シンボルツリーの人気種類は?おすすめの木と選び方を解説
公開日:2026.3.11
住まいの外観に自然な彩りを添えてくれるシンボルツリー。家の印象を大きく左右するため、どの樹木を選ぶかで外観の雰囲気も変わります。
シンボルツリーは樹種の特徴や庭の環境に合ったものを選ぶことが重要です。
この記事では、選び方のポイントや人気の樹種、あわせて植えたいサブツリーについて紹介します。
住まいの外観に自然な彩りを添えてくれるシンボルツリー。家の印象を大きく左右するため、どの樹木を選ぶかで外観の雰囲気も変わります。
シンボルツリーは樹種の特徴や庭の環境に合ったものを選ぶことが重要です。
この記事では、選び方のポイントや人気の樹種、あわせて植えたいサブツリーについて紹介します。
シンボルツリーとは、住宅の庭や庭園の象徴となる樹木のことで、フォーカルポイントや目隠しとしての役割があります。フォーカルポイントとは「視線が集まる焦点」を意味する言葉です。
シンボルツリーを植えることで、庭全体の雰囲気に統一感が生まれ、住宅の印象を整える効果があります。また、玄関先に植えることで外からの視線をやわらかく遮りながら、住まいの雰囲気を演出できるという目隠し効果も期待できます。
特に、スモールガーデンや玄関アプローチなどの限られたスペースでは、目隠しを兼ねたシンボルツリーを配置する方法が効果的です。空間のアクセントとしても機能し、庭全体のデザインを引き立てる役割を持ちます。
建物を美しく見せることはシンボルツリーの大きな役割の一つですが、環境への配慮という観点でもメリットがあります。住宅の庭をシンボルツリーやサブツリーなどの緑で彩ることは、街並みに自然を増やすことにもつながります。
こうした住宅が増えることで、地域全体の景観にも良い影響を与えます。新しく家を建てる人が緑のある庭づくりを参考にすることで、自然を感じられる街並みが広がっていく可能性があります。
このように、シンボルツリーは住まいの外観を彩るだけでなく、周囲の環境にも良い影響を与える取り組みと言えるでしょう。
シンボルツリーを植える際は、常緑樹か落葉樹のどちらを選ぶかを決める必要があります。それぞれに特徴があり、庭の雰囲気や管理のしやすさにも影響します。
シンボルツリーを選ぶ際は、常緑樹と落葉樹の特徴を理解して、庭の環境や好みに合う種類を選ぶことが重要です。
常緑樹は整った樹形を保ちやすく、一年を通して葉が付いているため存在感があります。シンボルとして扱いやすい樹木ですが、寒さに弱い種類もあるため、北風が強く当たる場所に植える場合は注意が必要です。また、退色の時期には葉の色が薄くなったり黄色っぽく見えることがありますが、大きく傷んでいなければ暖かい季節になると元の色に戻ることが多いでしょう。
一方、落葉樹は冬になると葉を落としますが、その時期には枝の形を楽しめる特徴があります。花が咲く種類も多く、自然な雰囲気の庭づくりに向いています。ただし、成長が早い樹木も多いため、サイズや樹形の管理には注意が必要です。
また、真夏の葉焼けや毛虫が発生しやすい樹木もあるため、植える前に特徴を確認しておきましょう。落葉樹の場合は、葉がなくなる冬の景観を考えて周囲に低木を配置するレイアウトにすると、季節を通して庭の雰囲気を楽しみやすくなります。
常緑樹はどっしりと存在感のあるオーナメントのような印象があり、落葉樹は軽やかで自然を感じさせる雰囲気があります。それぞれの特徴や生育環境を比較しながら、庭のイメージに合う種類を選ぶことが大切です。
ここでは、シンボルツリーとして人気のある常緑樹の種類や特徴を紹介します。
シンボルツリーとして人気の常緑樹は、育てやすさや見た目の美しさなどの特徴を比較して選ぶことが重要です。
・シマトネリコ
シマトネリコは丈夫で育てやすく、シンボルツリーとして人気の高い樹木です。軽やかな細い幹と鮮やかなグリーンの葉が特徴で、庭の雰囲気を明るく彩ります。葉の密度が高いため目隠し効果も期待でき、外からの視線を遮りたい場合にも向いています。成長が早く、通常は15メートルほどまで大きくなることがあるため、ある程度広いスペースがある庭に植えるとよいでしょう。
・ソヨゴ
ソヨゴは波打つような葉が特徴で、一年を通して明るい葉色を楽しめる樹木です。雌株の場合は10月頃に赤い実をつけ、庭に季節感を加えてくれます。樹高は10メートルほどまで成長しますが、比較的成長がゆっくりなため、限られたスペースの庭でも植えやすい樹木です。
・ヤマボウシ
