1.お風呂の換気扇が壊れたときに考えられる理由
換気扇そのものが壊れているもしくはその他の理由
お風呂の換気扇が動かなくなった場合、換気扇本体の故障だけでなく、周辺環境や電気系統に原因があるケースも考えられます。まずは、どのような理由が考えられるのかを整理して確認することが大切です。
・換気扇が寿命を迎えている
換気扇の寿命は、おおよそ10年程度が目安とされています。使用頻度がそれほど高くなかった場合でも、設置から10年以上経過している場合は、部品の劣化によって正常に動作しなくなることがあります。
・電気回線の不具合
換気扇は電気で動いているため、電気回線の不具合によって停止することがあります。掃除のあとに動かなくなった場合は、コンセントの接触不良や、清掃中に配線へ触れて断線してしまった可能性も考えられます。
コンセントの抜き差しで改善しない場合は、無理に触らず、感電防止のためにも専門業者へ依頼する判断が必要です。
・スイッチの故障
換気扇本体に異常が見られない場合でも、壁のスイッチが故障していることがあります。スイッチは配線と直結しているため、自分で分解や修理を行わず、専門の業者に相談してください。
・サビや部品の故障
浴室は湿気が多いため、換気扇内部にサビが発生しやすい環境です。湿気によるサビが原因でモーターや内部部品が動かなくなり、換気扇が回らなくなるケースも少なくありません。
・ブレーカーが落ちている
電気の使い過ぎや、同じ回路に多くの電化製品を接続している場合、ブレーカーが落ちることがあります。一度すべての電化製品をオフにし、ブレーカーを復旧させたうえで、換気扇が動くかを確認してみましょう。
2.お風呂の換気扇が壊れたときの対処法
換気扇は8~10年を目安に交換しよう
お風呂の換気扇にも寿命があり、一般的には8~10年を目安に交換が推奨されています。見た目に問題がなくても、内部の部品は少しずつ劣化していくため、年数が経つほど不具合が起こりやすくなります。
お風呂の換気扇が8~10年を超えて使用されている場合は、故障や性能低下が起きやすく、交換を前提に検討するタイミングといえます。
寿命が近づいた換気扇には、いくつか共通した症状が見られます。特に多いのが、異音や臭いの発生です。音の種類によって考えられる対処は異なります。
ゴー・ウォー・ブーンといった音がする場合は、内部に汚れが溜まっている可能性があり、清掃で改善することがあります。
キュルキュルという音であれば、潤滑不足が原因のこともあり、潤滑油を使うことで一時的に落ち着く場合があります。
一方で、カラカラ・カタカタ、ジーといった音が続く場合は内部部品の劣化が考えられるため、業者への相談が必要です。
キーンという高い音が出ている場合は、換気扇そのものの交換を検討する段階といえるでしょう。
また、お風呂の換気扇は高い位置に設置されていることが多く、不具合があっても状態を確認しづらい設備です。異音や臭いが気になる場合は無理に触らず、安全面を考慮して業者に点検を依頼することが安心です。
交換時期は使用頻度や日頃の手入れ状況によっても前後します。使用回数が多い家庭ほど劣化は早く進みやすく、定期的な掃除をしていない場合も寿命を縮める要因になります。目安としては、3~6か月に一度の分解清掃、または3日~1週間に一度の拭き掃除を行うことで、換気扇を長持ちさせやすくなります。
さらに、換気が弱くなったと感じた場合は、ティッシュを換気口に近づけて吸い込み具合を確認してみてください。吸い込みが弱い場合は、汚れの蓄積や換気扇自体の劣化が進んでいる可能性があり、寿命が近づいているサインと考えられます。
3.お風呂の換気扇の修理・交換はどこに頼めばいい?
