【前提】混合栓は大きくわけて3種類ある
混合栓とは、1つの吐水口から水とお湯を同時に流し、適温に混ぜ合わせて使用できる水栓です。レバーやハンドルの操作で水温や水量を簡単に調整できるため、キッチンや洗面台、浴室などの住宅設備として広く普及しています。
混合栓の種類は、主に以下の3つです。
- シングルレバー混合栓
- ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)
- サーモスタット混合栓
各タイプの特徴や構造の違いを詳しく見ていきましょう。
シングルレバー混合栓
シングルレバー混合栓は、1本のレバーを操作するだけで水量と水温を同時にコントロールできる水栓です。上下操作で水の出止めや水量を調整し、左右の動きで水温を切り替えられます。近年の新築住宅やキッチン、洗面台で主流なタイプです。
水栓内部にあるバルブカートリッジが、レバーの動きと連動して弁の開閉やスライドすることでお湯と水の比率を精密に加減しています。
片手で手軽に水量や水温を調整できるため扱いやすく、素早く適温に合わせられる点が魅力です。一方で耐用年数の目安は約10年と、内部部品の劣化による水漏れが起きやすい側面もあります。
参照元:「水栓(蛇口)の寿命」一般社団法人 日本バルブ工業会
ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)
ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)は、水とお湯で独立した2つのハンドルを備えた水栓です。左右のハンドルを個別に回して水量と水温を手動で調整します。築年数が経過した住宅でよく見られるタイプですが、耐久性の高さから近年も製造が続く形式です。
内部構造はシンプルで、ハンドルを回すと軸と先端のコマパッキン(※1)が上下して、湯水の流路を開閉する仕組みになっています。
精密部品を含まないため不具合が発生した際に原因を特定しやすく、比較的簡単に修理可能です。しかし、使うたびに水温を調整する手間がかかり、適温になるまで水が無駄に流れてしまいます。
※1 コマパッキン:水栓内部の流路に密着して水流を遮断し、吐水口からの水を止める弁
サーモスタット混合栓
サーモスタット混合栓は、設定した水温を自動で一定に保つ水栓です。片側のダイヤルで水温を固定し、もう一方のハンドルで吐水やシャワーの切り替え、水量を調整できます。主に浴室に設置されるシャワーバス水栓として広く普及しているタイプです。
内部にあるサーモユニット(温度調節部)の形状記憶合金バネが伸縮し、湯水の混合割合を自動で調整します。家庭内の複数個所で同時に水を使うことで水圧が変化しても設定温度を保てるため、急な温度変化によるやけどを防ぐ安全性の高さが魅力です。
ただし、混合栓内部に精密部品が集約されており、構造が複雑なため分解修理には慎重な作業が求められます。
混合栓が水漏れしたときの原因と直し方を種類別に紹介
混合栓は種類によって構造や温度調整の仕組みが違うため、水漏れの原因や適した直し方もタイプごとに異なります。以下の種類別に原因と直し方を見ていきましょう。
- シングルレバー混合栓が水漏れする原因と直し方
- ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)が水漏れする原因と直し方
- サーモスタット混合栓が水漏れする原因と直し方
それぞれ詳しく解説します。
シングルレバー混合栓が水漏れする原因と直し方
シングルレバー混合栓の水漏れは、発生箇所に応じた原因の特定と適切な修理が重要です。主な水漏れ要因は、水温や水量を制御するバルブカートリッジ、接合部を密閉するパッキンの経年劣化が挙げられます。
症状別の主な原因と直し方を以下で確認しておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
吐水口から水漏れしている場合
レバーハンドルを下げて水を止めても、吐水口からポタポタと水が漏れ続けるなら、混合栓内部にあるバルブカートリッジの劣化や破損を疑いましょう。バルブカートリッジは設置から約10年が経過すると、摩耗によって密閉性を保てなくなることがあるためです。
吐水口からの水漏れを解消するには、下記の手順に沿ってバルブカートリッジを交換しましょう。