ヤマボウシは「月光」「リトルルビー」「ヒマラヤ」などの品種があり、それぞれ咲かせる花の色が異なります。
樹形が美しく、シンボルツリーとしても人気があります。花は初夏から8月頃まで楽しめ、樹高は3〜5メートルほどのため庭木として植えやすいでしょう。剪定の手間も比較的少なく、12月〜2月頃に軽く整える程度で管理できます。
ただし、品種によっては落葉性のヤマボウシもあり、こちらは樹高が高くなり剪定の手間も増えるため、購入前に特徴を確認しておくことが大切です。
ここでは、シンボルツリーとして人気のある落葉樹の種類や特徴を紹介します。
落葉樹のシンボルツリーは、季節ごとの葉や花の変化を楽しめる点が大きな魅力です。
・イロハモミジ
イロハモミジは、季節ごとに異なる色合いを楽しめる落葉樹のシンボルツリーです。春には赤い花が咲き、夏は緑の葉が茂り、秋には紅葉によって赤や黄色へと色が変化します。冬に葉が落ちた後の枝ぶりも、四季の景色として庭に季節感を与えてくれるでしょう。
ただし、落葉樹のため秋から冬にかけて落ち葉の掃除が必要になる点には注意が必要です。
・ジューンベリー
ジューンベリーは和風・洋風のどちらの庭にも合わせやすく、人気の高いシンボルツリーです。6月頃には甘い実がなり、ジャムや果実酒として楽しむこともできます。成長がゆるやかなため剪定の手間が少なく、コンパクトな庭にも植えやすい樹木です。
ただし、実を食べに来る鳥によるフン被害が起こる場合があるため、その対策も考えておきましょう。
・ハナミズキ
ハナミズキは赤、白、ピンクなどの華やかな花を咲かせるため、洋風の住宅とも相性の良いシンボルツリーです。4月〜5月頃に花が咲き、日本の気候にも比較的合っているため育てやすい樹木として知られています。
住宅の庭にシンボルツリーを植える場合は、サブツリーなどの植物を組み合わせることで、自然な雰囲気で調和の取れた庭をつくることができます。
シンボルツリーは1本だけでなく、周囲の樹木や植物と組み合わせることで庭全体のバランスが整います。
以下では、シンボルツリーと組み合わせて植えることの多い樹木や植物の種類を紹介します。
・サブツリー
サブツリーは、シンボルツリーを引き立てながら庭全体のバランスを整えるために植える樹木です。シンボルツリーとの高さや樹形のバランスを考えて選ぶことで、庭の印象がまとまりやすくなります。
たとえば、シンボルツリーが常緑樹の場合は落葉樹を組み合わせ、落葉樹の場合は常緑樹を合わせると、季節ごとの景観の変化を楽しむことができます。
・サイドツリー
サイドツリーは、敷地の側面や隣家との境界付近に植える樹木です。目隠しとしての役割があり、隣の住宅との間に自然な仕切りをつくることができます。
また、周囲の住宅と緑が連続して見えることで、街並み全体の景観を整える効果もあります。冬でも葉が落ちない常緑樹を選ぶと、年間を通して目隠しの効果を保ちやすいでしょう。
・ブラインドツリー
ブラインドツリーは、窓の近くなど外からの視線が気になる場所に植える樹木です。室内のプライバシーを守る目的で植えられることが多く、こちらも年間を通して葉が残る常緑樹が向いています。
・低木(ていぼく)
低木は人の目線より低い位置に植える植物で、庭や住まい全体の印象を整える役割があります。花や紅葉を楽しめる種類も多く、シンボルツリーの周囲に植えることで庭に立体感を出すことができます。
・灌木、下草類
灌木や下草類は、地面を覆うように植える植物です。地表をカバーすることで庭全体に安定感のある景観をつくり、シンボルツリーや低木を引き立てるベースの役割を果たします。
シンボルツリーは庭の印象を左右する存在のため、樹木の種類や配置、周囲の植栽とのバランスを考えて選ぶことが重要です。
シンボルツリーは庭の中心となる樹木であり、住宅の外観や庭の雰囲気を大きく左右します。常緑樹は一年を通して葉が残るため安定した存在感を演出でき、落葉樹は季節ごとに表情が変わる自然な景観を楽しめる点が特徴です。庭の広さや住宅のデザイン、周囲の環境などを踏まえて樹種を選ぶことが大切です。
また、シンボルツリーだけで庭を構成するのではなく、サブツリーや低木、下草などを組み合わせることで、より自然で立体感のある庭づくりができます。植栽の高さや樹形、葉の色の違いなどを意識して配置すると、庭全体の調和が取りやすくなるでしょう。
住宅の庭づくりでは、見た目の美しさだけでなく、手入れのしやすさや成長後のサイズも考慮することが重要です。樹木の特徴を理解し、自宅の環境に合ったシンボルツリーを選ぶことで、長く楽しめる庭づくりにつながります。