エアコンフィルターを掃除したいと思っても、手順や必要な道具がわからない人も多いのではないでしょうか。
エアコンフィルターの掃除をせずに放置していると、エアコンの電気代がかさんでしまったり、エアコンにカビがはえて健康面に問題が発生してしまったりといった可能性があります。
この記事ではエアコンフィルターに必要な道具や手順、豆知識について詳しく解説します。
エアコンフィルターは定期的な掃除が必要な部分で、掃除をしていないと、余分な電気代やカビによる健康被害の可能性があります。
エアコンは外から空気を吸い込み、吐き出す仕組みになっています。フィルターにホコリが溜まっていると、その吸い込みがうまくいきません。吸い込みできないと、必要な吸い込みをするためにパワーを使ってしまいます。その結果フィルターを掃除していないことで、余分な電気代がかかってしまうのです。
エアコン内部は冷房の使用によって結露やカビが発生することがあります。エアコン内部は使っていないと空気が循環せず、結露が発生すると、そのままカビが発生する可能性も。カビが生えたエアコンをそのまま起動すると、カビの胞子を撒き散らしてしまいかねません。カビが撒き散らされた結果、アレルギーや肺炎の原因になることも。エアコンフィルターの掃除はそれほど難しいものではなく、必要な道具は家庭にあるもので簡単に準備できます。次で必要な道具や手順について見ていきましょう。慣れてしまえば、10分と掛からずきれいにできるため、ぜひ実践してください。
エアコンのフィルター掃除に必要なのは、掃除機、歯ブラシ、雑巾です。カビなどが飛散する可能性があるため、マスクも準備しておくとよいでしょう。よほどカビやホコリがひどい状態でなければ、これだけで掃除できます。
またキッチンが近いエアコンの場合は重曹を使うこともおすすめです。キッチン近くのエアコンの場合、油汚れが付着している可能性があります。油汚れがある場合は触れた時にベタっとした状態になっているでしょう。
このような状態の場合、掃除機や歯ブラシだけでは十分にきれいにできません。エアコンフィルターの掃除はそれほど手間がかかるものではなく、掃除は使用頻度が少ない場合は、2週間に1度くらいの頻度で行うのがおすすめです。しかし、使用頻度が多くはなく、使わないような日がある場合は月に1度でも問題ありません。このくらい定期的に掃除をしておけば、カビに悩まされることはないでしょう。
フィルタークリーナーと呼ばれる、フィルター用の掃除用品を使う方法もあります。専用の道具を購入する費用がかかりますが、落とすのが難しい汚れがある場合、簡単に掃除をしたい場合にはこのフィルターを使うのがおすすめです。手順が簡単なため、掃除を楽にできるでしょう。
という手順で行います。まず電源がオフになっていることを確認してから、エアコンのカバーを開きます。取り外すときにホコリが舞い散る可能性があるため、掃除機で表のホコリを吸い込むようにすると、被害が軽減します。
次に平たい地面に新聞紙などを広げておき、表から順番に掃除機で吸い込みます。次に裏面の汚れを歯ブラシを使い表にかき出しましょう。エアコンの汚れは裏から表に流れるため、掃除もこの流れで行うと、簡単にきれいにできます。水洗いするとスムーズによごれが落とせるでしょう。
きれいになったら、フィルターを元に戻す前にしっかりと乾燥させましょう。乾燥させていなければ、そこからカビが生える原因になりかねません。数時間ほど日当たりがよい場所で乾かすか、タオルなどで挟み込むとよいでしょう。ただし、油汚れがついている場合は、よごれが思うように落ちません。重曹を使いましょう。取り外したフィルターの裏側に重曹を混ぜた水をスプレーしてから水洗い、次に表面に重曹をスプレーし、水洗いします。よごれが落ちない場合はつけおきしてから水洗いすると、きれいになるでしょう。
エアコンを個人で掃除できるのはフィルターまでしかできません。これ以降の作業はエアコンの分解が必要になり、適切な手順を踏まなければ、故障に繋がりかねないでしょう。
一般的な掃除はエアコンフィルターを掃除していれば、十分なのですが、年季が入ったエアコンやほとんど掃除をしていないようなエアコンの場合、この程度では十分にきれいにできない可能性があります。
フィルターや目に届く範囲以外を掃除したにもかかわらず、エアコンがホコリっぽかったり、カビ臭かったりする場合はエアコンのクリーニング業者に依頼しましょう。
エアコンのクリーニング業者はエアコンを分解し、一般の人が手が出せないような部分まできれいにできます。そのため、完璧にきれいにしたい場合や掃除したにもかかわらず、エアコンの問題が改善しない場合はクリーニング業者への相談がおすすめです。
エアコンフィルターの掃除をこまめにしておけば、これらの掃除はほぼ必要ないか、数年に1度くらいの頻度で十分でしょう。しかし、フィルター掃除をサボっている場合はこれらの掃除をしなければ十分にきれいな状態になりません。そのため、定期的な掃除はやはり欠かせないと言えるでしょう。
この記事ではエアコンフィルターの掃除に必要な道具や手順、豆知識について解説しました。
エアコンフィルターの掃除は場所によって手順が変わりますが、こまめに掃除をしておけば、電気代の節約やエアコンをきれいな状態に維持することにつながります。
この記事を参考にエアコンをこまめに掃除し、快適な状態を維持しましょう。
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