庭木のおすすめ10選!常緑樹・落葉樹の違いと後悔しない選び方を解説
公開日:2026.10.15
庭に木を植えたいと思っても、種類が多く、どれが自宅に合うのか迷う方もいるのではないでしょうか。見た目だけで選ぶと、想像以上に大きくなったり、剪定や落ち葉の掃除が負担になったりすることもあります。
この記事では、おすすめの庭木10選のほか、庭木の役割や常緑樹と落葉樹の違い、後悔しないための選び方を5つ紹介します。どの庭木が自宅に合うのか迷っている方は、庭木選びの参考にしてみてください。
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庭木を選ぶ前に知っておきたい常緑樹と落葉樹の違い
常緑樹と落葉樹では、適した使い方やお手入れのしやすさも異なります。庭木を選ぶ前に、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
常緑樹
常緑樹とは、一年を通して葉をつけている樹木のことです。一年中葉がありますが、古くなった葉は落ちます。
そのあとすぐに新しい葉と入れ替わることで、緑を保っています。葉の落ち方は庭木によって異なりますが、落葉樹のように一時期にすべての葉がなくなることはありません。
そのため一年中緑を楽しみたい、視線を遮る目隠しを目的とした庭木に向いています。
落葉樹
落葉樹とは、冬になると葉を落とす樹木のことです。
春の芽吹きや花、夏の緑、秋の紅葉など、季節ごとの変化を楽しめます。一方で、落葉する時期は掃除の手間がかかります。
道路や隣家の近くに植える場合は落ち葉が周囲に広がって迷惑をかけないよう、植える場所に配慮する必要があります。
おすすめの常緑樹
ここでは、庭木におすすめの常緑樹を5種類紹介します。
樹高や日当たり、用途などを比較しながら、自宅の庭に合う庭木を探すときの参考にしてください。
※樹高は自然に育った場合の目安で、剪定によって維持する高さを示したものではありません。品種や生育環境、管理方法によって異なります。
なお本記事の「育てやすさ」は、剪定などのお手入れのしやすさをもとにした独自の目安です。
また土壌や日当たりなど、育てる環境をあまり選ばないかも判断基準に含めています。
庭木を選ぶときの参考としてご覧ください。
育てやすさの目安
★★★:育てやすく初心者にも向いている
★★☆:基本的なお手入れができれば育てやすい
★☆☆:剪定や管理にやや手間がかかる
※以下に記載している花期は目安です。地域や品種、その年の気候によって前後します。
シマトネリコ

育てやすさ:★★☆
- 評価理由:比較的丈夫で育てやすい一方、生長が早く継続的な剪定が必要なため
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:高木 〜18m程度
- 花期:5〜7月ごろ(白花)
- 用途:シンボルツリー、部分的な目隠し
- 注意点:生長が早く、定期的な剪定が必要
小さな葉が風に揺れる軽やかな姿で、洋風・和風どちらの住宅にも相性が良いです。
比較的生長が早いため、狭いスペースに植える場合は定期的な剪定が必要です。
また、寒さにはやや弱く、寒冷地では半落葉することがあります。
冷たい北風が当たる場所は避けるとよいでしょう。
オリーブ

育てやすさ:★★☆
- 評価理由:日当たりのよい場所では育てやすい一方、伸びた枝を定期的に剪定する必要があるため。
- 日当たり:日なた
- 大きさ:高木 ~10m程度
- 花期:5〜6月ごろ(白色〜黄白色)
- 用途:シンボルツリー、庭のアクセント
- 注意点:枝が伸びやすく、定期的な剪定が必要
細長い銀緑色の葉が美しく、洋風やナチュラルな庭によく合います。
日当たりと水はけのよい場所を好むため、植える場所の日照や水はけの確認が必要です。
枝が混み合ってきたら適度に剪定し、風通しを保ちながら樹形を整えます。
ソヨゴ

