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パソコンで液晶トラブルが起きたとき

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.5
パソコンで液晶トラブルが起きたとき

パソコンの液晶トラブルに関するさまざまな情報を簡単に紹介します。この箇所がトラブルを起こしてしまうと原因によってはパソコンの機能が全て制限されてしまいます。解決方法を調べようとしても画面が見えなければ検索のしようもありません。デスクトップパソコンであれば別の液晶につないですぐに画面を表示させることが出来ますが、ノートパソコンの場合は対応に困る方もいらっしゃるかと。そこで今回は液晶トラブルの具体的な事例や原因、対処方法などの情報を紹介しますので参考にして下さい。

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1. パソコン液晶のトラブル事例その①

パソコン液晶のトラブル事例①ノートパソコンは床に置かないように

画面が割れたパソコンの絵

ここでのトラブル事例として最初に紹介するのは液晶の割れです。仕事で使用していたノートパソコンを自宅に持ち帰り置いていたところ、誤って子供が踏んでしまい、開けると画面が割れ液晶が漏れ出していました。

データ自体は無事だったので別のディスプレイを繋いで外部メモリにコピーしました。仕事に支障はきたさなかったものの新しいパソコンを買うことになって金銭的には大幅なマイナスです。

このトラブルがなぜ起きたかと言うと、ノートパソコンを床に放置してしまったからです。大人でしたら間違って踏むことはないのですが、子供の場合は遊びに夢中になりうっかり踏んでしまうことがあります。

現在発売されているノートパソコンは一部の機種を除き、外部からの衝撃に非常に弱くなっています。仮に15㎏の子供の足でも勢いよく踏めば簡単に割れてしまいます。また、ノートパソコンの場合は液晶が破損すると修理より買い替えた方が安いケースがままあります。

今回紹介した事例以外にもノートパソコンの上にうっかり手を乗せたことで割れたり、猫がパソコンラックからディスプレイを落としてしまい割れた事例も報告されています。昔のブラウン型ディスプレイと比較して液晶型ディスプレイは破損しやすいので取り扱いは慎重に行いましょう。

2. パソコン液晶のトラブル事例その②

パソコン液晶のトラブル事例②画面の一部に縦の線が入ってしまったケース

故障しているマザーボードの写真

ここで紹介する事例は突然画面の一部に縦の線が何本も入ったケースです。

毎日学校から帰って動画サイトを見ることが日課だった方が、その日も見ようとパソコンを立ち上げてみると液晶の右半分に何本も黒い線が入っていました。おかしいと思い取り合えず再起動してみたのですが、改善することはありませんでした。仕方なく家電量販店に修理を依頼して後日分かった原因がマザーボードの故障でした。

この事例のように液晶がおかしいからと言ってディスプレイの故障とは限りません。もし持ち込みをした業者が知識不足であったりすると液晶の交換が必要とされ、何倍も料金を払うことになっていたでしょう。場合によっては直らないからと嘘をつかれ、買い換えを勧められていたかも知れません。パソコンの全てに詳しくなることは不可能ですが、使用している以上、最低限の知識だけは身につけておきましょう。

液晶がトラブルを起こすその他の原因については次項で詳しく説明しますが、今回紹介した事例以外にも画面が暗くなったり黄色くなったりとさまざま。上記の方はマザーボードの修理費用として15,000円を支払いましたが、ディスプレイ交換となると40,000円前後でも不思議はありません。液晶が破損して修理を依頼する際は2店以上で見積もりしてもらうことをお勧めします。

3. 液晶トラブルが起きる原因とは?

液晶トラブルが起こる原因はケーブルの接続不良などさまざまです

パソコンのケーブルの写真

ここでのトラブル原因は多岐に渡りますので個別に紹介していきます。

まず多いのが外的圧力による割れです。この原因はノートパソコンで多いのですが、上から踏んでしまったり、本などの重い物を乗せると液晶が割れることがあります。またビジネスバッグにむき出しで入れていると鞄がぶつかった時に割れることがあります。それ以外にもキーボードの上にマウスやペンを置いた状態で閉じてしまったり、勢いよく閉めた時にも割れることがあります。

原因として次に紹介するのがコードの接続不良です。ディスプレイとハードディスクや本体とハードディスクを繋いでいるケーブルの接続が不完全な場合、画面が変色したり一部が暗くなることがあります。経年劣化も液晶トラブルの原因のひとつです。液晶の中にはバックライトと言って細さ2㎜程度のランプが取り付けられています。長年使用しているとランプが切れることがあり、画面全体が暗くなってしまいます。

ここでの原因で最後に紹介するのがソフトウェアやマザーボードの故障です。ソフトウェアがウイルスに感染したりマザーボードに破損などのトラブルが起こると液晶に縦や横の線が入ったり、画面の一部が黒くなることがあります。今回は液晶トラブルの原因について紹介しましたが、画面に症状が表れているからと言ってディスプレイの故障とは限りませんので、分からない時は専門業者に調査してもらいましょう。

4. 液晶トラブルへの対処方法

パソコンの液晶トラブルへの対処方法について分かりやすく紹介します

パソコンに繋がれたケーブルの写真

このトラブルが起きたときに解決するための方法はいくつかありますので難易度別に紹介します。

まずはパソコンに繋がっているすべてのコードがしっかり取り付けられているか確認しましょう。出来れば一度抜いてから再接続して下さい。

全く映らない場合はパソコンの電源を一度切り、全てのコードを外して10分程度放置して下さい。この作業は放電というもので、液晶やパソコンに蓄積されている電気を逃がすことで解決する方法です。

それでもトラブルが解決しない時はもう一台液晶を用意しての対策になります。画面が真っ暗でしたらエラーの原因が分かりませんので、外部用端子から別のディスプレイを繋いでエラー原因を見つけましょう。液晶がもう一台用意できない方はこの時点でパソコン専門の業者に持ち込みをして下さい。液晶のヒビや割れは自身で対処することが難しいので、こちらも修理業者に依頼することをお勧めします。

最近のデスクトップ型パソコンのディスプレイは非常に軽いので猫が腕で押したり、少しの揺れでも落下することがあります。シリコン状の固定シートを取り付けて落下対策をしておくことをお勧めします。パソコンに関連する機器の中でも液晶ディスプレイはトラブルが起こりやすい場所ですので、正確な知識を持って対策して下さい。

5. パソコンの液晶トラブルに関する情報まとめ

パソコンの液晶トラブルに関する情報のまとめとポイントのおさらい

画面が割れたパソコンの絵

ここまでこのトラブルに関連するさまざま情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

液晶のトラブルは原因が複数ありますが、ノートパソコンの場合は自身に過失があることが多いので、取り扱いには十分気を付けましょう。

使用年数が5年を超えると経年劣化によりトラブルが起こりやすい状態ですので、必要であれば買い替えも検討して下さい。

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