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ヤマトシロアリは自分で駆除できる?駆除方法や業者へ依頼すべきケースを解説

公開日:2026.6.15
ヤマトシロアリは自分で駆除できる?駆除方法や業者へ依頼すべきケースを解説

ヤマトシロアリを見つけたとき、「まずは自分で駆除できないだろうか」と考える方も多いのではないでしょうか。業者へ依頼すると費用がかかるため、自力で対処できる方法を探す方は少なくありません。しかし、ヤマトシロアリは被害状況や発生場所によって適切な対処方法が異なり、対応を誤ると被害の拡大や再発につながるおそれがあります。

また、ヤマトシロアリは自分で駆除できるケースがある一方で、専門業者への依頼が必要なケースもあります。そのため、駆除方法だけでなく、自分で対応できる範囲を見極めることも重要です。

この記事では、ヤマトシロアリを自分で駆除する方法や、実践する前に知っておきたいメリット・デメリット、自分で対応できるケースと業者へ依頼すべきケースの判断基準について解説します。

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1.ヤマトシロアリの駆除は自分でできる?

床下に入れる場合は、自分で駆除できることも

床下の写真

ヤマトシロアリの駆除は、状況によっては自分で対応できるケースもあります。ただし、すべてのケースで自力による駆除が可能というわけではありません。被害範囲や住宅の構造によって適切な対処方法は大きく変わるため、まずは自分で対応できる条件と難しいケースを把握しておくことが重要です。

床下に入れる場合は自分で駆除できることも

床下に入って作業できる場合は、自分で駆除できる可能性があります。ヤマトシロアリは主に床下の木材や土壌から侵入するため、駆除作業も床下で行うことが多いためです。床下点検口があり、人が入れる高さの空間が確保されている住宅であれば、市販の薬剤を使って木材や土壌を処理できる場合があります。

また、被害が初期段階で範囲が狭い場合も、自分で対処できることがあります。例えば、床下の一部の木材だけに被害が見られる場合は、薬剤を散布することで被害の拡大を防げる可能性があります。


被害が広い場合は自分での駆除は難しい

被害が広範囲に及んでいる場合は、自分での駆除は難しいと考えたほうがよいでしょう。ヤマトシロアリは地中や建物内部に巣を作り、目に見えない場所で活動します。そのため、被害箇所だけに薬剤を散布しても根本的な解決につながらないことがあります。

また、巣が残ったままになると、一時的に被害が収まったように見えても再発するおそれがあります。被害範囲が把握できない場合や、複数箇所で被害が確認できる場合は、専門業者への相談を検討しましょう。

2.ヤマトシロアリを駆除する際に必要な道具

自分の体を守るために準備はしっかりと

殺虫剤をかけられるシロアリのイラスト

ヤマトシロアリを自分で駆除する場合は、床下の暗く狭い場所で作業することが多いため、事前準備が欠かせません。適切な道具や装備をそろえておくことで、安全性を確保しながら作業を進めやすくなります。

シロアリ駆除剤(薬剤)

シロアリ駆除剤には複数の種類があり、被害状況や作業内容に応じて使い分けることが大切です。

スプレータイプは、狭い隙間や局所的な処理に適しています。被害が確認できる木材やシロアリを見つけた場所へ直接噴射して使用するため、初めてシロアリ駆除を行う方でも扱いやすいでしょう。

液状タイプは、床下の木材や土壌など広い範囲を処理する際に使用します。噴霧器を使って散布することで、建物の土台や基礎部分などシロアリの侵入経路をまとめて対策できます。


噴霧器・散布器具

液状タイプの薬剤を使用する場合は、噴霧器や散布器具が必要です。薬剤を均一に散布しやすくなるため、木材や土壌へしっかり浸透させることができます。

柱や土台、基礎部分などシロアリが侵入しやすい場所へ薬剤を行き渡らせるためにも、散布器具は準備しておきたい道具の一つです。


防護装備(マスク・手袋・作業服)

シロアリ駆除では薬剤を扱うため、防護装備も必要です。防じんマスク、ゴム手袋、長袖の作業服を着用し、薬剤が直接肌に付着しないようにしましょう。

また、床下は湿気やカビ、ほこりが多い環境です。防護装備を着用せずに作業すると健康被害につながるおそれがあります。狭い場所での作業には、膝当てやヘッドライトがあると作業しやすくなります。


床下点検用のライト

シロアリは暗く湿った場所を好むため、柱や土台の裏側など見えにくい場所に潜んでいることがあります。ヘッドライトや懐中電灯を使用すると視界を確保しやすく、異常を発見しやすくなるでしょう。

