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ハクビシンの糞の特徴は?もしも糞を見つけたらどうすればいいのか解説

公開日:2025.10.7
ハクビシンの糞の特徴は?もしも糞を見つけたらどうすればいいのか解説

糞尿によって住宅に被害を及ぼすことがあるハクビシン。家の周囲に見慣れない動物の糞がある場合、それはハクビシンのものかもしれません。

この記事では、ハクビシンの糞の特徴をわかりやすく解説します。さらに、糞を見つけたときの適切な対処法についても紹介していますので、参考にしてください。

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1.ハクビシンの糞の特徴

果物の種などが混じっている場合が多い

民家の軒先にされているハクビシンの糞の写真

ハクビシンの糞の特徴としては、色は茶色から黒色で、長さはおおよそ5〜15センチの棒状をしています。果物や野菜を好むため、糞の中に果物の種やとうもろこしの粒が含まれていることもあります。ただし、地域によって食べ物が異なるため、必ず種が入っているわけではありません。

ハクビシンは雑食性で、小動物や昆虫、果物など幅広く食べます。夜行性のため、庭や畑で育つ果物を荒らすことも多く、農作物被害をもたらす害獣とされています。特に繰り返し被害が出る場合は、近くにねぐらや活動拠点がある可能性が高いでしょう。

また、糞は通り道やねぐらで見られることが多く、ベランダ・雨どい・側溝などに残されることもあります。さらにねぐらでは「溜め糞」と呼ばれる習性があり、決まった場所に糞尿を繰り返すため、天井裏に溜まるとシミや建物への被害につながります。

臭い自体は強くありませんが、大量に蓄積すると悪臭を放ち、尿によるアンモニア臭も加わります。家の中で臭いを感じた場合は、ハクビシンが住み着いていないか確認が必要です。

2.ハクビシンによる糞尿被害は臭いだけではない

毛についたダニやノミに刺される可能性も

ハクビシンと寄生虫(ダニ、ノミ、病原菌)のイラスト

ハクビシンの糞尿による被害は、臭いだけではなく健康や住宅に深刻な影響を及ぼすことがあります。ここでは代表的な被害を項目ごとに解説します。

健康被害


ハクビシンの糞には病原菌が含まれていることがあり、触れたり空気中に菌が舞ったりすることで感染するリスクがあります。具体的には感染症・食中毒・アレルギーなどが挙げられます。
・感染症:レプトスピラ症、トキソプラズマ症、E型肝炎など。発症すると頭痛・発熱・吐き気・筋肉痛といった症状が現れることがあります。
・食中毒:糞に含まれるサルモネラ菌やエルシニア菌が原因で、下痢や嘔吐、腹痛を引き起こす場合があります。
・アレルギー:糞に寄生しているダニやノミに刺されることで、皮膚のかゆみや赤みを伴う炎症が起こることがあります。



住宅被害


天井裏などをねぐらにされると、糞尿が溜まりシミや悪臭の原因になります。放置するとダニやカビが発生し、さらに金属や木材を腐食させることもあります。その結果、断熱効果が低下したり、雨漏りの原因になる恐れもあるのです。こうした被害を防ぐには、糞を発見した段階で早めに対応することが重要です。

3.ハクビシンの糞を見つけたらどうする

ハクビシンの糞を発見したときに取るべき行動

感染予防のイメージ画像

ハクビシンの糞は、住宅や健康にさまざまな悪影響を与える恐れがあります。庭先や屋根裏、ベランダ、雨どいなどで動物の糞を見つけたとき、それがハクビシンのものかどうかをまず確認することが大切です。ハクビシンの糞は棒状で5~15センチ程度の長さがあり、果物や野菜の種が混ざっていることが多いのが特徴です。
もし似たような糞を繰り返し見つけた場合には、そこが通り道やねぐらになっている可能性が高いと考えられます。

糞を発見したときに絶対にしてはいけないのが、素手で触ることです。
ハクビシンの糞には病原菌や寄生虫が含まれていることがあり、感染症や食中毒、アレルギーの原因になるリスクがあります。処理が必要な場合は厚手の手袋やマスクを必ず着用し、片付けた後はしっかりと手洗いや消毒を行いましょう。掃除の際に使用した用具も、そのままにせずしっかり洗浄・消毒をすることが重要です。

