《時期やお手入れ方法など》ゆずの木の剪定についてご紹介します!
公開日:2022.8.23 更新日:2024.4.15
ゆずは実をつけやすく、園芸初心者でもはじめやすい植物です。そのゆずの果実を多くつけさせるためには剪定が欠かせません。
この記事では、ゆずの特徴や剪定方法、費用相場、注意点まで解説します。この記事を参考にゆずの剪定を行い、ゆずの栽培をより楽しんでみてはいかがでしょうか。
ゆずは実をつけやすく、園芸初心者でもはじめやすい植物です。そのゆずの果実を多くつけさせるためには剪定が欠かせません。
この記事では、ゆずの特徴や剪定方法、費用相場、注意点まで解説します。この記事を参考にゆずの剪定を行い、ゆずの栽培をより楽しんでみてはいかがでしょうか。
ゆずは独特の香りで人気がある柑橘系の果実です。
生食はあまり行われませんが、果汁を料理に入れたり、お風呂に入れてゆず湯にしたり、お菓子の材料にしたり、飲み物にしたりするなど様々な楽しみ方があります。
ゆず湯は血行促進や肌の保湿に効果があるため、女性にも嬉しいですね。香りにはリラックス効果もあります。原産地は中国で、日本には奈良時代から伝わったそうです。
旬の季節は11月ごろ、100gから130gほどの実をつけます。寒さに強い植物で、他の柑橘系の植物と比べると栽培しやすいため、家庭菜園でも人気があります。
トゲがあるものもありますが、最近ではトゲが無いものも登場しています。ゆずは種類がいくつかあり、木頭系、海野系、山根系、多田錦などが有名です。初心者の方はトゲがないものの方が扱いやすいでしょう。
ゆずの実を多く収穫したり、大きく育てたりするためには剪定が欠かせません。
ゆずは適切に剪定を行なっていないと、思うように実がつかない可能性があります。ゆずが実をつけるまでは数年単位の時間がかかりますが、じっくりと取り組むことが大切です。
ゆずの剪定のやり方は樹齢で変わります。そのため、年ごとの管理の仕方を覚えるようにしましょう。
1年目から2年目までは実をつけることはなく、まだまだ生長が不十分なため、剪定の必要はあまりありません。
ただし、剪定の必要がないものの、ゆずの木を大きく生長させたい場合は、枝を紐などを使って横や下に引っ張るようにしてください。葉っぱ全体に日があたりやすくなるので生長しやすくなります。
3年目には実をつけ始めますが、ここで収穫はしないようにしましょう。3年目に収穫することは不可能ではないものの、木全体の生長の邪魔になってしまいます。その後大きく育てるためにも、花や蕾の段階で摘んでおきましょう。
4年目から5年目から順調に育っていれば実をつけ始めます。ここから必要に応じて剪定を行いましょう。剪定は、収穫後少し経ってから、2月ごろまでを目処に行います。2月になると花芽をつけ始めるため、それを避けて剪定を行います。
ただし、この時期はまだ大きく生長する可能性があるため、日当たりに問題がなければ無理に行う必要はありません。
6年目以降は実をつけた枝を中心に剪定します。実をつけた枝は翌年実をつけにくいためです。
剪定を強く行うと、冬を乗り切るための養分が確保できない可能性があるため、剪定しすぎに注意してください。
2月になると花芽をつけ始めるため、それを避けて剪定を行います。ただし、この時期はまだ大きく生長する可能性があるため、日当たりに問題がなければ無理に行う必要はありません。
6年目以降は実をつけた枝を中心に剪定します。実をつけた枝は翌年実をつけにくいためです。剪定を強く行うと、冬を乗り切るための養分が確保できない可能性があるため、剪定のしすぎには注意してください。
ゆずの剪定費用は、樹高によって変わります。価格としては3m以下で5,000円以下、7mほどあれば20,000円ほどかかります。
樹齢が3年程度などのゆずであれば、比較的安い値段で剪定してくれるでしょう。とはいえ、ゆずの剪定は他の植物と比べるとやるべきことが少なく、難しくはありません。剪定を本格的に行う必要があるのは4年目以降です。それでも数本程度のゆずの木であれば個人でも十分に管理はできます。
しかし、ゆずの木を育てるのに大切なのは剪定だけではありません。水やりや肥料の管理、害虫の予防なども大切です。
プロに相談することで、これらの管理やアドバイスもお願いできるため、剪定と一緒に相談してみてもよいでしょう。
また、ゆずの剪定を依頼する場合は、剪定以外の経費に注意してください。会社の場所によって出張費がかかるなどのこともあります。見積もりをお願いするときに確認しておきましょう。
ゆずは常緑樹のため、大きく育てるには剪定が欠かせないものの、剪定しすぎると栄養分が木に行き渡らず、生長を阻害する可能性があります。
剪定のさじ加減は慣れていないと難しいものです。より確実に生長させてゆずを長く楽しみたい場合は、剪定業者に任せましょう。
ゆずの剪定は以下のことに注意しましょう。
・剪定のしすぎ
・剪定タイミングが早すぎる
・摘果、摘蕾を最初のうちは行う
これらの点を守ることで、ゆずの果実をより楽しめるでしょう。
ゆずは常緑樹で、葉っぱが枯れることはありません。葉っぱが光合成することで冬を乗り越えるのに必要な栄養分を確保しています。
そのため、ゆずの葉を剪定で落としすぎると、栄養分が確保できず、生長の阻害要因になる可能性があります。
剪定はゆずの収穫後がよいですが、早すぎてもよくありません。収穫直後はゆずの実をつける花芽がついておらず、剪定時に花芽がつく可能性がある枝を落としてしまう可能性があるからです。
花芽を摘んでしまうと実がつけられないため、花芽が確認できる状態まで待ってから剪定は行うようにしましょう。
ゆずは実を増やすために剪定が必要ですが、大掛かりな剪定はあまり必要ありません。そのため、切り戻し剪定のように、木全体の大きさを小さくするような剪定は最小限にしましょう。
不慣れな6年目以降のゆずの木で行う可能性はなくはないものの、剪定の枝に迷いやすいため、業者に依頼する方が間違いありません。
この記事では、ゆずの特徴や剪定方法、剪定費用、注意点について解説しました。
ゆずを大きく育てるためには、剪定をうまく行う必要があります。他の植物と比べると大掛かりな剪定は必要ないため、初心者でも十分に取組可能です。この記事を参考にゆずの栽培に挑戦し、自分で剪定してみてはいかがでしょうか。