テレビが受信できない原因と対処法|E201・E202・E203のエラーコードも解説
公開日:2026.6.29
更新日:2026.7.7
「テレビが急に『受信できません』と表示されてしまった」「エラーコードが出ているけど、自分で直せるのか業者に頼むべきなのか判断がつかない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
テレビが受信できない原因は、アンテナの故障やケーブルの断線、チャンネル設定のミスなど複数あるため、原因を確認しないまま対処してしまうと、問題が解決しないばかりか症状が悪化したり、不要な修理費用が発生したりしてしまう可能性があります。
そこでこの記事では、テレビが受信できない原因はもちろん、E201・E202・E203などのエラーコードの意味と対処法から、自分で解決できるケースと専門業者に依頼すべきケースの判断基準までをわかりやすく解説します。
テレビの受信トラブルに関して知っておきたい情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR
テレビが受信できないときにまず試してほしい3つの対処法
テレビが急に映らなくなっても、原因によっては自分で簡単に解決できる場合があります。業者に依頼する前に、まず次の3つの対処法を試してみましょう。
- アンテナケーブルが抜けていたら奥までしっかり挿し直す
- B-CASカードが抜けていたら正しい向きで挿し直す
- テレビの電源を一度オフにして再起動してみる
それぞれ詳しく解説していきます。
アンテナケーブルが抜けていたら奥までしっかり挿し直す
アンテナケーブルの接触不良は、テレビが受信できない際に見落とされやすい原因のひとつです。理由は、掃除や模様替えの際に、気づかないうちにケーブルが緩んでしまうことがあるためです。
具体的なアンテナケーブルの確認手順を紹介します。
- テレビ背面のアンテナ端子を確認する
- 壁のアンテナ端子を確認する
- ケーブルを一度しっかり抜く
- カチッと音がするまで奥まで押し込むように挿し直す
- ネジ式端子の場合は指で回らなくなるまで時計回りに締める
- テレビの電源を入れて映るか確認する
テレビのアンテナケーブルは、ほんの少し緩んでいるだけでも電波を受信できなくなります。思い当たる節がなくても、一度確認しておきましょう。
B-CASカードが抜けていたら正しい向きで挿し直す
B-CASカードの認識エラーが原因で映らなくなるケースは、少なくありません。カードの向きがずれていたり、ICチップ部分に汚れが付着していたりすると、読み取りエラーが起きてしまいます。
具体的な確認手順は、以下の通りです。
- テレビの電源を切る
- B-CASカードをゆっくり取り出す
- 金色のICチップ部分に汚れがないか確認する
- 汚れがある場合は柔らかい布で軽く拭く
- カードの向きを確認してカチッと音がするまで奥までしっかり挿し直す
- テレビの電源を入れて映るか確認する
挿し直しても改善しない場合は、まずB-CAS社の「今すぐ診断ナビ」でカードの状態を確認してみましょう。それでも解決しない場合は、カスタマーセンターへの相談をおすすめします。
テレビの電源を一度オフにして再起動してみる
テレビが映らなくなったとき、内部の一時的なシステムエラーが原因になっているケースがあります。リモコンで電源を切るだけでは内部に電気が残ったままになるため、コンセントから電源プラグを抜いて完全に放電させることが重要です。
具体的な手順は、以下の通りです。
- テレビ本体の電源ボタンで電源を切る
- コンセントから電源プラグを抜く
- そのまま2〜3分ほど待つ
- 電源プラグをコンセントに差し込む
- テレビの電源を入れて映るか確認する
再起動後も改善しない場合は、アンテナケーブルやB-CASカードなど別の原因を疑ってみましょう。
テレビが受信できない主な8つの原因
テレビが映らない原因は多岐にわたります。ケーブルの緩みのように自分で解消できるものもあれば、アンテナ本体の故障のように専門業者の対応が必要なものまでさまざまです。
主な原因は以下の8つが挙げられます。
- 電源コードの抜け落ち
- ブースターの電源が入っていない
- チャンネル設定の誤り・未設定
- 電波障害(無線・近隣工事・模様替え・天候)
- 放送局側の問題(放送休止)
- アンテナの故障・劣化・向きのずれ
- アンテナケーブルの劣化や断線
- テレビ本体の故障・寿命
それぞれ詳しく見ていきましょう。
電源コードの抜け落ち
電源コードの抜け落ちは、シンプルながら見落とされやすい原因のひとつです。テレビ本体に問題がなくても、コードがわずかに抜けているだけで電力の供給が途切れ、完全に映らなくなります。
