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毛虫の駆除は万全の対策を取ることが大切!駆除時の装備・方法から予防法まで解説

公開日:2023.10.17 更新日:2024.4.22
毛虫の駆除は万全の対策を取ることが大切!駆除時の装備・方法から予防法まで解説

毛虫には毒があり、風に乗って毒針が飛んでくることもあります。そのためどのような方法で駆除するのか、もし刺されたらどうするのかをあらかじめ確認しておくことが大切です。

今回は毛虫の駆除方法から応急処置、駆除時の服装、毛虫の生態まで解説します。

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1.毛虫駆除の前に毛虫の種類を見極めよう

その毛虫に毒があるかどうかをまず確認することが大切

葉を食べている毛虫の写真

庭木に毛虫が発生した時、慌てて殺虫剤を振りまくのは危険です。毛虫は直接触らなければ安全というわけではありません。

毛虫の中にも毒がある種類とない種類があり、風に乗って毒針が飛んでくる場合もあります。
まずは駆除の前に発生しているのはどの毛虫なのかをチェックしましょう。もし毒がある種類だった場合は被害の規模等を考慮し業者に任せることも検討してください。

代表的な毒のある毛虫は以下の通りで、ほとんどが春と秋に発生するので見極めが重要です。

・チャドクガ
体長は3センチほどで、ツバキ科の植物やサザンカを好みます。他の毛虫と異なる植物を好むので、比較的分かりやすい種類です。

・ドクガ
体長は4センチほどで、サクラ・ウメ・ツツジ・柿を好みます。見分けるのがかなり難しいので、迷った場合は事業者に任せて駆除してもらうのがおすすめです。

・イラガ
体長は2.5センチほどで、サクラ・ウメ・カエデ・柿を好みます。鮮やかな緑色で、特徴的な見た目をしているため分かりやすいでしょう。

・マツカレハ
体長は7センチほどで、松についているため分かりやすいです。新芽を食べてしまうので、早めの駆除に努めましょう。

2.毛虫の駆除をする時は服装と準備を万全に

もし刺されてしまった場合のことも考えておく

皮膚科で処方される薬の写真

いざ毛虫を駆除する際には、万全な装備が必要となります。しかし、いくら対策をしていても刺されてしまうこともあります。
思いがけず刺されてしまった時に慌てないよう、事前に対処法を知っておきましょう。また、一度刺されたことがある方はアナフィラキシーショックを起こす可能性があるので、自分での駆除はおすすめしません。

■毛虫を駆除する時の服装
肌の露出を減らすため、長袖長ズボンを必ず着用してください。顔を守るためにゴーグルやマスク、帽子を着用するとより毒針毛を防ぐことができます。
さらに、軍手や普通の靴だと細かい毛が貫通してくる恐れがあるため、ゴム手袋や長靴を着用するのがおすすめです。

また、強風の日は毒針毛が飛んでくる確率が高くなるため避けてください。

■もし毛虫に刺されてしまったら
まずセロハンテープやガムテープなどを使用し、毒針毛を取り除きます。
次にしっかりと患部を水で洗い流してください。その際には流水を使うのがポイントです。
最後に、抗ヒスタミンが配合されているステロイド軟膏などを塗ってください。それでもかゆみや痛みが治まらない場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。

■チャドクガに刺された場合
チャドクガの毒針毛は風に乗って飛散するため被害が広がりやすいので特に注意が必要です。飛んできた毒針毛が皮膚につくと激しいかゆみを伴う炎症を引き起こします。

ただし、チャドクガの毒は50度以上で無毒化することができます。やけどをしないよう、十分に注意して患部に蒸しタオルなどを当ててください。

また、着ていた服にも毒針毛が付いている可能性が高いです。後日その服を着た時に再度被害に遭ったり、一緒に洗った洗濯物に毒針毛が付いて他の人に被害が出たりすると大変です。
脱いだらすぐに50度以上のお湯で洗い、無毒化しておくとよいでしょう。

3.毛虫の駆除におすすめの方法は?

それぞれの特徴を知り目的に合った方法を選ぶ

毛虫の駆除に使う散布器の写真

毛虫を駆除するには、植物とセットでの対策が必要になります。つまりゴキブリやハエのように虫だけ駆除すればよいわけでなく、植物への影響も考えなければなりません。
毛虫を駆除するだけのつもりだったのに木まで枯れてしまう可能性もあります。被害の状況や規模に応じて、最も適した方法を選びましょう。

・熱湯を使用する
発生した毛虫の数が少ない場合は、50度以上のお湯を使用し無毒化するのが手軽です。バケツなどにお湯を張り、トングなどを使用して毛虫をその中に入れましょう。

葉の裏に産み付けられた卵を見つけた場合は、葉ごと切り落としてお湯につけてください。卵にも毒針毛があるので油断をして素手で触らないよう注意してください。

植物に直接お湯をかけてしまうとダメージが大きいため、枯れてしまう可能性があるので避けましょう。

熱湯の代わりに水と家庭用洗剤を混ぜたものでも同じように駆除が可能です。

・酢や木酢液を使用する
毛虫はお酢の匂いが嫌いです。そのため、酢や木酢液の原液と水を1対3の割合で混ぜ、霧吹きをすることでも駆除できます。
この方法は毛虫以外の虫にも効果があり、殺虫剤を使わずに済むため人体への影響が少ないのが特徴です。また、コストを抑えることもできます。

・殺虫剤を使用する
ドラッグストアやホームセンターで手に入りやすい殺虫剤は、スプレータイプのものが多いです。
ゴキブリ用などのスプレーを使うと毒針毛が舞い上がる可能性があるので、毛虫専用の固着剤を利用するのがよいでしょう。

4.毛虫の駆除を繰り返さないために効果的な予防法

剪定を怠らないのがポイント

木の剪定を行っている写真

大変な思いをして駆除したのに、また同じことの繰り返しになると大変です。毛虫を一掃した後は、しっかり予防するようにしましょう。

・殺虫剤を使用する
毛虫に直接スプレーするタイプ以外にも、土に撒くなど植物に対して使うタイプの殺虫剤があります。毛虫をつきにくくする効果があり、果樹に使えるものもあるので、用途に合わせて選びましょう。

・木酢液を使用する
毛虫の駆除にも使用できる木酢液やお酢で、予防することもできます。人体や植物にも影響がほとんどなく、スプレーするだけなので安全で手軽です。

しかし殺虫剤に比べると効果が弱いので、毛虫が発生する前に散布しておくことをおすすめします。

一度きりではなく、特に雨が降った後などはしっかり吹きかけるようにしてください。

・こまめに剪定する
毛虫は湿気の多い環境を好みます。剪定を怠っていると風通しが悪くなり、日光が中まで届かずジメジメしてしまうので、こまめに枝を切ってあげましょう。
植物にとっても葉に日光が行き渡り、毛虫や卵の早期発見にもつながります。

また、それぞれの枝が見えやすくなると、ハチや鳥が毛虫を食べてくれる確率が上がり、いいことずくめです。

5.危ない毛虫の駆除はプロに任せるのが安心安全

被害が広がる前に相談するのが一番

庭木に薬剤を散布している写真

ここまで自分で毛虫を駆除・予防する方法を見てきました。
しかしゴキブリ等の害虫に比べ、作業を行う際に刺される可能性があり、最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。
そのため無理に駆除しようとせず、早めに事業者に任せるのが安心です。まずは見積もりをしてもらいましょう。

では気になる相場について解説します。

■料金は発生個所によって異なる
駆除料金は毛虫の発生している木の大きさと本数でほとんど決まります。毛虫の被害が広範囲になるほど、薬剤散布の範囲も増えるのでその分費用は高くなります。

■駆除方法は主に消毒と剪定の2種類
毛虫の駆除は消毒と剪定のどちらか、または両方によって行われます。
消毒についてはサクラなどの中くらいの木は1本約4,000円ウメなどの低い木は1本約2,000円が相場です。

しかし、剪定はその倍ほど料金がかかります。
被害が広がっている範囲によっては費用が大きく異なる場合があるため、まずは見積もりをしてもらいましょう。

■毛虫が少ないうちに事業者に相談しよう
シーズンを迎え、大量に毛虫が発生しているとその分料金もかさみます。
孵化する前に事業者に依頼することで、一般の方では見つけにくい卵の駆除まですることも可能です。
また、放っておくと知らないうちに刺されたり、庭で遊んでいたお子さんに被害が及んだりする危険性があります。

自分で駆除することが難しい時は、専門事業者に相談することをおすすめします。

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