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依頼方法や火葬場所は? ペット葬儀の流れを解説

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.16
依頼方法や火葬場所は? ペット葬儀の流れを解説

大切な家族の一員であるペット。そんなペットともいつかはお別れが来ます。考えるとつらいですが、大切なペットを見送るためにもきちんと葬儀をする必要があります。今回はペット葬儀の依頼方法や葬儀の手順、気になる費用について解説します。

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1. 愛する家族(ペット)がなくなった場合にまずすること

ペットが亡くなったら、葬儀が始まるまでに家族がおおよその準備をしておく必要があります。大切な家族ですので、安らかに眠りにつくためにきちんとした事前準備をしておきましょう

夕日の前に立つ犬の写真

まずペットの目をそっと閉じておきましょう。亡くなった場合、目が開いた状態になっていることがあります。ですので、眠りにつかせるため閉じておくことが肝心です。

次にペットの身体をお湯できれいに拭きましょう。また亡くなってから体液や尿、便などが排出されることがあります。口や鼻、肛門などへガーゼを入れ、これらの排出物が出てくるのを防ぎます。人間の場合と同様、ペットの姿勢についても楽にしておく必要があります。できれば死後硬直が始まる前に、体勢を寝ている時と同じ姿勢にしておきます。

死後硬直は24時間経つと自然と解けるので、遅れてしまった場合はその後でも大丈夫です。ただし無理に曲げると骨折するおそれがありますので、慎重に体勢を変えるようにしてください。

その後はペットを安置しておきます。ペット用の棺桶や段ボールなどに遺体を入れ、腐敗防止のために保冷剤も一緒に入れておきます。また夏場など暑い季節は保冷剤だけでは足りないので、エアコンを活用して適宜室温を調整しておきます。

2. ペットごとに葬儀の対応は異なる

最近では犬や猫に関わらず、ハムスターやインコなど、さまざまなペットを飼われる方がいらっしゃいます

ペットの墓石の写真

もちろん、ご自身のペットの種類によって葬儀の方法は異なります。大切な家族の一員が安心して旅立てるよう、きちんとした葬儀方法を押さえておきましょう。

・犬や猫の場合
犬や猫の場合、葬儀の方法は人間の葬儀とほぼ同じです。犬の場合、どんな犬種であっても火葬することができます。ただし小型犬か大型犬かによってかかってくる費用が異なります。猫の場合は犬ほど身体の個体差がないため、かかってくる費用はあまり変わりません。人間の火葬と同じく、好きな食べ物や写真などを一緒に火葬することができます。ただし、プラスチック製品や金属類は受け付けていませんので注意しましょう。

・ハムスターや鳥類
ハムスターや鳥といった小さい生き物であっても、火葬することができます。ただし骨が非常に小さいため、火葬する際に骨が飛んでしまう可能性があります。ですので、火葬前にきちんと業者に相談しておく必要があります。

・カメなどの爬虫類
爬虫類も火葬が可能です。火葬しても骨が残りやすく、犬や猫の場合と同じような葬儀方法になります。

・魚類
金魚や熱帯魚なども火葬ができます。ただし小さい魚ですと火葬が難しい場合もありますので、業者としっかり話し合う必要があります。

3. ペットの火葬ができる場所

人間同様ペットの遺体も、寺院や霊園にて火葬を行うことができます。ただしお寺によってはペット火葬に対応していない場合がありますので、事前にご自身で調べておく必要があります。

掌に乗せられた眠っている猫の写真

また公営・民営に関わらず、葬儀場にてペットの火葬を行うこともできます。公営によるペット火葬場は、民営よりもかかる費用が安く、数千円で実施してくれることが多いです。ただし公営による火葬ですと、他のペットと一緒に火葬が行われることが多いです。また公営による火葬場はあくまでも焼却することを目的とした施設ですので、きちんとしたペットのお葬式を執り行うことができません。

一方で民営によるペット火葬場ですと、きちんとペットの葬儀をしてもらえます。1万円以上の費用はかかりますが、ペットごとに丁寧に遺体を火葬してもらうことができます。火葬後の遺骨に関しては持ち帰ることが可能です。

また、公営・民営に関わらず火葬場によっては受け付けているペットの種類が異なります。火葬場の中には大きなペットには対応していないところ、ハムスターのような小動物のみに対応しているところもあります。

この他火葬場によって受付時間が異なりますので、事前に営業時間を調べておかなければなりません。

4. ペット葬儀の流れ

ペットが亡くなってから、永代供養を行うまでの流れは次の通りです。

眠っている犬の手を持つ写真

①迎えが来るまでペットを安置しておく
葬式を執り行うまでには一定の時間を要しますので、ペットの遺体をきちんと管理しておく必要があります。体勢を整えて、遺体を清潔に保つようにしましょう。

②死亡手続きを行う
ペットが亡くなった場合、死亡に関する手続きをしておかなければなりません。狂犬病予防法では、ペットが死去した後に死亡届を提出するよう規定されています。死亡届は保健所センターの窓口もしくはホームページにて申請を行います。

③業者に連絡して葬儀の内容を決める
ペットの葬式を行う業者に連絡しておきます。この時、ペットの種類や個別火葬もしくは集団火葬の選択、立ち会うかどうかなど、きちんと話し合って決めておきます。火葬を行う場所についてはご自分で決めておくか、業者におすすめのところを紹介してもらうなどして選びます。

④葬儀・火葬を行う
ペットの葬式にかかる時間は、概ね30分以内と考えておいていいでしょう。お線香を焚き、各自家族でお別れをします。その後は1時間程度、ペットの遺体を火葬します。

⑤納骨・永代供養
火葬後は返骨してもらい、骨壺へ入れます。返骨をしない時は、遺骨は業者により納骨室で供養してもらうことになります。返骨してもらったら、ご自宅のペット仏壇にて納める、庭に埋葬するなどします。

5. 業者に依頼する際にかかる費用

民間業者にペットの葬儀を行ってもらう場合ですと、費用相場はペットの種類や大きさ、内容などで異なってきます。

墓石の横で座る犬の写真

おおよその目安として、小動物の場合は1~2万円程度。猫や小型犬などの場合は2~3万円程度。中型犬以上のペットですと4~6万円程度になります。

具体的には費用はいくらくらいかかるのか、どんなものを火葬の際に一緒に燃やすことができるのか、遺骨は持って帰れるのかなどじっくりと相談しておく必要があります。長い間一緒に暮らしてきた大切な家族との最後のお別れなので、頭の中に思い浮かぶ疑問点を解消し、安心して葬儀を行えるようにしましょう。

業者によっては見積もりを出してくれることがあります。まずはコールセンターに問い合わせてみて、費用がいくらかかるのかおおよそのプランを提示してもらうことをおすすめします。

ある業者に依頼した際のプランが3万円かかっていたのが、別の業者のプランですと2万円ほどで済んだということがよくあります。葬儀にかかるお金は決して安くはないので、きちんと見積もりを取っておくことが大切です。依頼前に複数の業者に見積もりを出してもらい、納得のいくプランで葬儀を執り行いましょう。

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