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畳の新調とは?ベストな時期や価格などを解説します

公開日:2022.12.12 更新日:2024.4.9
畳の新調とは?ベストな時期や価格などを解説します

畳を新調したい場合、どのくらいの費用がかかるのか、どんな畳を選ぶべきなのか、いまひとつピンとこない人も多いのではないでしょうか。
畳表の新調は畳を全て一新できる最も万全なリフォームですが、どのようなタイミングで実践するべきなのか難しく、どう判断したらよいかわからないもの。
そこでこの記事では、畳を新調する方法やその時期、価格の相場などについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

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1. そもそも畳の新調とは?

畳の新調は畳を全て新しく一新すること。表替えや裏返しで対応することも選択肢

新調した畳の写真

畳の新調とはその名前の通り、畳を本体から畳表まで全て新しいものに一新することです。

畳は大まかに芯材の役割を果たす畳床とい草と縁の部分の畳表に分かれています。畳床は適切に管理されている状態であれば15年程度の耐用年数があるのですが、その扱い方やメンテナンスによってはそれより前に芯材が痛み新調を余儀なくされます。

逆に最も安く畳表を新しくできる方法が裏返しです。裏返しとは既存の畳表を剥がし裏返して張り替える方法です。畳表はそこそこに厚みがあり、適切に管理された畳表であれば、裏返しでもほぼ新品同様といえる状態にすることができます。

また裏返しは一つの畳表に対して一度しか利用できません。そのような場合、または裏返しが難しい場合には表替えがおすすめです。

畳表のみを新しく新調することで、畳は新品同様にきれいになります。畳の新調は全て新しく新調する方法ですが、コストを抑えたい場合には畳表の裏返しか、畳の表替えをする方法がベターです。ただし、畳床の状態が劣化していると、それが難しい場合もあるため、畳の新調は「最後の手段」だと考えておきましょう。

具体的には畳を踏んだときに沈む感触がある場合や、畳に凹みがある場合には新調を考えるべきタイミングだと言えるでしょう。

2. 畳の新調に適した時期とは?

畳の新調は15年以降、状態によって表替えや裏返しも選択肢

劣化した新調すべき畳の写真

畳を新調するタイミングは大まかにその畳にしてから15年以上経過してから行われることが多いです。

ただし、これはあくまで目安であり、管理の方法によってはこれより早まる場合もあれば、これ以上に長く利用できる場合もあります。そのため、畳の新調タイミングをできるだけ後にしたい場合には、適切な管理を心がけ、早めに裏返しや表替えを行うことが大切です。

畳表の裏返しは畳を新調してから3~5年、畳の表替えは裏返しや新調をしてから5~7年程度で適切なタイミングで行うと、畳を長持ちさせられます。

また定期的なメンテナンスも大切です。畳の掃除は掃除機をかける他に固く絞った雑巾で軽く拭き掃除をし、湿気には強くないため、1年に一度程度、畳を起こして立てかけることで畳を乾燥させ、畳床への負担を軽くできます。これでも畳床劣化の症状が出ている場合には、無理に表替えや裏返しはできませんので、張り替えをするしか無くなってしまいます。

畳の新調の適切なタイミングは掃除などの定期的なメンテナンスをどのくらいしっかりと行えるかが非常に大きな分かれ目になってくるため、無理のない範囲でメンテナンスをしてあげましょう。

3. 畳の新調に要する時間

畳の新調は新しく作るため3日~1週間ほどかかる

新調した畳が重ねられている写真

畳の新調は畳を新しく1から作るため、3日~1週間ほどかかるのが一般的です。

畳は同じ6畳間であっても、それぞれの現場で最適な寸法が違う場合があり、作りおくということができません。そのため、畳の採寸を行い、畳が新調できてから、取り替えに行く、という方法が一般的です。

畳が新調できてからの作業はそれほど時間がかかるものではなく、大まかに1時間もかからずに作業できる場合がほとんどです。

畳の新調は畳業者の制作体制などによって作業工程が大きく変わるため、実際には畳業者の都合に大きく左右されます。そのため、まずは畳業者に実際のスケジュールを確認することがおすすめです。これは畳の表替えや裏返しの場合と比べると工程がかなり長くなっています。

畳の表替えや裏返しの場合には、既存の畳を一度持ち運び、作業場で作業を行ってから搬入しに行くという段取りになっています。その畳業者のやり方によって微妙に変わるため、一概に言えませんが、6畳間程度であれば、1日で完了するケースも少なくありません。

4. 畳の新調の価格はいくら?

畳新調はスタイロ床やワラ床など芯材やい草の質でかなり変わる

費用相場のイメージ写真

畳の新調は大まかに1畳あたり10,000円~30,000円程度かかります。そのため、6畳間の場合には、60,000~180,000円とかなり価格にばらつきがあります。

畳新調にかかる料金はその質によってかなりばらつきがあります。まず最初に畳表のグレードです。畳表のグレードは中国産と国産、その中でもグレードの差があります。

い草のグレードの違いは見た目にはわかりにくい場合も多いのですが、大まかにグレードが高ければ高いほど畳表のい草の密度が濃く、耐久性が高くなっています。そのため、劣化しにくくその後の畳の裏返しや表替えがやりやすくなっていることが特徴です。

また畳床にどんな材料を使うかも費用を分けるポイントです。スタイロ床の場合、軽量で価格も安いですが、ワラ床の場合には、手間がかかる工程のため、時間がかかってしまいます。

ただし、ワラ床は適切な管理をしていれば耐久性がかなり高く、15年以上利用できることも。また畳の新調をする場合には、既存の畳を処分するための費用も別途必要になります。畳はある程度大きなもののため、1畳あたり、5,000円程度かかり、決して小さな額ではありません。その費用も忘れずに計算に入れておきましょう。

5. まとめ

畳の新調タイミングは適切なメンテナンスで伸ばせる

新調された畳の写真

この記事では畳の新調とはどんな作業か、そのタイミングや作業の時間、料金について詳しく解説しました。

畳の新調は畳全て一新できる代わりに費用が非常に高くなってしまうため、あくまでも畳のリフォームの中でも最終手段と言える方法です。

畳のこまめな掃除や裏返しなどをすることで、畳床への負担を減らせば、15年以上その畳を利用できる場合もあるため適切なメンテナンスをして畳の新調タイミングを少しでも長くしましょう。

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