玄関のドアノブは自分で交換できる?手順や注意点、費用相場を解説
公開日:2026.10.30
「玄関のドアノブは自分で交換できる?」「玄関のドアノブを交換する手順や費用を知りたい」
と考えている方もいるのではないでしょうか。
玄関のドアノブは、製品やドアの状態によっては自分で交換できます。ただし、交換用の製品を選ぶには、ドアノブの種類や型番、ドアの厚みやバックセットなどの確認が必要です。寸法が合わない製品は取り付けられず、買い直しにつながります。
ドアノブの交換に慣れていない方や、自分で交換できるか自信のない方は、鍵屋への依頼をおすすめします。鍵屋なら、既存のドアに取り付けられる製品の選定から交換作業まで任せられます。
この記事では、交換したほうがよい症状やドアノブの種類、交換前に確認すること、タイプ別の交換手順と注意点、費用相場を解説します。鍵屋へ依頼したほうがよいケースも紹介するので、自分に合った方法を判断する際の参考にしてみてください。
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玄関のドアノブに使用される主な種類
玄関のドアノブは、主に4つのタイプに分かれます。タイプによって交換の手順や費用が変わるため、自宅のドアノブがどれに当たるかを先に確認しておきましょう。
- プッシュプルハンドル
- レバーハンドル
- 握り玉
- サムラッチハンドル
それぞれの特徴を順番に解説します。
プッシュプルハンドル
プッシュプルハンドルは、縦長のバー状のハンドルを押す・引くだけで開けられるタイプです。比較的新しい戸建てやマンションの玄関に多く使われています。

握り玉やレバーハンドルのように回したり下げたりする必要がなく、少ない力でドアを開けられるのが特徴です。荷物を持っているときや、子ども・高齢者でも操作しやすいメリットがあります。
また、ピッキングに強いシリンダーや、上下2ヵ所で施錠できる錠前を備えるなど、防犯性に配慮した製品も多いです。
日常の使いやすさに優れている反面、交換には専門的な知識や技術が求められます。自分での交換が難しい場合は、鍵屋への依頼を検討してみてください。
レバーハンドル
レバーハンドルは、横向きに伸びたハンドルを下に押し下げてドアを開けるタイプです。玄関ドアのほかに、室内ドアにも使用されています。

握り玉のように手で握って回す必要がなく、軽い力で操作できるのが特徴です。手のひらや肘でも押し下げられるため、握力の弱い子どもや高齢者でも扱いやすいです。
握り玉
握り玉は、丸い形状のドアノブを握って回すことで、ドアを開けるタイプです。比較的築年数の古い玄関や勝手口に多く使われています。

プッシュプルハンドルやレバーハンドルよりも利便性が劣るため、新築の住宅では採用が減る傾向にあります。
握り玉の錠前の主な種類は、円筒錠・チューブラ錠・インテグラル錠です。見た目が似ているため、交換するときは、ノブの形だけでなく錠前の種類まで確認しましょう。
サムラッチハンドル
サムラッチハンドルは、親指でハンドル上部のつまみを押し下げてドアを開けるタイプです。アンティーク調のデザインが特徴で、「装飾錠」とも呼ばれます。

廃番になっている製品も多く、同じデザインでの交換は難しくなってきてます。他社製品から交換できるサムラッチ錠も販売されていますが、対応するバックセットやドアの厚みは製品によって異なるため、型番と寸法の確認がとくに重要です。
玄関のドアノブを交換したほうがよい症状とは?
