シロアリ点検の費用はいくらかかる?具体的な費用や業者の選び方を解説
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.15
シロアリはどんなに築年数の浅い住宅でも侵入してきます。
そのため、定期的にシロアリ被害の状況について点検しておくことが大切です。
そこで今回はシロアリ点検の具体的な費用相場について解説していきます。
また、おすすめする業者の選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
シロアリはどんなに築年数の浅い住宅でも侵入してきます。
そのため、定期的にシロアリ被害の状況について点検しておくことが大切です。
そこで今回はシロアリ点検の具体的な費用相場について解説していきます。
また、おすすめする業者の選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
シロアリ点検と聞くと、「自分の家は浅築だから大丈夫」、「コンクリートできているから被害に遭うことはないだろう」、「費用が掛かるからシロアリ点検はしたくない」と思われる方がいらっしゃいます。
しかし、こうした考え方は間違いです。シロアリの被害はどんな家でも受ける可能性があり、必ずやっておかなければなりません。
・コンクリート住宅でも危険
シロアリは木材を食べることからコンクリートまでは狙わないのでは、と考えるかもしれません。
たしかにシロアリの被害を受けている物件は木造住宅が多いですが、自宅がコンクリートだからと言って油断してはいけません。
たとえコンクリートで構成されていても、シロアリはわずかな隙間ができていれば、そこから住宅に侵入してきます。
また、コンクリートであってもシロアリに傷つけられる被害が報告されています。
こうしたことから、コンクリート住宅でも油断は禁物です。
・シロアリ点検は年一回はやるべき
シロアリの被害を調査する頻度としておすすめなのは年一回。年間を通して一度でもシロアリの被害状況をチェックしておけば、被害がまだ少ないうちに対策することができます。
作業費用や業者を呼ぶ手間を考えると面倒ですが、忘れずにやっておきましょう。
自分の家がシロアリ被害にあっているかわからない…、そんなときに自分で被害の兆候を把握する方法があります。
シロアリ被害のチェックポイントは次の通り。
・羽アリが飛んでいる
もしご自宅の周りで羽アリが飛んでいるのを見かけたら、すぐに駆除作業に取りかかることをおすすめします。
一般的にシロアリは春以降にかけて活動を開始します。
羽アリの出現は気がつかないうちにご自宅にシロアリが侵入してきているというサインです。
・蟻道ができている
蟻道とはアリが通った痕跡のこと。もしご自宅で砂の線が出来ていたらそれはシロアリが通った後の可能性があります。
シロアリは砂をかぶって移動する習性があるので、見つけたら被害を疑ってもいいでしょう。
・床から空洞音が鳴る
床や建物の柱が衝撃を受けた時に空洞音が鳴るようであればシロアリの被害が出ている恐れがあります。
空洞音がするということは、内部がシロアリに食べられてスカスカの状態にされているかもしれません。
・近所でシロアリの被害が報告された
もし近所の方に家でシロアリの被害があったと報告されたら注意しましょう。そこにいたシロアリの一部がこちらまでやってくるかもしれません。
たとえ家でシロアリを見ていなくても、点検作業はやっておくのが望ましいです。
そんなシロアリ点検ですが、中には自分でやっておきたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
ここでそんな方のために自分でシロアリ点検をするメリット・デメリットについてご紹介します。
・自分でやるメリット
自分でやることの最大のメリットは費用がかからないこと。
業者による作業ですと、どうしてもお金がかかってしまいますが、個人でやる分なら道具を買い揃えるだけで十分です。
また、自分でやる場合は時期に縛られないことも大きなメリットです。
業者に頼むとなるとご自宅まで駆けつけるのに最低でも数日かかります。
その点、自分でやるなら思い立ったらその日から作業を行うことができます。
・自分でやるデメリット
デメリットとして一番大きいのが作業にムラが生じてしまうこと。
シロアリ駆除作業の知識と経験がないと、どうしても点検作業が不十分になりがちです。
せっかく点検作業をしていても、隠れた被害箇所を見落してしまいシロアリにいろいろな場所を食い荒らされてしまうことも。
その点、業者なら経験豊富なプロが点検するので、ご自宅およびその周辺をくまなく調べてくれます。
また、個人の作業ですと事故につながることも。
暗闇での作業になりますので、釘や木片に当たって怪我をするおそれがあります。
それではシロアリ点検の費用は一体いくらくらいかかるのでしょうか。
一般的に業者によるシロアリ点検は駆除における事前作業の一環であり、その費用は無料としているところが多いです。
ただし、点検するための場所が確保できなかったり、シロアリの被害の程度を調べるのに工事が必要になったりする場合は別途負担が生じます。
その場合はおよそ5,000~8,000円程度かかります。
さらにシロアリの被害による耐震診断をしてもらう場合にも費用は発生し、工事が伴うのであれば相場で150,000~400,000円ほどかかります。
この他にも業者に依頼されるにあたっては、ご自宅まで来てもらうための出張費用も発生します。
点検は基本的に無料ですが、ご自宅の構造や被害の程度によってはある程度の費用負担が生じます。ですが、そんな費用を安く済ませることは可能です。
それは見積もりをとっておくこと。近年ではほとんどの業者が無料見積もりを実施しているので、気軽に見積もりを依頼できるようになりました。
見積もりは単に作業内容や作業にかかる料金をチェックするだけではなく、お住まいの地域の点検費用の相場を調べるのにも役に立ちます。
最低でも3社以上の業者から見積もりをとっておくことで、どの業者が一番料金が安いか把握することができます。
個人では面倒なシロアリ点検をやってくれる専門業者ですが、業者によっては優良業者と呼ばれるところとそうでないところが存在します。
優良業者を見つけるポイントはコツさえ覚えてしまえばとても簡単。いい業者を見つける上で押さえておくべきポイントは次の通りです。
・業者の評判を確認する
優良業者と言われているところは依頼者の方から高く評価されています。業者のホームページはもちろん、最近ですとさまざまな口コミサイトにも評判が掲載されていますので確認してみましょう。
・日本しろあり対策協会に所属している
公益社団法人日本しろあり対策協会は国から認定を受けている業者が所属する団体。この団体に所属していることは経験豊富なスタッフが在籍している証明となっています。
・スタッフの対応がいい
お客様への対応がしっかりした業者ほどきちんと作業してくれます。お電話でのスタッフのやり取りだけではなく、ご自宅へ点検に来たスタッフの対応にも目を向けておきましょう。
・アフターサービスが充実している
多くの業者では作業後5年以内の無料駆除をはじめ、さまざまなアフターサービスを実施しています。
シロアリ点検の費用はもちろん、アフターサービスの内容にも注目してみましょう。