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《エアコン修理》暖房がつかない時の対処法をご紹介!

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.12
《エアコン修理》暖房がつかない時の対処法をご紹介!

10月後半にもなると寒くなってくるので、そろそろ暖房を使用する季節ですよね。 しかし、いざ暖房を使おうとしてもエアコンが動作しないと困ってしまいます。
そこで今回はエアコンの暖房がつかない場合の原因や対処法をご紹介します。 あわせて暖房が効きにくい場合の対処法もご紹介しているので、ぜひ参考にして寒い冬を乗り切ってください。

1.暖房がつかない原因①

エアコンの暖房がつかない・効かないときの原因と対処法をご紹介します。その①

エアコンのリモコンの写真

暖房がつかない原因としてよくあるのが、エアコンの設定のミスやリモコンが不具合を起こしているケースです。 設定とリモコンの項目に分けて、チェックポイントをご紹介しますので、まずはこちらを確認してみてください。

■エアコンの設定
・暖房設定になっているか
・風量が中風や強風になっているか
・風向きが上向きになっていないか
・設定温度が低すぎないか
・霜降り運転中ではないか


そもそも暖房の設定になっていない場合があります。自動や送風モードになっていないかを確認してみてください。 また、風量が弱風になっていると、暖房能力も小さくなってしまいます。同じように、省エネ運転になっていると、風量が弱くなってしまうことが多いので、そちらの設定も確認してみてください。

あたたかい空気は上の方に、逆に冷たい空気は下の方に溜まる性質があるので、エアコンの風向きも重要になってきます。 下に溜まった冷たい空気を循環させるためにも、風向きは下向きに設定しましょう。

また、設定温度が低すぎると、部屋は暖まりません。20℃以上に設定してください。

寒い日に暖房を使用していると、エアコンに霜がついてしまいます。そのため、エアコンには「霜取り運転」といった機能が装備されており、霜取り運転が作動している間は一時的に温風が出なくなりますが、しばらくすると暖房運転は再開されます。故障ではないので安心して使用をつづけてください。

■リモコンの不具合
・電池はきれていないか
・リモコンは故障していないか


リモコンの電池が切れかけていたり、完全に切れてしまっていたりすると、ボタンを押しても反応しなかったり、ボタン通りの動作をしなかったりなどの不具合がおきます。 暖房がつかない場合は一度電池を新しい物に交換してみてください。

また、リモコン自体が故障してしまっている場合もあります。 電池を交換したリモコンでも電源が入らない場合は、エアコン本体の運転ボタンを押して電源がつくかを確認してください。
電源が問題なくついた場合は、リモコンの故障の恐れがあるので新しい物に買い換えましょう。リモコンはネットやホームセンターなどで購入可能です。

2.暖房がつかない原因②

エアコンの暖房がつかない・効かないときの原因と対処法をご紹介します。その②

エアコン内部のフィルターの写真

エアコンの電源は入っていて、きちんと暖房設定になっているけど、暖房がつかないといった場合は、エアコン本体や室外機に原因がある場合があります。
項目に分けて、チェックポイントをご紹介しますので、こちらを確認してみてください。

■エアコン本体
・フィルターは汚れていないか
・吹出口や上部の吸込口付近に障害物はないか
・外が寒すぎないか


エアコンのフィルターによごれが溜まっていると風量が弱くなってしまい、エアコンをつけているのに一向に部屋があたたまらないといった現象が起こってしまいます。
エアコンのフィルター清掃は、最低でも1シーズンに一回の頻度で行うことで、次回の使用時に気持ちよく使えるようになります。
しばらく清掃をしていなくてよごれが頑固にたまっていたり、酸っぱいような異臭がしたりする場合は、専門の業者にエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。

また、エアコンの吹出口・吸込口付近にカーテンや洗濯物、家具などの障害物があると、うまく風が循環できなくなり、部屋があたたかくならない原因になってしまいます。エアコンの近くには物を置かないようにしましょう。

