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マンションの鍵交換で注意すべき点をご紹介します!

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.3
マンションの鍵交換で注意すべき点をご紹介します!

マンションの鍵交換で注意すべき点を分かりやすく紹介していきます。
まず最初の注意点として、マンションの鍵は勝手に交換してはいけません。オートロックの付いていない古いマンションでしたら鍵交換は自由な事が多いのですが、オートロック完備のマンションの場合は、管理組合の許可が必要になります。
その理由としては玄関やエントランス、防犯システムが全てリンクされていることがあるからです。

この記事では、事例を交えながらマンションでの鍵交換に関する様々な情報をお伝えしていきます。

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1. マンションの鍵交換 トラブル事例①

マンションの鍵交換に関するトラブル事例集その1。賃貸物件は要注意

窓ガラスの前に立つ人の写真

このトラブルでまず紹介するのが、管理会社が勝手に侵入してきたケースです。

転勤が決まり、新しいマンションに引っ越したのですが、合鍵が玄関横の荷物保管庫に一ヵ月も放置されていました。そして家に帰ると何だか人が入ったような気配があったので、怖くなり管理会社に問い合わせをしました。すると管理会社の人間から、用があったので2回入ったことと交換した鍵のスペアを保管庫に置き忘れていたことを聞きました。

いくら賃貸とは言え入居者に無断で侵入するなんて有り得ません。しかも保管庫は宅配業者も開けることが出来るように簡単なロック式なので不安しかありません。

弁護士に相談し、管理会社と交渉してもらった結果、一ヵ月分の家賃と新しい鍵への交換費、家賃相当の慰謝料を支払ってもらう事でまとまりました。実はこのケース非常によくありますので、入居時には気を付けましょう。

次に紹介する事例は、鍵交換費用を支払ったにもかかわらず、交換されていなかったケースです。

大学に進学し、一人暮らしをする娘のために新しくマンションを借りました。敷金の他に鍵の交換費として2万円支払ったので安心していたのですが、実際の部屋を見てみると、鍵の部分に物凄く傷が付いていました。不審に思い大家さんに確認すると、交換していないことが分かったので、父親の私が立ち会って鍵を交換してもらいました。指摘しなかったらそのままだったのかと思うとゾッとします。

2. マンションの鍵交換 トラブル事例②

マンションの鍵交換に関するトラブル事例集その2。交換する際は申請しましょう

マンションの玄関ドアの写真

このトラブルでまず紹介する事例が、無断で鍵交換をしてしまったケースです。

仕事中に自宅の鍵を落としてしまったので、念のため鍵の交換をすることにしました。

鍵の交換時は、管理組合に届け出なければいけないのは知っていたのですが、早く交換しておきたかったので、あとで申請することにしました。

すると一か月後の定期総会で私が無断で鍵を交換したことが議題に上がってしまいました。どうやら近隣の住人に鍵を交換する様子を見られていたようです。仕方なく訳を説明したのですが、多数の意見で鍵をもとの種類と同じ物に戻さなくてはいけないことが決定しました。

後日、役員立会いのもと交換作業をしてもらい事なきを得ました。最初に申請しなかったおかげで10万円以上の出費になったのですが、勉強費だと思って諦めます。やはりマンションはみんなのものですので、迷ったら先に相談すべきですね。

次に紹介するトラブル事例は、オーナーが勝手に鍵の交換をしてしまったケースです。

管理している物件の中に、家賃を4ヵ月滞納している住人がいたので、その部屋だけ鍵を交換して入れないようにしました。すると翌日住人がやってきて、違法行為だと騒ぎ立てました。弁護士に相談したのですが、どうやら私の方に非があるようです。新しい鍵を渡し住人には帰ってもらいましたが、正直なところ納得がいきません。いくら滞納をしていても勝手な鍵交換(力の行使)は違法ですので、オーナーの皆様は気を付けましょう。

3. マンションの鍵交換 トラブルを防ぐ方法とは

マンションの鍵交換でトラブルを防ぐ方法は事前の届け出と原状回復です

印鑑を押している男性の写真

このトラブルを防ぐ方法として真っ先に上がるのが、事前の届け出です。

というのもマンションの玄関ドアはエントランスやエレベーターなどと同じで、共有部分に該当するからです。勝手にエレベーターの中の模様を変えてはいけませんよね。それと同じ理屈で鍵を勝手に交換することは出来ないのです。

どうしても鍵の交換をしたい場合は、管理組合の許可が必要になります。同じタイプの鍵であれば管理会社に連絡することですぐに交換できることもあるようです。なかには管理会社が指定した業者でないと交換できないといったケースもあります。

いずれにしてもマンションの規約に沿う形になりますので、しっかりと確認してみましょう。

そして鍵を交換したあとで売却したり、退去する場合は元の鍵に戻す義務が生じます。よく言う原状回復ということです。これを怠るとあとで損害賠償などのトラブルに発展する可能性がありますので、しっかりと対応しておきましょう。

次の対策方法として紹介するのが、賃貸マンションの場合の費用負担です。

賃貸マンションの鍵交換費用は、国の指針によるとオーナーが負担するようにはなっていますが、現実は入居者が負担していることも多数あります。入居時に鍵交換費を引かれていない場合は、オーナーとしっかり話し合って負担割合を決めましょう。くれぐれもいきなり請求書を渡すことのないようにして下さい。

いずれにしてもトラブルになってからでは色々と面倒ですので、事前に対策をしておくことです。

4. マンションの鍵交換をするメリット

マンションの鍵を交換をするメリットは全体で対策できることです

マンションの暗証番号キーの写真

ここでの最大のメリットは、マンション全体で鍵交換することにより、防犯性能が飛躍的に向上することです。

平成初期以前に建てられたマンションはオートロックが付いている物件でも、ギザギザの鍵が特徴のシリンダーキーを使用していることが非常に多いです。泥棒は絶えず偵察をして、そのような防犯性能が脆弱なマンションをリスト化していますので、いつ被害が起きてもおかしくない状況にあります。

そこで最近増えているのがマンション全体でディンプルキーやカードキーに交換することです。全体で交換することで、費用もお安くなりますし、何より住民全体で防犯意識が高まります。それだけで泥棒への大きな抑止力になりますね。

次に紹介するメリットは、安心して生活できるという事でしょう。戸建てと違い、マンションは売買が頻繁に行われていますので、分譲であっても前の住人がいることも少なくありません。賃貸ならなおさらです。鍵を交換していないと以前の住人が合鍵で侵入してくるのではないかと不安になりますし、実際そのようなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。新しい鍵に交換することによってそのような不安やトラブルから解放されます。マンションでの鍵の交換は、メリットは沢山ありますが、デメリットは全くと言っていいほどありませんので、迷われている方は早めの交換をお勧めします。

5. マンションの鍵交換まとめ

マンションの鍵の交換に関する情報のまとめとポイントのおさらい

マンションの玄関ドアの写真

ここまでこのトラブルに関する様々な情報をお伝えしてきましたが、重要なポイントに絞って最後におさらいします。

まず、鍵を交換する際は、分譲の場合は管理組合、賃貸の場合はオーナーに確認してから作業しましょう。賃貸マンションの場合、入居時の鍵の交換費用は原則オーナー負担です。

そして家賃の未納を理由に、鍵を交換することは違法ですので、お気を付け下さい。

近年マンションでの空き巣被害は増加していますので、防犯性能の高い鍵への交換をお勧めします。

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