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ネズミの侵入を防止する方法!侵入口の見つけ方と塞ぎ方を解説

公開日:2026.9.30
ネズミの侵入を防止する方法!侵入口の見つけ方と塞ぎ方を解説

「天井裏でカサカサと音がする」「台所の隅に黒い粒が落ちていた」と気づいて、ネズミの侵入防止を調べ始めた方もいるのではないでしょうか。家族が過ごす場所での出来事だけに、早く手を打ちたいと感じるものです。

ただし、忌避剤や粘着シートで一時的に気配が消えても、侵入口が残っていれば再び入り込む可能性があります。グッズによる対策とあわせて、侵入口の確認と封鎖を進めることが欠かせません。

この記事では、侵入口の探し方から、金網・防鼠パテ・隙間対策ブラシを使った塞ぎ方、ネズミを寄せ付けない室内環境のつくり方、すでにネズミが家の中にいるときの進め方を解説します。専門業者へ相談する判断基準も紹介するので、ネズミの侵入を防ぐためにもぜひ参考にしてください。

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ネズミの侵入防止は何から始めるべき?

ネズミが屋根の上にいる様子

ネズミの侵入防止は、グッズをそろえる前に、侵入口になりそうな場所を確認するところから始めてください。侵入口が残ったままでは、室内でどれだけ対策しても再び入り込む恐れがあります。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 外周の隙間を確認する
  • ラットサインがある場所を探す
  • 侵入口は1か所だけと決めつけない

まずは家の外側から、ネズミが通り抜けられる大きさの穴がないかを見ていきましょう。


外周の隙間を確認する


外周の点検は、指が1本入るかどうかを基準にしてください。クマネズミは1.25cm、ハツカネズミは1cm(10円玉の半分ほど)の隙間があれば通り抜けられるとされています。人の目には気にならない小さな穴でも、侵入口として十分な大きさです。

見る場所は、以下のようなところです。


  • 基礎のひび割れ
  • 外壁の継ぎ目
  • 配管が壁を貫通している部分
  • 通気口
  • シャッターの戸袋まわり

家の周りをぐるりと一周しながら、地面に近い場所と屋根に近い高さの両方を確認します。

暗い場所は、懐中電灯を斜めに当てると、細い穴が影で浮かび上がり、見つけやすいです。スマートフォンで撮影しておくと、後から専門業者へ相談するときの資料にもなります。

参照元:ネズミ対策について:大阪市旭区


ラットサインがある場所を探す


ラットサインとは、ネズミが通ったあとに残る痕跡のことです。壁や柱が帯状に黒ずんでいる箇所は、ネズミが体の汚れを繰り返しこすりつけた通り道なので、ネズミの侵入口を探す手がかりになります。

探すべき痕跡は、以下のような形跡です。


  • 黒いこすり跡
  • 細長いフン
  • 家具や配線のかじり跡
  • 断熱材が崩れた形跡

壁ぎわや配管に沿った線、天井点検口の周辺など、身を隠しながら移動できる場所に痕跡が残りやすいです。

室内でラットサインが集中している場所を見つけたら、痕跡をたどって近くにある壁や床の穴、配管の貫通部を確認します。室内側で入口が見つからないときは、痕跡が集中している場所の裏側にあたる外壁や、同じ位置を通る配管のまわりを点検してください。

関連記事:ネズミの侵入経路はこう塞ぐ!隙間の見つけ方と塞ぎ方を徹底解説


侵入口は1か所だけと決めつけない


侵入口は複数あるものと考えて点検しましょう。侵入口が複数ある場合、1か所を塞いだ直後にネズミの物音が止まっても、別の経路が残っていると数日で戻って来ることがあります。

ネズミは配管や電線をつたって家に近づき、屋根裏や床下を移動します。そのため、出入口は地面付近だけでなく、屋根付近にも存在することが多く、片方だけの対処では防ぎきれません。

点検するときは、見つけた時点で作業に入らず、家全体を一周してから塞ぐ順番を決めるほうが効率的です。屋根まわりのように自分で上がるのが難しい場所は、無理をせず専門事業者に相談してください。

ネズミはどこから家に入ってくる?

