1.自分で庭をリフォームするメリット
DIYなら費用が抑えられる
庭のリフォームにかかる費用は、庭の面積や地面の状態、どのような作業を行うのかによって大きく異なります。自分でリフォームする場合は費用を抑えやすい一方で、作業には時間と手間がかかるため、十分な時間を確保できない場合は業者への依頼も検討する必要があります。
ただし、庭のリフォームを業者に依頼すると材料費や人件費がかかるため、全体の費用は高くなる傾向があります。たとえば、ウッドデッキの設置を業者に依頼した場合、ウッドデッキの材質や工事内容によっては50万円以上かかることがあります。業者に依頼すると材料費に加えて人件費などの諸経費が発生するため、DIYより費用が高くなりやすい点に注意が必要です。
一般的に、工事費用の10〜15%ほどが諸経費として追加されることがあり、ウッドデッキの設置費用が50万円の場合は、5〜7万5,000円ほどの諸経費がかかるケースもあります。一方で、自分で庭のリフォームを行えば人件費などの諸経費が発生しないため費用を抑えやすく、浮いた予算を材料費に回すことも可能です。
また、基礎工事など難しい部分だけ業者に依頼し、花壇やフェンスの設置など対応できる部分は自分で行うことで費用を抑える方法もあります。業者に依頼した場合は途中で庭のデザインを変更すると追加費用が発生することがありますが、自分でリフォームする場合は途中のデザイン変更や完成後の手直しも自由に行えます。庭の完成イメージをあらかじめ考え、費用をかける部分とかけない部分を分けて計画すると、全体の費用を抑えやすくなるでしょう。
2.自分で庭をリフォームするデメリット
リフォーム完了まで時間がかかる
すべて自分でリフォームすれば費用を抑えられると考えがちですが、大規模な庭のリフォームを行うのは簡単ではありません。自分で庭をリフォームする場合、休日や空いた時間に少しずつ作業を進める楽しさはありますが、その分多くの時間が必要になります。
まず、どのようなレイアウトにするのか、どの素材を使うのか、どの植物を植えるのかなどを細かく決める必要があります。業者であれば経験をもとに設計を進められますが、初心者の場合は庭づくりの計画を立てるだけでも時間がかかります。
さらに、庭の設計だけでなく材料選びや調達なども自分で行うため、リフォーム期間は長くなる可能性があります。庭のリフォームは設計・材料調達・施工をすべて自分で行う必要があるため、想像以上に時間がかかるケースが多いです。
また、作業にはある程度のスキルや経験も求められるため、慣れていない場合は作業時間が想定より長くなることもあります。頭の中では簡単に思える作業でも、実際にやってみると休日を丸1日使っても思うように進まないこともあるでしょう。
さらに、屋外作業は天候の影響を受けるため、雨の日が続くと作業を進められない場合もあります。そのため、作業スケジュールが予定より遅れることも少なくありません。
一方で業者にリフォームを依頼した場合、工事内容にもよりますが作業期間はおよそ1週間〜3週間程度で完了するケースが一般的です。打ち合わせや見積もりの期間を含めると数か月かかることもありますが、短期間で庭を完成させたい場合や休日に作業する時間が取れない場合は、業者への依頼も選択肢の一つといえるでしょう。
3.自分で庭をリフォームするのに必要なアイテム
ウッドデッキやレンガが代表的
庭のリフォームで人気のアイテムの一つが、木材を使ったウッドデッキです。
ウッドデッキはサイズが大きく作業工程も多いため、自分で組み立てる場合は難易度が高い作業になりますが、完成したときの達成感は大きいでしょう。
設計から自分で行う場合は一定の知識が必要になりますが、自分で作れば庭の広さや使い方に合わせたオリジナルのウッドデッキを作れる点が大きな魅力です。また、天然木を使用した本格的なタイプだけでなく、庭のリフォーム向けに組み立てキットとして販売されている商品もあります。キットには必要な部材がそろっているため、初心者でも比較的作業を進めやすいでしょう。
もう一つ、庭のリフォームでよく使われる素材がレンガです。レンガは難しい作業と思われがちですが、敷き方の基本を押さえておけば初心者でも取り組みやすい素材です。
レンガを敷く場合は、まず地面を平らに整えたうえで砂を約30mmほど敷き、その上にレンガを配置していくと作業が進めやすくなります。レンガは完成イメージがつかみやすく、見た目の変化が分かりやすい点も特徴です。また、水はけの良い土地であれば砕石を敷く工程が不要になる場合もあり、作業の手間を減らせます。
さらに、レンガを不規則に配置したり、端を段違いに並べたりすると細かなサイズ調整が必要なくなります。外構のデザインを工夫すれば、レンガをカットせずに敷ける場合もあり、作業の難易度を下げることができます。
4.自分で庭をリフォームするときの注意点