- 水栓の品番に適合する新しいバルブカートリッジを用意する
- 急な噴水を防ぐため、止水栓を時計回りに閉めて給水を遮断する
- レバーハンドルのキャップを外し、内部のネジを緩めてハンドルを引き抜く
- 水栓レンチなどの本体固定工具で水栓を支えながら、カートリッジ押さえを取り外す
- 古いバルブカートリッジを取り出し、向きを合わせて新しいバルブカートリッジをセットする
- 外した部品を逆の手順で組み立て直す
- 止水栓をゆっくりと開き、吐水口からの水漏れが完全に解消されたか確認する
特にカートリッジ押さえを外す際、水栓本体が一緒に回ると下部の給水管がねじれて破損するリスクを伴うため注意しましょう。また、設置から10年以上経過した水栓はバルブカートリッジが廃番になっている可能性もあるため、部品が見つからない場合や作業に不安があるときは水道修理事業者に相談しましょう。
スパウト(パイプ)の付け根から水漏れしている場合
水を流している最中にスパウト(パイプ)の付け根から水が漏れるときは、接合部にあるパッキン(UVパッキン・Oリング)の劣化が主な要因です。スパウトは左右に回転する可動部のため負担がかかりやすく、パッキンの摩耗によって隙間が生じます。なお、水を止めても漏れ続ける場合は、バルブカートリッジの不具合によって水がスパウト周辺へ回り込んでいることが要因です。
スパウトの付け根からの水漏れを直すには、以下の手順に沿って劣化したパッキン(UVパッキン・Oリング)を交換します。
- 水栓の品番に適合する新しいパッキン(UVパッキン・Oリング)を用意する
- 止水栓を時計回りに閉め、給水を遮断する
- レバーハンドル、カートリッジ押さえ、バルブカートリッジの順番に部品を外す
- スパウトを上にまっすぐ引き抜く
- 装着されている古いパッキン(UVパッキン・Oリング)を外し、新品に付け替える
- 分解したときと逆の順序で水栓を組み立て直す
- 止水栓を開いて通水し、スパウト(パイプ)の付け根からの水漏れが解消されたか確認する
バルブカートリッジの不具合が疑われるなら、前項「吐水口から水漏れしている場合」のバルブカートリッジ交換手順を参照してください。
UVパッキンは逆向きに装着すると水漏れが悪化するため、パッキンを外す際に向きを十分に確認しておきましょう。また、分解時にはUVパッキンとOリングの両方を同時に新品へ交換することで、水漏れの再発を防げます。
レバー下の隙間から水漏れしている場合
レバー下の隙間からの水漏れは、バルブカートリッジを固定するナット(固定ナット)の緩みや、バルブカートリッジ自体の劣化が主な要因です。レバー下は、水道を使用するたびに操作の負担が加わるため、固定ナットが徐々に緩んだり、バルブカートリッジ内部の弁が破損したりして水が漏れることがあります。
レバー下の隙間からの水漏れを解消するために、まずはレバーハンドルを外して固定ナットを締め直しましょう。締め直しても水漏れが改善しないなら、下記の手順に沿ってバルブカートリッジを交換してください。
- 水栓の品番に適合する新しいバルブカートリッジを用意する
- 止水栓を時計回りに閉め、給水を遮断する
- レバーハンドルのキャップを外し、ネジを緩めてハンドルを引き抜く
- 水栓レンチ等で胴体を固定しながら、カートリッジ押さえを取り外す
- 劣化したバルブカートリッジを取り出し、新品に交換する
- 外した部品を逆の手順で組み立て直す
- 止水栓を開き、レバーの動作と水漏れの解消を確認する
特に固定ナットが固着している際は、無理に回すと水栓本体や給水管を破損させる恐れがあるため注意しましょう。
ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)が水漏れする原因と直し方
ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)の水漏れは、水とお湯を別々のハンドルで調整する構造上、部品が劣化している箇所を特定しやすいです。主な原因には、ハンドル内部のコマパッキンや三角パッキン、スパウト接続部のUパッキンなどの経年劣化が挙げられます。
症状別の主な原因と直し方は以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説します。
※2 スピンドル:ハンドルの回転を上下運動に変換し、パッキンを押し下げて水量を調節する軸部品
※3 カバーナット:三角パッキンやスピンドルを上から締め込み、水栓本体へ固定する金具
※4 三角パッキン:スピンドルの周囲を密閉し、ハンドル根元の隙間からの水漏れを防ぐパッキン
吐水口から水漏れしている場合
ハンドルをしっかり締めても吐水口からポタポタと水が漏れ続けるなら、水栓内部にあるコマパッキンの劣化やスピンドルの不具合を疑いましょう。ハンドル混合栓(2ハンドル混合栓)は、ハンドルを回してコマパッキンを押し下げて止水する構造のため、コマパッキンが硬化したり、スピンドルのネジ山(ハンドルの回転を上下運動に変える螺旋状の溝)が摩耗したりすることによって生じる隙間が水漏れの主な原因です。
吐水口からの水漏れを解消するには、下記の手順に沿ってコマパッキンやスピンドルを交換しましょう。
- 水栓の品番に適合する新しいコマパッキンやスピンドルを用意する
- 止水栓を時計回りに閉めて給水を遮断する
- ハンドル上部のカラーキャップ(水やお湯を示す赤・青のキャップ)を外し、内部のネジを緩めてハンドルを引き抜く
- モンキーレンチでカバーナットを緩めて外し、スピンドルを回しながら取り外す
- 水栓内部に古いコマパッキンが残っていたら、ピンセットなどで取り出し、新品に交換する
- スピンドルのネジ山に摩耗やグラつきがあるときは、新しいスピンドルに交換する
- 外した部品を逆の順序で組み立て直す
- 止水栓を開けて通水し、吐水口からの水漏れが解消されたか確認する
部品を交換しても水漏れが改善しないときは、水栓本体側の不具合が考えられるため水道修理事業者に相談して対処しましょう。
スパウト(パイプ)の付け根から水漏れしている場合
水を流しているとき、スパウト(パイプ)の根元から水が滲み出る際は、固定ナットの緩みや内部にあるUパッキンの劣化が主な要因です。スパウトを左右に動かす際の摩擦でUパッキンが摩耗するほか、使用時の振動によって固定ナットが徐々に緩んでしまいます。
水漏れを解消するために、まずはモンキーレンチで固定ナットを締め直して様子をみましょう。締め直しても水漏れが改善しないなら、以下の手順に沿ってUパッキンを交換します。
- 水栓のパイプ径に適合する新しいUパッキンを用意する
- 止水栓を時計回りに閉めて給水を遮断する
- モンキーレンチでスパウト根元の固定ナットを緩めて外す
- スパウト本体をまっすぐ引き抜いて取り外す
- 水栓本体側に残った古いUパッキンを取り外し、新しいUパッキンに交換する
- スパウトを差し込み、固定ナットを手で締めた後にモンキーレンチで適度に締め付ける
- 止水栓を開いてから通水し、パイプを左右に動かしながら水漏れがないか確認する
Uパッキンは変形や破損を防ぐため、溝がある開いた側を水栓本体側へ向けて装着しましょう。
ハンドルの下から水漏れしている場合
ハンドルを回した際や通水時にハンドル下から水が漏れるときは、カバーナットの緩みや内部にある三角パッキンの劣化が主な要因です。ハンドル開閉時の負荷や経年によりカバーナットが緩んだり、パッキンが劣化したりすると、ハンドル下の隙間から水が漏れることがあります。
水漏れを解消するために、まずモンキーレンチでカバーナットを軽く締め直して水漏れが止まるか確認しましょう。締め直しても水漏れが改善しないなら、次の手順に沿って三角パッキンを交換してください。
- 水栓の規格に合う新しい三角パッキンを用意する
- 止水栓を時計回りに閉めて給水を遮断する
- ハンドルキャップを外し、内部のネジを緩めてハンドルを取り外す
- モンキーレンチでカバーナットを緩めて外す
- 古い三角パッキンを取り外し、新品に交換する
- 外した部品を逆の順序で組み立て直す
- 止水栓を開いてハンドルを回し、水漏れの解消を確認する
カバーナットを手で締められる程度まで回した後、モンキーレンチで4分の1〜2分の1回転(90〜180度)ほど軽く増し締めしましょう。締めすぎるとハンドルの操作感が重くなってしまいます。
サーモスタット混合栓が水漏れする原因と直し方
浴室などで広く採用されているサーモスタット混合栓は、自動温度調節機構(サーモユニット)を備えているため内部構造が複雑です。水漏れが発生した際は、水が漏れ出している部位に応じて切替弁(開閉バルブ)や各種パッキン、エルボ(水栓本体とシャワーホースをつなぐL字型の接続金具)といった原因部品を正しく特定して対処する必要があります。
