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ノミの退治方法や繁殖に関する情報をご紹介!

公開日:2022.2.1 更新日:2024.4.1
ノミの退治方法や繁殖に関する情報をご紹介!

特にペットを飼っている方は注意したい存在であるノミ。
一口にノミと言っても、日本だけでも約80種類が確認されています。現在ではほとんど見られなくなったものの、人間に寄生するヒトノミを始め、代表的なものには他にもイヌノミやネコノミなどがいます。
ノミの成虫は生きていくために寄生した動物の血を吸います。この吸血行為が、皮膚が赤く腫れたり強烈な痒みを引き起こす原因となります。また、ノミの被害はこうした皮膚トラブルに関するものだけではなく、種類によってはペスト菌や発疹熱などの感染症状の病原菌を媒介することもあります。
今回はそんなノミの退治方法について解説します。
この害虫の繁殖方法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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ノミの繁殖方法とは?

環境の条件やライフサイクルから見る、ノミの繁殖方法について。

黄色いノミの絵

ペットや人に痒みなどのトラブルを起こすノミ。その繁殖方法について紹介します。

まず、ノミが最も繁殖活動を行ないやすいのは気温が13~15度以上、湿度50%以上の環境です。

成虫のノミはまず、この条件を満たす時期に宿主となる動物に寄生してから、8時間以内に吸血活動を行なって栄養をつけます。そして、24時間以内に交尾をし、48時間以内に寄生している動物の体の表面に産卵します。この時、メスの成虫は1日で約20〜50個の卵を産み落とします。

2〜4週間程度と言われている成虫期間の間に産み落とす卵の数は約2,000個にものぼり、その繁殖力の高さは驚異的なものです。なお、成虫になると宿主となる動物の血を吸うノミですが、幼虫のうちは成虫のフンや犬や猫、人間のフケや食べ残しなどを餌としながら高温多湿な場所で過ごします。そして、成虫になってから寄生先の動物に飛びつき、繁殖のサイクルを繰り返すのです。

なお、メスのノミは1日に自分自身の体重の約2倍の卵を、その生涯を閉じるまで産み続けます。また、その間に1匹あたり約0.3mlの血液を宿主から吸い続けます。成虫のノミが100匹いれば約30mlにも及び、小型の犬や猫であれば貧血を起こしかねない量になります。

ノミは雌雄に関わらず、繁殖だけではなく生命維持のためにも吸血を行うため、ペットや家族を守るためにも、薬剤を使用するなどの方法できちんと対策する必要があります。

ノミが繁殖する原因

ノミが繁殖する原因はコレ!ノミが好む環境を知って対応しよう。

黒猫に飛びつくノミの絵

ノミは主にペットの皮毛や人間の衣類などに付着して家に侵入します。繁殖力が高く、放っておくと1か月もあれば1匹が何千、何万という数になることも。

そんなノミは、あたたかくて湿度が高い場所を好み、気温20~30度で湿度が60~80%の場合は非常に繁殖しやすくなります。季節でいうと梅雨から夏の終わりにかけての時期が特に警戒が必要です。

しかし、それ以外の季節でも油断はできません。特に冬場は外気温が下がり乾燥もしやすいため、エアコンや加湿器などで温度や湿度が保っている家庭も多いのではないでしょうか。風邪などの予防には良いものの、こうした環境はノミにとっては繁殖しやすい環境を整えてしまうという弊害もあります。

このようなケースではこまめに窓や換気扇を開けての換気を行なって湿度を低くする。エアコンの設定も最低限に保ち、室温を上げ過ぎないといった対策が大切になってきます。

なお、ノミの繁殖の原因には、卵や幼虫の駆除が不十分といったケースもあります。ノミは成虫になるとペットや人間などに寄生しますが、その前は家のカーペットやベッド、ソファや部屋の隅の方に生息し、落ちている埃や毛などを養分に育っていきます。部屋の掃除を徹底することももちろんですが、布団を両面日干しにしたり、洗濯物を溜め込まないなど、普段からできることをしっかり行うことがノミの繁殖を防ぐためには大切です。

ノミの繁殖を防ぐ対策

家族・ペットをノミの被害から守ろう!ノミの繁殖を防ぐためにできる対策

犬とコルクで閉められたガラス瓶の絵

この害虫は、気温13℃以上であれば季節を問わず活動が可能です。すなわち、その対策も年中おこなわないといけません。

ペットを飼っている家庭でノミを予防するなら、やはり一番有効なのはスポイトタイプの皮膚に滴下する薬剤です。ペットに寄生している成虫の神経にダメージを与えるだけでなく、幼虫や卵の成長を妨げる成分を含んでいることがほとんどなので、どの成長過程にいるノミも逃さずダメージを与えることができ、将来の繁殖活動を阻害する効果が期待できます。

なお、ペットを飼っているいないに関わらず、家の中を清潔に保つこともまたノミの繁殖を防ぐ対策として重要です。
特にカーペットやソファ、布団、ペット用のベッドなど、人や動物の被毛が落ちやすい場所はこまめに掃除をするようにしてください。
そのほかにも、部屋の四隅や家具と壁の隙間などの暗がりになっているような埃が溜まりやすい場所も要チェックです。掃除せず放置しておくと幼虫の餌になってしまうため、掃除機や粘着式クリーナーなどで普段から清潔に保つようにしましょう。

なお、ペットを飼っているいないに関わらず、家の中を清潔に保つこともまたノミの繁殖を防ぐ対策として重要です。
特にカーペットやソファ、布団、ペット用のベッドなど、人や動物の被毛が落ちやすい場所はこまめに掃除をするようにしてください。
そのほかにも、部屋の四隅や家具と壁の隙間などの暗がりになっているような埃が溜まりやすい場所も要チェックです。掃除せず放置しておくと幼虫の餌になってしまうため、掃除機や粘着式クリーナーなどで普段から清潔に保つようにしましょう。

ノミの退治方法とは?

家のノミを退治したい。やってはいけないこと、効果的な退治方法を紹介

燻煙剤タイプのノミの殺虫剤の絵

まず、ノミの退治方法として潰すことは厳禁です。もしその成虫がメスで卵を持っていた場合、潰したと同時に卵が飛散して更に増殖する可能性があるためです。
ノミを見つけた際は粘着式のクリーナーやガムテープ、掃除機を使用して早めに退治しましょう。
使用したガムテープなどに付着した卵が孵化する恐れがあるので、早めに処分するようにしてください。

使用したガムテープなどに付着した卵が孵化する恐れがあるので、早めに処分するようにしてください。

次に、家の中でこの害虫が大量発生している場合は、殺虫剤を使用した退治方法が有効です。
燻煙剤タイプであれば、いつもの掃除だけでは行き届かない小さな隙間に潜んでいるノミにも効果が期待できるのでおすすめです。

なお、この害虫は死骸であってもアレルギーなどの原因となる恐れがあります。そのため、殺虫剤を使用したあとは掃除機をかけてしっかりと除去するようにしましょう。

ペットのいるご家庭の場合は、散歩などの外出前後の対策がポイントとなってきます。
簡単にやりやすい駆除対策としては、散歩終わりには家の外でノミとり櫛やノミ取りシャンプーを使用するといった方法のほか、首輪をノミ取り用のものに買えて普段から予防するという方法もあります。

しかし、有効性とペットの身体への負担を考慮すると、動物病院で処方される滴下式ノミ駆除液を使ってあげるのが最も効果的です。まずはかかりつけ医と相談してみましょう。

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