ハツカネズミがじゃれている様子

ネズミの侵入口は、住宅の設備まわりに集中します。配管や配線を通すために壁や床へ開けた穴は、施工時の塞ぎ方が甘いと、そのままネズミの通り道になるためです。

ネズミは、種類によって好む高さも異なります。クマネズミは壁や配管をつたって屋根裏などの高い場所へ、ドブネズミは下水や床下といった低い場所から侵入する傾向があり、点検範囲は上下どちらも必要になります。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • エアコン配管まわりの隙間
  • 給排水管まわりの隙間や破損
  • 窓、ドア、サッシまわりの隙間
  • 屋根まわりや床下の通気口

設備ごとに、どこが弱点になりやすいのかを見ていきます。


エアコン配管まわりの隙間を確認する


エアコンの配管を通す壁の穴は、住宅でもっとも侵入口になりやすい場所の1つです。

配管を通した後に充てんしたパテにひび割れやはがれがあると、配管と壁のあいだに隙間ができます。室外機の裏側は普段目に入らないため、劣化に気づかないまま放置されやすいです。

外から見える範囲で配管の付け根を見ると、壁とのあいだに隙間が空いているかどうかを確認できます。ドレンホースの先端も、口が開いたままだと侵入経路になります。

参照元:ねずみの防除について:江東区


給排水管まわりの隙間や破損を確認する


床下からキッチンや洗面台の下へ立ち上がる部分には、穴が開いています。シンク下の収納を開けて配管の根元を見たとき、床板とのあいだに指が入るようなら、そこが室内への出入口になっている可能性が高いです。

屋外では、排水桝のふたのずれ、古い塩ビ管の割れ、下水管との接続部の破損が侵入のきっかけになります。ドブネズミは下水を移動するのが得意なので、水まわりの破損は放置しないで速やかに修理しましょう。

給湯器や散水栓の配管が壁を貫通している部分も同様です。カバーを外すと、内側に隙間が残っているケースがあります。


窓・ドア・サッシまわりの隙間を見落とさない


窓やドアは開閉するため、周囲に構造的な隙間が生まれます。雨戸の戸袋の内部、網戸の破れ、勝手口の下端は、建物の外周点検で見落としやすいです。

雨戸を収める戸袋は内部が空洞で、外壁との間に穴が残っていることがあります。また、クマネズミは壁面を登れるため、2階以上の窓から入り込むケースも報告されています。

サッシのレール部分に付いているモヘアが擦り切れていたり、網戸の網が枠から外れていたりする場合も、侵入しないように補修してください。

参照元:ねずみにお困りの方へ:新宿区


屋根まわりや床下の通気口を確認する


屋根まわりでは、軒天の隙間、瓦のずれ、換気口のカバーの破損が入口になります。屋根に近い場所の侵入口は地上から見つけにくく、天井裏の物音だけが手がかりになるケースもあります。

床下通気口は、防虫網がさびて破れていたり、そもそも網が入っていなかったりすることがあります。基礎パッキン工法の住宅では、土台と基礎のあいだに連続した開口があり、端部の処理が甘いと侵入されます。

ただし、屋根に上がる点検は転落の恐れがあるので注意しましょう。はしごを使った高所からの確認は避け、地上から双眼鏡で見るか、専門業者の現地調査に任せるほうが安全です。

ネズミの侵入口はどうやって塞ぐ?