電源コードの抜け落ちについては、以下の箇所をチェックしてみましょう。
電源コードの緩みや抜けが見つかった場合は、電源コードを一度完全に抜いてから奥までしっかり差し込み直し、テレビの電源を入れて映像が表示されれば問題ありません。
ブースターの電源が入っていない
全チャンネルが一律で映らなくなったとき、原因のひとつがブースター(アンテナが受信した弱い電波を増幅してテレビに届ける装置)の電源OFFです。停電や電源タップの一斉OFFのあと、テレビの電源は入っているのにブースターだけOFFのままになるケースが多くあります。
次のいずれかに当てはまる場合、ブースターが原因の可能性が高いです。
- 全チャンネルが一律で映らない
- 停電・落雷・引っ越し直後など電源周りに変化があった
- 画面に「アンテナの受信レベルが低い」と表示される
ブースター(アンテナが受信した弱い電波を増幅してテレビに届ける装置)本体の電源ランプが消えていれば、コンセントを一度抜いてしばらくしてから再接続してみましょう。もし改善しない場合の詳しい対処手順は、後述の「E202」にて詳しく解説しています。
チャンネル設定の誤り・未設定
チャンネル設定が現在地と合っていないと、テレビが映らない原因になる場合があります。日本の地デジ放送は、地域ごとに受信チャンネル番号が異なるためです。
チャンネル設定が原因として考えられる確認ポイントは、以下が挙げられます。
- 引っ越し後、一度もチャンネルスキャンをしていない
- 中古・譲り受けたテレビをそのまま使い始めた
- 特定のチャンネルだけずっと映らない
- 「初期スキャン」を一度もしていない
リモコンの「メニュー」または「設定」から「チャンネルスキャン」を選び、現在の都道府県を設定してスキャンを実行しましょう。スキャン完了後に全チャンネルが映れば、設定が原因です。詳しい手順は後述の「引っ越し後にテレビが映らなくなった場合」で詳しく解説しています。
電波障害(無線・近隣工事・模様替え・天候)
電波障害が、テレビが映らない原因になっている場合があります。地デジの電波は、大雨・台風・積雪などの悪天候や、近隣の建設工事・飛行機の通過などの外部環境の影響を受けるためです。自宅、自室のテレビやアンテナが正常でも、一時的に電波が届かなくなることがあります。
心当たりがある場合は、以下の方法で電波障害かどうかを判断しましょう。
複数の項目が当てはまる場合、電波障害が原因の可能性が高いです。電波障害は自然に回復することが多いため、天候が回復するまでしばらく様子を見ましょう。改善しない場合は、アンテナの向きのズレや破損が発生している可能性があります。その場合は専門業者への相談をおすすめします。
関連記事:台風でテレビの映りが悪くなった場合の対処方法をご紹介!
関連記事:雪が降るとテレビが映らない!2つの原因と5つの対策方法について解説
放送局側の問題(放送休止)
放送局側のシステム障害やメンテナンスが、テレビが映らない原因になっている場合があります。放送局のシステムに障害が起きると、受信側の設備が正常でもそのチャンネルだけ映らなくなることがあるためです。
まず以下の方法で、放送局側の問題かどうかを確認しましょう。
放送局側の障害であれば、通常は数時間〜半日以内に復旧します。別のチャンネルも映らない場合は、自宅の設備が原因の可能性を疑いましょう。
アンテナの故障・劣化・向きのずれ
アンテナの故障や向きのずれが、テレビが映らない原因になっている場合があります。屋外アンテナは台風や強風をきっかけに向きが変わったり、設置から年数が経つほど素材や接合部が劣化したりして突発的な故障が起きます。
以下のいずれかに当てはまる場合、アンテナ本体の点検が必要です。
屋根上の作業は転落リスクが高く、自分での対処は危険です。アンテナの点検・修理は専門業者に依頼しましょう。
アンテナケーブルの劣化や断線
テレビが受信できない時は、アンテナケーブルの劣化や断線が、テレビが映らない原因になっている場合があります。ケーブルの外側のビニール部分が正常に見えても、内部の芯線が断線していたり、コネクター部分が腐食して接触不良を起こしていたりすることがあるためです。特に設置から10年以上が経過したケーブルは、見えない箇所で劣化が進んでいます。
以下の症状が出ていれば、ケーブルの劣化・断線を疑いましょう。
一方で、差込口を奥まで押し込み直すだけで改善するケースも多く見られます。また、室内側の短いケーブルであれば、家電量販店で同規格のものを購入して自分で交換可能です。
壁内配線や屋外部分の交換は業者への依頼が安全です。詳しい確認手順は後述の「E201」で詳しく解説しています。
テレビ本体の故障・寿命