外が寒すぎると暖房の効率が大幅に低下します。外気がマイナスになるような地域にお住まいの場合は、凍結対策などがされている寒冷地専用のエアコンへの買い換えを検討してみてください。

■室外機
・室外機はまわっているか
・近くに物を置いていないか
・室外機が埃などで汚れていないか


室外機が動いていないと、エアコンもうまく作動しません。 室外機のフィン部分に埃やペットの毛、落ち葉などの異物がつまっていないかを確認してください。
また、ゴキブリやカナブンなどの虫が入り込んでしまっている場合もあります。
室外機の内部にゴミがたまっていたり、異物が混入していたりする場合は、室外機を分解する必要があるので専門の業者へ依頼をして取り除いて持ってください。

室外機にカバーをつけていたり、付近に植木鉢などを置いていたりすると、室外機の能力が低下してしまう恐れがあります。障害物がある場合は一度取り除いてみて、暖房の効きに変化があるかを試してみてください。

3.エアコン修理が必要なケース

原因が分からないときや、エアコン内部の故障などはプロの専門業者へ相談しましょう!

エアコン内部を点検している事業者の写真

前項、前々項でご紹介したような原因であれば、ご自分で対処できることがほとんどです。 ただし、暖房がつかえない原因として、エアコン自体が故障をしている場合もあります。
以下のような場合は故障の可能性があるので、専門の業者へ相談してください。

・どれだけ待っても風が出ない
霜取り運転や運転を準備している場合は、一時的に風が出ないこともあります。ただし数十分経過しても動き出さない場合は、エアコン内部が故障している恐れがあります。

・エアコンが途中で止まってしまう
エアコンが誤動作している場合があるので一度コンセントを抜いて、しばらくしてから再度コンセントを入れてみてください。それでも止まってしまうようであれば、モーターなどの内部故障が考えられます。

・冷たい風しか出てこない
外の熱を部屋に移動させるための冷媒ガスが漏れている恐れがあります。 ガス漏れの確認は、ガス漏れ検知器やガス漏れ検知材、センサー付きのデジタル温度計などで確かめることができます。

そのほかにも、エアコンの暖房が使えない原因が分からない場合は、エアコンのプロである専門業者へ相談することをおすすめします。 見積り無料のエアコン業者もあるので気軽に問い合わせることができるでしょう。

また、エアコンの寿命は約10年といわれているので、もし使い始めてからそれ以上経過している場合は修理をしてもまたすぐに別の場所が故障してしまう恐れがあります。 そのため、新しい物への買い換えも検討してみることもおすすめします。

4.暖房の効きをよくするには?

暖房が効きにくい時の対処法をご紹介します!

住宅に設置されたエアコンの写真

暖房の効きが悪い時は、前々項で紹介したフィルターや室外機の清掃で対処できます。

そのほかにも、窓に断熱シートを貼り付けたり、断熱窓に交換したりして窓からの冷気をシャットアウトし、暖房の効きやすい部屋に変えるといった方法もあります。

また、エアコンのサイズと部屋の広さがあっていない場合もあります。
エアコンには適用畳数が決まっていますが、この適用畳数の表示がややこしく、間違って理解してしまっている方が多いです。
「適用畳数●~▲畳」は、「木造住宅は●畳、鉄筋コンクリート造の住宅は▲畳」に適用しているという意味になります。“~”が私たちが普段使用している意味合いで使用されていないことが勘違いの起こってしまう原因といえます。

これらをふまえて今一度使用されているエアコンの適用畳数が足りているかを確認してみてください。もしサイズが適していなかった場合は、エアコンの買い換えを検討してみることをおすすめします。

5.まとめ

エアコンの暖房がつかないときのお役立ち情報まとめとポイントのおさらい

リモコンでエアコンを操作している写真

エアコンの暖房が使えない場合の原因と対処法をご紹介しました。

暖房が使えない原因は様々考えられますが、クリーニングなどをしても改善されない場合は、プロの業者へ相談することをおすすめします。
暖房が使えない原因を解消して、あたたかい部屋で快適な冬を過ごしてください。

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