また、糞を片付けるだけでは根本的な解決にはなりません。ハクビシンは夜行性であり、庭や畑の作物を食べに来るほか、屋根裏などをねぐらとして利用する習性があります。
そのため糞が繰り返し見つかる場合には、家の周囲に侵入経路があると考えられます。換気口や屋根の隙間、床下など小さな穴からでも侵入できるため、再発を防ぐには侵入経路を塞ぐ対策が必要です。

さらに、長期間糞尿が放置されると住宅への被害も広がります。シミや悪臭だけでなく、ダニやカビの発生、木材や金属の腐食などにより、断熱性能の低下や雨漏りの原因にもつながります。

こうした被害を未然に防ぐには、糞を見つけた段階で早めに対応することが欠かせません。
自分で対応できない場合や被害が広がっている場合には、必ず専門業者に相談しましょう。専門業者は糞の清掃・消毒だけでなく、侵入経路を特定して塞ぐ工事や再発防止策まで行ってくれるため、根本的な解決につながります。

4.ハクビシンの駆除は自分でできる?

許可がないとハクビシンを捕獲することはできない

ミントの葉とオイルの写真

ハクビシンは「鳥獣保護管理法」によって保護されているため、許可なく捕獲することはできません。したがって、一般家庭での対策は「追い出すこと」が中心になります。ここでは、代表的な追い出し方法について解説します。

■苦手なニオイ
ハクビシンは刺激臭を嫌うため、唐辛子やニンニク、ハッカ油といったニオイを利用すると効果が期待できます。特に唐辛子成分を含む燻煙剤は研究でも一定の効果が認められており、住み着いている場所に設置することで追い出す手段として有効です。また、穴を開けたペットボトルに唐辛子を入れて天井裏や床下に置いておく方法も効果的です。

■大きな音
ハクビシンは大きな音を嫌う性質があります。モーター音や超音波を流すことで追い出せる可能性が高くなります。特に夜間に活動する習性があるため、活動時間に合わせて音を発生させると効果的です。

■燻煙剤の利用
市販されている虫やネズミ退治用の燻煙剤もハクビシンに効果を発揮します。煙による驚きと、石油系のニオイを嫌う性質から逃げ出す傾向があるため、侵入場所や天井裏などに使用するとよいでしょう。

なお、ハクビシンを追い出した後は再発防止が欠かせません。出入口となる穴や隙間をしっかり塞ぎ、再び侵入できないように処置することが重要です。

5.ハクビシンの駆除はプロに依頼しよう

評判の良い複数の業者から見積もりを取る

ハクビシン駆除業者のイラスト

ハクビシンの駆除をご自身で行おうと考えておられる方もいるでしょう。
ご自身でハクビシンの駆除を行うことは可能ではあるものの、手間と時間がかかり、再発防止まで自力で対応するのは簡単ではありません。やはり害獣駆除の専門業者に依頼するのが現実的です。ここでは、評判の良い業者を選ぶために注意すべきポイントを解説します。

・複数の業者から見積もりを取る
複数社から見積もりを取ることで、作業内容や費用の内訳が明確になり、適正価格を把握しやすくなります。相見積もりは3〜5社を目安に取り、作業範囲(糞清掃・消毒・侵入経路封鎖・再発防止工事など)の有無を比較しましょう。

・保証内容とアフターサービス
ハクビシン駆除業者は、保証やアフターサービスを設けていることが一般的ですが、内容は業者により大きく異なります。以下を必ず確認してください。
■保証年数と適用条件(再侵入時の対応可否・免責事項)
■再発時の無償/有償の作業内容(点検・封鎖のやり直し等)
■定期点検の有無と頻度(点検方法・費用)

・実績や口コミ評価を参考にする
ハクビシン駆除の実績が豊富な業者は、現場判断や再発防止策に強みがあります。「駆除実績◯◯件」などの明示を確認し、可能なら電話で具体的な対応件数や施工事例を聞いてみましょう。あわせて、客観性の高い口コミ(第三者サイトや地元の掲示板など)を確認し、対応の早さ、説明の丁寧さ、後日のフォロー体制までチェックするのがおすすめです。

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