玄関のドアノブに不具合が出ると、交換が必要になることがあります。ただし、ネジの締め直しなどで直る場合もあり、ドアノブ全体の交換が必要とは限りません。
交換を検討したい主な症状は、以下の3つです。
- ドアノブがぐらつく・外れそうになっている
- ドアノブが空回りする
- ドアノブが破損・劣化している
症状ごとに、考えられる原因と対処の目安を順番に解説します。
ドアノブがぐらつく・外れそうになっている
ドアノブがぐらつく・外れそうになっている場合、使い続けるとドアノブが外れてしまう可能性があります。
ドアノブが外れた影響で、閉じ込めや締め出しにあったり、落下したドアノブでけがをする可能性もあるため、早めの修理が必要です。
ぐらつきや外れかける主な原因は、ネジの緩みです。ハンドルや台座を留めているネジは、毎日の開け閉めによる振動や負荷で少しずつ緩むことがあります。ネジの緩みは締め直しで改善されるケースも多いです。
ネジを締め直してもぐらつきが収まらない場合や、すぐに緩む場合は、内部の部品が摩耗・劣化している可能性があります。長年の使用でハンドルの軸や軸を受ける部分がすり減ると、部品同士に隙間ができ、ガタつきの症状が見られます。
このような場合は、ネジの締め直しだけでは改善しにくいため、傷んだ部品の交換を検討しましょう。
ドアノブが空回りする
ドアノブの空回りを放置すると、ラッチが引っ込まず、ドアを開けられなくなるおそれがあります。閉じ込めや締め出しのリスクが発生するので、原因を特定して早めに対処してください。
ドアノブが空回りする主な原因は、以下の3つです。
ネジの緩みが原因であれば、ドライバーで締め直すことで改善可能です。一方、バネや金属部品が破損している場合は、部品やドアノブ本体の交換が必要になる場合があります。
自分で原因を判断できない場合は、無理に分解せず鍵屋に点検を依頼しましょう。
ドアノブが破損・劣化している
ドアノブが破損・劣化したままだと、使用中に突然折れたり、正常に操作できなくなったりするおそれがあります。また、ひび割れた部分や破損した金属部分で手をけがする危険性もあるため、早めの対処が必要です。
ドアノブが破損・劣化する主な原因は、長年の使用による部品の老朽化や、強い衝撃が加わることです。錠前の耐用年数は、業界団体のガイドラインで一般錠は10年とされており、年数が経つと部品の劣化による不具合が発生しやすくなります。
ひび割れや変形など、目に見える破損がある場合は、部品の交換を検討しましょう。
破損の範囲がわからない場合は、鍵屋に点検を依頼し、交換が必要な部品を確認してもらうことをおすすめします。
玄関のドアノブを交換する前に確認すること
交換用の製品を買う前に、現在のドアノブの情報とドアの寸法を確認しておきましょう。採寸や製品選びを誤ると、取り付けられない製品を買ってしまい、買い直しが必要になります。
確認する項目は、以下の2つです。
- ドアノブのメーカーと型番を調べる
- フロント・ドアの厚み・バックセットの寸法を測る
順番に解説します。
ドアノブのメーカーと型番を調べる
確認項目として欠かせないのは、ドアノブのメーカーと型番です。
メーカー・型番がわかれば、現在と同じ製品や、製造が終了した製品の代わりとなる後継品を探しやすくなります。また、異なるメーカーの製品に交換する場合も、既存の製品情報がわかれば、取り付け可能なものを絞り込めます。
刻印が確認できる場所は、主にフロント(ドア側面に取り付けられた金属プレート)部分や、室内側のサムターン(鍵を開け閉めするためのつまみ)付近です。

ただし、刻印だけでは、交換する製品を特定できるとは限りません。刻印と同じメーカー・型番の製品を選んでも、ドアの厚みや取り付けの仕様が違えば取り付けられないためです。
購入前には、メーカー・型番だけでなく、ドアの厚みやバックセット、フロントの寸法なども確認しましょう。測定した寸法と製品の仕様を照らし合わせ、取り付け可能か確かめることが大切です。
フロント・ドアの厚み・バックセットの寸法を測る
交換用のドアノブを購入する前に、現在のドアノブやドア本体の寸法を測りましょう。
ドアノブは製品によって取り付け寸法が異なるため、各部を採寸し、交換用製品の対応サイズと合うか確認が必要です。
主な測定箇所は、フロント・ドアの厚み・バックセット・ビスピッチ・ドアノブサイズの5ヵ所です。

