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ユリカモメによる被害とはどんなのがある?対策方法も解説します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.10
ユリカモメによる被害とはどんなのがある?対策方法も解説します

真っ白な体に赤いくちばしが特徴のユリカモメ。冬が近づいてくると、越冬するために日本にも多く飛来する渡り鳥です。
猛禽類のように気性が荒い訳ではありませんが、近年ではさまざまな地域で被害が発生しており、問題視されています。

そこで今回は、ユリカモメ対策の方法を具体的な事例と共に紹介していきます。参考にして頂けると幸いです。

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1. ユリカモメによる被害事例①

ユリカモメによる被害事例その①洗濯物の外干しは注意しましょう

洗濯物を取り込んでいる写真

この鳥による被害として、まず紹介するのは糞害です。ユリカモメの飛来地として国内でも有名なのが京都にある鴨川。11月ころから1月中旬の日中には数百羽のユリカモメを見ることができます。

ユリカモメは天敵からの攻撃を防ぐため、夜になると比叡山を超えて琵琶湖へと向かいます。ルートは毎回ほぼ同じですので、ルート上にお住まいの方は空からの糞に悩まされており、特に洗濯物は外に干しておくと被害の対象となってしまいます。お気に入りの服に鳥糞がつくと、かなり落ち込みますね。

国内でしたら鴨川以外でも河口付近でユリカモメを見ることができます。湖が無い場所でのユリカモメのねぐらは海に浮かんでいる筏。その数はひとつの筏を埋め尽くすくらいの量です。ここでも大量の糞をしており、それが結束線につくことで、通常よりも速いスピードで腐食してしまいます。

季節を感じさせてくれる風情な鳥ですし、20年前よりは個体数が減少しているものの、毎年被害が報告されています。また、飛来地の近くでは独特の鳴き声に悩まされている方も大勢いらっしゃいます。ユリカモメを自分で駆除することは法律で禁止されていますので、被害に合われている方は早めに何らかの対策をしておきましょう。

2. ユリカモメによる被害事例②

ユリカモメによる被害事例その②生活ごみを食い荒らされるケース

ネットがかけられたゴミ収集場の写真

現在急増しているのがこの被害です。さきほど事例①の箇所でユリカモメの飛来地として鴨川を紹介しましたが、外国人観光客を中心としてユリカモメにエサを与える方が増えています。それにより、ユリカモメ自体が楽に食事できる方法や人間の食べ物の味を覚えてしまいました。

リスクを冒すことなく食べ物が手に入るわけですから、当然狙われますね。その結果、比較的街中でもユリカモメに生ゴミを漁られています。生ゴミを食い荒らすと言えばカラスが有名ですね。ユリカモメは集団で行動することにより、カラスの妨害を跳ねのけて生ゴミを食べています。鳥は知性が高い生き物ですから、一度でも味を占めると、毎年のように被害に悩まされることになってしまいます。

ユリカモメにエサを与えることで、別の被害が発生することも。一部の地域では、エサやり中にトビに襲われる被害も報告されています。つまり、ユリカモメにあげようとしたパンくずなどのエサを狙って、背後からトビが襲ってくる状態です。トビはユリカモメと違い、非常に気性が荒く爪も鋭いので怪我をすることがあります。

ここまで紹介したように、野鳥と近づきすぎると思わぬトラブルに見舞われてしまうことがありますし、被害が拡大することも考えられますので、できるだけ遠くからそっと見守ってあげましょう。

3. ユリカモメへの対策方法①

ユリカモメへの対策方法その①前日に生ゴミなどを出さないこと!!

ネットがかかっていないゴミ収集場の写真

ここでの対策方法として最初に紹介するのは、ゴミを出すタイミングです。マンションや一部の集合住宅のように、ボックス式の集積地でしたら前日に出してもユリカモメの被害に合うことはありませんが、一般的なゴミステーションの場合は、必ず収集日の朝に出して下さい。そうしておかないとユリカモメやカラスに荒らされてしまいます。

もし、お住まいの地域のゴミステーションが何もしていない状態でしたら、最低でもネットで覆えるように自治会などに提案することをお勧めします。

それと、ボックス型の場合でも入れる瞬間を狙われることがありますから、必ず周囲にユリカモメがいないことを確認して素早く捨てましょう。収集日まで自宅のベランダで保管しておく場合も、同様に外からゴミを見えなくしたり、防鳥ネットを取付けておくなどの対策が必要です。それと当たり前ですが、ユリカモメがたくさん生息している地域では絶対にエサやりをしないで下さい。事例②でも紹介させて頂いたように、人間の味を覚えるとゴミ漁りにつながります。

その他の害鳥では防鳥テープや警告音などの対策が有名です。しかし、ユリカモメにはさほど効果がありません。もし効果が表れたとしても、群れ全体の数から考えれば軽微です。どうしても駆除したい方は専門業者に相談して下さい。

4. ユリカモメへの対策方法②

ユリカモメの対策方法その②洗濯物は室内か軒先などで干しましょう

部屋干しされた洗濯物の写真

この害鳥への対策として次に紹介する方法は洗濯物を干す場所です。被害事例①でも紹介したように、ユリカモメは必ず一日2回は同じルートを飛びますから、通り道にお住まいの方は、洗濯物を屋根のない場所に干さないことです。対策しておかないと、糞を落とされることも。室内干しが難しいようでしたら、カーポートや軒先などの屋根のある場所で干しましょう。特に11月から2月は徹底して下さい。

次に紹介するユリカモメ対策は、鳥よけスパイクの使用です。牡蠣いかだや船を所有している方でしたら、ねぐらにされないようにバードスパイクを設置しておくと、比較的効果が高いとされています。そのままの状態でしたら、休日の度に洗わなくてはいけなくなることも。

バードスパイクは簡易的なものでしたら100円ショップでも購入することができますが、個人的には4~5千円のタイプが長持ちするのでおすすめです。

ここまでいくつかの対策方法を紹介してきましたが、どうしても困った時は専門業者に相談して下さい。プロならではの対策方法や解決法を教えてくれます。また、許可証を持っていますから駆除するすることも可能です。自分で申請して駆除対策も出来ますが、道具などを購入しなくてはいけなくなるので、費用的には業者とさほど変わりません。

5. まとめ

ユリカモメによる被害事例と対策方法に関連する情報のまとめとポイント

フェンスにとまっているゆりかもめの写真

この害鳥についてのさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まずユリカモメを見かけても絶対にエサをあげないこと。お住まいの場所が飛行ルート上にある場合は、11月から2月の間だけでも洗濯物を屋根のある場所で干して下さい。

また、生活ゴミは収集日の朝に出すように。どうしても手に負えない時は専門業者に相談して下さい。

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