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トイレタンクに水がたまらない!水漏れの原因や対処法、事業者選びのポイントも紹介

公開日:2023.10.4 更新日:2024.4.22
トイレタンクに水がたまらない!水漏れの原因や対処法、事業者選びのポイントも紹介

トイレタンクに水がたまらない時にまずは自分で修理しようと考える方に向けて、原因の見極め方や修理方法をご紹介します。
万が一どうしても症状が改善しない場合、業者を探す際のポイントや相場も解説しますので、参考にしてみてください。

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1.トイレタンクに水がたまらないときにまずチェックすること

止水栓とトイレ以外の状況を確認

トイレの止水栓の写真

トイレタンクに水がたまらない時は、真っ先にトイレの故障を疑ってしまいがちです。しかしまずは以下のポイントについてチェックしてみて下さい。

・水道の元栓
トイレ以外にも、キッチンやお風呂なども含めて家中の水が出ない場合は、水道の元栓が閉まっているかもしれません。水道の元栓は戸建住宅であれば庭や駐車場の地面、集合住宅であれば玄関のそばにあることが多いです。元栓が閉まっていた場合は反時計回りに回すことで開栓できます。

・トイレの止水栓
トイレの止水栓は壁や床にあり、水道の元栓と同じく反時計回りに回すと開きます。

しかし元栓と違って開きすぎると水があふれてしまいます。

タンクの中にあるオーバーフロー管よりも水位が高くならないよう調整してください。

・断水
水道管自体に水が流れていない場合があります。

回覧板などで断水のお知らせが届いていなかったか確認しましょう。

また水道料金を滞納している時も断水となってしまいます。

心当たりがある場合は水道局などに問い合わせてください。

・水道管の状態
地震などで水道管が破損している場合は、すぐに業者に連絡してください。

また凍結している場合も水が出なくなります。

その場合は気温が上がり、解凍されるまで待ちましょう。

2.トイレタンクに水がたまらない原因とは?

どの部品が原因か調べよう!

トイレタンクの部品を交換している写真

周辺の状況や水道管をチェックしても問題が無かった場合、トイレタンクに問題があることが多いです。
水がたまらない時の原因となる部品をご紹介しますので参考にしてみて下さい。

・ストレーナーやフィルターの目詰まり
トイレを長期間使用していてタンクに水がたまらなくなった場合は、トイレのストレーナーやフィルターにゴミが詰まって水の通り道がふさがれてしまっている可能性があります。
ほとんどの場合、フィルターは給水管の止水栓内にあり、ストレーナーは給水管とタンクの接続部分にあります。
掃除をすることでつまりを解消できるので、取り扱い説明書を確認して掃除しましょう。

・浮き球の不具合
浮き球とは、タンク内の水量を調整するための設備です。この浮玉がタンク内の水位とともに上下することで、水が流れたり止まったりします。
この浮き球がタンク内の給水管や壁などに引っかかって上がった状態のままになっていると、水がたまらなくなったり、たまるのが遅くなったりします。
引っかかっている場合は正常な位置に戻しましょう。

また、浮き球の劣化により常にあがったままになっているケースもあります。この場合は新しい浮き球へと交換する必要があります。

・ボールタップの不具合
ボールタップは浮き球の根元に取り付けられていて、さらに給水管とつながっています。浮き球と連動して、弁を閉じたり開いたりすることでタンク内の水位を調節しています。
このボールタップの部品が摩耗または損傷したり、汚れていたりすると、弁が開かなくなって給水されなくなることがあります。また、逆に給水し続けてしまうこともありえます。
この場合は、掃除または交換が必要になります。

・フロートバルブ(ゴム栓)の不具合
フロートバルブは、トイレを流す際のレバーとチェーンでつながっていて、レバーを引いた時に便器内に水を流したり、一定量で止めたりするための弁の役割を担っています。
フロートバルブはゴム素材でできているため、数年経過するとゴムが硬くなり、縮んでしまいます。そうなると、タンクとバルブの間に隙間が生じ、タンク内の水が便器内に流れ出てしまいます。
この状態ですと、新しい水がタンクに供給されても便器内に水が漏れ続けるため、タンクに水がたまらないといった問題が発生します。
劣化したフロートバルブは新しいものへと交換しましょう。

3.浮き球やフロートバルブが劣化している場合は部品を交換しよう

フロートバルブの交換目安は触って確認

浮き球を調整している写真

トイレタンクに水がたまらない原因が浮き球やフロートバルブだった場合の見分け方や修理方法は以下の通りです。

■浮き球が原因かチェックする方法
タンクへ給水され続けている時に、浮き球を持ち上げてみて下さい。もし水が止まれば浮き球に異常があります。
止まらない場合は浮き球につながっているボールタップに原因があるといえるでしょう。

