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実家が汚い5つの原因とは?放置するのは危険!物が多すぎる家の片付け方

公開日:2025.10.1
実家が汚い5つの原因とは?放置するのは危険!物が多すぎる家の片付け方

実家が汚いと感じる原因には、親世代独特の価値観や体力の衰えなどが関係しており、放置しておくと健康や人間関係にも様々なリスクが及ぶ可能性があります。

本記事では、実家が汚くなる5つの原因や放置するリスク、さらにスムーズに片付ける方法を詳しく解説します。トラブル回避や家族の負担軽減のためにも、ぜひ参考にしてみてください。
親のペースや考え方を尊重しつつ、家の中をしっかり整理しておくことは、将来の備えにもつながります。実家が散らかっている場合は、早めに取り組むことで健康面や人間関係のトラブルを抑えることが可能です。

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1.実家が汚い5つの原因とは?

親世代の考え方や体力の低下と複雑

物にあふれた部屋の写真

実家が散らかる主な原因は、親世代の「もったいない」精神や加齢による体力・気力の低下が複雑に絡み合っている点にあります。
親世代は年齢を重ねるほど、掃除や整理整頓が重労働になるため後回しになり、認知機能の衰えも加わり管理が難化。子どもが家を離れたことで客観的な視点がなくなり、物が多すぎてどこから手をつければ良いか分からない状態に陥ります。
さらに、親子の間で「汚い」基準がずれることも、片付けの意思疎通を妨げる要因です。これらの問題を放置するとリスクが高まるため、早めの対処が大切です。

ものを捨てる判断力が鈍くなり、溜め込んでいる


高齢者の住環境悪化は深刻な社会問題となっています。全体の約8割が50歳以上になっており、高齢になるほどごみ屋敷になるリスクが高いという調査結果が示すように、年齢とともに物を処分する判断力が低下する現象が顕著です。
厚生労働省によると「本人自身の基本ニーズ(衛生面、服飾面、食事など)を顧みない行為」を指しますセルフネグレクトも住環境悪化の要因となっています。また、心身が衰えると、ゴミ出しの日を覚えてゴミを出す、ゴミを分別しゴミ箱に入れるなどといった若かりし頃は当たり前だった行動がとても億劫になり、ゴミ屋敷化してしまうという現実的な問題も大きな要因です。「将来必要になるかもしれない」という不安から物を保持する傾向が強く、結果として住環境の悪化を招いています。



親の体力が衰えて片付けられない


歳を重ねるほど重い家具を動かすのが大変になり、隅々まで掃除するのは容易ではありません。特に床に散乱した物を拾い上げる動作に負担を感じることが増え、片付けを後回しにしてしまうこともあります。いざ片付けに取り掛かろうとしても、体が思うように動かず、作業自体がストレスになるため、家の中がさらに散らかってしまうのです。



セルフネグレクトになっている


自身を大切にする気持ちや生活全般への意欲が減退すると、必然的に身の回りの片付けや掃除にも取り組めなくなります。その結果、ゴミが溜まりやすくなり、衛生環境も悪化してしまう恐れがあります。こうした状態は、家族や周囲が注意して見守らないと、健康や安全に深刻な影響を及ぼす可能性があります。



親世代と子供世代で「汚い」への価値観が違う


親世代は物を捨てずに大切に持ち続けることが良いと考えがちですが、子供世代は不要なものを早めに処分して空間をすっきり保ちたいという傾向があります。両者の価値観が衝突すると、片付けを巡る議論がうまく噛み合わない場合もあるでしょう。お互いの考え方を理解したうえで、より快適な住環境を作るための妥協点を探すことが重要です。



もったいない精神が強く、捨てられない


「まだ使えるかもしれない」という考えが強いために、壊れていないものや思い出のある品を捨てるのを躊躇しがちです。特に戦後間もない時代に生まれた世代は、物資が乏しかった経験から少しでも使える物を手放したくない気持ちが強い場合があります。本当に必要な物だけを残すラインを決めることが、不要物を増やさない第一歩です。

2.汚い実家を放置するリスク

健康被害や遺品整理にも影響が

ゴミ屋敷で生活するシニア男性のイラスト

散らかった実家を放置すると、親本人の健康と安全に深刻なリスクをもたらします。
足元の物による転倒事故の危険性が高まるほか、ホコリやカビの蓄積でアレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があります。また、重要な書類や貴重品が散逸すれば、緊急時の対応は困難になります。
さらに、汚い状態はセルフネグレクトや認知症の早期発見を妨げ、近隣トラブルや家族関係の断絶につながるなど、物理的・精神的な多面的なリスクを抱えています。

ケガや病気など、健康被害が起きやすい


日常生活の中で障害物につまずき、骨折などの大きなケガにつながるリスクがあります。高齢者の救急搬送で「ころぶ・落ちる」の合計が約9割、骨折は入院が76%・通院が22%です。そういったリスクを減らすためにも注意が必要です。
また、室内の埃・ダニ・カビが増えると、くしゃみ・鼻水・咳、ぜん息の悪化、皮膚炎などの症状も出やすくなります。目に見えない病気を引き起こす可能性もあるため、衛生面には特に注意が必要です。



貴重品や重要書類を失くしやすくなる


実家に散乱した物の山に紛れ込み、大切な印鑑や通帳、契約書などがどこにあるかわからなくなることもあります。探すのに時間がかかるだけでなく、最悪の場合二度と見つからない可能性も否定できません。こうした紛失は親だけでなく子供世代にとっても大きな負担になります。



自治体による指導が入る可能性がある


ゴミ屋敷に近い状態とみなされると、近隣からの通報や苦情をきっかけに自治体が調査に入る場合があります。注意や指導で済めばまだ良いのですが、法的措置に発展するケースもあり得ます。周囲の住環境を悪化させる前に、早めに片付けておくことが望ましいです。



セルフネグレクトや認知症の症状を見逃しやすい


部屋の散らかりは、実は親の深刻な心理状態や認知機能の低下のサインである可能性があります。状況がひどくなるまで放置してしまうと、病院での早期発見・早期治療が難しくなるでしょう。家の汚れという見える形で出ているSOSを、見逃さない姿勢が求められます。



近隣トラブルが発生しやすくなる


嫌な臭いや害虫の発生は、近隣住民にとって大きなストレス要因となります。実際に、生ゴミや食品の腐敗臭がベランダから漂い、隣接する住戸の洗濯物に臭いが付着するケースや、コバエやゴキブリが大量発生し隣の部屋まで侵入する事例が報告されています。また、ゴミ出しルールを守れずに指定日以外に出したり、分別されていないゴミが放置されることで、カラスが散らかしたり悪臭を放つ原因となります。
マンションでは管理組合、一戸建てでは自治会や町内会を巻き込んだ深刻な問題に発展することが多く、「におい公害」として法的措置を検討される場合もあります。近隣住民から「窓を開けられない」「子供を外で遊ばせるのが心配」といった苦情が寄せられ、一度こじれてしまうと修復が極めて困難になります。引っ越しを検討せざるを得ない状況に追い込まれることもあり、長期的な生活上の重大なストレスとなりかねません。



緊急時の対応の遅れや困難


廊下やドア付近に荷物が山積みされている状況は、生命に関わる緊急事態で致命的な障害となります。実際に、心筋梗塞で救急搬送が必要になった際、玄関から寝室までの通路に積まれた段ボール箱や家具が障害となり、救急隊員が担架を運び入れるのに貴重な時間を要した事例があります。また、火災発生時には煙で視界が悪くなる中、普段から慣れ親しんだ避難経路でも荷物に足を取られて転倒し、避難が大幅に遅れる危険性が指摘されています。
消防署の統計によると、住宅火災での死者の多くは「逃げ遅れ」が原因となっており、特に高齢者の場合、足元の安全が確保されていない環境では避難成功率が著しく低下します。緊急時は一刻一秒を争う場面が多いため、日頃から玄関から各部屋、さらに外部への避難経路を常に確保しておくことが生命を守る基本条件となります。家族の安全を第一に考え、「いつでも人が通れる幅」を維持する意識が不可欠です。



親族と疎遠になりやすい


散らかった住環境は家族関係に深刻な影響を与える要因となります。実際に、年末年始の帰省シーズンになると「実家が片付いていないから帰りたくない」という声が多く聞かれ、成人した子供たちが実家への立ち寄りを避けるようになるケースが増加しています。孫を連れて帰省したいと思っても、「子供が怪我をしそうで危険」「アレルギーが心配」といった理由で躊躇する親世代も少なくありません。
このような状況が数年続くと、本来であれば家族の絆を深めるはずの冠婚葬祭や年中行事への参加も減少し、世代間のコミュニケーションが段階的に断絶していきます。高齢者にとって特に深刻なのは、体調に異変があっても家族が気づきにくくなることです。定期的な安否確認や緊急時の支援体制を構築することが困難になり、結果として孤独死や重大な健康問題の見落としにつながるリスクが高まります。早期の環境改善により、家族間の信頼関係を維持し、いざという時に頼れる支援ネットワークを確保することが重要です。

3.実家が汚い場合の片付け方を4ステップで解説

実家の片付けを成功させる心構え

ステップと英語で書かれたブロックの画像

汚い実家を片付けるには、まず親の気持ちを理解し、片付けのメリットを伝えモチベーションを高めることが重要です。
親の理解を得た後は部屋の状況や物の量を把握し、必要な道具の準備や段階的な計画を立てます。実際の仕分けは「必要・不要・保留」の3つに分け、不要なものは自治体のルールに従い適切に処分します。
無理せず小さなゴールを設定し、親御さんのペースで進めることで、安全で綺麗な状態を保てます。

1.親に家の片付けや掃除の説得をする


まずは相手の立場に立ち、いきなり説教口調ではなく、親が抱える不安や体力面の問題などをしっかりと聞き取ることが大切です。親が納得する形で片付けのメリットを具体的に示すと、拒否感を軽減しやすくなります。また、体力面でのサポートが難しい場合は、手伝える家族や友人を巻き込むなど、複数人で取り組む体制を整えることを検討しましょう。



2.実家のモノの量と汚れ具合を把握する


家を一通り見て、どの部屋や場所にものが溢れているかをチェックし、写真などで記録しておくと後の計画作りがスムーズです。ゴミの種類も大まかに分類しておくと、捨て方や業者選びで迷わずに済みます。こうした事前の下準備は、親や家族間で認識を共有するうえでも役立ちます。



3.実家にある物を必要・不要・保留に分ける


親との話し合いをしながら仕分け作業を進めると、思い出の品を誤って捨ててしまうトラブルを防げます。不要品が出たらすぐに袋に入れ、逆戻りを防ぐのもコツです。保留にしたものは決まったボックスにまとめ、数カ月後に再度必要かどうか確かめると、さらに仕分けが捗ります。



4.不要なゴミや家具を処分する


分別・仕分けが終わったら、自治体のルールに従い、家庭ゴミとして出せるものは出し、粗大ゴミやリサイクル品になる場合は手続きや業者利用を検討します。大きな家財道具を処分する際には、自治体の回収日を事前に調べておくと効率的です。親との意見のすり合わせを進めつつ、無理なく片付けを終わらせましょう。

4.汚い実家の片付けをスムーズに進めるポイント3選

片付けを挫折なく進めるコツ

ものを仕分けする女性のイラスト

実家の片付けを成功させるには、根気強く関わることと無理をしない工夫が重要です。
焦ることなく分担作業やスケジュールを明確にし、お互いに無理のない範囲で少しずつ進めましょう。実家の片付けは単なる作業ではなく、心の整理という側面もあります。思い出話をしながら親子でコミュニケーションを図る場にしましょう。これにより親の協力的な姿勢を引き出せます。
達成感を得やすいリビングやキッチンから優先的に着手し、小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持しながら効率的に作業を進めることができます。

親が元気なうちに一緒に片付ける


体力や判断力があるうちに、不要な物の処分や思い出の整理を一緒に行うことが理想です。後になればなるほど、捨てるべき物が増え、かえって体への負担も大きくなります。また、親子で一緒に片付ける時間は、親にとっても孤立しないための良い機会となります。



掃除や片付けは小さなスペースや自分の物からおこなう


片付け着手時は、なるべく目につきやすい小さなコーナーや自分の物を優先して整理すると進めやすいです。目に見える変化が大きいほど、片付けの効果を実感しやすくなります。初めから家全体をいっぺんに片付けようとすると疲れやすく、挫折しやすいので気をつけましょう。



親の生活状況に合わせて一度にすべて片付けない


長年散らかった実家は、一度に片付けようとすると想像以上に労力がかかります。無理をすると親もストレスを感じ、体調を崩す可能性があります。数回に分けて段階的に進めることで、作業だけでなく親とのコミュニケーションもしっかり取りながら、安全かつ確実に片付けられます。

5.プロの力を借りて実家を片付ける

汚い実家はゴミ屋敷片付け専門業者がおすすめ

清掃代行の写真

長年散らかった実家を短期間で整理したい場合や、家族だけでは対処しきれないと感じたら、プロの片付け業者に依頼する選択肢もあります。
片付け業者に依頼する最大のメリットは、短い時間で大量の不要物を仕分け・回収してもらえる点にあります。業者は多くの事例を経験しており、大型家具の移動や分別処分もスムーズです。結果として家族の負担が軽減し、早急に清潔な住環境を整えやすくなります。

ただし、業者選びをする際は見積もりや口コミから信頼できるかどうかを確認することが大切です。料金やサービス内容に大きな差があるため、複数社を比較検討するのが望ましいでしょう。不要品の引き取りや追加料金など、後からトラブルになりそうな点は事前にしっかり話し合っておくと安心です。

また、親が業者の介入に抵抗を感じる場合は、まず小規模な作業や部屋の一部だけを依頼してみるのも方法です。プロの手際の良さを実際に体験すると、親の不安感が少し緩和されるケースもあります。
無理なく利用できる範囲から始めることで、家族との合意が得られやすくなるでしょう。
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6.まとめ

汚い実家の片付け方まとめ

大量に出たごみの写真

実家が汚い背景には、親世代ならではの物への考え方や身体的な問題が存在します。放置するリスクを理解しながら、家族の協力やプロの力を活用して計画的に片付けを行いましょう。
家族が一致団結して実家の片付けを進めることで、親の健康や安全を守るだけでなく、親子関係の修復やコミュニケーションの活性化にもつながります。特に高齢になると些細なケガでも大事に至ることがあるため、早めの対策がとても重要です。

散らかった部屋を見直すと、思い出の品やまだ使える物が埋もれていることも多いものです。上手に仕分けを行えば、今後快適に暮らせるだけでなく、新たな発見で家族の会話もはずむかもしれません。いらない物は思い切って処分し、必要な物を大切にできる環境づくりを心がけましょう。
最後に、どうしても整理整頓が難しいと感じる場合は、専門業者や支援サービスを頼るのも一つの方法です。親の気持ちを尊重しながら、無理のないペースで片付けを進めれば、後から振り返ったときに安心できる住環境を実現できます。

監修

ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃 ゴミ屋敷バスター七福神

創業14年、ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃の専門業者。年間実績20,000件以上を誇る。長年の経験で培われた独自のノウハウと、専門教育を受けた熟練スタッフによる丁寧かつ迅速な作業が強み。

手が付けられないほどのゴミ屋敷も、豊富なスタッフ数と車両数を駆使し、最短1日でのスピード解決を実現。プライバシーに配慮した秘密厳守の対応で、ご近所に知られる心配もない。

単にゴミを片付けるだけでなく、不用品の買取・処分、プロによる徹底的なハウスクリーニング、遺品整理まで、幅広いサービスをワンストップで提供。お客様一人ひとりに最適なプランを提案し、快適な生活空間を取り戻すまで、心を込めてサポートする。
<資格・著書・受賞歴など>

遺品整理士
生前整理士
事故現場特殊清掃士
空き家管理士
相続診断士
酒類販売業免許
家電リサイクル券 システム 取扱店
古物商許可:第542791100800 号
宅地建物 取引業許可:愛知県知事(1) 第24958 号
解体工事業番号:愛知県知事(登-30) 第937号
一般廃棄物収集運搬業許可
産業廃棄物収集運搬許可
(愛知県 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 栃木県 静岡県 岐阜県)

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