1. ワーム型ウィルスに感染した時の症状
ワーム型ウィルスに感染した時の症状はパソコンの処理速度が急激に低下します
このウィルスは他のものと比較して物凄く分かりやすい症状が表れます。
まずパソコンの電源を入れた後の立ち上がる速度が急激に遅くなります。OSをアップデートしているのではないのか、と言うくらいに遅くなります。それに加えインターネットの通信速度も遅くなり、場合によってはページを表示するのに何分もかかってしまいます。さらに勝手にウィルス付きのメールを不特定多数に送信してしまうことも。
ファイル感染型やマクロ感染型はこちらが実行しないと動きを開始しないのに対し、ワーム型は自由に動き回り増殖するのでパソコンの容量や処理を全てウィルス側に持っていかれます。さらにバックドアが開いてしまうので、そこから遠隔操作されたり他のウィルスもダウンロードされてしまうので非常に厄介です。また、パソコン内に記録されているツイッターやフェイスブックのパスワードを盗み出し、勝手に投稿することもあります。
昔のワーム型ウィルスは上記のように症状が分かりやすかったのですが、ごく最近ではアンダーグラウンドで活動しつつ、目立たないワーム型も蔓延しているので注意が必要です。さらに前項でも紹介した通り、トロイの木馬が感染するきっかけにもなりますし、IoT機器に被害が及ぶことがありますので、感染しないよう対策して症状が表れたら早急に対処しましょう。
2. ワーム型ウィルスの感染事例①
ワーム型ウィルスの感染事例その①一度感染したら取り返しがつかないことも
このウィルスの感染で最初に紹介する事例は削除を繰り返しても復旧しなかったケースです。
パソコンを立ち上げると画面上に無数のウィンドウが表示されては消えを繰り返していたのでセキュリティスキャンしたところ10個のワーム型ウィルスが検知されました。
すぐに削除ボタンを押し再起動したのですがまた同じ現象。再度セキュリティスキャンしたところ40個のワーム型ウィルスが検出されたので、すぐにパソコン専門店に持ち込んだのですが復旧できないとのことでしたので全てを初期化しデータのサルベージも出来ませんでした。
友人達からは変なメールが送られてきたとの報告があったので開けないようにお願いしたのですが、すでに3人が開けてしまっており友人のパソコンもワーム型ウィルスに感染してしまいました。混乱はするし友人には申し訳ないしで情けない思いをしました。
今回の事例で分かることはワーム型ウィルスに感染すると削除が追い付かないことがあります。またウィルス付きのメールをアドレス帳に登録してある人に送ってしまうことがあるということです。そのメールを安易に開封した友人にも責任があるのですが、元を正せば最初に感染した方の責任です。ワーム型ウィルスに感染したことを確認したら被害を拡大させないためにもオフラインにして下さい。
3. ワーム型ウィルスの感染事例②
ワーム型ウィルスの感染事例その②不用意にハードディスクに繋げないように
このウィルスに感染した事例として次に紹介するのは外付けハードディスクまで感染した事例です。
定期的なウィルスチェックをしたところ50個のワーム型ウィルスを検出したので、取り合えず必要な情報だけを外付けハードディスクに移しCドライブをフォーマットしました。
再起動をかけても一向に改善しなかったのでいったんオフラインにしスキャンするとウィルスの数が1500個に増えていました。
仕方なくDドライブもフォーマットして再起動したのですがパソコンが起動しなくなりました。
専門店に一式を持ち込んだところパソコンだけでなく外付けハードディスクにもワーム型ウィルスが感染していました。幸いデータは復旧できたもののパソコンとHDDを買い替える事態に。
古いノートパソコンでしたので買い替えるきっかけにはなったのですが、内部のデータは仕事関連のものでしたので救出出来たのは不幸中の幸いです。
今回の事例のようにワーム型ウィルスは単独で繁殖しますので、外部に接続しているハードディスクやフラッシュメモリにも被害が及ぶことが頻繁にあります。少しでも感染が疑われた時は外部のデバイスを全て取り外し、他のパソコンにも接続しないようにして下さい。
4. ワーム型ウィルスへの対策方法
ワーム型ウィルスへの対策方法のいくつかを分かりやすく紹介します
このウィルスへの対策方法として最初に紹介するのはOSを最新の状態にしておくことです。
2017年に猛威を振るったワーム型ランサムウェア「ワナクリプター」などが代表的な例ですが、ワーム型ウィルスはWindowsなどOSの持つ弱点を狙って攻撃して来ます。
もちろんウィルスと対策はいたちごっこですので、最新のOSでも新たなウィルスで感染することはあるのですが、古いバージョンの方がリスクが高いのが実状です。ですので、アップグレードプログラムが配布された時は速やかに更新して下さい。
次に必要な対策方法がファイヤーウォールの有効化です。このウィルスはメールに添付されてくることもありますが多くはインターネットを介して侵入しようとしてきますので、セキュリティーソフトを使用するにしてもファイヤーウォール機能が付いているものをお選び下さい。
ここでの対策方法で最後に紹介するのは不用意にリンクをクリックしないということです。現在はインターネットサイトやSNSなどにさまざまなリンクが添付されています。興味があるものでしたら思わずすぐにクリックしがちですが、必ずアドレスを確認しましょう。カーソルを合わせると画面左下にリンク元のアドレスが表示されますので、しっかりと確認して下さい。またアドレスをコピペするだけで安全かどうかを判断してくれるソフトもあります。
5. ワーム型ウィルスの情報まとめ
ワーム型ウィルスに関する情報のまとめと重要ポイントのおさらい
このウィルスに関連する様々な情報をお伝えしてきましたが、最後に重要ポイントをまとめます。
ワーム型ウィルスは他のファイルに寄生することなく単独で増殖しますので、万が一おかしいなと思ったらすぐにオフラインにして対処しましょう。
特に近年のワーム型は非常に精巧にできており気付きにくいこともありますので、余計に気を配る必要があります。ここまで紹介した情報が皆様のお役に立てれば幸いです。