テレビが受信できない時は、アンテナや電波障害の他に、テレビ本体の故障や寿命が、映らない原因になっている場合があります。内閣府「消費動向調査」によると、カラーテレビ(薄型)の平均使用年数は約10年です。
参照元:内閣府 消費動向調査 令和7年3月実施 第5表
10年を超えると部品の劣化が進み、一箇所を修理しても別の箇所が故障するリスクが高まります。
以下のいずれかのサインが出ていれば、本体の寿命が近づいている可能性を疑いましょう。
修理か買い替えかの具体的な判断基準は、後述の「テレビの寿命サインと買い替えの判断基準」で詳しく解説します。
エラーコード別|テレビが受信できない原因と対処法(E201・E202・E203)
テレビが受信できない際は、テレビ画面にエラーコードが表示されることがあります。コードの種類は以下の通りで、原因と対処の優先順位が異なるため注意が必要です。
- E201(アンテナレベルが低下している状態)
- E202(電波が全く受信できていない状態)
- E203(チャンネルが放送休止している状態)
- その他のエラーコード一覧(E100・E101・E102・E204・E209など)
それぞれのエラーコードの意味と対処法について詳しく解説していきます。
E201(アンテナレベルが低下している状態)
E201は、電波を受信できているものの、アンテナレベルが低下している状態を示します。電波がゼロではないため、テレビの画面がブロックノイズ状に乱れたり、映ったり映らなかったりする症状が出ます。
アンテナレベルを正常に戻す手順は、以下の通りです。
- ブースターの電源ランプが点灯しているかを確認する
- 消えていればコンセントを抜いて10秒後に再接続する
- テレビのメニュー → 設定 → アンテナレベルで受信レベルの数値を確認する(目安の数値はメーカー・機種によって異なる)
数値が改善しない場合は、アンテナ本体の向きのずれや屋外ケーブルの劣化が原因の可能性があります。
関連記事:テレビのE201エラーの直し方は?原因と自分で今すぐ試せる対処法を解説!
E202(電波が全く受信できていない状態)
E202は、テレビに電波が全く届いていない状態を示すエラーコードです。E201より深刻な状態で、テレビの画面は完全に映らなくなります。E202になる主な原因はアンテナ本体の故障・ケーブルの断線・落雷によるブースターの破損・悪天候です。ブースターの電源プラグを抜いて10秒後に再接続し、電源ランプが点灯するかを確認しましょう。
試しても改善しない場合は、アンテナ本体の故障・屋外ケーブルの断線・ブースターの破損など、自分での対処が難しい原因が考えられます。アンテナは屋根上や高所に設置されているため、2m以上の高所作業は墜落の危険を伴うとされており、専門的な安全対策なしに作業するのは危険です。テレビアンテナの専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
参照元:厚生労働省 足場の設置が困難な屋根上作業での墜落防止対策のポイント
E203(チャンネルが放送休止している状態)
E203は、選択しているチャンネルが現在放送を休止していることを示します。放送局側の深夜メンテナンスや臨時休止が主な原因です。しかし、実際にはE203の表示でも放送局が正常に放送しているケースがほとんどです。その場合はE201・E202と同じくアンテナや配線側に問題があります。
放送局側の休止とアンテナ・配線の不具合のどちらが原因かは、以下の方法で判断可能です。
- 別のチャンネルに切り替えて映るかどうかを確認する
- 映る場合は放送局側の一時休止の可能性が高いため、時間をおいてから再度試す
- 別のチャンネルも映らない場合は放送局側の問題ではなく、配線・アンテナが原因のためE202の対処手順を試す
放送局側の休止であれば、数時間以内に自然回復します。時間をおいても改善しない場合は、E202の対処手順に戻って配線・アンテナの確認を進めましょう。
その他のエラーコード一覧(E100・E101・E102・E204・E209など)
上記以外のエラーコードが表示された場合の原因と対処法を以下にまとめました。
E102でカードの挿し直しをしても解消されない場合は、B-CAS株式会社のサポート窓口に問い合わせましょう。
症状別|テレビが受信できないときに自分でできる対処法
ここからは、エラーコード以外でテレビが映らない場合の症状別に自分でできる対処法を紹介します。症状によって確認すべき手順も異なるため、以下の症状から当てはまる項目を確認しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
画面が真っ暗で何も映らない場合