・浮き球の修理方法
まずは浮き球を調整してみましょう。
1.止水栓を締め、タンクのフタを開けます。
2.オーバーフロー管の「-WL-」という印に水位が来るようにします。
3.固定しているナットを緩めて浮き球を外したら、水位が高い場合は山のように、低い場合は谷のようにアームの中央を曲げて下さい。

逆の手順で元に戻し、水位が戻れば完了です。

もし浮き球が破損していて交換が必要な場合は、同じ要領で外して新しいものに換えて下さい。
その際は止水栓を締めた後、レバーを引いてタンクの水を抜いてから作業します。

■フロートバルブが原因かチェックする方法
まず止水栓を締めてタンクの水を抜き、フロートバルブの鎖をチェックします。
鎖が短い場合はタンクから便器へ流れる水が止まらないので、長いものと交換し、鎖の玉が2~3個余るように調整して下さい。

また、フロートバルブを手ではめてレバーを回し、うまく元に戻らない場合は交換が必要です。
そのほか、ゴム部分を触った時に黒い汚れが付く場合も劣化しているため交換となります。

・フロートバルブの交換方法
1.止水栓を締めてレバーを捻り、タンクの水を全て無くします。
2.タンクのふたを開けてチェーンを外して下に落としておきましょう。
3.フロートバルブを固定している2か所を外し、オーバーフロー管から取り外して下さい。

新しい部品に取り換え、逆手順で元に戻したら完了です。

4.ボールタップに原因がある場合は部品交換か掃除で解決

本体・ダイヤフラム・フィルターをチェック

不具合が出ているボールタップの写真

ボールタップに問題がある場合は、調整・交換・掃除などで改善することがあります。
トラブルが起きやすい本体・ダイヤフラム・フィルターの3つについてそれぞれ解決法をご紹介するので試してみて下さい。

・ボールタップ本体
1.水が水位線より上にある場合は、止水栓を締めてから浮き球を持ち上げ、水を止めます。
2.ボールタップには水位調整リングが付いているので様子を見ながら回してください。もし水が止まらない場合はボールタップの中にあるバルブを交換しましょう。
3.最後に浮き球を下に押さえつけて沈めた状態で止水栓を少しずつ開けます。
水位がオーバーフロー管より1センチ以上高くならない程度になれば完了です。

・ダイヤフラム
手洗い管から水が出ていないときは、ダイヤフラムに原因があることが多いです。
1.止水栓を締めタンク内の水を流したら、浮き球の根元を外します。
2.その下のナットを外したら、ダイヤフラムが見えるので交換して下さい。

・フィルター
1.止水栓からボールタップにつながっている給水ホースにはフィルターが付いています。ここが詰まると水が出にくくなり、取り外して掃除することもできます。
2.ホースがタンクの横についている場合はその根元にあるので、ナットを外して歯ブラシなどで磨いてみて下さい。
3.タンクの底にホースが付いている場合はタンク内のさまざまな部品を取り外す必要があるので、事業者に任せるのがおすすめです。

5.いろいろ試してもトイレタンクに水がたまらない場合は業者に相談しよう

焦らず冷静に業者を選ぶのが大事

トイレの水道管を修理している事業者の写真

どの方法を試しても改善しない場合は、プロの修理事業者に任せましょう。
トイレタンクは複雑な構造で水がたまらない原因も複数考えられ、調整も難しいことが多いです。誤って破損させてしまうとしばらくトイレが使えなくなってしまうので、早めに相談しましょう。

■修理事業者を選ぶポイント
事業者を選ぶ際には明朗会計になっているか確認しましょう。不明瞭な項目や、合計金額のみの記載となっている場合は悪徳業者の可能性があります。

また、先ほど解説した通り、トイレタンクのトラブルは部品の交換や調整・清掃で解決することも多いです。
タンク自体の交換や、トイレ丸ごとの交換を勧められた場合は、その場ですぐに契約せずに相見積もりを取るのがよいでしょう。

そして出張費についてですが、基本的には数千円程度か無料の業者が多いです。出張費やキャンセル料が高額なケースや、そもそもキャンセルを認めてくれない業者もあるので注意してください。

■作業費用相場はいくらくらい?
パッキンや部品の交換は約6,000円~、水漏れ修理は約9,000円~が相場となっています。また、タンクを外すかどうかでも金額は大きく変わってきます。
作業ごとに費用が細かく分かれていることがほとんどなので、見積もりの際に確認して下さい。

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