また、木材の変色や蟻道(ぎどう)と呼ばれるシロアリの通り道を見つけるためにも、十分な明るさを確保して作業することが重要です。

3.床下作業不要でヤマトシロアリを駆除する「ベイト工法」

シロアリを死滅させる「ベイト剤」が入った器具を建物周辺に設置する

逃げるシロアリのイラスト

ベイト工法

ヤマトシロアリの駆除方法の一つにベイト工法があります。ベイト工法は薬剤を直接散布するのではなく、ヤマトシロアリの習性を利用して巣全体へ薬剤を行き渡らせる方法です。


ベイト工法の仕組み

ベイト工法では、シロアリが好む餌に薬剤を混ぜた「ベイト剤」を使用します。ベイト剤が入った容器を建物の周囲の地面などに設置し、ヤマトシロアリに持ち帰らせる仕組みです。

ヤマトシロアリには餌を巣へ持ち帰り、仲間へ分け与える習性があります。ベイト剤を食べたヤマトシロアリが巣へ戻ることで薬剤がコロニー全体へ広がり、巣全体の活動を弱める効果が期待できます。


床下作業が不要というメリット

ベイト工法の大きなメリットは、床下へ入って作業する必要がないことです。一般的なシロアリ駆除では床下での薬剤処理が必要になることがありますが、ベイト工法は建物の外周へ装置を設置して対策を行います。

そのため、床下が狭くて入れない住宅や、床下作業に不安がある場合でも実施しやすい方法といえるでしょう。


効果が出るまで時間がかかる点に注意

ベイト工法は即効性のある駆除方法ではありません。ヤマトシロアリがベイト剤を見つけて巣へ持ち帰り、薬剤がコロニー全体へ広がるまでには時間がかかるためです。

そのため、効果が現れるまで数週間から数か月程度かかることがあります。また、設置場所や管理方法が適切でない場合は、ヤマトシロアリがベイト剤を見つけられず、十分な効果を得られない可能性もあります。

被害がすでに広がっている場合や早急な対応が必要な場合は、専門業者による駆除も検討しましょう。

4.自分でヤマトシロアリを駆除するメリット・デメリット

費用は抑えられるが、シロアリ再発生のリスクが高い

デメリットと書かれた画用紙の画像

自分でするヤマトシロアリの駆除には、メリットだけでなく注意すべきデメリットもあります。事前に両方を理解しておくことで、自分で対応するべきか判断しやすくなるでしょう。

メリット:費用を抑えられる

費用を抑えられることは、自分でヤマトシロアリを駆除する大きなメリットです。シロアリ駆除を専門業者へ依頼すると、被害状況や住宅の広さによっては数万円から十数万円以上かかることがあります。

一方、市販のシロアリ駆除剤を使用する場合は、数千円から数万円程度で対策できるケースもあります。被害が初期段階で範囲が限られている場合は、自分で対応することで費用負担を抑えられる可能性があります。


デメリット:再発のリスクが高い

被害範囲や巣の位置を正確に把握できない場合は、再発するリスクがあります。ヤマトシロアリは地中や建物内部に巣を作るため、目に見える場所だけを処理しても根本的な解決につながらないことがあります。

また、被害が見えている箇所以外でも活動しているケースがあり、気付かないうちに被害が広がっていることも少なくありません。そのため、自分での駆除は応急処置として有効な場合がある一方で、完全な駆除が難しいケースもあります。

5.ヤマトシロアリを確実かつ安全に駆除するならシロアリ駆除業者へ

少しでも費用を抑えたい場合は、相見積もりをしよう

シロアリ駆除の専門事業者のイラスト

ヤマトシロアリは、目に見える個体だけを駆除しても被害が再発することがあります。自分での対処が難しい場合や、被害が広がっている可能性がある場合は、専門のシロアリ駆除業者への相談を検討しましょう。

費用を抑えるためには相見積もりを活用する

シロアリ駆除を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。シロアリ駆除の費用は、住宅の広さや被害状況、施工方法によって変わります。そのため、費用を抑えたい場合は相見積もりを活用しましょう。

相見積もりを取ることで、施工内容や費用相場を把握しやすくなります。また、価格だけでなく施工方法や保証内容も比較できるため、自宅の被害状況に合った業者を選びやすくなります。


施工後の保証やアフターサービスがある

多くのシロアリ駆除業者では、施工後に5年程度の保証期間を設けています。保証期間内にシロアリが再発した場合は、再施工などの対応を受けられることがあります。

自分で駆除した場合は再発時も自分で対応しなければなりません。一方で、業者へ依頼した場合は再施工や定期点検などのサポートを受けられることがあり、長期的な安心につながります。

住宅を良好な状態で維持するためにも、契約前に保証内容やアフターサービスの有無を確認しておきましょう。

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