テレビの画面が真っ暗になったときは、まず入力設定や電源周りから順番に確認してみましょう。テレビの入力切替のずれや一時的なシステムエラーが原因でも、画面が完全に映らなくなることがあります。
そのため、修理を検討する前に以下の入力設定と電源の確認手順を試してみましょう。
- リモコンの「入力切替」ボタンを押し、正しい入力に切り替わっているかを確認する(「地上デジタル」や「TV」以外になっていると映らない)
- 電源プラグをコンセントから抜き、5分ほど待ってから再接続して再起動する
試しても改善しない場合は、バックライトや液晶パネルの故障が疑われます。テレビを購入したメーカーに修理を依頼するか、テレビの買い替えを検討しましょう。
音は出るが映像が映らない場合
音は出るが映像が映らない場合、テレビの再起動とケーブルの挿し直しで改善するケースが多いです。音が出ているときはテレビ本体への電源供給は正常なため、ケーブルの接触不良や一時的なシステムエラーが原因の可能性が高いと言えます。
以下の順番で、再起動とケーブルの挿し直しを試してみましょう。
- 電源プラグをコンセントから抜き、10秒以上待ってから再接続して再起動する
- B-CASカードを抜き、ICチップ部分を乾いた布で拭いてから挿し直す
- アンテナケーブルを含むケーブル類を一度抜いて、奥まで挿し直す
試しても改善しない場合は、バックライトや液晶パネルの故障が疑われます。テレビを購入したメーカーに修理を依頼するか、買い替えを検討しましょう。
一部のチャンネルだけ映らない場合
全チャンネルではなく特定のチャンネルだけ映らない場合は、ケーブルの接続確認やチャンネルスキャンのやり直しで解決できるケースが多いです。
以下の順番でエラーコードの確認からチャンネルスキャンまでを試してみましょう。
- テレビ画面にエラーコードが表示されていれば、内容を確認する(E201・E202・E203など)
- テレビの設定メニューからアンテナレベルを確認する
- アンテナケーブルを一度抜いて、奥まで押し込み直す
- B-CASカードを抜き、ICチップ部分を乾いた布でやさしく拭いてから挿し直す
- テレビの設定メニューからチャンネルスキャンを実行する(設定 → チャンネル設定 → スキャンの順が一般的)
試しても改善しない場合は、アンテナ本体の故障や向きのずれなど、ご自身での解決が難しい原因が考えられます。アンテナは屋根上や高所に設置されているため、向きの調整や交換作業には転落の危険が伴います。テレビアンテナの専門業者へ点検を依頼しましょう。
引っ越し後にテレビが映らなくなった場合
引っ越し後にテレビが映らない場合、地域設定とチャンネルスキャンができていないことが主な原因です。
戸建て・集合住宅どちらも共通のチャンネル設定の確認手順は、以下の通りです。
- リモコンの「メニュー」または「ホーム」ボタンを押す
- 「設定」を選択する
- 「チャンネル設定」を選択する
- 「地上デジタル自動設定」または「デジタル放送受信設定」などを選択する
- 「スキャン」または「再スキャン」を選択してチャンネル設定を開始する
メーカーによって細かな手順は異なるため、詳しくは取扱説明書を確認しましょう。
関連記事:引っ越し先でテレビが映らない?原因や対処法などを詳しく解説します
マンション・アパートでテレビが映らない場合
マンション・アパートでテレビが映らない場合、原因が自室にあるのか建物全体にあるのかによって、対処する方法が変わります。まず、隣人に確認するか、自宅に複数台テレビがあれば別の部屋でも映らないかを試してみましょう。
状況別の対処法は、以下の通りです。
改善しない場合は、テレビアンテナの専門業者に点検を依頼しましょう。
アンテナレベルが低い・高すぎる場合
テレビが映りにくいとき、アンテナレベルの数値を確認することで原因を絞り込めます。レベルが低すぎても高すぎても受信障害が起きるため、まず現在の数値を確認したうえで対処方法を選びましょう。
ソニー(BRAVIA)はバーの色で判定(緑=良好)、日立(Wooo)は機種によって異なるため取扱説明書を確認するのが確実です。なお、上記は各メーカーの公式サイトの情報を基に紹介しております。最新の情報は各メーカーサイトをご確認ください。
アンテナレベルはテレビのメニュー画面から数値で確認できる
アンテナレベルは、テレビの設定メニュー内にある「放送受信設定」や「アンテナ設定」などの項目から、受信レベルを表示する画面を開けます。
主なメーカーによる、アンテナレベル確認の操作手順を以下にまとめました。
※年式・機種によって表記が異なる場合があります。詳しくは取扱説明書を確認しましょう。
アンテナレベルが低い場合:ブースターで電波を増幅する
