《時期やお手入れ方法など》サツキの剪定についてわかりやすくご紹介します!
公開日:2022.8.23 更新日:2024.4.15
サツキは日本で多く愛されている植物で、育てている人も多いです。しかし、剪定を失敗し、花を咲かせられず困っている人もいるのではないでしょうか。サツキの剪定は剪定時期などポイントを抑えておけば、難しい作業ではありません。
この記事ではサツキの特徴、剪定方法、費用相場、注意点について解説します。
サツキは日本で多く愛されている植物で、育てている人も多いです。しかし、剪定を失敗し、花を咲かせられず困っている人もいるのではないでしょうか。サツキの剪定は剪定時期などポイントを抑えておけば、難しい作業ではありません。
この記事ではサツキの特徴、剪定方法、費用相場、注意点について解説します。
サツキは日本が原産でツツジの1種です。樹高は低く大きくても1mほどで、4月から5月にかけて5cmほどの花を咲かせます。
昔は「岩つつじ」とも呼ばれていました。江戸自体から人気が高まり、家庭でも育てられるほどに浸透しています。
品種改良が進んだ結果、色は多種多様です。白・ピンク・赤・赤紫などの色が楽しめます。
比較的育てやすい花で、道路にも植えられていたり、生垣に使われたりすることが多い花です。そのため、サツキの花を知らないけれど、見たことがある人は多いでしょう。また、東京などではサツキの花が楽しめる祭りも開催されています。
育てるときに注意するべきポイントも少なく、園芸初心者が育て始めるのにおすすめの花の1つです。日本が原産の花ですが、洋風の見た目にも合わせやすく、様々な場面で使われています。
そんなサツキの花をきれいに咲かせるために欠かせないのが剪定です。サツキの花は他の植物よりも剪定のタイミングがシビアで、剪定の時期を間違えるなどすると花を咲かせない可能性があります。
しかし、剪定をせずにいるとあっという間に生長し、手がつけられません。タイミングさえ注意すれば、剪定自体は簡単にできます。
サツキの剪定方法は、樹形を考えながら大きさをひとまわり小さくしていくようなイメージで行います。
刈り込みバサミを使いながら、全体を整えるように切っていきます。刃が大きいため、大まかに切っていきましょう。
整え終わったら、次に混み合った枝葉を切っていきます。重なっている部分、内側に生えている枝を整えてください。
この作業を行うことで、風通しがよくなり、病気や害虫を防ぐことにつながります。
次に、外側の枝を整えていきましょう。外側の枝は見た目を整えることが目的で、伸びすぎた枝などを切っていきます。
このとき花芽がないか確認するようにしましょう。花芽を切ってしまうと、その部分から花が咲かないため、花の数が減ってしまいます。
ときどき遠目から全体の状況を見て、バランスがよくなっているか確認することも大切です。きれいに整えたいなら、定期的に確認しましょう。
剪定をするときは強剪定は避け、枝は落としすぎないでください。強剪定とは枝の根元から切っていくことです。刈り込み過ぎることでサツキが枯れる原因になることもあります。
サツキを生垣のようにしている場合は作業量が多いこともあるでしょう。そのような場合は剪定業者に任せるのもおすすめです。剪定業者であれば、きれいにかつスピーディにサツキの剪定をしてくれますよ。
サツキの剪定費用の相場は大まかに3,000円ほどからだと考えてください。これは樹高が3m程度と低く、それほど生長していない場合の料金です。
樹高が高くなるほどに高くなり、7m程度の場合は20,000円ほどかかります。ただし、生垣のような横に長いものの場合は料金の計算の仕方が変わります。
また、樹高ではなく職人の作業時間によって料金を決める場合もあります。この場合は時給で3,000円ほど、1日で20,000円ほどだと考えてください。
さらに別途費用についても確認が必要です。剪定業者で別途出張費や剪定で処分する枝の処分代がかかることがあります。これらは、会社によって取り決め方が異なるため、予め確認しましょう。
分からない場合はまず見積もりを依頼し、作業範囲はどこまでか追加料金についてまで詳しく確認すると、後悔しない業者選びができます。
サツキの剪定業者を選ぶ場合は、信用できる業者選びも大切です。電話口での受付の対応、見積もりの分かりやすさ、分からないことを丁寧に教えてくれるかなども見極めるポイントとなります。
剪定業者選びは長い付き合いになることも多いため、価格だけではなく、対応の質までしっかりと見極めましょう。
サツキの剪定で重要なのはタイミングです。
サツキは花が落ちてから次の花芽をつけるまでの期間があまりありません。そのため、剪定タイミングとしては花が落ちてからすぐに剪定を始めるのが理想です。
花芽が生えてしまうと、剪定時に花芽を切り落としてしまう可能性が高まります。花芽を切り落としてしまうと花が生えなくなり、花が楽しめません。
また、剪定しないことも良くありません。サツキは生長が早いため、剪定をせずに放置すると密集してしまいます。見た目にもっさりとした仕上がりになり、花も咲かせにくくなってしまいます。さらに、風通しが悪くなることで病気や害虫の原因になる可能性も。
そのような事態を回避するため、剪定はしっかり行わなければいけません。
タイミングさえ注意すれば、園芸初心者でも剪定はそれほど難しくはないでしょう。
通常植物の剪定はタイミングだけではなく、切る枝の選別、切り方、病気や害虫への対策も必要です。別途必要な作業が増えることも珍しくありません。しかし、剪定をしておけば害虫や病気の対策にもなり、やるべきことはシンプルだといえます。
ただし、生垣など作業範囲が広い場合、作業量も増えます。範囲が広い場合は剪定業者に任せておくほうがよいかもしれません。
この記事ではサツキの特徴や剪定方法、費用相場、注意点について解説しました。
サツキの剪定は他の植物と比べると注意するべき点が少なく園芸初心者でも簡単に対応できます。しかし、タイミングだけはシビアなため、剪定時期を逃さないことが大切です。この記事を参考にサツキの剪定に挑戦してみてはいかがでしょうか。