メジャーや定規でミリ単位まで測定し、購入前にメーカーの製品情報と照らし合わせましょう。
採寸や製品選びを間違えると、取り付けられず、商品の買い直しにつながります。自分で適切な製品を判断するのが難しい場合は、鍵屋への依頼がおすすめです。
鍵屋なら、採寸から製品の選定、交換作業までまとめて任せられます。
【タイプ別】玄関のドアノブを自分で交換する方法
ここでは、ドアノブの種類別に自分で交換する方法を紹介します。
- プッシュプルハンドルの場合
- レバーハンドルの場合
- 握り玉の場合
- サムラッチハンドルの場合
ドアノブの不具合状態によって、ハンドルのみを交換するケースと、内部の部品まで交換するケースがあります。内部の部品とは、錠ケース(鍵やラッチの動きを調整するドア内部の装置)やシリンダー(鍵穴部分)などです。細かな手順は製品によって異なるため、取付説明書を確認しながら進めてください。
作業の途中で部品の取り外しや取り付けがうまくいかず、自力での交換が難しいと判断した時点で、鍵屋に依頼しましょう。無理に作業を続けると、ドアや鍵の部品を破損させたり、鍵が正常に機能しなくなったりするおそれがあります。
玄関以外のドアノブも含めた交換の流れや依頼先の選び方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:ドアノブ交換は自分でできる?方法・費用相場と業者依頼の目安を解説
プッシュプルハンドルの場合
ここでは、プッシュプルハンドルの交換方法を紹介します。
プッシュプルハンドルは、製品によってハンドル部分だけを交換できるものと、内部の部品も交換するものがあります。
また、ビスの位置やシリンダー・錠ケースの固定方法も異なるため、実際の作業ではメーカーの取付説明書を確認する必要があります。
以下では、交換作業の一例を紹介します。製品の構造が異なる場合や、内部部品の取り外しが必要な場合は、無理に作業を進めず鍵屋に相談してください。

- ステップ1.室内側ハンドルのビスを外して、ハンドルを取り外す
- ステップ2.室内側の金具を固定しているビスを外して、金具を取り外す
- ステップ3.室外側ハンドルのビスを外して、ハンドルを取り外す
- ステップ4.ドア側面フロントプレートのビスを外して、プレートを取り外す
- ステップ5.シリンダー(鍵穴)を固定しているビスを外して、シリンダーを取り外す
- ステップ6.錠ケースを取り外す
- ステップ7.交換用のシリンダーと錠ケースを取り付ける
- ステップ8.フロントプレートと室内外のハンドルを取り付ける(取り付ける順番は、フロントプレート→室外側ハンドル→室内側金具→室内側ハンドル)
プッシュプルハンドルは、製品によってビスの位置や内部構造が異なります。例えば、ハンドルの側面に固定用のビスがあるタイプもあれば、サムターン(鍵を開け閉めするつまみ)の周辺にビスがあるタイプもあります。また、上下2ヵ所に錠前を備えた製品では、それぞれの部品の取り外しが必要です。
取り外し方がわからない場合や、取付説明書を見ても手順に迷う方は、無理に自分で交換せず鍵屋へ依頼しましょう。
レバーハンドルの場合
ここでは、レバーハンドル部分のみを交換する流れを紹介します。
錠ケースやシリンダーまで交換する場合は、製品によって取り外し方や取り付け方が異なるため、メーカーの取付説明書を確認してください。作業方法が分からない場合は、無理に分解せず鍵屋へ相談しましょう。

- ステップ1.室内側レバーのビスを外し、レバーを取り外す
- ステップ2.室外側レバーを取り外す
- ステップ3.室外側に新しいレバーを取り付ける
- ステップ4.室内側レバーを取り付け、ビスで固定する
レバーハンドルも、製品によってビスの位置や内部構造が異なります。例えば、台座カバーにビスが見える商品もあれば、台座カバーの中に固定ビスが隠れている商品もあります。
また、レバーハンドルと台座を分解する商品もあれば、台座とレバーがはじめから一体になっている商品もあり、構造はさまざまです。
交換作業をする際は、購入した製品の取付説明書をよく確認し、正しい手順で取り付けてください。
握り玉の場合
握り玉の取り外し方は、ドアノブの種類や固定方法によって異なります。主な種類と取り外し方の特徴は以下のとおりです。
ここでは、インテグラル錠の交換手順を紹介します。錠ケースやシリンダーまで交換する場合は、メーカーの取付説明書に従って作業を進めてください。
前述したプッシュプルハンドルの交換手順に、錠ケースとシリンダーを交換する工程が含まれています。製品によって取り外し方や取り付け方は異なりますが、作業の流れの一例として参考にしてみてください。
インテグラル錠の交換手順は、以下のとおりです。

- ステップ1.室内側ドアノブの丸座を反時計回りに回して、ドアノブを取り外す
- ステップ2.丸座裏金のビスを外す
- ステップ3.室外側のドアノブを引き抜く
- ステップ4.新しい室外側ドアノブを取り付ける
- ステップ5.丸座裏金のビスで留める
- ステップ6.室内側のドアノブを取り付ける
チューブラ錠・円筒錠ではビスの位置やドアノブの取り外し方が異なります。交換する際は、メーカーの取付説明書に従って正しい手順で作業を進めてください。
うまくドアノブや丸座が取り外せないからといって、無理に工具を差し込むと破損の原因につながります。
部品の取り外し方がわからない場合や、固着して部品が取り外せない場合は、無理に対応せず鍵屋へ相談しましょう。
サムラッチハンドルの場合
ここでは、サムラッチハンドル部分のみを交換する流れを紹介します。
錠ケースの破損やシリンダーの鍵穴が摩耗している場合は、錠ケース・シリンダーの交換も必要です。錠ケースやシリンダーを交換する流れは、前述したプッシュプルハンドルの交換手順に含まれているので、あわせて参考にしてみてください。
サムラッチハンドルの交換手順は、以下のとおりです。

- ステップ1.室内側ハンドルユニットのビスを外し、取り外す
- ステップ2.室外側ハンドルユニットを取り外す
- ステップ3.新しい室外側ハンドルユニットを取り付ける
- ステップ4.新しい室内側ハンドルユニットのビスを留め、取り付ける
製品によって、ビスの本数や位置が異なります。また、シリンダーの交換が必要になった際は、シリンダーのほかに触れ止め金具などの取り外しも必要です。
サムラッチハンドルは廃番になっている製品も多いです。後継品を自分で探すのが難しい方や取り付けに自信がない方は、鍵屋への依頼を検討しましょう。鍵屋に依頼すれば、既存のドアに取り付けられる製品の選定から交換まで任せられます。
以下の記事では、サムラッチ錠の詳しい交換手順や費用について解説しています。サムラッチ錠の交換を検討している方は、あわせてご覧ください。
関連記事:サムラッチ錠は自分で交換できる?交換方法や費用相場・注意点を解説
玄関のドアノブ交換にかかる費用相場
玄関のドアノブ交換にかかる費用は、取り付ける鍵の種類や、自分で作業するか鍵屋に依頼するかによって異なります。
自分で交換する場合と鍵屋へ依頼する場合に分けて、費用の内訳を解説します。
自分で交換する場合
自分で交換する場合の費用は、交換する製品の購入費が中心です。工具を持っていない場合は、工具代が別途かかります。
交換する範囲に応じて、製品の購入費は変わります。ハンドルのみの交換か、錠ケースを含めて一式で交換するかによって、購入する製品が異なるためです。また、シリンダーが2ヵ所ある製品や、防犯性に優れたシリンダー錠を選ぶ場合は、購入費が高くなる傾向にあります。
例えば、レバーハンドルのみの費用相場は、〜16,000円、レバーハンドル+錠ケースセットの費用相場は、〜22,000円程度です。
同じ種類のドアノブでも、メーカーや機能によって価格帯は異なります。安さだけで選ばず、防犯性や既存のドアに取り付けられるかも確認しましょう。
どの商品が自宅のドアに取り付けられるかわからない場合は、鍵屋に依頼することをおすすめします。現物を確認したうえで、取り付けられる製品を選んでもらえます。
鍵屋へ依頼する場合
鍵屋に玄関のドアノブ交換を依頼する場合、作業費の相場は11,000円〜です。このほかに、交換する部品の代金や出張費などがかかります。
料金は、交換する部品の種類や作業の難易度、依頼する時間帯などによって変動します。
例えば、ドアノブだけを取り替える場合よりも、錠ケースも一緒に交換する場合のほうが、部品代と作業の工程が増えるため、費用が高くなる傾向です。
鍵屋によって料金の仕組みが異なるため、依頼する前に部品代や出張費を含めた総額を確認しましょう。あわせて、追加費用が発生する条件も聞いておくと安心です。