アンテナレベルが低い場合は、ブースター(アンテナ増幅器)の設置で改善できることがあります。
ブースターが有効なケースは、以下の通りです。
- 電波の弱い地域に住んでいる
- 複数台のテレビを設置している
- アンテナからテレビまでのケーブルが長い
すでにブースターが設置されている場合は、新たに購入する前に電源が入っているか・故障していないかを先に確認しましょう。
すべてのチャンネルが映らない・特定の時間帯だけ映らないなどの場合は、ブースター以外に原因がある可能性が高いです。設置前にアンテナケーブルの接続やB-CASカードの状態を確認しておくのがおすすめです。
関連記事:テレビブースター交換費用はいくら?交換時期の目安と業者依頼のポイント
アンテナレベルが高すぎる場合:アッテネーターで調整する
アンテナレベルが高すぎる場合は、アッテネーター(減衰器:強すぎる電波を意図的に弱める装置のこと)で電波を適切なレベルまで減衰させることで改善できます。電波塔の近くに住んでいる場合や、ブースターの出力が強すぎる場合に有効です。
テレビにアッテネーター機能が内蔵されている場合の確認手順は、以下の通りです。
- 設定メニューを開く
- 「アッテネーター」または「電波の減衰」の項目を探す
- オン/オフを切り替えて受信状態を確認する
なお、すべての機種にこの機能が搭載されているわけではないため、取扱説明書で確認しましょう。
自分で解決できない場合の相談・依頼先
テレビが映らない原因によっては、自分で対処しても改善しない場合があります。無理に作業を続けると症状が悪化する場合もあるため、必要に応じて専門機関に相談することが大切です。
相談先は原因によって異なり、選択肢は以下が挙げられます。
- アンテナ専門工事業者に修理・調整を依頼する
- テレビメーカーのサポートセンターに問い合わせる
- 携帯電波(700MHz帯)の干渉が疑われる場合は無料対策を利用する
それぞれの相談先や依頼すべきケースについて詳しく解説していきます。
アンテナ専門工事業者に修理・調整を依頼する
アンテナの故障・向きのずれ・ケーブルの断線など、屋外の設備に原因がある場合は自分での対処が難しいため、専門業者への依頼が必要です。
アンテナ専門工事業者へ修理・調整を依頼する場合の費用の目安は、以下の通りです。
※上記金額はあくまで目安です。
見積もり・出張・キャンセル無料の業者が多いため、複数社に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。
テレビメーカーのサポートセンターに問い合わせる
アンテナ設備に問題がなく、他の機器では正常に受信できる場合は、テレビ本体の故障が疑われます。その場合は、購入したテレビメーカーのサポートセンターに相談してみるのがおすすめです。
メーカー保証期間内であれば無償修理になる場合があるため、まず購入時の保証書で保証期間内かどうかを確認してから、各メーカーのサポートページより修理を申し込みましょう。
携帯電波(700MHz帯)の干渉が疑われる場合は無料対策を利用する
自宅周辺に携帯電話の基地局があり、かつアンテナにブースターを設置している場合、700MHz帯の電波がテレビの受信に影響している可能性があります。携帯電話事業者による700MHz帯の基地局開設に伴い、一部地域ではテレビの受信障害が現在も発生しており、自分での対処が難しいケースも少なくありません。
その場合、携帯電話事業者が設立した「一般社団法人700MHz利用推進協会」が無料で訪問調査・対策工事を行っています。心当たりがある場合は、まず公式サイトまたはコールセンターに相談してみましょう。
参照元:一般社団法人700MHz利用推進協会
テレビの寿命サインと買い替えの判断基準
テレビが映らない原因が故障や経年劣化による場合は、修理ではなく買い替えを検討したほうがよいケースもあります。テレビを長く快適に使うためにも、寿命のサインや買い替えの判断基準について確認しておきましょう。
- テレビの寿命は使用年数10年が目安
- 修理費が新品価格の50%を超えたら買い替えを検討
それぞれ詳しく解説します。
テレビの寿命は使用年数10年が目安
テレビの寿命の目安は、使用年数10年です。内閣府「消費動向調査」によると、カラーテレビの平均使用年数は約10年で、買い替え理由の約3分の2が「故障」となっています。
参照元:内閣府 消費動向調査 令和7年3月実施 第5表
また、テレビの修理用部品は、業界の自主基準により製造終了から8年間の保有が定められています。8年を過ぎると部品がなく修理を断られるケースも増えるため、購入から8年以上が経過している場合はまずメーカーに修理の可否を確認しましょう。
関連記事:テレビアンテナの寿命はどのくらい?交換時期の目安もご紹介!