ネズミがかじっている様子

侵入口を塞ぐときは、かじられにくく、設置場所に合った素材を選ぶことが重要です。建材用パテ、金属たわし、金属製の網が推奨されています。

一方、木材や発泡素材、紙や布のような厚さが薄いものはかじられて再び通り道になるおそれがあります。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 金網で換気口や通気口をふさぐ
  • 防鼠パテで配管まわりの隙間を埋める
  • ドア下に隙間対策ブラシを使う

素材ごとに、向いている場所と施工のコツを解説します。

金網で換気口や通気口をふさぐ


換気口や通気口のように空気の通り道を残す必要がある場所は、目の細かいステンレス製の金網で塞ぐのが基本です。アルミ製の網は薄くてかじり切られるため、さびにくさや網の強度のある素材を選んでください。

網目は1cm未満のものを選び、開口部より一回り大きく切って、縁をビスや金具でしっかり固定します。中央だけを留めて縁が浮いていると、こじ開けられる恐れがあります。

100円ショップで手に入る防虫網やワイヤーネットは、網目の大きさや強度、しっかり固定できるかを確認し、適したものが見つからない場合は防鼠用の金網を選びましょう。


防鼠パテで配管まわりの隙間を埋める


防鼠パテは、乾いても硬くなりすぎず、配管の形に合わせて充てんできる建材です。ネズミの嫌がる唐辛子成分を練り込んだ製品などもあります。

隙間が大きい場合は、最初に金属たわしを隙間の奥へ詰め、その上からパテで塞ぐ方法もあります。パテだけでは厚みが確保できず、突破される場合があるためです。

充てんする前に、古いパテやほこりを取り除いておくと密着します。作業後は、ときどき縁が浮いていないかを見直してください。


ドア下に隙間対策ブラシを使う


玄関や勝手口の下端は、パテや金網で埋めるとドアを開閉できなくなります。扉の下には、毛足のある隙間対策ブラシを取り付けることで、開閉を妨げずに通り道を防ぐことが可能です。

また、防鼠ブラシは配管に巻き付けて、ネズミが登れないようにする使い方もあります。垂直に立ち上がる配管の途中へ設置すると、屋根裏へのルートを断つ助けになります。

侵入口が手の届く高さにあり、位置も特定できているなら、市販材で対処できる可能性があります。反対に、屋根まわりや床下のように体を入れて作業する場所、開口部の位置が特定できない場合は、専門事業者に相談しましょう。

参照元:ずみにお困りの方へ:新宿区

ネズミを寄せ付けない環境にするには?

ネズミが歩いている様子

侵入口を塞ぐ作業と並行して、家の中から餌と巣材を減らしてください。器材や薬剤による駆除は環境整備を行ったうえで実施することが大切です。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 食品を密閉して保管する
  • ゴミは放置せず密閉して処理する
  • 紙類・布類・段ボールを片付ける

台所から順に、手を付けやすいところを見ていきましょう。


食品を密閉して保管する


米、粉類、菓子、乾麺は袋のままにせず、ふた付きの容器か冷蔵庫へ移してください。紙袋やビニール袋だと、かじられて中身を食べられてしまうため、中身を取り出せない容器に移すことが大切です。

特に、見落としやすいのがペットフードです。皿に出したままにせず、保存袋も金属かプラスチックの蓋つきの容器へ入れましょう。鉢植えの植物や石けんも餌になる場合があるので、被害が見られるときは置き場所の見直しが必要です。

冷蔵庫の下や食器棚の裏に落ちたこぼれ物も、ネズミにとっては十分な餌になります。定期的に家具の下を掃除して、餌場になっている場所をなくすと効果が続きます。


ゴミは放置せず密閉して処理する


生ゴミはニオイが強く、ネズミを引き寄せるきっかけになります。すぐに捨てられない場合は、ふたが密着するタイプのゴミ箱へ入れて、就寝前に室内へ残さないようにしてください。

屋外のゴミ置き場も同様です。集合住宅では、収集日以外に袋を出さない、ネット式の場合は端を重石で押さえるといった管理をすると、餌場になるのを防げます。

一度餌場として覚えられると、ネズミは同じ場所へ繰り返し現れるため、ゴミの管理は日頃から意識しましょう。


紙類・布類・段ボールを片付ける


ネズミの巣は、紙や布などを材料としています。押し入れや物置に積まれた段ボールと古新聞は、巣材に加えて隠れ場所にもなります。

引き出しの中が巣になっていることもあるので、紙類や衣類をしまったまま開けていない場所は、中の状態を見ておくと安心です。

収納に物を詰め込みすぎると、フンやかじり跡といった痕跡にも気づきにくくなります。点検できる状態を保つと、早期発見につながります。

参照元:ネズミ対策について:大阪市旭区

すでにネズミがいる場合は侵入口を塞いでいい?

