パソコンでの電源トラブルが起きたとき
公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.5パソコンの電源トラブルに関するさまざまな情報を分かりやすく紹介します。この場所がトラブルを起こしてしまうと最悪の場合バッテリーや本体を交換しなくてはいけなくなります。また電源が落ちた状況によっては内部データが破損してしまう事もありますので非常に深刻です。そこでここからは、このトラブルの原因から対処法など色々な情報を紹介しますので、困っている皆様のお役に立てて頂ければ幸いです。
パソコンの電源トラブルに関するさまざまな情報を分かりやすく紹介します。この場所がトラブルを起こしてしまうと最悪の場合バッテリーや本体を交換しなくてはいけなくなります。また電源が落ちた状況によっては内部データが破損してしまう事もありますので非常に深刻です。そこでここからは、このトラブルの原因から対処法など色々な情報を紹介しますので、困っている皆様のお役に立てて頂ければ幸いです。
このトラブルに関して最初に紹介する事例は突然バッテリーが機能しなくなったケースです。
いつものように外出先でパソコンを使用するために充電していたのですが、いざ電源を入れようとしても全く反応なし。念のために電源ケーブルも持ち歩いていたのでコンセントに挿して充電も兼ねて作業していたのですが、しばらくしてもバッテリーは赤く点灯しているままでした。仕方なく家電量販店に修理を依頼したところバッテリーが限界であることが判明しました。
今回のケースでは絶えず100%の充電を心がけていたことが原因でバッテリーの寿命が短くなってしまったようです。ノートパソコンに使用されているリチウムイオンバッテリーは100%の充電を繰り返すと劣化が早くなる特性がありますので注意が必要です。また、バッテリーが0%になるまで使用しても劣化を早めることになります。
今回紹介した事例では事前に警告が表示されなかったようですが、ご使用中のノートパソコンの機種によっては画面にバッテリーの交換をお知らせしてくれるメッセージが表示されます。そのメッセージが出たら早めにバッテリーを交換して下さい。そのまま無視していると突然電源が落ちて大切なデータが失われる危険があります。
ここでの事例で紹介するのは電源は入るのにインターネットなどをしていたら頻繁にシャットダウンしてしまう事例です。
最初は月に一度くらいの頻度で勝手に電源が落ちていたのですが、徐々に間隔が狭くなっていき、最終的には1日に5~7回も症状が出るようになってしまいました。コードが断線したのかと思いチェックしたのですが全く異常はなく、専門店に修理を依頼して初めてファンの故障であることが分かりました。
パソコンの内部には熱を外に放出するためのファンが取り付けられています。長年使用していると隙間から埃が侵入し、ファンの動きを鈍くすることがあります。その状態でパソコンを使用していると、CPUなどを熱による被害から守るためにコンピューターが勝手に電源を落とします。もしもパソコンの使用中に頻繁に電源が落ちる、ファンの音が聞こえない、異常に熱くなっているといった症状が出た場合は要注意です。
今回紹介したケースでは幸いデータが失われることはありませんでしたが、繰り返し電源が落ちていると編集中のデータが飛んだり、最悪の場合ハードディスクがクラッシュすることがあります。同じような症状で電源ユニットが経年劣化により故障していることもありますので、不安定な状態では使用せず早めに点検して下さい。
このトラブルの原因として最初に紹介しるのは電力不足です。現在パソコンを使用している方の多くがマルチタップから電源を取っています。マルチタップは個別にスイッチが付いているものもありますし、落雷時でも電気が逆流しないようにされている製品も多いので非常に便利なのですが、総ワット数に限界があります。
一般的なタップでしたら1300Wから1500Wとなっていますが、それを超えて使用してしまうと電流が不安定になり、パソコンに電気が行かなくなることがあります。
次の原因として紹介するのは事例でもあったファンの故障と使用環境です。ファンが故障すると電源が落ちることは先ほどお知らせしましたが、炎天下やエアコンのない部屋でパソコンを使用していると放熱が間に合わなくなり、電源が落ちることがあります。特に動画の閲覧は大量の情報を処理しており、熱を持ちやすいので気を付けましょう。
このトラブルの原因として最後に紹介するのは事例①で説明したバッテリーの寿命や故障です。バッテリーを取り外しコンセントから直接ACアダブター経由で繋ぐと電源が入るという方はバッテリーの故障が原因として考えられます。その他の原因としてはマザーボードの故障、電源ユニットの破損が考えられます。
一口に電源トラブルの対処法と言っても症状により異なりますし、知識によっては自身の手に余ることもありますので個別に紹介します。
まずは電源を押しても起動しない場合の対処法です。コードがきちんと挿さっているか、ケーブルに断線などがないか確認して下さい。
タップ式をお使いの方は一度壁にあるコンセントに直接つないで電源ボタンを押してみて下さい。ノートパソコンをお使いの方はバッテリーを取り外してACアダプターを繋いで電源を入れてみて下さい。これで駄目なら次は放電作業です。パソコンが電気を帯びていると起動しないことがあります。本体についているバッテリー、外部メモリ、プリンターケーブル(有線の場合)、マウスなどの受信部分などを全て取り外して10分程度放置しておきましょう。それでも電源が入らない場合は次の対処法です。
ここから紹介する対処法はある程度知識が無いと直すどころか壊してしまう可能性がありますので、自信のない方は専門店に持ち込むか、業者に修理を依頼して下さい。
まずパソコン本体を開けましょう。ファンが取り付けてありますので、周辺も含めてホコリを取り除いて下さい。再度組み上げて電源を入れて下さい。これでも直らない場合はパーツの故障が考えられます。故障箇所を自分で調べることが出来る方でしたら部品交換で対処して下さい。
このトラブルに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントを紹介します。
まず電源トラブルは大きく分けて、入らなくなるか突然落ちるかの二種類です。ある程度は自分で対処できますが、HDDやマザーボード、電源ユニットの故障が原因だった場合、下手に触るとメーカーの保証を受けることが出来なくなることがありますので注意して下さい。
自分で対処が難しいと感じたら潔くメーカーや専門業者に修理をお願いしましょう。