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回らない鍵に市販スプレーはNG! 正しいメンテナンス方法を紹介

公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.9
回らない鍵に市販スプレーはNG! 正しいメンテナンス方法を紹介

鍵は毎日使用するものですので、なかなか差し込めない、うまく回らないなど何かしらの問題が発生します。鍵のメンテナンスをする目的で市販のスプレーを使用される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、スプレーによっては鍵の破損の原因となります。今回は適切な鍵のメンテナンスの仕方をご紹介します。

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1. 市販のスプレーを使ってはいけない理由

鍵が回らなくなってしまった時、専門業者に依頼するのが一番確実な方法です。ただ人によっては自分で直したいという方もいらっしゃるでしょう。

市販のシリコンスプレーの写真

鍵のメンテナンスをする際、シリコンスプレーなど市販されているスプレーを使ってメンテナンスをするやり方を考えるかもしれません。しかし、そうしたスプレーは逆効果になる可能性があります。

シリコンスプレーのように潤滑性のあるものは滑りを良くする効果があります。実際に自動車や家具などのメンテナンス作業において活用されています。ただ、鍵や鍵穴に差すことは危険です。鍵穴にスプレーを振りかけると、鍵穴に細かい汚れや異物が着きやすくなります。そうなると、かえって鍵が余計に回らなくなってしまいます。

また、鍵本体に汚れや不純物が見られると、スプレーを吹きかけた時にそうした汚れが取りづらくなってしまいます。一度こうした頑固な汚れがこびり付いてしまうと、後から掃除するのが面倒になってきます。

シリコンスプレーはホームセンターやオンラインショッピングで気軽に入手することができますので、使いたくなるかもしれませんが、誤って使用すると、こうした鍵のトラブルを誘発することになります。鍵が回らなくなっても決して使用しないようにしましょう。

2. 鍵が回らなくなる原因

日常生活を送っていると、鍵がなかなか回らないというトラブルに見舞われることがあります。こうしたトラブルは急に発生するのではなく、何かしらの原因を放置している内に起こるようになります。

鍵を差そうとしている写真

鍵が差しにくい、または回らない原因は次の通りです。

①鍵穴に汚れなどがたまっている
鍵穴にはどうしても汚れなどの不純物が蓄積しやすいです。鍵穴の構造上、小さなほこりや汚れがあるだけで鍵が回りにくくなってしまいます。不具合が感じられたら、まずは鍵穴を覗いてみましょう。

②鍵穴の潤滑油が減ってきている
鍵を回しやすくするために、鍵穴にはあらかじめ潤滑油が差し込んであります。ですが、年月が経過するごとに潤滑油が次第に少なくなってしまいます。そうなると、鍵を差してもうまく鍵穴が回らなくなります。また潤滑油が少ない状態で鍵を回そうとすると、鍵本体が破損するおそれがあります。

③鍵本体もしくは鍵穴に不具合がある
鍵は金属でできています。毎日使用し続けていれば曲がってしまったり擦り減ってしまったりと、変形してくることがあります。鍵穴についても同様のことが言えます。鍵穴の場合は、部品が壊れているかもしれません。鍵もしくは鍵穴が故障していたら、ただちに使用を辞め、新しく作ってもらう必要があります。

3. メンテナンスには鍵専用スプレーがおすすめ

鍵および鍵穴のトラブルはご自身で対処できないわけではありません。鍵穴のメンテナンス作業を行う際には専用のスプレーを使用します。

鍵専用のスプレーの写真

前述の通り一般的なシリコンスプレーですと、汚れが付着する原因となります。専用のスプレーであれば汚れが付くことなく滑りを良くします。

鍵専用のスプレーはホームセンターやインターネットサイトなどで気軽に購入することができます。鍵のメーカーが独自に出しているスプレーもあります。こうした商品には通常「鍵穴専用」と表示されています。鍵の不具合を解消したい場合は、まずはこうした専用スプレーを使用されるといいでしょう。

スプレーの使用方法としては、鍵穴にスプレーのノズルを差し込み噴射するだけです。使用される場合は少量で構いません。これだけで鍵がだいぶ回りやすくなります。ただし、そんな鍵専用スプレーも万能ではありません。鍵の使用年数によっては使用してもまったく効果がないこともあります。

一般的には鍵の寿命はおよそ10年と言われています。鍵本体が古くなっていると、いくら鍵穴をメンテナンスしても回らない状況は変わりません。鍵の不具合は自宅の防犯にも大きく影響してきますので、早めに交換されることが望ましいです。

4. 自分で対処できない時は専門業者に依頼

日頃から鍵や鍵穴のメンテナンス作業をしていても鍵や鍵穴にはいずれ寿命がきます。もう古くなった、もしくは何かしらの破損が見られたら、業者に交換を依頼するようにしましょう。

機械で鍵を作成している写真

一般的な鍵ですと寿命は10年と言われていますが、ディンプルキーに代表される複雑な構造をした鍵の場合は、寿命がそれよりも短くなる可能性があります。鍵の状態は定期的に確認し、不具合があれば速やかに交換しておきましょう。

鍵の交換に関しては鍵専門の業者に依頼することをおすすめします。鍵の交換自体はご自身で行うことができるものの、正規の部品を買い揃える他、専門的な知識と経験を活用して作業を実施しなければなりません。また素人による作業ですと、どうしても作業にムラがあり、不具合が生じてきます。万が一不備が見られると防犯上悪影響があります。そうした不備をそのままにしておくと空き巣に侵入されやすくなってしまいます。以上のことから、鍵の交換作業はプロにお願いしましょう。

ですがプロといっても、どの業者にお願いすればいいかわからないかもしれません。専門業者を選ぶ際には、ますはその業者の実績を確認しておきます。多くの業者のホームページには過去の実績について紹介されています。実績が多ければ、それだけ信頼されていることが分かります。

5. 鍵のメンテナンスにかかる費用

鍵を交換される場合に一番気になるのが交換にかかる費用です。

費用相場のイメージ写真

鍵交換の費用の内訳としては、鍵および鍵穴、そして交換作業費となります。

鍵の種類によって交換費用の相場は異なります。多くの住宅に使用されているディスクシリンダーキーであれば、5,000円~15,000円が相場になります。ディンプルキーの場合は15,000円~20,000円が相場です。

そんな鍵の費用ですが、できるだけ安く抑えるコツがあります。それは前もって業者から見積もりをとることです。現場までも出張費や鍵を交換する際にかかる料金は業者によってさまざまです。最近では多くの業者で無料で作業内容の見積もりを算出してくれます。ある業者では高かった費用が別の業者では安かったということがよくあります。

また作業を依頼する際には、自宅から近いエリアに事業所を構えている業者に依頼するようにしましょう。できるだけ自宅に近いところの方が出張費は安くなります。

鍵は自宅の防犯性を高めるためにとても重要なものです。日頃からメンテナンスをしていても、何かしらのトラブルが発生することがあります。DIYが可能であれば費用は安くなるかもしれませんが、作業にムラがあると後になって代償としてさらに費用負担が強いられることもあります。

鍵のトラブルでお困りの時は、専門業者に依頼するのが手っ取り早いです。

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