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カメムシにスプレーが効かない理由と対策!業者に依頼した場合の費用の相場も

公開日:2025.10.16
カメムシにスプレーが効かない理由と対策!業者に依頼した場合の費用の相場も

カメムシにスプレーをかけてもなかなか効果が感じられないという経験はありませんか?
カメムシにスプレーが効かない原因には、硬い外殻による防御や独特の防御反応、さらにはスプレーの成分や使い方の違いが関係していることがあります。

本記事では、カメムシにスプレーが効かない理由を詳しく解説するとともに、家庭でできる対策やより確実な駆除方法を紹介します。さらに、駆除が難しい場合に害虫駆除業者へ依頼した際の費用相場についても解説します。
カメムシの習性やスプレーの特性を正しく理解し、失敗しない駆除につなげましょう。

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1.カメムシにスプレーが効かない原因とは?

カメムシの硬い外殻と防御反応が駆除を阻む

カメムシが大量発生しているイラスト

カメムシに殺虫スプレーをしたのに全然効かない…という経験はありませんか?
カメムシにスプレーが効きにくい理由はいくつかあります。

まず、大きな要因として挙げられるのが、カメムシの体を覆う硬い外殻です。外殻は殺虫スプレーの成分が体内に浸透するのを妨げるため、まるで天然のバリアのように働きます。そのため、一般的な殺虫スプレーでは十分な効果を発揮できないことが多くあります。

さらに、カメムシには独特の防御メカニズムがあります。危険を感じると強烈な悪臭を放ちながら素早く動き回るため、スプレーが効く前に逃げられてしまうことも少なくありません。

また、スプレーの刺激によってカメムシが安全な場所へ移動してしまうケースもあります。その結果、「殺虫スプレーをかけたのに見失った」という状況が起こりやすくなるのです。

なお、悪臭自体が薬剤の効果を弱めるわけではありませんが、逃避行動が駆除の妨げになります。
そのため、カメムシ対策には速効性の高い専用スプレーを使うことが効果的です。

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2.カメムシにスプレーが効かないその他の要因

成分の種類・希釈・使い方などが間違っているケースも

スプレーで駆除されるカメムシのイラスト

「殺虫スプレーを使ったのにカメムシに効かない」という場合、製品の選び方や使用方法に問題がある可能性があります。

市販の殺虫スプレーには、ピレスロイド系成分(フェノトリンやイミプロトリンなど)が多く含まれています。これらは蚊やハエには高い効果を発揮しますが、カメムシには効きにくい成分です。
一方、カメムシに効果的とされるのは「フェンプロパトリン」や「モンフルオロトリン」などの成分です。

製品を選ぶ際は、パッケージに「カメムシ対応」と明記されているものを選びましょう。汎用タイプよりも、カメムシ専用スプレーの方が効果が高い傾向があります。

また、どんなに優れたスプレーでも、使い方を誤ると十分な効果は得られません。

▼よくある失敗例
・スプレーの噴射距離が遠すぎる(理想は15cm以内)
・カメムシの背中ではなく腹部を狙ってしまう
・噴射時間が短く、致死量に達していない
・風のある場所で使用して薬剤が拡散してしまう

効果的に駆除するためには、使用前に製品の説明書をよく読み、適切な噴射角度・距離・時間を意識することが重要です。
カメムシを驚かせないよう、静かに近づいて落ち着いて噴射しましょう。

3.殺虫スプレー以外で試せるカメムシ駆除法

ペットボトル捕獲器やミント鉢を使った簡単駆除

ハッカ油の写真

殺虫スプレーを使ってもカメムシに効かない場合は、身近な材料でできる対策を試してみましょう。家庭にあるものを使えば、環境にも優しく、安全に駆除・予防ができます。

まずは、ペットボトルを使った簡単な捕獲器の作り方です。カメムシは危険を感じると下に落ちる習性があるため、その特徴を利用します。
空のペットボトルを3分の1ほどの高さでカットし、上部を逆さにして漏斗状に差し込みます。中に石けん水を入れておくと、落ちたカメムシの気孔が石けん成分で塞がれ、自然に駆除できる仕組みです。

次に、カメムシが嫌う香りを利用した方法です。カメムシはミントやハッカの香りを苦手とするため、ハッカ油スプレーを使うと寄せつけにくくなります。
ハッカ油10〜15滴、無水エタノール10ミリリットル、水道水90ミリリットルを混ぜてスプレーボトルに入れ、洗濯物や網戸などに吹きかけましょう。
スプレーボトルはガラス製、またはポリプロピレン製など、ハッカ油に対応した素材を選ぶのがおすすめです。

