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襖の張り替え時期はいつ?症状別のタイミングを紹介します

公開日:2021.11.29 更新日:2024.4.9
襖の張り替え時期はいつ?症状別のタイミングを紹介します

襖はいつ貼り替えるべきか、気になる人も多いのではないでしょうか。襖は見た目を気にしなければ、いつまでも利用できるものですが、見た目を少しでもよい状態に維持しようとするためには、適切なタイミングで貼り替えすることが大切です。

この記事では染みや色あせ、カビ、たるみなどそれぞれの事象に合わせて、襖はいつ貼り替えをするべきなのか、その大まかなタイミングについて解説します。

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染みによる張り替えタイミングはいつ?

襖についた染みは掃除で対策!落とせない場合は貼り替えがおすすめ

襖に染みがついている写真

襖についた染みは掃除方法やその種類によっては落とせる場合もあります。しかし、それがもし難しくて、どうしても改善したいという場合には貼り替えをするしかありません。

掃除方法としては、水は絶対に厳禁です。和紙でできた襖の場合、水を吸収してむしろ傷めてしまう可能性があるため、絶対にやめましょう。ちょっとした汚れの場合であれば、襖用の補修紙を貼って対応することもできますが、どうしても補修痕は残ってしまいます。

また襖の中にはビニールクロスが貼ってあるものもあります。このような壁紙の場合には、洗剤や雑巾を使って拭き取ることもできますので、そのようなものを使って掃除することがおすすめです。

襖は人の手が触れる部分のため、どうしてもある程度は汚れてしまうもの。その汚れを防ぐなら、ビニールクロスの場合、防水スプレーをかけておくと、汚れを予防することができますよ。

和紙で貼ってある襖を補修痕など残さずきちんと綺麗にしたい場合には、貼り替えをするしかありません。ただし、襖の構造によっては貼り替えができない場合もあります。段ボールでできた襖や発泡スチロール製の襖の場合は貼り替えができず、新調するしかありません。当然ながら費用がかかりますので、費用面と相談してどうするか考えましょう。

色あせによる張り替えタイミングはいつ?

襖の色あせは経年劣化が原因!改善は難しいので貼り替えを

襖が色あせている写真

襖が色褪せるのは、太陽などによって経年劣化が進行していることが原因です。襖が一度色あせたからと、雑巾などで掃除をしようとしても、ほとんどの場合はあっという間に敗れてしまうためおすすめできません。

襖の寿命は大まかに10年と言われていますが、襖紙の貼り替えのタイミングは大まかに5年前後だと言われています。5年前後で経年劣化による色あせが目立ち始める目安であり、襖紙が特になんらかの機能性を持っているわけではありませんので、見た目に問題がない場合には、そのままの状態で放置しておいてもそれほど大きな問題にはなりません。

10年以上経過しているような襖の場合には襖を新調することも選択肢になるでしょう。ただし、襖の貼り替えができるかどうかはその襖の構造によって変わります。中には貼り替えができない段ボール襖や発泡スチロールでできた襖があり、そのようなものの場合には、色あせていても張り替えはできず、新調する以外の選択肢はありません。賃貸などで多い仕様ではあるため、問題になることは少ないですが、古い住宅の場合には採用されている場合があるため、確認する方がよいでしょう。

カビによる張り替えタイミングはいつ?

襖のカビは和室の湿度が原因!早めの貼り替えがおすすめ

襖がカビている写真

襖にカビは和室の湿度が高いことが原因で起こります。カビが生育しやすい環境は20~30度で湿度が60度を超えているような場合に起こりやすくなります。

この場合は襖だけではなく、様々な場所でカビが発生している可能性がありますが、放置すると、襖の内部までカビが侵食してしまい、新調するしか無くなってしまいます。

しかし、症状が軽い段階であれば、襖紙の張り替えで十分に対応できるケースも。放置しておくと一気に繁殖してしまい取り返しがつかなくなりますので、そうなる前に早めの貼り替えを行うことが大切です。

襖紙が和紙ではなくビニールクロスなどの場合であれば、エタノールなどで消毒しながら拭き取ってあげることも効果的です。

襖のカビが生えている場合には、今後そのような事態が起きないような予防策を整えておくことも大切です。先ほどお伝えしたように、温度は20~30度で湿度が60度を超えているような場合に起こりますので、湿度が下がるように定期的に換気を行いましょう。特に押し入れは閉めっぱなしにしておくことで、湿気がこもってしまうため、定期的に開けて換気してあげることが大切です。

たるみやシワによる張り替えタイミングはいつ?

たるみやシワは貼り方に問題がある可能性あり!

たるみやシワが出ている襖の写真

襖紙を貼った後で、全体がたるんでいてシワができてしまう、そのような場合には、貼り方に問題がある可能性があります。

特に紙製の和紙を貼る場合、貼るときに水分が残っていると和紙が膨張し、たるみやすくなります。和紙のたるみは、最初の場合には水分が含まれている以上どうしても避けられませんが、乾燥して行く過程で徐々に収縮します。大まかに1ヶ月も経過する頃には乾燥してたるみが無くなっているはずです。

それ以上経過して、たるみが改善されていない場合には、貼り方に問題があることが考えられます。そのような場合には残念ですが、貼り替え直しをするしかありません。年月を経過した襖がたるんでいる場合には、劣化が進んでいるサインでもあるため、貼り替えをするべきタイミングだと言えるでしょう。

ただし、張り替えできるのかどうかは襖の構造がどうなっているのかによって大きく変わります。段ボール襖や発泡スチロールの襖が採用されている場合、貼り替えそのものができないため、襖を新調する方法しかありません。適切な方法は、既存の襖がなんなのかにもよるため、まずはそれを確認しましょう。

襖を張り替えるタイミングの情報まとめ

襖にトラブルが起きた場合は早めの貼り替えが大切

張り替えを行った襖の写真

この記事では襖の様々なトラブルに対してどのようなタイミングで貼り替えをするべきなのか、その方法について解説しました。

襖は汚れやカビ、色あせが起きてしまうと、改善の方法がなく、放置しておくと、状態が悪化していくばかりのため、それぞれ適切なタイミングで貼り替えすることが大切です。この記事を参考に適切なタイミングを見極める参考にしてください。

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