玄関のドアノブを自分で交換するときの注意点
玄関のドアノブを自分で交換する際は、取り付け方法だけでなく、安全面や防犯性にも配慮が必要です。誤った方法で交換すると、ドアが開かなくなったり、防犯性が低下したりするおそれがあります。
自分で交換するときの注意点は、以下の4つです。
- 賃貸・マンションでは交換前に管理会社などへ確認する
- ドアを閉めた状態で作業しない
- 防犯性を考慮してドアノブを選ぶ
- メーカーの説明書に沿って正しく取り付ける
順番に解説します。
賃貸・マンションでは交換前に管理会社などへ確認する
賃貸住宅やマンションで玄関のドアノブを交換する場合は、事前に管理会社や貸主などへ確認しましょう。
国土交通省の「賃貸住宅標準契約書」では、貸主の書面による承諾を得ずに物件の改造や模様替えを行わないことが、契約条項の例として示されています。
また、分譲マンションでは、玄関ドアの一部が共用部分として扱われることがあり、ドアノブの交換が管理規約によって制限される場合もあります。
実際の取り扱いは物件によって異なるため、部品を購入する前に契約内容や管理規約を確認し、必要な許可を得ることが大切です。
なお、経年劣化による故障であれば、管理会社や貸主が修理を手配し、費用を負担する場合もあります。余計な出費を防ぐためにも、事前に相談しておきましょう。
ドアを閉めた状態で作業しない
ドアノブ交換は、ドアを閉めた状態で作業をしてはいけません。作業中に誤ってドアが閉まると、閉め出しや閉じ込めになる可能性があるためです。
ドアの解錠を鍵屋に依頼すると別途費用もかかります。また、夏場の閉じ込めや冬場の締め出しは、熱中症や体調不良につながるおそれもあります。
このようなトラブルを防ぐためにも、交換作業をする際は、ドアストッパーなどをドアに挟んで作業しましょう。
ドアノブの取り付けが完了したあとの確認作業も、まずはドアを開けた状態で、ラッチの出入りや施錠・解錠ができるかを確かめます。問題がなければ、外側からドアを閉めて、ドアノブが正常に動くかを確認してください。
防犯性を考慮してドアノブを選ぶ
玄関のドアノブを交換する際は、デザインや価格だけでなく、防犯性も考慮して製品を選びましょう。
玄関ドアは空き巣などの侵入経路になるため、防犯性能の低い鍵に交換すると、不正解錠やこじ開けによる侵入のリスクが高まるおそれがあります。
防犯性を重視する場合は、以下のような製品がおすすめです。
- ディンプルキー: 鍵の表面に複数のくぼみがあり、ピッキングに強い製品が多い
- ワンドア・ツーロック: 1つのドアに2ヵ所の鍵を設け、侵入に時間がかかるようにする
- 鎌デッドボルト付きの錠前: 鎌状のかんぬきがドア枠にかみ合い、バールなどによるこじ開けへの対策になる
- CPマーク付きの製品: 一定の防犯性能試験に合格したことを示すマークが付いている
ドアノブ単体の交換で防犯性能が上がるとは限りません。錠ケースやシリンダーなど、ほかの部品の交換が必要になる場合もあります。既存の錠前に取り付けられるか、どこまで交換が必要なのかを確認したうえで、防犯性の高い製品を選びましょう。
なお、鍵屋に依頼すれば、防犯性の高い製品選びの相談にも応じてもらえます。既存の錠前に取り付けられるかも確認してもらえるため、取り付けがスムーズに進みます。
以下の記事では、防犯性の高い玄関鍵の種類や選び方を解説しています。ドアノブ交換を機に玄関の防犯性を高めたい方は、参考にしてみてください。
関連記事:防犯性の高い玄関ドアの鍵とは?種類や選び方をわかりやすく解説
メーカーの説明書に沿って正しく取り付ける
細かな手順やビスの位置は製品によって異なるため、製品に付属する取付説明書を確認しながら取り付けましょう。
手順どおりに取り付けないと、ラッチが正常に動かずドアが開かなくなったり、施錠できなくなったりする可能性があります。
本記事で紹介した手順は、作業の流れをつかむためのものです。製品ごとの手順と違う点があれば、説明書を優先してください。
メーカーによっては、商品ページで交換手順の動画を公開しているほか、取扱説明書や仕様書をダウンロードできる場合もあります。
説明書を読んでも作業方法がわからない場合は、鍵屋に相談し、正しい手順で取り付けを進めてください。
玄関のドアノブ交換はどこに頼める?