さらに、お酢スプレーも簡単に作れます。水300ミリリットルにお酢30ミリリットルを加え、霧吹きボトルに入れるだけです。2〜3日に1回を目安に噴射し、直射日光を避けて涼しい場所で保管してください。
より強い忌避効果を得たい場合は、輪切りにした唐辛子を2〜3本分入れると効果が高まります。ただし、野菜や食材に直接かかると辛味が残ることがあるため注意しましょう。

これらの方法は化学薬品を使わない自然な対策として、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して取り入れられます。
■合わせて読みたい
カメムシスプレーの手作り方法と使い方 ハッカ油やトウガラシでできる安全対策

4.自宅でできるカメムシ対策と駆除法

スプレー以外の方法も併用して効率的に対処を

薬剤散布作業の写真

カメムシ対策で最も効果的なのは、発生させない環境づくりです。根本的な解決のためには、スプレーだけに頼らず、予防によるカメムシの発生抑制が重要です。

カメムシは、草木が生い茂った場所や雑草が多い環境を好みます。自宅に庭や菜園がある場合は、定期的に除草を行いましょう。雑草を取り除くことで、カメムシが卵を産みつける場所を減らし、個体数の増加を防げます。
ただし、刈り取った草をそのまま放置すると、枯れ草にカメムシが集まることがあります。除草後は必ず袋に入れて処分してください。

また、家屋への侵入を防ぐことも欠かせません。理想は侵入経路を完全に塞ぐことですが、水抜き穴や通風口、換気口などは生活上必要な設備のため、完全に閉じるのは難しいものです。

そこで有効なのが、侵入しやすい箇所や壁面に、あらかじめ殺虫スプレーを散布しておく方法です。ただし、どんなスプレーでも良いわけではありません。カメムシは一般的な殺虫剤が効きにくい害虫のため、カメムシ専用の殺虫スプレーを選ぶことが大切です。

さらに、複数の方法を組み合わせると予防効果が高まります。定期的な除草に加えて、カメムシ専用スプレーの散布やハッカ油スプレーなどの忌避剤を併用することで、より効果的にカメムシを寄せつけない環境を整えることができます。

5.カメムシにスプレーが効かない場合は害虫駆除業者への依頼も検討

費用相場は1回あたり1万5000円〜2万円程度

カメムシ駆除業者のイラスト

スプレーなどの対策を試してもカメムシに効かない、または発生数が多すぎて手に負えない場合は、害虫駆除の専門業者に依頼するのも一つの方法です。

「業者に頼むと高額になりそう」と不安に感じる方も多いですが、適正価格でサービスを受けるコツを知っておけば無駄な出費を防げます。

まず重要なのは、複数の業者から見積もりを取ることです。最低でも2〜3社に相談すれば、料金の相場だけでなく、サービス内容やスタッフの対応も比較できます。1社だけの見積もりでは価格の妥当性を判断しづらいため、必ず比較を行いましょう。
見積もり無料の業者を選べば費用をかけずに検討でき、相場は1回あたり15,000〜20,000円程度が目安です。複数見積もりを取ることで、価格交渉に応じてもらえる場合もあります。

次に確認すべきは、アフターフォローや保証制度の有無です。初回の駆除費用が安くても、再発すれば結果的に高くつくことがあります。
「3か月以内の再発なら無料で再駆除」などの明確な保証がある業者を選ぶことで、長期的なコストを抑えられます。

契約前には、「保証期間」「再訪時の追加費用」「保証の適用条件」などを必ず確認しましょう。
料金の安さだけで判断せず、総合的なコストと信頼性を比較することが、失敗しない業者選びのポイントです。

6.まとめ

カメムシにスプレーが効かないときは、原因を見極めて適切に対処しよう

殺虫剤で駆除されるカメムシのイラスト

カメムシに市販の殺虫スプレーを使っても思うように効果が出ない場合は、外殻の強さや成分の違い、使い方などに原因があることが多いです。
まずはカメムシ専用の殺虫スプレーを使用し、噴射距離や角度を正しく守ることが基本です。

それでも効果が感じられないときは、ハッカ油やお酢を使った自然な忌避スプレー、ペットボトル捕獲器など、家庭でできる方法を組み合わせましょう。さらに、定期的な除草や侵入経路の確認など、発生を防ぐ環境づくりも欠かせません。

自力での対策が難しいほど発生数が多い場合は、害虫駆除の専門業者に相談するのが確実です。複数社で見積もりを比較し、保証や再駆除制度のある業者を選ぶことで、長期的なコストを抑えながら安心して依頼できます。

カメムシ対策は、「即効性」と「継続的な予防」を組み合わせることがポイントです。状況に合わせた最適な方法を選び、快適な生活環境を守りましょう。

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