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エアコンの室外機の掃除方法を詳しく解説

公開日:2022.3.25 更新日:2024.4.11
エアコンの室外機の掃除方法を詳しく解説

一見すると地味な存在ですが、エアコンの心臓部とも言えるのが室外機です。風雨から内部の機械を守るため頑丈に出来ていますが、長く掃除しないと思わぬ故障の原因になることも。
しかし、掃除をした事がない方にとっては、どこから手を付けていいのか分かりませんね。

そこで今回は室外機を掃除するメリットや必要になる道具、手順などの情報を分かりやすく紹介していきますので、ぜひ参考にして下さい。

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1. エアコンの室外機を掃除するメリットを紹介

室外機を掃除するメリットは電気代の節約と予期せぬ故障の防止です

汚れの溜まった室外機の写真

ここでのメリットとして最初に紹介するのは、電気代の節約です。エアコンの室外機の内部にはコンプレッサーやファン、モーター、熱交換器、インバーターなどが格納されています。例えば、ファンや熱交換器にホコリなどが蓄積されることで、過負荷により運転効率が落ちることも。そうなれば余計に多くの力で運転しなくてはいけなくなり、結果として電気代が高くなります。

室外機を掃除するメリットとして次に紹介するのは、故障の予防です。室外機は大雑把な造りに見えて内部は非常に繊細です。排気しかしていませんので、ホコリを吸い込むということはあまりありませんが、屋外ですから砂や排気ガスが表面についてしまうことも。そのホコリが酸化(サビ)を加速させ、故障に繋がることがあります。

そのほかにも、室外機のカバーが汚れていると、十分に熱を放出できなくなり、内部の温度が上昇することでトラブルに発展することも考えられます。

また、掃除をしておくことでスムーズな排水も可能となり、内部に水が溜まるのを防ぐというメリットもあります。室外機が故障して交換するとなると、新品を購入するくらいの金額が必要になります。エアコンは高額な家電製品ですから、室外機のメンテナンスを定期的に行ない、なるべく長く使用できるようにして下さい。

2. 室外機の掃除に必要な道具

室外機を掃除する際に必要になる道具はホウキ・雑巾だけで十分です

室外機の掃除に必要な道具の写真

この部分にはさまざまな電気部品が使用されていますので、分解しての掃除は危険を伴います。外側を掃除するのに必要な道具はホウキと雑巾だけ。室外機の周りをホウキで掃き、本体を強く絞った雑巾で拭いて下さい。

室外機を分解して掃除する時には、電気部分を養生するために、ビニール製のゴミ袋と養生テープが必要です。さらに汚れを分解する強アルカリ性洗剤、中性洗剤、ドライバー、エアコン洗浄ガン、使い古した歯ブラシ、乾いたタオルが必要となります。

強アルカリ性洗剤は皮膚を傷める可能性がありますので、ゴム手袋をつけて掃除する必要があります。それと、念のためマスクを着用して作業して下さい。pH調整液やリトマス試験紙、専用のブラシがあるとさらに便利です。

排水口の作りは建物によって異なりますが、アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいの方は、下の階に住む方の許可を得てから掃除する必要があります。

過去にあった例ですが、エアコンの室外機を水洗いしていたら下の階のベランダで干されていた布団に汚れた水がかかってしまったというケースもありました。お手持ちのホースの距離が足りない場合は、延長ホースを購入して下さい。

分解掃除に必要な道具は簡単に揃えることができますが、冒頭でも紹介した通り、万が一方法を誤ると火災事故に発展する危険がありますので、できれば専門業者にお任せしましょう。

3. エアコンの室外機を掃除する手順

エアコンの室外機を掃除する手順を分かりやすく紹介していきます

エアコンの室外機を掃除している事業者の写真

まず、エアコンのコンセントを抜き、ドライバーを使いカバーを取り外します。次に基盤などの電子部品が濡れないように、ビニール製のゴミ袋と養生テープでしっかりと塞いで下さい。目につく大きなホコリや枯れ葉などを取り除き、アルカリ性の洗剤を吹き付けます。10分程度そのままにしておくと、表面の汚れが浮いてきますので、歯ブラシや専用のブラシを使用して隅々まで落としていきましょう。

その次はエアコン洗浄ガンを使い洗剤を洗い流していきます。洗剤が残ると、アルミフィンなどの腐食の原因になりますので、しっかりと流して下さい。リトマス試験紙を使い、中性になっていることを確認したら、乾いたタオルで水分を吸い取っていきます。

ちなみに最初に外した外側のカバーは、中性洗剤(台所用洗剤)を50%に薄めた洗浄液で洗い、しっかりと乾燥させておいて下さい。最後に養生した部分を剥がし、カバーを取り付けるとお掃除完了です。

今回紹介した方法は、あくまでもプロが行なう手順ですので、実際に自身で行なう際は自己責任でお願いします。基盤や配線部分に水や洗剤がかかると、故障や漏電火災などのトラブルに発展することがありますし、実際にそのような事例も報告されています。

よほどの事情がないかぎり、室外機の分解掃除はプロの専門業者に依頼することをおすすめします。

4. 室外機掃除に関する豆知識

室外機の掃除に関して知って得する豆知識をいくつか紹介していきます

よしずの写真

まず最初に紹介するのは室外機のカバーについてです。室外機の周りにカバーを設置して、直射日光が当たらないようにすると、冷房効率が高くなるという節約法が流行っています。たしかにその通りなのですが、設置場所によっては風の流れを妨げてしまい、逆に効率が悪くなることもあります。ですので、エアコンカバーを設置する際は、風の流れと日光の向きを把握してから行うようにして下さい。

緑のカーテンについても同様で、あまり囲ってしまうのは控えましょう。風の流れを止めず直射日光から室外機を守るのに最適なアイテムは「よしず」です。竹を編んで作られていますから風が通る隙間もありますし、日差しも十分に防いでくれます。

次に紹介する豆知識は掃除の頻度です。室外機の掃除は1シーズンに1回で十分です。室内機のフィルターのようにこまめに掃除する必要はありません。

最後に紹介する豆知識は、優良業者の選び方です。室外機の掃除は専門業者にお任せすることをおすすめしてきましたが、肝心なのは優良な業者に依頼することです。

残念な話ですが、いい加減な掃除しかしない業者や高額請求してくる業者などが、ごく一部ですが存在します。せっかくお金を払うわけですから、できるだけ優良な業者に依頼して下さい。

優良業者の見極めポイントとしては、ホームページなどで料金を明示している、出張費等の追加費用が一切なしなどです。

5. エアコンの室外機の掃除情報まとめ

エアコンの室外機の掃除に関する情報まとめとポイントのおさらい

エアコンの室外機を洗浄している事業者の写真

この部分を掃除する際に必要になるであろう情報をお伝えしてきましたが、最後にポイントをまとめます。

まず、室外機の掃除は基本的には専門業者にお任せして下さい。万が一手順を誤ると火災に発展することがあります。

室外機は頑丈そうに見えますが、内部は非常に繊細です。省エネ対策の方法はお住まいの環境によって異なります。直射日光が当たらないようにするだけでなく、風の流れを妨げないようにすることがポイントです。

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