修理費が新品価格の50%を超えたら買い替えを検討
テレビの修理費用が高額になる場合は、今後の故障リスクも踏まえて買い替えを検討するのをおすすめします。
修理費用が高額になりやすいケースは、以下の通りです。
- 液晶パネルなど高額な部品の交換が必要な場合
- 使用年数が10年を超えており、別の箇所も劣化している場合
メーカーの保証期間内であれば無償修理になる場合があるため、まず購入時の保証書で保証期間内かどうかを確認しましょう。
また、古いテレビの処分に際して不用品回収業者への依頼を検討されている方は、こちらもご参照ください。
不用品回収も検討したい場合はこちら:不用品回収事業者を料金で比較
テレビが受信できないことに関するよくある質問
この章では、テレビが受信できないときに抱きやすい疑問をまとめました。
- 急にテレビが映らなくなったときに最初にすることは何ですか?
- 落雷・停電後にE202が表示されて受信できなくなった場合はどうすればいいですか?
- NHKや特定のチャンネルだけ受信できないのはなんでですか?
- エラーコード「0020」が表示されたときの対処法はありますか?
それぞれ解説します。
急にテレビが映らなくなったときに最初にすることは何ですか?
まず、テレビの電源を一度切り、コンセントからプラグを抜いて2〜3分待ってから再起動しましょう(待ち時間の目安はメーカーにより異なります)。
多くの不具合は、この再起動だけで解消されるケースが多いです。改善しない場合は、電源コードとアンテナケーブルが正しく接続されているかを確認しましょう。
落雷・停電後にE202が表示されて受信できなくなった場合はどうすればいいですか?
落雷や停電のあとにE202が表示された場合、雷サージ電流(落雷の際に電線や通信線を通じて瞬間的に流れる過大な電流のこと)によるブースターの誤作動や故障が原因として考えられます。ブースターを設置している場合は、電源を一度切って入れ直しましょう。
それでも改善しない場合は、ブースター本体が損傷している可能性があるため、専門業者への点検依頼をおすすめします。
関連記事:テレビアンテナに雷は落ちるの?被害事例と落雷対策を解説
NHKや特定のチャンネルだけ受信できないのはなんでですか?
放送局ごとに電波塔の方向や周波数が異なるため、受信設備に不具合があると特定のチャンネルだけ映らなくなることがあります。まずチャンネル設定の再スキャンを行い、改善しない場合はアンテナケーブルの緩みや抜けを確認しましょう。
BS・CS放送だけ映らない場合は、B-CASカードの抜き差しを試し、改善しない場合はB-CAS社サポートへ問い合わせるのが確実です。
エラーコード「0020」が表示されたときの対処法はありますか?
「0020」は主にパナソニック製テレビやレコーダーで表示されるエラーコードで、E202と同様に電波を受信できていない状態を示します。
アンテナケーブルの挿し直しとテレビの再起動を試し、改善しない場合は専門業者へ依頼しましょう。
テレビが受信できないときは焦らず確認し、解決しない場合は専門業者に相談しよう
テレビが映らないときは、慌てずにアンテナケーブルの接続やエラーコードを確認しましょう。多くの場合、再起動やケーブルの挿し直しなどの簡単な対処で解決できます。
一方で、次のような場合は自己対処が難しいため、テレビアンテナの専門業者へ依頼しましょう。
- 原因が特定できない
- ケーブルの接続や再起動を試しても改善しない
- アンテナの破損や向きのずれが疑われる
自分で一から業者を探すのは時間がかかるうえ、悪質業者に依頼してしまうリスクもあります。「EPARKくらしのレスキュー」なら、見積もり・出張・キャンセル無料で24時間年中無休に対応した業者をお探しいただけます。まずは気軽に無料見積もりから試してみましょう。
おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR