換気扇をつけることで、長くても5~6時間ほどで室内の空気を入れ替えることができます。
・結露を防止するため
梅雨の時期や冬に厄介となるのが結露です。結露は室内外の温度差が原因で発生します。
部屋にある換気扇をつけることで、室内の温度を一時的に下げ、結露の発生を防ぐことができます。
換気扇をつけるなどしてお部屋の空気を循環させないとさまざまなトラブルを引き起こすことになります。
お部屋の換気をしないことによる問題は次の通り。
・カビの発生
換気をしないことで発生する結露はカビの原因になります。
特に窓のサッシ部分については水滴が溜まりやすいことからカビの発生リスクが高いです。
カビをそのままにしておくと、胞子が空気中を漂い、それが鼻の粘膜に付着することで、くしゃみや鼻づまりといったアレルギー症状が引き起こされます。
また、カビからできるメチルイソボルネオールやゲオスミンと呼ばれる物質はカビ臭の原因になります。
・花粉
春の時期に厄介になるのが花粉です。
自宅にいても窓やドアを開けていることで外から大量の花粉が入り込んできます。花粉は細かいすき間からも入り込んでくるため、充満しやすいです。
室内の換気が不十分だとお部屋に花粉が漂い、花粉症に悩まされることになります。
・ハウスダストアレルギー
室内にはチリやホコリといったハウスダストが漂っています。
こうしたハウスダストにはダニの死骸やフン、細菌などが含まれていて、鼻炎や喘息といったアレルギー症状を引き起こすおそれがあります。
きちんと換気をすることでハウスダストアレルギーを防ぐことにつながります。
お部屋の空気を良くしてくれる換気扇ですが、使用していくうちに交換する時期に差し掛かります。
換気扇を交換すべきタイミングの目安は次の通り。
・換気効率が悪くなった
通常通り稼働はしているものの、前に比べて換気効率が悪くなったと思われたら交換の時期になっている可能性があります。
まずは換気扇内部を調べてみて、汚れやホコリがないかどうか確かめてみましょう。
こうした汚れは換気効率を低下させるので、定期的な掃除が必要です。
もし掃除をしても換気効率が良くならない場合は交換が必要です。
・耐用年数を経過している
換気扇の耐用年数は約10年と言われています。
使用頻度にもよりますが、耐用年数を超えると急に稼働しなくなったり、換気効率が悪くなったりします。
製造しているメーカーによっては耐用年数が異なる場合がありますので、一度取扱説明書を見て確認してみましょう。
・換気扇から異音が聞こえてくる
もし換気扇から何やら聞きなれない音がするようであれば、換気扇が故障している可能性があります。
通常、異音がするようであれば換気扇を掃除して潤滑油を差しておくことで音が解消されます。
もしそれでも異音がする場合は業者に依頼して交換してもらう必要があります。
お部屋に換気扇を取り付ける作業は専門業者にお任せするのが望ましいです。
業者をおすすめする理由は次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはあらゆるメーカーや種類の換気扇に精通しているスタッフが在籍しています。
プロの作業員であれば取り付けがしにくいタイプのものでも迅速に作業してくれます。
また、換気扇の正しい使い方やお手入れの方法など、こちらの些細な疑問にも答えてもらえます。
・迅速に対応してくれる
業者によっては24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。自宅から近い業者では30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。
毎日使用するものなので、連絡してすぐに駆けつけてくれるのはありがたいです。
・キャッシュレス決済にも対応してくれる
最近ではクレジットカード決済やQRコード決済を受け付けている業者も多いです。
・作業後のアフターサービスを利用できる
多くの専門業者では作業が終わってからもアフターサービスを受け付けています。作業後、しばらくしてから発覚した不具合の対応など、さまざまなサービスがあります。
アフターサービスの保証期間は業者ごとに異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
換気扇をお部屋に設置してもらうにあたって気になるのが作業費用。設置費用の相場は以下の通りです。
・部材費(換気扇本体):7,000~15,000円
・設置費用:30,000~40,000円
ただし、上記の費用は目安であり、お部屋の環境によっては室内の一部に穴をあける、ブレーカーのある分電盤から電源を引くなどして費用が高くなることがあります。
さらに業者に自宅まで来てもらうため、出張費用も別途加算されます。
ただ、こうした室内の換気扇の取り付け工事費用を安くする方法があります。
一つは複数の業者の費用を見比べること。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されています。費用の内訳を知っておくことで、後から不要なオプションサービスを申し込まずに済みます。
また、取り付けにかかる費用が高額になるほど適正価格を知っておくことは大切です。
同じ工事内容であっても、依頼される業者によっては数万円もの差が出る場合もあります。
少なくとも3社以上の見積もりを比較することで、自宅から近いところにある業者の中で最もお得なところを見つけられます。
もう一つは割引キャンペーンを実施している業者を調べること。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者によっては割引キャンペーンを使うことで費用が安くなります。