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ハダニ対策とは?発生時の対処法と予防方法を解説

公開日:2026.3.11
ハダニ対策とは?発生時の対処法と予防方法を解説

ガーデニングで植物を育てていると、葉の色が悪くなったり元気がなくなったりすることがあります。植物の栄養を吸い取るハダニは、こうしたトラブルを引き起こす代表的な害虫のひとつです。

ハダニは気づかないうちに増えやすく、発生に気づいたときには被害が広がっていることも少なくありません。また、発生後の駆除だけでなく、普段から予防を行うことも植物を守るうえで重要になります。
植物の葉に白い斑点やかすれたような症状が見られる場合は、ハダニによる被害の可能性があります。

この記事では、ハダニが発生したときの対処方法や、身近な道具を使った予防方法について解説します。

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1.ハダニとはどんな虫?

植物の寿命を縮める迷惑な存在

瀕死のハダニの絵

ハダニはクモの仲間で、赤い体をした個体が多いことから「アカダニ」と呼ばれることもある害虫です。体長は1ミリメートル以下と非常に小さく、20℃〜30℃ほどの乾燥した気温を好み、日本では春から秋にかけて活発に活動します。

繁殖力が非常に強く、産卵期には1匹のメスが50〜100個ほどの卵を産み、およそ10日ほどで成長します。現在およそ70種類ほどのハダニが確認されており、発生しやすい植物は柑橘系の樹木やリンゴ、ピーマン、キュウリ、ナスなど幅広く存在します。

ハダニが植物に付着すると、葉から栄養を吸い取って生長を妨げ、被害が進むと植物が弱ったり枯れたりすることがあります。そのため、園芸やガーデニングを行う際は、葉の裏などを定期的に確認し、ハダニが発生していないかこまめにチェックすることが大切です。

実際に発生を確認した場合は、できるだけ早く適切な方法で駆除する必要があります。また、再び発生させないためには予防も重要です。

基本的な駆除や予防は家庭でも行えますが、発生を繰り返す場合や被害が広がっている場合は、害虫駆除の専門業者への依頼も検討するとよいでしょう。

2.ハダニを駆除しないとどんな被害が起きる?

短い期間で大量発生

枯れてしまった植物の写真

ハダニは繁殖力が強く、植物の葉の裏側に大量発生することがある害虫です。発生しやすい植物は種類によって異なり、代表的なものは以下の通りです。

・ナミハダニ
ほとんどの果樹や草本植物に発生する種類で、家庭菜園やガーデニングでも見られることが多いハダニです。

・ミカンハダニ
柑橘類を中心に、モモやナシなどの果樹、イヌツゲなどの庭木に発生しやすい種類です。

・カンザワハダニ
ナスやウリ科の野菜、豆科の作物、お茶の葉などに発生しやすいハダニです。

・リンゴハダニ
リンゴなどのバラ科の果樹に発生する種類です。

また、実際にハダニが発生すると、植物には以下のような被害が見られます。

・植物の葉に白い斑点ができる
繁殖したハダニは植物の葉の裏側に付着し、栄養を吸い取ります。その結果、葉の表面に白い斑点が現れます。これは葉緑素が失われることで起こる症状です。

・小型の植物では枯れてしまうケースもある
庭木などの大型の植物では被害が目立ちにくいこともありますが、鉢植えなどの小型の植物では栄養不足になり、枯れてしまうこともあります。

葉に白い斑点が現れている場合は、ハダニが発生している可能性があります。

・葉焼けや葉肉崩壊症が発生する
ナシやリンゴなどの落葉果樹では葉焼けが起こり、柑橘類では葉肉崩壊症が発生することがあります。葉の色や形に悪影響が出るほか、花の開花期間が短くなり、果樹の収穫量にも影響することがあります。

3.ハダニが発生したらどうする?対処法を解説

ハダニは水が弱点

ピッチャーに入った牛乳の写真

ハダニは植物の栄養を吸い取り、さまざまな被害を引き起こす害虫ですが、駆除する際には水を活用する方法が効果的です。家庭でも実践しやすい方法が多いため、発生を確認した場合は早めに対処しましょう。

以下に、ハダニが発生した際の主な駆除方法をまとめました。

・葉水(はみず)を行う
葉水とは、植物の葉や茎に水をかける作業のことです。ハダニは乾燥した高温の環境を好むため、水をかけて湿度を保ち、温度を下げることで繁殖を抑えることができます。毎日葉水を行い、葉の表だけでなく裏側までしっかり濡らすことがポイントです。