家にネズミが出た風景

すでに家の中にネズミがいる状態で、侵入口を一斉に塞ぐのは避けてください。壁の内部や天井裏に閉じ込めると、出口を求めて新しい穴をかじり、被害が広がる恐れがあるためです。

また、ネズミが閉じ込められたまま死んだ場合、壁の内側で腐敗が進み、悪臭とハエの発生につながります。取り出すには壁を開ける工事が必要になり、費用も時間もかさみます。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 天井裏の音やフンが続くかどうかを見極める
  • 捕獲・追い出し後に侵入口を塞ぐ
  • フンや死骸の処理は衛生対策とセットで行う

順を追って確認しましょう。


天井裏の音やフンが続くかどうかを見極める


夜間に走り回る音が続き、新しいフンが増えているなら、家の中にネズミが残っていると判断してください。新しいフンかどうかを確かめるには、見つけたフンを一度片付け、数日後に同じ場所へ再び落ちているかを見るとわかりやすいです。

音の種類にも手がかりがあります。天井を走る軽い足音はクマネズミ、床下や壁の低い位置から聞こえる場合はドブネズミの可能性が考えられます。ただし、音だけでハクビシンやイタチと区別するのは難しく、フンの大きさやかじり跡とあわせて総合的に判断しましょう。

天井点検口から内部を見るときは、防じんマスクと手袋を着けてください。断熱材の粉じんやフンの粒子を吸い込む恐れがあります。また、天井板は人が乗る強度がなく、踏み抜くと転落につながります。上半身を入れて見回すところまでに留め、奥へ進む作業は専門事業者へ任せるのが安全です。


捕獲・追い出し後に侵入口を塞ぐ


塞ぐ作業に入るのは、捕獲か追い出しで内部のネズミがいなくなったと確認できてからです。
ただし、粘着シートにかからないだけでは、警戒心の強いネズミが避けている可能性があり、いなくなったとは言いきれません。天井点検口などに黒い紙を置き、1〜2週間たっても足跡が付かず、新しいフンやかじり跡も見られなければ、ネズミがいない目安になります。

進め方としては、最初に主要な出入口を1か所だけ残して他を塞ぎ、残した経路の手前に捕獲器や粘着シートを置きましょう。逃げ道を絞ることで捕獲の確率が上がり、内部に取り残されるケースも減らせます。

最後の1か所を塞いだ後も、同じ方法で痕跡が出ないかを見守ります。物音が再開したら、別ルートが残っていると考えて点検をやり直してください。

参照元:建築物における維持管理マニュアル(第6章 ねずみ等の防除):厚生労働省


フンや死骸の処理は衛生対策とセットで行う


ネズミのフンや死骸には、サルモネラ属菌などの病原体や、体に寄生しているイエダニが残っている可能性があります。掃除機で吸い取ると粒子を室内へまき散らすため、使い捨て手袋とマスクを着けて、湿らせた新聞紙やペーパータオルなどで包みましょう。