症状別の主な原因と直し方は、以下のとおりです。
それぞれの症状における原因と具体的な直し方を詳しく解説します。
スパウト(パイプ)の付け根から水漏れしている場合
水を流している際や止水時にスパウト(パイプ)の付け根から水が漏れるときは、固定ナットの緩みや内部にあるUパッキンの劣化が主な要因です。スパウトは左右に動かす可動部のため摩擦が加わりやすいうえ、経年劣化でUパッキンが傷むとスパウトと水栓本体の接合部に隙間が生じます。
水漏れを止めるため、まずはモンキーレンチで固定ナットを締め直し、改善するか確認してください。締め直しても水漏れが改善しないなら、下記の手順に沿ってUパッキンを交換します。
- 水栓の品番に適合する新しいUパッキンを用意する
- マイナスドライバーで左右両方の取付脚(壁と水栓本体をつないでいる金具)にある止水栓を時計回りに回し、給水を完全に遮断する
- スパウト根元の固定ナットをモンキーレンチで緩めて外す
- スパウトを引き抜き、水栓本体側に装着されている古いUパッキンを取り外す
- 異物の噛み込みによる再漏水を防ぐため、接続部分の汚れを毛羽立ちの少ない綺麗な布や雑巾で綺麗に拭き取る
- 新しいUパッキンを水で軽く濡らし、水栓本体の設置溝に装着する
- スパウトを差し込んで固定ナットを被せ、モンキーレンチで適度に締め付ける
- 止水栓を開いてから通水し、スパウト(パイプ)の付け根からの水漏れが解消されたか確認する
Uパッキンは変形や破損を防ぐため、溝のある開いた側を水栓本体側に向けて装着しましょう。
シャワーヘッドから水漏れしている場合
水を止めた後もシャワーヘッドから水が漏れ続ける場合は、水栓内部にある切替弁(開閉バルブ)の故障や劣化を疑いましょう。切替弁が摩耗して密閉性を失うと、止水時でも水が漏れ出てしまうことがあるためです。また、シャワーヘッドにひび割れや破損があることで水が漏れるケースも考えられます。
水漏れの原因がシャワーヘッドの破損であれば、ホースとの接続金具を手で回して適合する新しいシャワーヘッドに付け替えるだけで解決可能です。切替弁の劣化が原因であれば、下記の手順に沿って切替弁を新品に交換しましょう。
- 水栓の品番に適合する新しい切替弁を用意する
- マイナスドライバーで左右両方の取付脚にある止水栓を時計回りに回し、給水を完全に遮断する
- 表示キャップを外してネジを緩め、開閉ハンドルを取り外す
- 固定ナットを緩めて古い切替弁を取り出し、新しい切替弁を凹凸の位置に合わせてセットする
- 外した部品を逆の順序で組み立て直す
- 止水栓を開いてから通水し、シャワーヘッドからの水漏れが解消されたか確認する
水を止めた直後に数秒から数分程度ポタポタと流れる現象は、内部の残留水が抜けているだけのため心配無用です。設置から年数が経って切替弁が廃番になっている場合や、時間を置いても水漏れが止まらないときは、水道修理事業者に相談して対処しましょう。
関連記事:シャワーヘッドを交換する方法とは?交換目安やかかる費用は?
シャワーホースとシャワーヘッドのつなぎ目から水漏れしている場合
シャワー使用時にシャワーホースとシャワーヘッドのつなぎ目から水が漏れるときは、接続金具の緩みやパッキンの劣化が主な要因です。シャワーヘッドは日常的に手で持って動かす部位のため、ネジが徐々に緩んだりパッキンが摩耗したりして隙間が生じてしまいます。
水漏れを解消するために、まずシャワーヘッド根元の金具を手で締め直して水漏れが止まるか確認しましょう。締め直しても水漏れが改善しないなら、次の手順に沿ってパッキンを交換してください。
- シャワーホースの規格に適合する新しいパッキンを用意する
- 急な噴水を防ぐため、止水栓を時計回りに閉めて給水を遮断する
- シャワーヘッド根元の金具を手で押さえ、ヘッドを反時計回りに回して取り外す
- 接続金具やヘッドの内側にある古いパッキンを取り出す
- 新しいパッキンを溝へ確実にセットする
- シャワーヘッドを時計回りに回してしっかりと接続する
- 止水栓を開いてから通水し、つなぎ目からの水漏れがないか確認する
規格の合わないパッキンを取り付けると状況が悪化する恐れがあるため、作業前に古いパッキンの形状やサイズをよく確認しておきましょう。