・薄めた牛乳や木酢液(もくさくえき)を散布する
葉水に加えて、薄めた牛乳や木酢液を散布する方法もあります。これらの液体をかけることでハダニが窒息し、駆除につながります。木酢液は害虫対策だけでなく、植物の栄養補助として使われることもあるため、植物の生育を助ける効果も期待できます。

・植木鉢ごと水に浸す
すでに植物に卵や幼虫が付着している場合は、植木鉢ごと水に浸す方法が有効です。およそ15分ほど水に浸すことで、幼虫や卵が水面に浮き上がってきます。浮いてきたものを取り除き、その後は植木鉢を風通しの良い場所に戻して乾かします。

葉の裏側にハダニが大量に発生している場合は、その葉や茎を切り取って被害の拡大を防ぐことが重要です。

・ハダニがついた葉や茎を切除する
葉の裏にびっしりとハダニが繁殖している場合は、その葉や茎を切り落とす方法が有効です。一時的に樹形が乱れることはありますが、その後に新しい芽が出てくるため、過度に心配する必要はありません。

4.ハダニの発生を防ぐには?予防法を解説

予防にも散水が有効

植物に水をかけている写真

ハダニは乾燥した高温の環境で繁殖しやすいため、植物を水で濡らしておくことで発生や大量繁殖を防ぎやすくなります。そのため、日頃のお手入れの際に葉へしっかりと水を吹きかけることが予防につながります。

霧吹きを使えば広い範囲の葉を一度に湿らせることができるため、雨が少ない時期などは霧吹きを活用し、植物が乾燥しすぎないように管理しましょう。また、ホースやシャワーで水をかけ、葉の表面や裏側に付いたハダニを洗い流す方法も即効性があります。水をかける際は、強い水圧で植物が傷まないよう注意が必要です。

ハダニは乾燥した環境で増えやすいため、葉の表や裏に定期的に水をかけて湿度を保つことが予防の基本です。

水による対策だけで繁殖を抑えきれない場合は、「牛乳を水で薄めたもの」や「濃いめに抽出したコーヒー」、「木酢液」などをスプレーで散布する方法もあります。牛乳を使った場合は匂いが残ることがあるため、翌日に水で洗い流しておくとよいでしょう。

また、5分から15分ほど植物を植木鉢ごと水に浸す方法も、葉や土に付いた卵を取り除き、繁殖を防ぐ対策として効果があります。いずれの方法も一度で終わらせるのではなく、定期的に行い、植物が乾燥する状態を長く作らないことが重要です。

5.しっかり駆除したいなら害虫駆除業者がおすすめ

業者に害虫駆除を依頼する際の費用相場

費用相場のイメージ写真

日常的にハダニの予防を行っていても、大量発生してしまうケースは十分にあります。駆除剤を使用していても、薬剤への耐性がつきやすいハダニには効果が弱くなることもあり、家庭での対処では対応しきれない場合もあります。

ハダニの繁殖が広がり被害が拡大している場合は、害虫駆除の専門業者に依頼することで効率的に駆除できる可能性があります。

年間を通じて多くの害虫駆除を行っている専門業者は、状況に応じた駆除方法や薬剤を使い分けて対応するため、被害の状況に合わせた駆除が期待できます。

害虫駆除業者へハダニの駆除を依頼する場合の費用相場を調べると、基本料金はおよそ8,000円程度から設定されていることが多いようです。ただし、これはあくまで目安であり、ハダニの発生範囲や駆除を行う場所によって実際の費用は変わります。

被害が広範囲に及んでいる場合は、一般家庭でも数万円程度になることがあります。また、農場など大規模な場所で発生している場合は数十万円程度になる可能性もあります。

適正な料金を把握するためには、複数の業者に見積もりを依頼し、作業内容と費用のバランスを確認して依頼先を決めるとよいでしょう。

6.まとめ|ハダニは早期発見と日常的な予防が重要

水を使った予防と早めの対処で被害の拡大を防ごう

ハダニは植物の葉の裏に発生しやすく、栄養を吸い取ることで葉に白い斑点を作ったり、生長を妨げたりする害虫です。繁殖力が強く、乾燥した高温の環境で増えやすいため、気付かないうちに被害が広がってしまうこともあります。

葉に白い斑点が見られる場合は、ハダニが発生している可能性があるため、早めに対処することが大切です。

予防の基本は、葉水や霧吹きなどで植物を乾燥させないようにすることです。また、牛乳や木酢液などを使った方法や、植木鉢ごと水に浸す方法なども家庭でできる対策として有効です。

それでも大量発生してしまった場合や被害が広範囲に広がっている場合は、害虫駆除の専門業者に依頼する方法もあります。植物の状態をこまめに確認し、早めの対処と継続的な予防を行うことで、ハダニによる被害を防ぎやすくなります。

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