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植えてはいけない宿根草の特徴と危険性|庭が荒れる原因と注意すべき種類

公開日:2026.4.21
植えてはいけない宿根草の特徴と危険性|庭が荒れる原因と注意すべき種類

「毎年いつの間にか増えて手に負えない」「何度抜いてもまた生えてくる」「植えたいけれど広がりすぎるのが不安」など、庭づくりで悩む場面は少なくありません。とくに手入れの時間が限られている場合、植物の増え方によっては想定以上に管理が大変になることがあります。

こうしたトラブルの原因として挙げられるのが、繁殖力が強い宿根タイプの植物です。種類によっては地下茎やこぼれ種で急速に広がり、ほかの植物の生育スペースまで奪ってしまうことがあります。広がりやすい性質を知らずに植えると、庭全体のバランスが崩れる原因になります。

この記事では、庭に植える際に注意したい宿根植物の特徴や広がりやすい理由、具体的な例を整理しながら解説します。さらに、選び方で迷ったときの判断ポイントもまとめているため、後悔しない庭づくりの参考として活用できます。

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1.「植えてはいけない宿根草」とは?なぜ植えてはいけない?

繁殖力が強すぎて庭を占領してしまう

庭一面に広がるドクダミの写真

宿根草(しゅっこんそう)とは、植えた場所に根付いて長期間にわたり毎年花を咲かせる植物を指します。特定の品種名ではなく、このような性質を持つ植物全体の呼び方です。

宿根草は多年草の一種であり、どちらも長い期間にわたって花を咲かせる点は共通しています。ただし、成長期以外の地上部の状態には違いがあります。宿根草は花が終わると葉や茎などの地上部が枯れますが、多年草は花が終わっても地上部が残る点が特徴です。つまり、常緑の状態を保つかどうかが大きな違いといえます。

宿根草にはさまざまな性質があり、特徴は種類ごとに異なります。ただし、共通していえるのは繁殖力の強さです。ある程度手入れをしなくても毎年花を咲かせるため、庭づくりでは扱いやすい存在とされています。一方で、この繁殖力の強さが原因となり、管理が追いつかなくなるケースもあります。

繁殖力が高く丈夫な宿根草は、管理を怠ると増え続けて雑草のように広がり、やがて庭全体を覆ってしまいます。他の植物を植えていても目立たなくなるほど増えるため、庭全体のバランスを崩す要因になりかねません。

宿根草は「手間がかからない植物」と思われがちです。しかし、広がりすぎないように成長を調整し続ける必要があり、結果として一年草よりも手入れに時間がかかる場合もあります。庭にかけられる時間が限られている場合は、負担に感じることもあるでしょう。

2.「庭に植えてはいけない」といわれる宿根草の特徴

地下茎やこぼれ種による脅威の繁殖力

繁殖したミントのアップの写真

繁殖力の高さによって庭を占領してしまうことから、宿根草は「植えてはいけない」といわれることがあります。こうした宿根草には、増え方に共通する特徴があります。

地下茎や地面を這う茎による栄養繁殖

宿根草の増え方のひとつに、地下茎やランナーと呼ばれる地面を這う茎による栄養繁殖があります。親株から伸びた茎は土に触れた部分で根や芽を出し、そのまま新しい株として広がっていきます。同じ場所にとどまらず、見えない範囲で横へ広がるため、気づいたときには想定以上に増えているケースも少なくありません。

地上の見た目だけでは広がり方を把握しにくく、地上部を取り除いても土の中に残った地下茎から再び芽が出てきます。地下茎が少しでも残ると再生するため、完全に取り除かない限り増え続けてしまいます。

そのため、対処する際は土を深く掘り返し、根や茎を一つずつ取り除く作業が必要になります。


こぼれ種による繁殖

こぼれ種とは、花が咲いたあとにできた種が土に落ち、そこから発芽して増えていく繁殖方法です。意図しない場所から芽が出るため、庭のあちこちに広がりやすく、短期間で数が増えていきます。
放置すると翌年以降も発芽が続き、管理が追いつかなくなるケースも見られます。花が終わったあとにそのままにすると、こぼれ種によって一気に増えてしまうため注意が必要です。

こうした増殖を防ぐには、種ができる前に花を摘み取り、広がる前に対処しておくことが重要になります。


地下茎とこぼれ種の両方で増える宿根草

特に注意が必要なのは、地下茎とこぼれ種の両方で増える宿根草です。たとえばヒメツルソバやシュウメイギクが該当し、地上では種を落として数を増やしながら、地下では茎を伸ばして広範囲へ広がっていきます。

ひとつの対策だけでは増殖を抑えきれず、気づいたときには庭全体に広がっていることもあります。複数の繁殖方法を持つ場合は対策が不十分になりやすく、結果として急速に増えてしまうリスクがあります。
そのため、種の管理と地下茎の除去を同時に行い、広がる範囲を継続的にコントロールすることが欠かせません。

3.植えてはいけない宿根草5選

ミント、ドクダミ、ヒメツルソバなど

一面に咲く小さなヒメツルソバの花の写真

ここからは、植える際に注意が必要な宿根草を紹介します。

ミント

シソ科に属するミント類にはさまざまな種類があり、それぞれ香りに違いがあります。ハーブティーやスイーツ、料理などに使えるため、庭に植えて新鮮な葉を楽しみたいと考える方も多いでしょう。

一方で生育が非常に旺盛で、日当たりに関係なく育ち、根の広がりも速い特徴があります。繁殖力が強く、管理を怠ると短期間で庭全体に広がってしまう点に注意が必要です。
植える場合は鉢や仕切りを使い、広がる範囲を制限することが欠かせません。


