もみじは紅葉が楽しめる植物で、生長も早いため、盆栽としても人気があります。そのもみじの盆栽をきれいに育てるために欠かせないのが剪定です。
この記事ではもみじの特徴や剪定方法、費用、注意点について解説します。この記事を参考にもみじの正しい剪定方法を知り、きれいなもみじを楽しみましょう。
1.もみじの特徴
もみじはカエデ科カエデ属の植物!秋の紅葉の代名詞
もみじはカエデ科カエデ属の植物です。秋になると紅葉し、紅葉の季節になると多くの人が紅葉狩りを楽しみます。 1枚の葉っぱが6から7つに深い切り込みが入ったような形になっていることが特徴です。日本では種類が特に多く、世界には160種類ほどあるカエデ属の中でも日本では30種類近くが存在しています。 特に日本で盆栽として使われるものは、イロハモミジ系とヤマモミジ系の2種類です。
イロハモミジ系統は丸みがある葉の形をしており、春モミジとも呼ばれています。
ヤマモミジは主に日本海側に生息していたもみじで、生長が早く、きれいに紅葉することが特徴です。見た目も美しいため、盆栽としても人気があります。 もみじは挿木でも増やせますが、種から育てることも難しくはないため、種から育てるのがおすすめです。種は一定の気温以下にならなければ芽が出ないため、冷蔵庫で保管するか、取り播きをする必要があります。
2.もみじの剪定方法
もみじの剪定は7月初旬か11月から2月の間がおすすめ!暑い時期の剪定は避けよう
もみじの剪定は7月初旬か、11月から2月の間がおすすめです。特に11月から2月の間は休眠期のため、しっかりと剪定できます。11月の早めに剪定すると、きれいな形に整えやすいです。
また、落葉後であれば、枝が見えやすく整えやすいでしょう。 剪定したあと急激に生長することもありません。そのため、切り戻し剪定をして、しっかりと整えてあげましょう。 木の形を整えるにはこの時期の剪定が欠かせません。全体像を意識し、全体像から邪魔になってしまう太い枝を切り落としましょう。切り口は癒合材を塗布すると、傷みにくいです。 また、初夏である7月初旬も剪定できます。枯れた枝も取り除いてください。ただし、真夏に入ると大掛かりな剪定はできないため、早めに剪定しましょう。 また、7月は本来の剪定時期ではないため、切りすぎてしまうと樹木が弱ってしまいます。太い枝をカットするのは避け、密集している細かい枝のみを剪定します。ハサミではなく手で取り除くと傷みにくいです。
3.もみじの剪定費用の相場はいくら?
もみじの剪定費用は木の大きさで変わる3,000円〜16,000円ほどが目安
もみじの剪定費用は大まかに3,000円から16,000円ほどが目安です。 実際の費用は木の大きさや形で変わります。3メートル以下の低木であれば3,000円ほどしかかかりませんが、樹木が7mくらいになると16,000円近くかかります。 ただし、木の高さだけではなく、木の形も剪定作業の難易度に関わり、値段が変わる可能性があります。 また、剪定は1本からでも対応してくれる業者とそうではない業者があるため、1本のみの剪定を依頼する場合は、最初にそのことを確認しておきましょう。 会社の位置によっては出張費用がかかる可能性もあります。そのため、もみじの剪定を依頼する場合は、出張料についても確認しておくとよいかもしれません。 もみじの樹高が高いほど剪定費用の相場も上がります。樹高が3mを超えるような木は自分で伐採を行うのが難しいため、剪定業者に依頼することがおすすめです。
4.もみじ剪定の注意点
もみじの剪定は適切なタイミングで行うことが大切!忘れないように注意
もみじの剪定は生長が早く、タイミングを逃すと適切な剪定ができなくなるため、剪定のタイミングが来たら忘れずに剪定するようにしましょう。 忘れてしまうと枝が生えすぎてしまい、樹の形が悪くなります。
また、栄養が他の葉にも届き、風通しも悪くなるため、病気にもかかりやすいです。 初夏の内であれば夏の剪定も可能ですが、夏は生長期のためあまり深く切りすぎると、生長を邪魔し、もみじが弱る原因になります。11月から2月の剪定ができなかった場合は夏にもできるのですが、本格的な剪定はできません。 また、もみじは落葉後、葉芽をつけることで葉っぱができるため、葉芽ができてから剪定してしまうと生長が遅れ、紅葉の時期までに大きく育たないこともあります。 そのため、もみじの剪定は適切な時期に、しっかりと切り落としするようにしましょう。
5.もみじの剪定情報まとめ
もみじの剪定は適切なタイミングでしっかりと行うことが大切
この記事ではもみじの特徴、剪定方法、費用相場、注意点について解説しました。 もみじは生長が早い木で、剪定を忘れてしまうと、一気に枝葉が生い茂ってしまいます。その結果風通しが悪くなるだけではなく、形も歪んでしまいます。そのため、適切なタイミングで行うことが大切です。
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