玄関のドアノブ交換は、鍵屋やホームセンター、リフォーム会社などに依頼できます。
それぞれの依頼先の特徴は、以下のとおりです。
ドア本体の交換や大がかりな加工が必要な場合はリフォーム会社、店頭で実物を確認して商品を選びたい場合はホームセンターが選択肢になります。
緊急対応や防犯性の高い鍵についての相談、ドアノブの交換だけを依頼したい場合は、鍵屋がおすすめです。鍵に関する専門知識をもとに、玄関ドアに適した製品選びから取り付けまで対応してもらえます。
ドアノブの不具合を早く解消したい方や、確実に取り付けたい方は、鍵屋への相談を検討しましょう。
玄関のドアノブ交換を鍵屋へ依頼したほうが良いケース
玄関のドアノブ交換は、自分でできる範囲と、鍵屋に任せたほうがよい範囲があります。鍵屋へ依頼したほうがよいケースは、以下の3つです。
- 取り付けられる交換品がわからない
- 穴あけや削りなどドアの加工が必要になる
- 今と違う種類のドアノブに変えたい
それぞれ順番に解説します。
取り付けられる交換品がわからない
現在の玄関ドアに取り付けられる交換用のドアノブがわからない場合は、鍵屋への依頼がおすすめです。
既存のドアに合わない製品を購入すると、取り付けられずに買い直しが必要になります。錠前の部品は返品できないことも多く、無駄な出費につながりかねません。
以下のような状況に当てはまる場合は、鍵屋に相談しましょう。
- 既存のドアノブの刻印が薄く、メーカー名や型番を確認できない
- メーカー名や型番はわかるが、対応する交換用ドアノブを特定できない
- 現在のドアノブが廃番になっており、後継品や代替製品が見つからない
- 既存の錠ケースをそのまま使用できるかわからない
鍵屋は鍵まわりの製品に詳しく、ドアノブの現物確認や正確な採寸によって、取り付けられる製品を選んでもらえます。廃番の製品でも後継品や代替製品を提案してもらえるため、買い直しのリスクを減らせます。
穴あけや削りなどドアの加工が必要になる
玄関のドアノブ交換で、穴あけや削りなどの加工が必要になる場合は、鍵屋への依頼をおすすめします。
ドアの加工には専用工具と正確な採寸が必要で、加工作業に慣れていないと穴の位置がずれたり、ドア本体を傷つけたりするリスクがあります。
加工が必要になるケースは、例えば、既存の錠ケースと新しいドアノブの仕様が合わず、新しい錠ケースを取り付ける場合です。また、防犯性の高い鍵を追加するために、新たな穴を開けるケースもあります。
加工に失敗すると、ドア本体の修理や交換が必要になるおそれがあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、高い施工技術を持った鍵屋に加工を依頼しましょう。
今と違う種類のドアノブに変えたい
握り玉からレバーハンドル、サムラッチ錠からプッシュプルハンドルなど、現在使用しているドアノブとは異なる種類に交換したい場合も、鍵屋への依頼をおすすめします。
種類が異なるハンドルへの交換は、同じ種類の製品に交換するよりも難易度が高くなる場合があります。取り付け部分の構造が異なり、部品の交換やドアの加工が必要になることがあるためです。
専門家である鍵屋に依頼すれば、希望するドアノブが取り付けられるか確認してもらえます。必要な加工や交換作業も相談できるため、自分での交換が難しい場合は依頼を検討しましょう。
玄関のドアノブ交換が難しいときは鍵屋へ相談しよう
玄関のドアノブを交換する際は、ドアや既存の台座に取り付けられる製品を選び、正しい手順で取り付けることが大切です。
ビスの取り外しと取り付けだけで交換が済む製品であれば、自分で交換できます。作業する際は、メーカーの取付説明書を確認しながら、正しい手順で進めてください。一方で、錠ケースやシリンダーまで取り替える場合や、ドアに新しい穴を開ける場合は、鍵屋への依頼をおすすめします。
鍵屋に依頼すれば、専門的な知識と施工技術をもとに、部品の選定から取り付け、動作確認まで対応してもらえます。自分で取り付けるのが不安な方や、確実にドアノブを交換したい方は、プロの鍵屋へ相談してみましょう。
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