回収した後は、アルコールか次亜塩素酸ナトリウムの希釈液で拭き取り、換気しながら乾かします。作業に使った手袋やマスクは、袋へ入れて口を縛ってから捨ててください。

天井裏や床下に大量のフンが堆積している場合、個人での清掃には限界があります。防護具を備えた専門事業者による清掃と消毒を検討したほうが、健康面でも安全です。

参照元:ねずみ被害について:日野市
関連記事:ネズミの侵入経路はこう塞ぐ!隙間の見つけ方と塞ぎ方を徹底解説

ネズミ対策グッズの使い分け

捕獲器にネズミがつかまった様子

市販のネズミ対策グッズは、それぞれ目的が異なります。追い出すための製品と、捕獲や駆除のための製品を混同すると、期待した結果につながりません。

ニオイや超音波による忌避は一時的な解決に過ぎず、根本的にはネズミを発生させない環境づくりが必要だと説明されています。

主なグッズの位置づけは以下のとおりです。

グッズ目的向いている場面
忌避剤寄せ付けにくくする侵入口を塞ぐまでの一時的な抑制
粘着シート、捕獲器捕獲する通り道が特定できている場合
殺鼠剤、毒餌駆除する捕獲で減らせないとき
超音波発生器寄せ付けにくくする封鎖と組み合わせる補助

それぞれの使い方と注意点を見ていきます。


忌避剤は寄せ付けにくくする目的で使う


忌避剤は、ネズミが嫌うニオイや成分で近づきにくい環境をつくる製品です。表示されている効能は寄せ付けにくくすることであり、駆除する働きは含まれていません。

設置場所は、侵入口の周辺と通り道に絞ると届きやすくなります。家全体へ広くまくよりも、ラットサインのある壁ぎわへ集中させるほうが効果的です。

香り成分は時間とともに弱まるため、製品に表示された交換時期を守って入れ替えてください。同じニオイが続くと反応が鈍る場合もあり、封鎖作業を進めるまでのつなぎとして使うのが現実的です。


粘着シートや捕獲器は通り道に設置する


粘着シートは、フンやこすり跡が残る通り道へ、複数枚を隙間なく並べて設置してください。1枚だけでは、避けて通過されてしまいます。

置き場所を数日間固定してネズミを慣れさせること、粘着シートの上に餌を置くとかえって捕獲しにくくなるとされています。捕獲カゴを使う場合も、数日は仕掛けを作動させずに慣らす手順が有効です。

クマネズミは警戒心が強く、粘着シートでも捕獲カゴでも捕まえにくい種類です。数日試して成果がないときは、方法を切り替えましょう。

関連記事:《超音波・バルサン・スプレーなど》ネズミ駆除グッズを種類別にご紹介します!


殺鼠剤・毒餌は誤食と死骸処理に注意する


殺鼠剤は医薬部外品にあたる薬剤で、ネズミの駆除を目的として販売されています。子どもやペットが誤って口にしない場所を選び、製品に表示された使用方法の範囲で設置してください。

駆除を進めるには、殺鼠剤以外の食品をなくしたうえで1週間程度置き続け、死んだネズミを残さず回収します。夏場は死骸の腐敗が進みやすいため、使用時期にも配慮が必要です。

ただし、食品と混ぜる、複数の薬剤を同時に使うといった自己流の使い方は避けましょう。
関連記事:ネズミ駆除で使用される殺鼠剤の効果や費用などを詳しくご紹介します!


超音波発生器は侵入口の封鎖と併用する


超音波発生器は、ネズミが不快に感じる音域を出して近づきにくくする機器です。単体で住み着いたネズミを追い出す製品ではなく、侵入口の封鎖や環境整備と組み合わせて使う補助的な位置づけになります。

音は障害物に遮られるため、家具の裏や壁の内側までは届きません。設置するなら、ラットサインが集中する開けた場所を選び、効果が見られなければ位置を変えて試しましょう。

犬や猫を飼っている家では、機器によってペットが音を感じ取る場合があります。使用前に説明書の注意書きを読み、設置場所を検討してください。

関連記事:ねずみの超音波駆除の効果とは?メリットやデメリットなどを詳しくご紹介します!