日当たりやリフォーム後のメンテナンスをチェック
自分で庭をリフォームする場合は、庭の方角や日当たりを事前に確認することが重要です。とくに真夏に西日が当たるかどうか、直射日光がどの程度入るのかは、庭づくりを考えるうえで大切なポイントになります。
また、日当たりは植物の生長に大きく影響するため、リフォーム前に庭の光の当たり方を確認しておかないと植物がうまく育たない可能性があります。周囲の建物や環境によっても日当たりは変わり、南向きの庭であっても南側に建物があると日差しが遮られることがあるため注意が必要です。
さらに、低木や草花は周囲の植物の影になりやすいため、どこに植えるかを考えて配置することが大切です。植物同士の高さや位置関係を意識して植えることで、日当たりの影響を受けにくくなります。
加えて、庭のリフォームでは完成後のメンテナンスも考えておく必要があります。手入れの時間を確保できない場合は、最初から管理しやすい方法を選ぶことが大切です。
たとえば花壇を作っても花の世話をする時間が取れない場合は、花壇ではなく移動や片付けがしやすいプランターを使う方法もあります。プランターにガーデンオーナメントを組み合わせれば、簡単に庭の見た目を整えることができます。
天然芝は定期的な散水や手入れが必要になるため、管理に時間をかけられない場合は人工芝を使う方法もあります。また、草むしりの手間を減らしたい場合は防草シートを敷くことで、雑草対策にもつながります。
5.リフォームを業者に依頼する方が安くなる場合も
複数の専門業者を比較するのが重要
自分で庭をリフォームする場合は材料費が多くかかることがありますが、業者は外構資材や建材を安く仕入れられることがあるため、内容によっては業者に依頼したほうが費用を抑えられる場合もあります。とくに材料の量が多い工事では、仕入れ価格の差によって費用に差が出ることがあります。
また、コンクリート施工などの大がかりな工事では、材料費だけでなく専用の機材が必要になるため、DIYでは想定以上の費用がかかる可能性があります。コンクリート施工など専用機材が必要な工事は、DIYよりも業者へ依頼したほうが結果的に費用を抑えられる場合があります。
庭のリフォームを業者に依頼する場合は、相見積もりを取って比較することが重要です。複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較することで、自分の希望に合った業者を選びやすくなります。
相見積もりを取る際は、使用する材料の品質や工事内容などを同じ条件にそろえて比較することが大切です。条件が異なると正確な比較ができないため、見積もり内容を細かく確認しておきましょう。
さらに、工事にかかる期間やアフターサービスの有無も確認しておくと安心です。庭のリフォームの施工実績が多い会社を選ぶことも重要なポイントで、経験が豊富な業者であれば難しい要望にも対応できる可能性があります。
会社のホームページで施工事例を確認すると、自分の理想に近い庭づくりのイメージをつかみやすくなります。また、口コミや評判を確認することも大切で、良い口コミだけでなく悪い口コミにも目を通しておくことで、トラブルの回避につながるでしょう。
6.まとめ|庭を自分でリフォームする前に知っておきたいポイント
DIYと業者依頼をうまく使い分けることが大切
庭のリフォームは、すべて自分で行えば費用を抑えられるとは限りません。材料費が多くかかる場合や、専用機材が必要な工事では、業者に依頼したほうが結果的に費用を抑えられることもあります。
また、DIYで庭づくりをする場合は、設計・材料選び・施工まで自分で行う必要があるため、作業には多くの時間と労力がかかります。休日や空いた時間を使って少しずつ作業を進められる楽しさはありますが、作業規模によっては完成まで長い期間が必要になることもあります。
さらに、庭のリフォームでは日当たりや庭の方角、完成後のメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。植物の配置や素材選びを誤ると、思うように植物が育たなかったり、管理の手間が増えてしまったりすることがあります。
費用を抑えながら理想の庭をつくるには、DIYでできる作業と業者に依頼する作業を見極めることが重要です。基礎工事やコンクリート施工などの難しい作業は業者に依頼し、花壇づくりやレンガ敷きなど比較的取り組みやすい作業は自分で行うなど、作業内容を分けることで効率よく庭を整えられるでしょう。
また、業者に依頼する場合は相見積もりを取り、費用や工事内容、施工実績などを比較することが大切です。複数の業者を比較することで、自分の希望に合った業者を見つけやすくなります。
庭の完成イメージを事前に考え、費用をかける部分とかけない部分を整理しておくことで、無理のない計画で庭のリフォームを進められるでしょう。