ペットの火葬費用はいくら?費用を左右するポイントや業者の選び方について
公開日:2021.12.3 更新日:2024.4.15
愛するペットが亡くなった後はきちんと火葬をしておく必要があります。
ただ、ペットの火葬となると気になるのがその費用。一体いくらくらいかかるのでしょうか。
今回はそんなペットの火葬で必要となる金額の相場や、業者の選び方についてご紹介します。
愛するペットが亡くなった後はきちんと火葬をしておく必要があります。
ただ、ペットの火葬となると気になるのがその費用。一体いくらくらいかかるのでしょうか。
今回はそんなペットの火葬で必要となる金額の相場や、業者の選び方についてご紹介します。
ペットを火葬する場合の値段はいくらくらいなのでしょうか。多くの業者ではペットの火葬にかかる費用は体重が増加するごとに費用が高くなっていきます。
ペットの体重ごとの費用の目安は以下のようになります。
0~1キログラム(文鳥やハムスターなど):10,000~20,000円
1~5キログラム(猫や小型犬など):15,000~30,000円
5~20キログラム(中型犬):25,000~50,000円
20~40キログラム(大型犬):40,000~60,000円
40~60キログラム(超大型犬):50,000~100,000円
上記の費用はあくまでも目安であり、葬儀のやり方でかかってくる費用が違ってきます。
また、個別葬を選んだ場合ですと、合同葬と比較して3,000~5,000円程度金額が増加します。
ただ、こうしたペットの火葬費用を安く抑える方法があります。
それは業者の無料見積もりを活用すること。提示される見積もりには具体的な作業内容とその費用が掲載されていますので、後になって不要なオプション料金を請求させる心配はありません。
業者によっては自社のサイトにて無料見積もりができます。火葬のやり方や会場までの移動手段、終わってからの納骨方法などを選択すればおおよその金額を算出してくれます。
さらに、最低でも3社以上から見積もりをとっておけば、地域で最もお得な業者を探すことができます。
大切なご家族であるペットの火葬ですので、値段だけではなく、業者自体にも注目して選びましょう。
ペット火葬方法としては主に4つの火葬方法があり、それぞれに特徴があります。
なおペットの火葬についてはペット葬儀社だけではなく、自治体によって依頼を受け付けてくれるところがあります。
・合同火葬
他のペットと一緒に火葬する方法です。
お住まいの自治体にペットの火葬を委託される場合、こちらのやり方が採用されます。
・個別一任火葬
家族は立ち会わず、業者に遺体を引き取ってもらい、火葬してもらう方法です。
個別一任火葬では葬儀の過程を業者にすべて一任できるので、こちらが準備をする手間が省けます。
また、ペットのご遺体が焼かれるのを見たくない方にとっても、精神面における負担が少なくなります。
ただし、返骨されない点やお別れの時間が個別火葬と比べて短いことから、きちんとペットを見送ってあげたいという場合には不向きになります。
・個別立ち会い火葬
人間と同じように、家族がその場に行って最後のお別れをします。
この方法で火葬する場合、お骨拾いは家族で行うことになっています。
・訪問火葬
火葬炉が積まれている車を用意してもらい、その中で火葬を執り行います。
生前一緒に過ごしてきた場所に来てもらって葬儀を行うことが可能です。火葬場までの移動が困難な方に最適です。
もし訪問火葬してもらいたいけれど火葬場所が見つからない時は、業者におすすめの場所を見つけてもらうことができます。
ペット火葬では費用はもちろん、火葬の流れも確認しておくようにしましょう。具体的な流れは以下のようになります。
1.ペットの遺体のケア
ペットシートを敷き、その上にご遺体を寝かせます。そしたら、ガーゼを使って体を拭きます。
体をきれいにしてあげたら、保冷材やドライアイスで冷やし、体にバスタオルをかけてあげます。
腐敗の進行を抑えるためにご遺体は涼しい場所に安置してあげましょう。
2.火葬の予約
葬儀者や自治体など、ペット火葬を受け付けているところに連絡します。
専門業者に連絡される場合は、お電話にて実施時間の確認、火葬プランの詳細な説明が行われます。
3.施設へ来園もしくはお出迎え
基本的にご予約の日時に亡くなったペットと一緒に火葬場所へ向かうことになります。ご自身で向かう場合は駐車場の有無について事前に確認しておくようにしましょう。
また、業者によっては火葬場所までお迎えしてくれるところもあります。
4.ご遺体のお預かり
施設のスタッフがペットの遺体を引き取ります。
5.火葬
施設のスタッフによって合同火葬を執り行われます。
個別立ち合い火葬の場合は、会場にてご家族が最後のお別れをします。
6.返骨
合同火葬以外では、火葬後に返骨または収骨が行われます。
施設にて納骨される場合は、霊園に設置されている納骨堂にてご納骨を行います。
ペットの火葬をされる場合は費用だけではなく、持ち物の確認も必要。マナーに関わることですので、しっかり確認しておきましょう。
主な持ち物は次の通り。
・数珠
人間の葬儀と同じく合唱礼拝を行うことから、ペットの葬儀でも数珠は必要になります。明確な規則は定められていないものの、葬儀ではご焼香時に数珠があることが望ましいとされています。
・ハンカチ
涙を拭う際に使用するもの。基本的な持ち物なので忘れないようにしましょう。
・ペットの写真
生前のペットとの思い出のために持参するもの。喪主が遺影として準備するのはもちろん、参列者側が用意しておくと喪主の方に喜ばれます。
・おもちゃ
ペットが生前気に入っていたおもちゃを持参することも可能です。
ただしおもちゃの素材によっては、棺に入れると火葬炉が故障する原因となりますので、事前に入れていいものを確認しておくようにしましょう。
・生花
ペットの葬儀でもお見送りする際に生花を添えます。色の濃い花は遺骨の変色につながる可能性があるので、色の薄い花を選ぶのが望ましいです。
・お香やろうそく
自宅にて火葬される場合は、お香やろうそくを用意しておきます。
・カメラ
必須ではありませんが、最近ではペットの最後の姿を写真に残すことができるようになりました。
会場にいるスタッフに声をかけて、許可を得た上で写真撮影を行うようにしましょう。
ペットを火葬してもらう場合は費用だけではなく、業者の質も確認しておくことが大切。ペット葬儀者は数多くあるものの、優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
優良業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントは次の通りです。
・実績が豊富である
業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。創業から3年以上経過している業者であれば安心して依頼することができます。
・業者の評判を確認する
優良業者と呼ばれているところは、ほとんどが依頼された方より高い評価を受けています。業者の公式ホームページや口コミサイトには、実際にペット火葬を依頼された方の声を見ることができます。
・経験豊富なスタッフが在籍している
大切なご家族の供養ですので、信頼できるスタッフがいるかどうかも重要。お電話でのやり取りなど、こちらに親身に対応してくれるところほどしっかりとした業者であることが多いです。
・小型動物にも対応している
小鳥やハムスターといった小型動物の火葬をされる場合、通常の火葬炉ですと遺骨が残りにくくなります。
そこで、小型動物の骨が残りやすい小型炉を用意しているかどうか確認しておきましょう。
ただし、最近では小動物の遺骨を残せる大型炉もあります。