ネズミの侵入防止は専門業者に依頼するときの判断ポイント

つかまっているネズミの様子

自分で対応できるのは、開口部が手の届く高さにあり、数か所に限られている場合です。それ以外は、専門事業者の現地調査を受けたほうが早く事態を解決できます。

賃貸住宅や集合住宅の共用部分では、作業に入る前に大家や管理会社、管理組合へ連絡してください。専門事業者へ直接依頼できるのは、基本的に持ち家や自己所有の店舗に限られます。

相談を検討する目安は以下のとおりです。

  • 高所や床下など自分で点検しにくい場所がある
  • 侵入口が複数あり、自力対策の後も再発している
  • フン・物音・かじり跡などの被害が続いている

それぞれの状況を具体的に見ていきます。


高所や床下など自分で点検しにくい場所がある


屋根まわりや床下は、転落や踏み抜きの恐れがあるうえ、粉じんとフンを吸い込む可能性もあるため、点検と施工を専門事業者へ任せましょう。

床下へ入る作業では、狭い空間で長時間うつ伏せになり、配管や釘でケガをする恐れがあります。屋根裏も同様で、断熱材の下に足を置くと天井板を踏み抜きかねません。

専門事業者は、防護服とライト、点検用のカメラを備えて内部を確認します。地上からは見えない開口部を洗い出せる点が、自力で点検するのと大きな違いです。


侵入口が複数あり、自力対策後も再発している


市販材で塞いだ後に物音が戻ってきた場合、塞ぎ切れていない経路が残っている可能性が高いため、家全体の調査を受けたほうが確実です。

パテだけで埋めた部分が突破された、金網の縁が浮いていた、屋根まわりの開口が残っていたなど、再発の原因はいくつも考えられます。同じ方法を繰り返しても結果は変わりません。

相談するときは、これまでに塞いだ場所と使った材料、物音が戻った時期を伝えてください。調査の精度が上がり、見積もりの内容も具体的になります。


フン・物音・かじり跡などの被害が続いている


配線のかじり跡が見つかった段階は、漏電や火災につながる恐れがあるため、早めに相談してください。食品への被害や、夜間の物音による睡眠の妨げも、放置するほど負担が積み重なります。

依頼の流れは、以下の流れで進めるのが一般的です。


  1. 音やフン、目撃場所を整理する
  2. 賃貸なら管理者へ連絡する
  3. 対応エリアと施工内容を確認して相談する
  4. 現地調査を受ける
  5. ネズミの種類と侵入経路の説明を受ける
  6. 作業内容と見積もりを確認する
  7. 契約後に捕獲と封鎖、清掃を実施する
  8. 施工後の点検と保証条件を確かめる

見積もりの段階では、以下の項目を書面で確認してください。


  • 作業範囲(捕獲、封鎖、清掃、消毒のどこまでか)
  • 追加料金が発生する条件
  • 訪問回数と作業にかかる日数
  • 防鼠工事(ぼうそこうじ)に使う材料と施工箇所
  • 保証の期間と、対象外になる条件

複数の事業者から見積もりを取り、よく相談して納得できる先を選びましょう。事前見積もりで料金が明確な事業者、保証内容が書面で示される事業者を比べたうえで決めると、後悔が残りにくいです。

参照元:ねずみの防除について:江東区

ネズミを家に入れないために侵入口と室内環境を見直そう

ネズミの侵入防止は、侵入口を探して塞ぐことと、餌と巣材をなくすことが重要です。塞ぐときは、ステンレスの金網と防鼠パテ、ドア下の隙間対策ブラシを使い分けましょう。すでに家の中にネズミがいる状態で一斉に塞ぐと壁の内部へ閉じ込める恐れがあるため、捕獲や追い出しを済ませてから封鎖します。

手が届く範囲の開口部が数か所であれば、市販材での対応も可能です。屋根まわりや床下のように点検が難しい場所がある、塞いだ後も物音がある、かじり跡が広がっているといった状況では、時間や手間、再発のリスクを考えると、専門業者へ相談したほうが結果的に負担は軽くなります。

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