バーベナ・ボナリエンシス

バーベナ・ボナリエンシスはクマツヅラ科に属する宿根草で、紫色の小さな花を咲かせます。細く伸びる草姿と背の高さから、他の植物と組み合わせやすく、庭のアクセントとして取り入れられることもあります。

暑さに強く、極端な寒さでなければ越冬できるほど丈夫ですが、こぼれ種によって増える点には注意が必要です。花後の管理をしないと種が広がり、気づかないうちに数が増えて群生しやすくなります。種ができる前に花を摘み取るなど、早めの対応が求められます。


エリゲロン・カルビンスキアヌス

キク科に属するエリゲロン・カルビンスキアヌスは、ハルジオンの仲間で白やピンクの花を咲かせます。環境への適応力が高く、庭だけでなくコンクリートや石の隙間からでも伸びるほど丈夫な点が特徴です。グランドカバーとして使うと庭を明るく見せられますが、その反面で増えやすさが目立ちます。

一度広がると制御が難しく、意図しない場所まで生育範囲が広がるおそれがあります。使用する際は範囲を決めて管理することが重要です。


ドクダミ

ドクダミはドクダミ科に属する宿根草で、日本では古くから薬草として利用されてきました。現在でもドクダミ茶として親しまれており、鑑賞用の品種もあるため育てたいと考える方も見られます。

ただし生命力が非常に強く、地下茎で広がる性質を持っています。地下茎が地中で広範囲に伸びるため、放置すると知らないうちに庭全体へ広がってしまいます。除去する際も根が残ると再生するため、計画的な管理が必要です。


ヒメツルソバ

ヒメツルソバはタデ科の植物で、ポリゴナムの名前でも知られています。淡いピンク色の丸い花を咲かせ、秋には紅葉も楽しめるため庭づくりに取り入れられることがあります。
成長が早くグランドカバーとして活用される一方で、地下茎とこぼれ種の両方で増える点が特徴です。

繁殖方法が複数あるため、対策が不十分だと短期間で広範囲に広がり、雑草のように扱いにくくなる可能性があります。導入する際は増え方を理解したうえで管理することが求められます。

4.地植えに向かない宿根草の特徴と注意点

繁殖力の強さと管理の難しさに注意する

家庭菜園用の腐葉土とプランターの写真

宿根草のなかには、地植えに向かないとされる種類があります。地植えとは花壇や畑、庭などの地面に直接植える方法を指し、プランターや鉢で育てる方法とは管理のしやすさが大きく異なります。

繁殖力が強い宿根草は地植えに不向き

特定の宿根草が地植えに向かないとされる最大の理由は、繁殖力の強さにあります。想定以上に増えやすく、気づいたときにはほかの植物を覆うように広がり、庭全体のバランスを崩してしまうことがあります。
宿根草は地下茎を広げる栄養繁殖と、花後に種が落ちて発芽するこぼれ種の両方で増えるため、広がりを止めにくい特徴があります。

地下の茎や種を完全に取り除けない限り、何度でも再生して増えてしまう点が問題です。そのため、地植えにすると管理の難易度が一気に上がるといえます。


管理が難しく手間がかかる

宿根草は丈夫で手間がかからない植物と思われがちですが、実際には増えすぎないように管理し続ける必要があります。
放置すると急速に広がり、雑草のように扱いづらくなるケースも少なくありません。増えすぎを防ぐには、広がった部分をこまめに間引き、範囲を維持する作業が欠かせません。

成長を放置すると管理が追いつかなくなり、結果的に庭全体へ広がってしまうおそれがあります。地下茎で広がる種類であれば、地中に仕切りを設けて拡大を防ぐ方法もありますが、隙間や劣化によって効果が薄れることもあるため注意が必要です。
また、こぼれ種で増える場合は種ができる前に花を摘む必要があり、継続的な手入れが求められます。

5.宿根草を使った庭づくりに迷ったらプロに相談するのもおすすめ

増え過ぎた場合や正しい植え方なども相談できる

庭の専門業者に庭の相談をする女性の写真

「地植えに向かない」「植えない方が良い」といった印象を持たれやすい宿根草ですが、丈夫で生育が旺盛な点や繁殖力の高さを活かせば、グランドカバーとして役立つ場面もあります。適切に管理できれば、庭づくりに取り入れる選択肢として検討することも可能です。

増えすぎや植え方に不安がある場合は専門業者に相談

理想的な庭づくりを実現するには、植物の特性を理解したうえで配置や管理方法を考える必要があります。とくに初心者の場合、どの植物をどこに植えるべきか判断に迷うことも少なくありません。
宿根草は増えすぎると管理が難しくなるため、不安がある場合は専門業者へ相談することで適切な対処方法を把握できます。植木屋などの専門業者であれば、植え方や管理方法の提案に加え、増えすぎた場合の整理や剪定についても相談できます。


植木屋を選ぶ際は相見積もりで比較する

専門業者へ依頼する場合、どこに頼むべきか迷う場面もあります。

費用は作業内容だけでなく業者ごとに差があるため、複数社から見積もりを取って比較することが重要です。相見積もりを行うことで費用の目安を把握できるだけでなく、作業内容や提案の違いも確認できます。費用とサービス内容を比較することで、納得したうえで依頼先を選びやすくなります。

また、やり取りを通じて対応の丁寧さや説明のわかりやすさも確認できるため、継続的に依頼するかどうかの判断材料にもなります。

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