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下水臭いトイレの原因は汚れではなく封水切れの可能性が!対策や予防法を紹介

公開日:2023.10.6 更新日:2024.4.22
下水臭いトイレの原因は汚れではなく封水切れの可能性が!対策や予防法を紹介

いくら掃除してもトイレが下水臭いとお困りの方はいらっしゃいませんか。実はその臭いは汚れのせいではない可能性が高いです。

この記事では主な原因として考えられる封水切れの自分でできる対処法や予防法、業者に任せた時の相場などをご紹介します。

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1.トイレが下水臭い!臭いの発生源や原因は?

下水臭いのは汚れのせいだと思っていたら封水が関係していることも

水を流しているトイレの写真

トイレ掃除をしているのに下水臭い原因は、封水切れのせいかもしれません。
まずは封水にどんな役割があるのかご紹介します。

■封水とは?
便器の中に溜まっている水のことを封水と言います。
この封水の役割は一言でいうと、悪臭防止です。封水は一定の水位が保たれるようになっており、便器内に封水がしっかり保たれていることで、下水の悪臭がトイレ内に漏れてくるのを防ぐことができます。
同じ理由で、害虫が上がってくるのも防止できます。

そのほか、便器内に水があることで、排泄物が便器に付着しづらくなったり、排泄物を流しやすくしやりする役割もあります。

■封水の水位が低くなるとどうなる?
封水の水位が低いと室内へ下水臭さが上がってきます。

封水が低いのには必ず原因があります。もしタンクや便器の破損・故障が原因となっている場合は放置しておくと大変です。
さらにダメージが進む可能性があり、最悪の場合、排水管が破裂することもあります。また、その排水管の水漏れによって水位が下がっている場合は、近所への被害が考えられます。
特にマンションなどの集合住宅では、階下へ排水が漏れてしまうことも多いようです。
封水切れを確認したら、すぐに対処するようにしましょう。

2.トイレが下水臭い時、問題となる封水切れの原因と対処法

主に4つの原因が考えられる

封水切れを起こしたトイレの写真

トイレが下水臭い時、封水切れとなっている場合は4つの原因が考えられます。
お困りの際は以下をチェックしてみてください。

・誘引現象
集合住宅でよく起きる誘引現象は、上の階で大量に水を流した時に発生します。これは排水管の気圧が下がり、封水が流れ出してしまうためです。

もし一軒家であれば、通気管がある排水管に変えることで解決します。マンション等であれば、大家さんや管理会社に相談しましょう。

状況が改善するまでは、とりあえず水を注いで水位を保ってください。

・蒸発現象
旅行や出張などで長期間家を空けると、封水が蒸発してしまいます。約1か月で封水が無くなるので、家を出る前にコップ1杯の水を足すとよいでしょう。

また、特殊蒸発防止剤を使用すれば半年から1年の間、蒸発を防ぐことができます。

・排水管汚れ
排水管に汚れが溜まると、水の流れが悪くなってしまいます。もし封水が溜まる時に排水が残っていると、排水管が真空状態になり、排水と一緒に封水まで流れてしまうのです。

排水に時間がかかっていると感じたら、汚れを取り除くようにしましょう。
ホームセンターで入手しやすいラバーカップ・真空ポンプクリーナー・排水管洗剤等を使用すると便利です。

・補助水管外れ
トイレタンクの中にある補助水管は、封水の水位を上げる役割があります。タンクの中を掃除した際などに補助水管が外れてしまうと、封水が溜まりません。

補助水管を確認するには、以下の方法を試してみてください。
①止水栓を閉じる
②タンクを開ける
③オーバーフロー管に細い管(補助水管)が入っているか確認する
④入っていなければ中に入れる
⑤タンクの蓋を閉じて止水栓を開ける
⑥水を流して封水がきちんと溜まれば完了

3.下水臭いトイレは掃除の方法を変えれば臭いが軽減することも

クエン酸が大活躍

トイレ掃除に使うクエン酸の写真

トイレが下水臭い原因が封水ではなかった場合、掃除方法が原因の可能性があります。場所別に掃除方法をご紹介しますので、一度試してみてください。

・床や壁
床や壁が臭う場合、尿のアンモニア臭が付いていることが多いです。その際はトイレ用のウェットシートでふき取ると臭いが軽減します。
また、アンモニアはアルカリ性なので、酸性であるクエン酸を使用するのも効果的です。