育てやすさ:★★★
- 評価理由:生長が比較的ゆるやかで、剪定の負担を抑えやすい
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:高木 ~10m程度
- 花期:6月ごろ(白花)
- 用途:シンボルツリー、部分的な目隠し
- 注意点:実を楽しみたい場合は雌株を選び、受粉できる環境も確認する
光沢のある葉と、まとまりのある樹形が魅力です。
枝が横に広がりにくくスマートに生長するため、狭いスペースにも取り入れやすい庭木です。
雌株には花のあとに赤い実がつき、季節の変化も楽しめます。
マホニアコンフューサ

育てやすさ:★★★
- 評価理由:半日陰でも育てやすく、大きくなりにくいため
- 日当たり:半日陰〜日陰
- 大きさ:低木 〜2m程度
- 花期:10〜12月ごろ(黄花)
- 用途:玄関まわり、高木の足元
- 注意点:強い日差しや乾燥を避ける
細長く個性的な葉が目を引きます。
秋から冬に黄色い花を咲かせ、花の少ない時期にも庭を彩ります。
半日陰でも育てやすいため、高木の足元や建物の近くにも取り入れやすい樹木です。ただし強い日差しや乾燥が続くと葉が傷むことがあります。
シャリンバイ

育てやすさ:★★★
- 評価理由:刈り込みに耐え、日なたから半日陰まで比較的幅広い環境で育てやすい
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:低木〜小高木 〜4m程度
- 花期:4〜5月ごろ(白色〜薄いピンク色)
- 用途:玄関まわり・花壇・生け垣
- 注意点:アブラムシやごま色斑点病に注意
春に白色や薄いピンク色の花を咲かせ、庭を明るく見せてくれます。
葉が密に茂り、刈り込みにも耐えるため、玄関まわりや花壇、低めの生け垣にも使いやすい庭木です。
日なたを好みますが、半日陰でも育てられます。
おすすめの落葉樹
ここでは、庭木におすすめの落葉樹を5種類紹介します。
樹高や日当たり、用途などを比較しながら、自宅の庭に合う庭木を探すときの参考にしてください。
※樹高は自然に育った場合の目安で、剪定によって維持する高さを示したものではありません。品種や生育環境、管理方法によって異なります。
なお本記事の「育てやすさ」は、剪定などのお手入れのしやすさをもとにした独自の目安です。
また、土壌や日当たりなど、育てる環境をあまり選ばないかどうかも判断基準に含めています。
庭木を選ぶときの参考としてご覧ください。
育てやすさの目安
★★★:比較的育てやすく、初心者にも向いている
★★☆:基本的なお手入れができれば育てやすい
★☆☆:剪定や管理にやや手間がかかる
※以下に記載している花期は目安です。地域や品種、その年の気候によって前後します。
ジューンベリー

育てやすさ:★★☆
- 評価理由:剪定の負担は比較的少ない一方、水切れに注意が必要なため
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:高木 〜5m程度
- 花期:4〜5月ごろ(白花)
- 用途:シンボルツリー、庭のアクセント
- 注意点:乾燥しすぎないようにする
丸みのある葉がやさしい印象で、春には白い花、初夏には赤い実、秋には紅葉と、季節ごとの変化を楽しめます。
実は熟すと食べられるため、観賞だけでなく収穫を楽しめるのも魅力です。
花や実を楽しむならある程度日当たりのよい場所を選び、乾燥しすぎないような管理が求められます。
イロハモミジ

育てやすさ:★★☆
- 評価理由:庭植えで根付けば水やりや肥料の手間が少ない一方、樹形を保つには剪定が必要なため
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:高木 〜15m程度
- 花期:4〜5月ごろ
- 用途:シンボルツリー・庭のアクセント
- 注意点:生長後の大きさを考えて植える
繊細な葉と自然な枝ぶりが美しく、秋には鮮やかな紅葉を楽しめます。
和風の庭はもちろん、洋風の住宅にも取り入れやすく、四季を感じられる庭木です。
大きく生長するため、建物や隣地との距離を確保し、必要に応じて剪定しながら樹形を整える必要があります。
アオダモ

