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家電リサイクル法とは?対象となる品目や家電の処分方法について

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.16
家電リサイクル法とは?対象となる品目や家電の処分方法について

不要になった家電の処分方法についてしっかり考えていますか?
家電の処分には「家電リサイクル法」と呼ばれる法律があり、その対象品目ですと処分の際に注意が必要です。

そこで今回は家電リサイクル法の概要や対象品目、処分方法についてご紹介します。引っ越しや家電の買い替えなどの際の参考にしてみてくださいね。

1.家電リサイクル法とは?

家電リサイクル法の概要

不要になった家電の写真

引っ越しの際や部屋のリフォーム、大掃除などの際に処分に困るのが家電ゴミ。一般的な不燃ゴミとは異なり、処分するにあたっては注意しなければならないことがあります。

こうした大型家電の処分は「家電リサイクル法」によって処分方法が決められています。
家電リサイクル法とは2001年に施行された法律のことで、主に大型家電の不法投棄の対策と限りある資源の再活用を目的として誕生しました。

この法律では、
・エアコン
・冷蔵庫
・冷凍庫
・テレビ(ブラウン管/液晶/プラズマ)
・洗濯機
・乾燥機
が対象として定められています。

こうした大型家電を処分される場合は、リサイクル料金を支払わなければならないことになっています。
処分方法としては、大型家電を取り扱っているお店に引き取りをお願いする他、指定引取場所に持ち込んだり、不用品回収業者に頼んでご自宅まで引き取りに来てもらったりすることもできます。

このようなことから、家電の不用品が出たら家電リサイクル法の対象に該当するかどうか確認することが大切です。
大型家電の処分は、一般的な不用品の処分よりも手がかかりますので、実際に処分が面倒で自宅にそのままにしている方もいらっしゃるかもしれません。

まずは不用品回収業者をはじめ、近所に回収してくれそうなところがあるかどうか調べてみましょう。

2.家電リサイクル法の対象品目

主な対象品目

家電が不法投棄されている写真

前述の通り家電リサイクル法とは大型家電を対象とした法律で、品目ごとに取り扱いが詳細に決められています。
ここでは対象となる家電を品目ごとに詳しくします。

①エアコン
壁掛け型や床置き型など、一般家庭に設置されているエアコンについてはすべて家電リサイクル法の対象です。
エアコンに関しては室外機も法律の対象となっています。この他にも次の付属品も法律の対象に含まれています。

・エアコンのリモコン
・室内機用の取り付け金具
・一体型の純正据付部材
・工事の際に出た部材

ただし、天井に取り付けるものや埋め込み型のもの、冷風機、除湿機については対象に含まれていません。

②冷蔵庫
冷蔵庫や冷凍庫、保冷庫・冷温庫などは家電リサイクル法の対象となります。

また、これ以外にも
・冷蔵庫に付いてきた製氷皿
・野菜かご
についても対象に含まれています。

その一方で、保冷庫やおしぼりクーラー、ショーケース、課金システム冷蔵庫については対象外となります。

③テレビ
ブラウン管テレビ、液晶・プラズマテレビ、チューナー分離型などは対象に含まれています。

また、
・テレビのリモコン
・着脱式付属専用スピーカー
についても対象になっています。

一方で(ディスプレイモニター、プロジェクションテレビ、ワンセグ、コインボックス型テレビなどは対象外となります。

④洗濯機・衣類乾燥機
洗濯乾燥機、全自動洗濯機、脱水機、購入時に付いてきた洗濯かごが対象です。

一方で業務用の洗濯乾燥機や衣類乾燥機能がついた除湿機などは対象外となります。

3.家電の処分方法について

主な処分方法

不用品をトラックで運搬している写真

不要になった家電については家電リサイクル法の規定に従って捨てる以外にもさまざまな処分方法があります。
主な処分方法は次の通り。

・業者に回収してもらう
不用品の点数が多い時は不用品回収業者が便利です。
業者であれば自宅まで来て不用品をまとめて引き取ってくれます。

・引越し会社に依頼する
引越し会社でも不用品回収を行っているところがあります。引越し作業を行われる場合は、ついでに依頼しておくといいでしょう。

・知人にあげる
自分が不用品としているものでも、身近に欲しいと思っている方がいらっしゃるかもしれません。
ただテレビや冷蔵庫などの大型家電は運ぶのが難しいので、大きな自家用車をお持ちでない場合は、配送業者に輸送を依頼する必要があります。

・リサイクルショップに持っていく
要らなくなった家電はリサイクルショップで買い取ってもらうことができます。
すぐに現金化できるメリットがありますが、買取金額が安くなるというデメリットもあります。

・フリマアプリを活用する
メルカリやラクマなどのフリマアプリを活用して売ることもできます。使い方はいたって簡単で、売りたい不用品の写真を掲載し、値段を決めるだけ。
利用者が多く、出品してすぐに買取が成立してしまうこともあります。

運営側では個人情報保護に力を入れており、出品者と購入者がお互いに個人情報を知らせることなく匿名で商品を送ることができます。

4.家電などの不用品回収は専門業者にお任せ!

業者をおすすめする理由

トラックを運転している事業者の写真

そんな家電を処分する際に頼りになるのが不用品回収の専門業者。不用品回収業者をおすすめする理由としては次の通り。

・評判を把握できる
業者選びの判断基準となるのが依頼者の声。
最近では業者のホームページや口コミサイトなどで不用品回収業者の評判を調べることができます。
実際に依頼された方の評価が高いところほどきちんと作業してもらえます。

・事前準備をしなくてもいい
専門業者は電話1本ですぐに駆けつけてくれるのでとても簡単。依頼者側がすべきことは見積もりの確認と作業費用の支払いだけです。
事前にあれこれ用意する必要がないのは、仕事や家事で忙しい方にとってはとてもありがたいところ。

・いつでも受け付けてくれる
業者によっては24時間365日依頼を受け付けているところもあります。年末の大掃除や引っ越しシーズンでも駆けつけてくれます。

・無料見積もりを行っている
ほとんどの業者では、作業前に無料見積もりを実施しています。同じ作業でも業者によって数千円も料金が異なる場合もあります。

3社以上から費用の見積もりをとっておくことでお住まいの地域における相場を把握できます。
提示された金額に納得できない場合は、その場でお断りするもできます。

5.業者の選び方

業者選びのコツ

不用品回収事業者と話をしている女性の写真

ただ不用品回収業者は数多くあり、どの業者を選べばいいかわからない方も多いと思います。
ここでは優良業者を選ぶポイントについてご紹介します。

・業務に必要な資格を取得している
家庭から出る家電などの不用品回収については「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要となります。
これを行政から取得していないと不用品回収業務ができないことになっています。
許可を取得した業者のホームページに掲載されていますので、必ず確認しておきましょう。

・地域密着型の業者であるか確認する
業者選びで忘れてはならないのが地域密着型であること。
担当しているエリアに密着している業者であれば、トラブルが発生してもすぐに駆けつけてくれます。

・会社の住所が明記されているか確認する
いわゆる悪徳業者と呼ばれているところですと、ホームページに会社の所在地が明記されていないことが多いです。

・安さを過度に強調する業者を選ばない
やたらと安さを売りとしている業者ですと、必要な作業がされていなかったり、作業後に不要な有料オプションを勧めてきたりします。

・オプションサービスが充実している
業者選びで忘れてはならないのがオプションサービス。
回収の際に家の壁が傷ついた、家具が破損したなどのトラブルがまれにあります。こうしたトラブルに対する保証を確認しておくともしもの時でも安心です。

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