エルボ接続部から水漏れしている場合
水栓本体とシャワーホースを繋ぐL字型の接続金具(エルボ)周辺から水が漏れる場合は、固定ナットの緩みやパッキンの劣化を疑いましょう。エルボ接続部は日常的なシャワー操作による引っ張りや水圧の変動で負荷がかかりやすいためです。また、パッキンだけでなくエルボ本体が経年劣化で破損することもあります。
水漏れを解消する際は、まずモンキーレンチで固定ナットを締め直して水漏れが改善するか確認しましょう。締め直しても症状が改善しない際は、以下の手順に沿ってパッキンやエルボを交換します。
- 水栓の品番やホース規格に適合する新しいパッキンやエルボを用意する
- 急な噴水を防ぐため、マイナスドライバーで左右の止水栓を時計回りに回して給水を遮断する
- モンキーレンチでエルボとシャワーホースを繋ぐ固定ナットを緩めて外す
- 固定ナット内部にある古いパッキンを取り出し、新品に交換する
- エルボが破損していたら、水栓本体からエルボを取り外して新品に交換する
- シャワーホースを取り付け、固定ナットをモンキーレンチで適度に締め直す
- 止水栓を開いてから通水し、エルボ接続部からの水漏れがないか確認する
特に樹脂製のエルボは、固定ナットを工具で強く締めすぎるとエルボ本体が割れたりパッキンが潰れたりする恐れがあるため、適度な力加減で固定しましょう。
混合栓の水漏れを水道修理事業者に依頼すべきか見極める判断基準
混合栓の水漏れは、軽微な部品交換なら自分で対処できるケースはあるものの、状況によっては時間や労力が報われない可能性があります。特に次の項目に該当する際は、無理をせず水道修理事業者に任せましょう。
- DIYに慣れておらず自分で対応する自信がない
- 迅速かつ確実に修理して元通りに直したい
- 自分では原因がわかりそうもない
- 水漏れの量が多く、被害が拡大し続けている
それぞれ詳しく解説します。
DIYに慣れておらず自分で対応する自信がない
シングルレバー混合栓や2ハンドル混合栓の水漏れ修理は、モンキーレンチなどの専用工具に加え、品番に適合する交換部品の用意が欠かせません。作業手順や内部構造を理解しないまま分解を試みると、ネジ山を潰したり水栓本体を破損させたりして被害を拡大させるケースが多いです。
特にシングルレバー混合栓のバルブカートリッジ交換時、本体を固定せずに回すと給水管が破損し、床下へ水漏れする恐れがあります。また、規格の異なる部品を誤って購入し、費用が無駄になってしまうこともよくある失敗例です。
作業に少しでも不安を感じるなら無理せず、最初から水道修理事業者に依頼したほうがよいでしょう。
迅速かつ確実に修理して元通りに直したい
混合栓の水漏れをいち早く確実に解消したいなら、水道修理事業者へ依頼するのがおすすめです。自分で対処する場合は、水栓の型番調査や交換する部品と工具の調達、交換作業に至るまで時間と手間を費やします。
しかし水道修理事業者であれば現地で素早く不具合箇所を特定し、適合する部品と専門工具を用いて短時間で施工を完了できるのが大きな強みです。作業直後の水漏れ再発や部品の締め付け不良といった二次被害を防ぐためにも、プロの確実な技術に頼って対処しましょう。
自分では原因がわかりそうもない
混合栓から水漏れする要因は、各種パッキンやバルブカートリッジの劣化から水栓本体の破損まで多岐にわたります。さらに洗面台下の収納スペース内やシンク裏に隠れた給水管、シャワーホースからの水漏れなど、目視だけでは発生源を特定できないケースも多いです。
原因があいまいなまま部品交換を進めても症状が改善せず、無駄な出費を重ねてしまう恐れがあります。また、サーモスタット混合栓のように精密部品が集約された構造では、専門知識なしに故障箇所を正確に見極めるのは困難です。
原因が自分で特定できないときは水道修理事業者に依頼しましょう。
水漏れの量が多く、被害が拡大し続けている
混合栓から多量の水漏れが発生している場合や浸水が止まらない状況は、建物や家財へ甚大な被害を及ぼす緊急性の高い状態です。水漏れを放置すると床材の腐食やカビの発生を招く恐れがあります。
まずは止水栓や屋外の水道元栓を時計回りに閉めて給水を遮断し、被害の拡大を防ぐことが最優先です。重度の水漏れを自力で修復するのは難しいため、速やかに水道修理事業者へ依頼して対処しましょう。
混合栓の水漏れ修理を水道修理事業者に依頼する費用相場