育てやすさ:★★★
- 評価理由:生長が比較的ゆるやかで剪定の負担を抑えやすい
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:高木 〜12m程度
- 花期:4〜5月ごろ(白花)
- 用途:シンボルツリー・庭のアクセント
- 注意点:強い西日を避ける
細い幹と繊細な葉がつくる、軽やかな樹形が目を引きます。
春には白い花、秋には紅葉を楽しめ、葉が落ちたあとの枝ぶりも美しいです。
強い西日が長時間当たる場所では葉が傷むことがあります。
ドウダンツツジ

育てやすさ:★★★
- 評価理由:刈り込みに強く樹形を整えやすい
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:低木 〜3m程度
- 花期:4〜5月ごろ(白花)
- 用途:玄関まわり・花壇
- 注意点:日照不足に注意する
春には小さな白い花を咲かせ、秋には鮮やかな紅葉を楽しめます。
日当たりがよいほど花つきや紅葉を楽しみやすいですが、半日陰でも育てられます。
アジサイ

育てやすさ:★★☆
- 評価理由:半日陰でも育てやすい一方、種類によって花芽のつき方が異なり、剪定時期に注意が必要なため
- 日当たり:日なた〜半日陰
- 大きさ:低木 〜2m程度
- 花期:6〜7月ごろ
- 用途:玄関まわり・花壇
- 注意点:剪定する時期に注意する
梅雨の時期にボリュームのある花を咲かせ、庭に彩りを添えてくれます。
花の色や咲き方のバリエーションが多く、庭のイメージに合わせて選びやすいです。
一般的なアジサイは、剪定する時期や位置を誤ると翌年の花芽を切ってしまい、花が減ることがあります。
一方、アジサイの仲間であるアナベルは、その年に伸びた枝に花芽をつけるため、冬から早春にも剪定できます。
種類によって適した剪定時期が異なるため、育てているアジサイの種類を確認してから剪定することが大切です。
庭木選びで後悔しないための5つのポイント
庭木は年々生長し、高くなるだけでなく枝も少しずつ横に広がっていきます。
見た目の好みだけでなく、生長したあとの大きさや剪定・落ち葉の掃除などの管理まで考えて選びましょう。
ここでは植えたあとに「思っていたのと違った」と後悔しないために、確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
5つのポイント
- 生長後の高さや大きさで選ぶ
- 土壌や水はけに合う庭木を選ぶ
- 日当たりや気候に合う庭木を選ぶ
- 剪定などのお手入れの頻度で選ぶ
- 目隠しやシンボルツリーなど目的に合わせて選ぶ
生長後の高さや大きさで選ぶ
庭木は購入時の大きさではなく、生長後の高さや枝張りを考えて選びましょう。
植えたときには十分なスペースがあっても生長すると枝が隣地や道路にはみ出し、通行の妨げになったり近隣トラブルにつながったりすることがあります。
特に高く成長する庭木を植える場合は、成長後も枝を広げるスペースや、剪定作業を行う場所を確保できるか、事前に確認しておくことが大切です。
また大きくなりすぎると剪定の回数が増えるだけでなく、高い位置の枝を切る作業が必要になります。
どの程度まで生長する庭木なのか、植える前に把握しておくことが大切です。
土壌や水はけに合う庭木を選ぶ
庭木は、植える場所の土壌や水はけに合う種類を選びましょう。
土を入れ替えて改良できる場合もありますが、水がたまりやすい場所では排水をよくするために大がかりな工事が必要になることもあります。
植える前に土の状態や水はけを確認し、その場所で育てやすい庭木を選ぶことが大切です。
日当たりや気候に合う庭木を選ぶ
庭木によって、向いている日当たりや気候は異なります。
植える場所が日陰になりやすいのか、直射日光や強い西日が長時間当たるのかを確認しておきましょう。
庭木に合わない場所へ植えると、花が咲きにくくなったり、葉が傷んだりすることがあります。