・便器
便器から臭いがする場合、尿石が原因になっていることがあります。酸性の洗剤や、クエン酸を使用してブラシでこすってください。

日頃から、用を足したらすぐに水を流すよう心がけましょう。

・換気扇
換気扇はなかなか毎日掃除しづらい場所ですが、実は臭いの発生源となっているかもしれません。
アンモニアは空気より軽いので、上に溜まります。そのため、天井や窓にアンモニア臭が付いている可能性があります。

特に換気扇はそこから外に空気が流れているので、アンモニアが集まりやすいのです。
ほこりが付いていると換気の効率も下がり、臭いがこもって悪循環となります。換気扇は定期的にファンを取り外して洗うようにしましょう。

4.色々試してもまだトイレが下水臭い!そんな時はプロに見てもらおう

メリットや気になる料金相場は?

トイレの便座を上げている写真

どんな手を使ってもトイレから下水の臭いが消えない場合は、一度事業者に見てもらいましょう。
個人の力では、やはり限界があります。無理に臭いを消そうとしてトイレが破損すると大変なので、限界を感じたらプロに任せるのがおすすめです。

業者に任せるメリットや相場は以下の通りです。

・メリット①細かい作業が可能
トイレは意外と複雑な構造をしています。なかなか手が届きにくいパーツもあるため、もどかしい思いをすることもあります。
しかし事業者はプロなので安心して任せることができ、破損の心配もありません。また、水圧も関係してくるため、調整にも細やかさが必要です。

・メリット②特殊工具を持っている
ホームセンターなどである程度の道具を手に入れることができますが、プロ仕様のものには及びません。事業者は、特殊工具で効率よく作業をしてくれます。
なかなか自分では思うようにいかず時間がかかっていた場合でも、驚くほどあっという間に解決してくれるでしょう。

・メリット③定期メンテナンスが依頼できる場合も
トイレが詰まりそうになったことが何度もあるという場合は、定期メンテナンスを利用するのもおすすめです。構造上どうしても同じ状態になりやすい場合は、プロに管理してもらうとストレスが軽減します。

・業者に依頼した時の相場
事業者へ支払う料金は、基本料・作業料・部品代の合計となります。作業内容にも大きく幅があり、封水切れの原因であるつまりを解消するだけでも4,000~30,000円ほどの開きがあります。

他にもタンク内の部品が交換となった場合はその費用が発生するので、まずは見積もりをしてもらうようにしましょう。

番外編:下水臭いトイレに逆戻りしないために普段からできることは?

定期的に排水管を掃除するのが効果的

トイレつまりをラバーカップで解消しようとしている写真

トイレが下水臭い状態ではなくなったら、そのまま維持したいところです。そのためには、排水管の汚れを放置しないことが大事です。

排水管をきれいに保つことで、封水切れを防ぐこともできます。ここでは、普段からできる予防法についてご紹介しますので実践してみてください。

・道具を使う
トイレの水が流れにくい場合は、ホームセンターで手に入りやすい道具を使って解消しましょう。
以前はラバーカップが主流でしたが、今では真空式パイプクリーナーも流通しています。ラバーカップよりも強力なので、ひとつ持っておくと便利です。

また、ワイヤーブラシで直接排水管の汚れをとるのも効果があります。

・重曹と酢を流す
キッチンなどの掃除に有効な重曹は、トイレ掃除にも使用することができます。以下は、重曹を使ったトイレ掃除の手順です。

1.便器にバケツで水を流し、水位を下げる
2.重曹100グラムと酢200グラムを入れる
3.40~50度のお湯を便器の半分まで注ぐ
4.約1時間後に流して終了

・薬剤を使う
排水管掃除に使える薬剤は、ドラッグストアなどで簡単に手に入ります。その場合は、酸性・アルカリ性・次亜塩素酸ナトリウムのものがおすすめです。
トイレだけでなく、他の排水管に使用できるものもあるので、用途に合ったものを選びましょう。

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