寒い季節は要注意!お風呂の凍結防止方法や凍結してしまった場合の対処方法をご紹介
公開日:2023.3.9 更新日:2024.4.12
毎年寒い時期になると、「水道が凍結した」、「お湯が出てこない」といったトラブルが触れてきます。その原因の多くは給湯器やボイラーなどにあります。
今回はお風呂の凍結防止を行う方法や凍結した際の対処方法、業者の修理費用について解説していきます。
毎年寒い時期になると、「水道が凍結した」、「お湯が出てこない」といったトラブルが触れてきます。その原因の多くは給湯器やボイラーなどにあります。
今回はお風呂の凍結防止を行う方法や凍結した際の対処方法、業者の修理費用について解説していきます。
ちなみにどちらとも設置されている環境や条件によって凍ってしまいます。
・気温が0℃以下になっている
水道管や給湯器が凍結してしまう要因として最も多いのが気温。気温が0℃を下回ると給湯器本体や水道管が冷やされることになり、その結果として配管の水が凍りついてしまいます。
また給湯器と接続している水道管は気温の変化に晒されやすいことから、気温の低下で凍りつきやすくなります。
・使用していない期間が長い
外の気温が0℃を下回っている状況でも、水道管や給湯器は凍りつきにくくなる場合があります。それはどちらとも頻繫に使用している場合です。
ですので、夜間など使用していない時間帯や長期間自宅に不在の場合などは、水道管に水が溜まっているので凍りつきやすくなってしまいます。
・設置場所に問題がある
水道管や給湯器は設置場所によって凍りつきやすくなります。特に注意しておかないといけない場所は日陰です。
日光が当たらない場所は気温が低く、凍結を引き起こしやすくなります。他にも家の北側や風が強い場所も寒さが厳しいため、凍結しやすいです。
・自然解凍されるまで待つ
日が当たるところに設置されている水道管などは、気温の変化で自然解凍されるまで待ちましょう。基本的に凍結は気温の上昇に伴い解消されていきます。時間はかかるものの、この方法が一番確実です。
自然解凍されたら、給水栓が漏水していないかどうか確認します。水漏れしていると漏電するおそれがありますので、その際はすぐに業者を呼びましょう。
・給水元栓を暖めておく
すぐにでもお湯を使いたい、設置場所の関係で自然解凍できないという場合は給水元栓を温めます。
温める際は給水元栓にタオルを巻いておき、その上に50℃のお湯をかけます。直接熱いお湯をかけてしまうと劣化したり、熱膨張により破裂したりしてしまう可能性がありますので、タオルを巻くことを忘れないようにしましょう。
もし蛇口が回らない場合は無理に回さないようにしてください。無理に回すと蛇口が破損する可能性があります。
・専門業者を呼ぶ
これらの方法でも直らない場合は、速やかに業者を呼びましょう。知識がないのに作業を行うと設備を破損させることがあるので、むやみに触れないことが大切です。
・給湯栓からお湯を出しておく
水は使用し続けていると凍りにくくなりますので、蛇口からお湯を少しだけ出しておきます。この時水量が変化しないか時々様子を見ておくことが大切です。
・凍結予防ヒーターまたは自動ポンプ運転を動かす
最近では凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転の機能を備えている給湯器が多いです。そのような給湯器を使用されているのであれば、積極的に活用しましょう。
使用される場合は以下の2点を忘れないようにしてください。
・浴槽内のお湯を循環金具より5cm以上残した状態にしておく
・電源プラグをコンセントに差し込まれている
・給湯器の水抜きを行う
給湯器の水抜きをしておくと凍りにくくなります。お風呂側で水抜きを行う場合、具体的な手順は次の通りです。
1. 給湯器のスイッチを切り、ガス栓・給水元栓を閉めておく
2. 浴室の蛇口を全開にする
3. 水抜き栓を回して完全に外し、水を抜く
4. 電源プラグを抜く
5. 水抜き栓と給湯の蛇口を閉める
6. 給水元栓を全開にし、蛇口から水が出るか確認する
7. ガスの元栓を開け、電源プラグを差す
・毛布や凍結防止テープを巻く
水道管の根元から毛布や凍結防止テープを巻いておくと凍結を防止できます。
・見積もりを確認する
ホームページや広告などに掲載されている料金は最低限の価格表示のみというケースがあり、実際には思わぬ費用を請求されることも。
実際にご自宅へ業者に来てもらったりした際は、見積もりを確認しておきましょう。電話相談で見積もりを行ってくれるところもありますが、必ず実地に来て確認してもらう必要があります。
・緊急時でも対応してくれる
お風呂のトラブルは夜間に発覚することがほとんど。そのため、24時間対応してくれる業者が望ましいです。
・作業内容についてしっかり説明してくれる
優良業者とされている業者は、こちらの作業内容について分かりやすく説明してくれます。
原因や修理内容についてしっかり説明しないところですと、後になって高額な契約をしてきたり、思わぬ欠陥が見つかったりといった問題が発生します。
・アフターフォローが充実している
修理をしてからも何かしらの水のトラブルが発生する場合もあります。そのため、業者を選ぶ際には損害補償や定期的なアフターフォロー、顧客相談への対応などをしっかり確認しておきましょう。
水道管凍結修理:12,000~25,000円
水道管凍結修理(ポリ管などで蒸気解氷を行う場合):20,000~50,000
給湯器修理:20,000~50,000円
上記はあくまで目安であり、設置場所や被害の状況によって高額になる場合もあります。
これ以外にも業者の出張費用がかかります。お住まいの場所より遠い業者に作業を依頼されるとその分費用が高くつきます。
また、時間帯によっては時間外料金が発生します。24時間かつ休日対応してくれる業者であっても深夜や休日には特別料金が加算されることがありますので、事前に確認しておく必要があります。
このように高くつく作業費用ですが、自己負担を安く抑える方法があります。それは火災保険を利用すること。
水道管の場合ですと、「水道管修理費用保険金」という費用保険金があります。凍結が原因で修理しなければならない時、一定の金額が補償されます。
また、給湯器の場合、「電気的機械的・事故特約」の対象であれば保険が適用されます。
ただし、保険会社や加入している火災保険の内容によって補償内容が異なります。また、自然劣化による故障がある場合などは適用対象外となり可能性があります。
もしもの時のために、現在加入されている火災保険の内容を今一度確認しておくが大切です。