また寒さに弱い庭木もあるため、住んでいる地域の気候に適しているかも見ておきましょう。
剪定などのお手入れの頻度で選ぶ
無理なく続けられるお手入れの量も、庭木選びでは大切です。生長が早い樹木は、理想の高さや樹形を保つためには剪定の回数が増えます。
一方、ゆっくり生長する庭木であれば、剪定の負担を抑えやすくなります。また、落葉樹は葉が落ちる時期に掃除が必要です。
道路や隣家の近くに植える場合は落ち葉が周囲に広がることも考え、無理なく管理できる庭木を選びましょう。
目隠しやシンボルツリーなど目的に合わせて選ぶ
庭木を植える目的を明確にしておくと、自宅に合う種類を選びやすくなります。
主な目的としては、次のようなものがあります。
- 道路や隣家からの視線を遮りたい
- 玄関まわりのシンボルツリーにしたい
- 花や紅葉を楽しみたい
- 庭に日陰をつくりたい
- 花壇や高木の足元を彩りたい
一年を通して視線を遮りたい場合は常緑樹が候補になります。
紅葉や、冬に葉が落ちた後の景色も楽しみたい場合は落葉樹から検討すると、目的に合う庭木を絞りやすくなります。
花を楽しみたい場合は、常緑・落葉の分類だけでなく、花の特徴や開花時期も確認するとよいでしょう。
庭木がある暮らしの楽しみ方
庭木は植えた後も年月とともに姿を変え、季節の変化や生長を暮らしの中で楽しめます。
ここでは、庭木を植えた後に感じられる魅力を紹介します。
庭木がある暮らしの楽しみ方
- 花や紅葉で季節の変化を楽しむ
- 家族と一緒に庭木の生長を楽しむ
花や紅葉で季節の変化を楽しむ
庭木があると、花や新緑、紅葉などを通して、季節の移り変わりを身近に感じられます。
春に花が咲き、夏には葉が茂り、秋には紅葉するなど、庭の景色は少しずつ変化していきます。
窓から見える場所に植えておけば、家の中にいながら庭の変化を楽しめるのも、庭木を植える魅力のひとつです。
家族と一緒に庭木の生長を楽しむ
庭木は、年月とともに幹が太くなり、枝葉も少しずつ広がっていきます。
子どもの誕生や新築、結婚などの節目に記念樹として植えると、その後の生長が家族の思い出のひとつになります。
植えた頃の写真と今の姿を見比べながら、家族の思い出を振り返れるのも、長く育てる庭木ならではの楽しみです。
庭木選びに迷ったら専門事業者に相談しよう
庭木選びで迷ったら植木や造園の専門事業者に相談すると、自宅の環境や希望に合う庭木を選びやすくなります。
- 目隠しに必要な高さや本数がわからない
- 庭が狭く、どの庭木が合うのか迷っている
- 日当たりや土壌に合う庭木を判断できない
- 既存の庭木とのバランスを整えたい
- 生長後の大きさや剪定の頻度まで考えて選びたい
植える場所の日当たりや土壌、庭の広さなどを伝えることで、自宅に合う庭木を提案してもらえます。
また生長後にどのくらい大きくなるのか、どの程度の頻度で剪定が必要になるのかまで確認しておけば、植えたあとの管理もイメージしやすくなるでしょう。
おすすめの庭木は育てる環境や目的に合わせて選ぼう
庭木は見た目の好みだけでなく、植える場所の環境や生長後の大きさ、お手入れのしやすさまで考えて選びましょう。
一年中緑を楽しみたいなら常緑樹、紅葉や落葉後の景色を楽しみたいなら落葉樹など、目的によって向いている種類は変わります。
庭木選びに迷ったら、まずは次の3つを整理してみましょう。
- どこに植えるか
- 何のために植えるか
- どの程度までお手入れできるか
植える場所の日当たりや土壌、生長後の大きさまで自分で判断するのが難しい場合は、植木や造園の専門事業者へ相談すると安心です。
庭の環境や希望を伝え、植える場所に適した種類や、成長後の大きさ、必要なお手入れについて相談すると、候補を絞りやすくなります。
依頼先を選ぶときは複数の事業者から見積もりを取り、料金だけでなく提案内容やサービスも比較しましょう。
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