混合栓の水漏れが発生した際、自分で対処するか水道修理事業者に依頼するかによって、必要な費用や手間は大きく異なります。それぞれの対処法におけるメリット・デメリットや費用感を以下で確認してみましょう。
※上記の費用相場はあくまで目安です。
それぞれ詳しく解説します。
自分で対処した場合
水漏れを自分で対処すれば作業費や出張費が発生せず、部品代や工具代のみで費用を安く抑えられます。パッキン交換程度であれば数百円から数千円の出費で済むこともあり、費用面だけで見れば魅力的です。
しかし、修理に不慣れな方が対処すると適合する部品の特定や実際の作業に多大な時間と労力を費やしてしまいます。手間をかけて作業しても直らない可能性があるだけでなく、作業ミスによる被害の悪化で高額な修繕費が発生する恐れもあるため注意が必要です。
時間や労力を無駄にせず確実に水漏れを解消するためにも、少しでも不安があるときは無理せず、水道修理事業者に相談して対処しましょう。
水道修理事業者に依頼した場合
水道修理事業者に水漏れ修理を依頼した際の、主な修理内容と費用相場の目安は以下のとおりです。
※上記の費用相場はあくまで目安です。
費用は、作業内容や交換する部品の規模によって変動します。固定ナットの締め直しやパッキン類の交換といった軽微な対応であれば、5,000円〜16,000円前後の費用が目安になります。バルブカートリッジや切替弁の交換、シャワーホースやエルボの取り替えといった専門部品の交換を伴うときは、8,800円〜37,000円程度が相場です。また、設置から10年以上が経過して必要な部品が廃番になっている場合や、水栓全体が劣化している状況では、混合栓本体の交換が必要となり27,000円〜60,000円前後の費用が発生します。
水道修理事業者に依頼すれば、原因の特定から適合する部品の手配、確実な施工まで一括して任せられる点が大きなメリットです。自分で対処した際の失敗による被害の悪化や高額な修繕費の発生を防ぎ、専用工具を用いた安全な作業で確実に水漏れを解消できます。
被害を最小限に抑えて快適な生活環境を取り戻すためにも、水道修理事業者に相談して対処するのがおすすめです。
混合栓の水漏れを依頼する水道修理事業者を選ぶポイント
混合栓の水漏れを水道修理事業者へ依頼する際、信頼できる依頼先か見極めるポイントを紹介します。不透明な見積もり提示や説明のない追加請求による被害を防ぐため、以下の項目を事前に確認しましょう。
- 明確な見積もりと料金内訳:作業前に総額や費用の内訳を説明し、出張費やキャンセル料の有無を明示しているか
- 保証制度とアフターフォロー:修理後の初期不良や水漏れ再発に備え、無償対応や施工保証書の発行しているか
- 対応スピードと豊富な修理実績:被害の拡大を防ぐ迅速な駆けつけが可能で、過去の施工事例を広く公開しているか
修理を依頼する前は見積もりを取り、何にどのくらいの料金がかかるのかを把握しておくことが大切です。提示された費用や作業内容に十分納得したうえで修理を依頼し、水漏れを安全に解決しましょう。
参照元:「水回り修理「950円~」のはずが…数十万円の高額請求に!」独立行政法人 国民生活センター
混合栓の水漏れは高確率で部品交換が必要!近くの水道修理事業者を頼ろう
混合栓の水漏れは、経年による内部部品の劣化が主な原因です。放置すると水漏れ量が徐々に増えて床材の腐食やカビの発生などの二次被害を招く可能性があります。早めの部品交換や修理で対処したほうがよいでしょう。
自分で対処するには適合する部品の特定や専用工具の準備が必要なうえ、不慣れな分解作業によって状況を悪化させるリスクも考えなければなりません。水道修理事業者に依頼すれば、原因の特定から部品の手配、確実な交換作業まで迅速かつ安全に進めてもらえます。
近くの信頼できる水道修理事業者を探す際は、全国の事業者を一括で比較検討できる「EPARKくらしのレスキュー」の活用が最適です。お住まいの地域に対応した水道修理事業者を一覧で確認できるため、緊急性の高い水漏れでも迅速に駆けつけるプロを手軽に選定できます。
料金や施工実績、口コミを把握したうえで依頼できる仕組みとなっており、初めて利用する場合でも安心です。水漏れ被害を拡大させてしまう前に「EPARKくらしのレスキュー」で近くの水道修理事業者を探し、確実かつ安全に水漏れを解決しましょう。