状況に応じてお得な方法を選択しよう
お風呂の換気扇の修理や交換は、故障の内容や緊急性、あわせて行いたい工事の有無によって、依頼先を選ぶことが重要です。状況に合わない業者を選ぶと、対応が遅れたり、想定以上の費用がかかることもあります。
お風呂の換気扇交換は電気工事に該当するため、必ず資格を持つ業者に依頼する必要があります。浴室換気扇の交換にはアース工事が必要となり、電気工事士の資格がなければ対応できません。無資格のまま作業を行うと、感電など重大な事故につながるおそれがあるため注意が必要です。
できるだけ早く修理や交換をしてほしい場合は、地域の電気店に依頼する方法があります。費用は店舗によって差がありますが、対応が早く、困っている状況に応じて柔軟に対応してもらいやすい点がメリットです。
お風呂の内装もあわせて見直したい場合は、リフォーム店にまとめて依頼する選択肢があります。換気扇の修理や交換と同時に内装工事を行うことで、工事を一度で終えられるほか、内容によっては費用面で調整してもらえる可能性もあります。
また、家電量販店やホームセンターでも、お風呂の換気扇を購入し、交換工事まで依頼できる場合があります。複数の商品を実際に見比べて選べる点や、店舗のポイントを利用できる点がメリットといえるでしょう。
4.お風呂の換気扇の修理・交換の費用を抑える方法
部品の一部交換などで費用を抑えられる
換気扇を交換するのか、修理するのか、あるいは一部の部品交換で済ませるのかによって、かかる費用は大きく変わります。あらかじめ対応方法ごとの費用感を把握しておくことで、想定外の出費を防ぎやすくなります。
費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取ることが基本です。見積もり無料の業者をいくつか選び、内容と金額を比較することで、相場から大きく外れた依頼を避けやすくなります。相見積もりは換気扇に限らず、修理や交換全般で有効な方法です。
電気工事の資格を持たない方がDIYで修理や交換を行うことは非常に危険なため、必ず専門業者に依頼してください。「自分でできそう」と判断して作業すると、感電や故障の悪化につながるおそれがあります。
交換費用を抑えたい場合は、型落ち商品や機能を抑えた換気扇を選ぶ方法もあります。型落ち商品は新品でも価格が下がっていることが多く、必要な性能が満たされていれば十分実用的です。高機能な製品ほど価格は上がるため、不要な機能が多い場合はシンプルな製品を選ぶと費用を抑えやすくなります。
また、事前に換気扇交換の費用相場を知っておくことも重要です。シロッコファン、プロペラタイプ、部品交換のみといった条件によって費用は異なるため、大まかな目安を把握したうえで業者と相談すると安心です。
5.換気扇が使えないときのお風呂の換気方法
カビや悪臭予防のためにも換気は重要
お風呂の換気扇が壊れた状態でも換気を行わなければ、湿気がこもりやすくなり、カビの発生につながります。換気扇が使えない場合でも、できる対策を取ることで浴室内の湿気を抑えることは可能です。
換気扇が使えない間は、意識的に湿気を外へ逃がすことがカビ対策のポイントになります。すぐに実践できる換気方法を確認しておきましょう。
・お風呂の扉を開けておく
入浴後にお風呂の扉を開けておくことで、湿気が浴室内にたまりにくくなります。寒い時期であれば、浴室の湿気が室内の乾燥対策になる場合もあります。また、浴室に窓が付いている場合は、窓を開けることで湿気の滞留を防げますが、防犯面への配慮も忘れないようにしましょう。
・扇風機やサーキュレーターを使用する
扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させることで、浴室内に湿気がこもるのを防げます。空気を動かすことで乾燥が進みやすくなり、湿気を効率よく外へ逃がす効果が期待できます。
・除湿器を使用する
除湿器は湿気を取り除くための機器で、扇風機やサーキュレーターよりも高い除湿効果が期待できます。短時間で浴室内を乾燥させやすいため、換気扇が使えない期間の対策として有効です。
このほか、残り湯がある場合は必ずお風呂のフタをしておくことも大切です。また、お風呂から上がる前に壁や床を最初に熱いシャワーで流し、その後に冷たいシャワーで洗い流すことで、浴室内の温度を下げ、湿気がこもりにくくなります。